ルルの大冒険

ブラックキャッスル

コンビネーション

ブルーリッジ戦が開戦した。

（さて、相手はベストナインの1人であり、報酬金6億越えの化け物
シャーベル＝レイラと
その弟子であり、5大武器の銀狼使いの
エドワード＝リズ。

いきなりだが、リミットを使って戦うしかなさそうだな。）

「行くぞ！リミット！！」

ブルーリッジはリミット状態になった。

「こ、これは確かジャックのやつも使ってた…」

「リミットは警官と護衛官の人たちが
使うことのできる技ね。

人はどうしても全力で戦ってる
つもりでも8割程度の実力しか
戦闘において発揮されないの。

リミットはそれを10割まで引き出す
技ね。」


「まあ、俺とレイラが相手なんだ。
それぐらいしてもらわなきゃ
燃えてこないってもんだぜ！！」

「くるよ！リズ！！」

「おう！！」

「超・金縛！」
ブルーリッジはチェーンを2人に向けて
放った。

「こんなもの避けられるに決まってるぜ！」

「ギュイーン…」
リズがチェーンを避けた後
チェーンはリズに向けて曲がった。

「な、なに！？」

「キーン…」

「そんなバカな…   たしかに避けたはず…
どうしてだ！？」

（なるほどね…）
「リズ！
このチェーンにはエネルギーが込められている。
自分のエネルギーを弾に込めて
チェーンに向けて打てばチェーンは
外れるはずだよ。」

「ほう…
さすがベストナイン…
もう理解したか。」

リズは銀狼をチェーンに向けた。

するとブルーリッジはチェーンにさらに
電気を仕掛けた。

「そう簡単に壊させるか！！
金雷放流！！」

「ぐあぁぁ！！」
リズは体が痺れた。

「この電気とチェーンの拘束は
ベストナインの黄金丸ですらしばらく
体が痺れて動けなかった！！
やつには外されたが
お前ごときが解けるはずがない！！」

「へっ！
あのヘンテコ剣士に出来て
俺にできないだと！？
笑わせるな！！
俺にもできるはずだー！！」

リズはチェーンに向けて銃を構えた。

「豪炎旋風弾！！！」
「バァーーーン！！」

「な、なに！？」

（こいつ…   あの男と全く同じ方法で…）

リズの拘束は解かれた。

「行くぜ！レイラ！！」

「うん！」

レイラは黒蟻を構えた。
「秘弾・蟻地獄！！」

銃弾を放つと地面は一気に砂へと変わり
ブルーリッジの足元はみるみる
沈んだ。

「くそっ…
足が…」

「リズ！！」

「くらえ！！」

「ボゴウ…
フゥ…」

「豪炎旋風弾！！！」

「ドカァァーン！！！」

「やった！！コンビネーション
バッチリ！！」

「なるほどな。蟻地獄で足元を
崩している間、隙の出来やすい豪炎旋風弾をため
そのまま一気に放つ。
たしかに黒蟻は相当強力な武器だ。」

「ぐっ…
くそっ…    俺としかことが…
しかし、並大抵では貴様らとは
やりあえんようだな。」

「バカな…   豪炎旋風弾を喰らって
立ち上がれるのか！？」

するとブルーリッジの様子が一変した。

（これは…）

「さすがベストナインの称号を持つ
者とその弟子だ！
ここまでダメージを食らわされるとはな、、

褒美に俺の120%を見せてやろう！！」

「120%だと！？」

するとレイラは言葉の意味に気づいた。

（ま、まさか…）

「リズ！一旦そいつから離れなきゃ！」

「フフ…
さあ！！見るがいい！！
リミッター解放！！！」

「バキッ！！バキッ！！」
凄まじいオーラにより周りの木が
折れ強風が吹いた。


「リミッター解放だと！？」

「うん。あれは警官や護衛官の中でも選ばれたものしか使うことのできない
技、、
リミットと違いあの技は100%の
限界を超えて120%の力で戦う
強力な技なんだよ。」

「な、なんてやつだ…」

リズとレイラはブルーリッジの
リミッター解放により追い詰められることとなる。