ルルの大冒険

ブラックキャッスル

闇の能力者

「行くぞ！見せてやる。
このジャック様の本気を！！」

（リズのあの銃、、どこかで
見たような…）
ルルはリズの銃に見覚えがあった。

「カチッ」
リズは銃を構えた。

「列空斬！！」
ジャックがリズに襲い掛かる…！

（またあの技…）

（すげー…
この銃を握った途端こいつの動きが
はっきりわかる…
これなら当てられる。）

「ドゴウーン！」
強烈な銃声が鳴った。

（！？なんだ？あの銃の威力は…）

リズの攻撃はジャックに命中した。
だが、、

「むにゅっ…」

「な、なんだと！？」
ジャックの体がゴムのように伸び縮みし
曲がったあと銃弾を跳ね返した。

「ふっ…
ふっふっふっ…
どうやら俺の能力を見て驚いているようだな…」
ジャックが薄ら笑いを浮かべながら言った。

「能力だと！？」

「弾いたとはいえ俺に能力を使わせるとはな…
ここまでのやつは久しぶりだ！
褒美に改めて自己紹介してやろう！」

「ゴクリッ…」

「俺はジャック！
ブラックキャッスル、
カルテットガーディアンの
1人だ！！
超能力者であり、
選ばれし闇のエネルギーの持ち主だ！」

「闇のエネルギーだと！？
毒とかと同じ系統か…」

「毒だと？
あんなエネルギーと一緒にするな！
毒のエネルギーは闇のエネルギーの
下位互換だ！！
そして、闇のエネルギーは100人に1人
の割合しかいない。
まさに選ばれし能力なのだ！！」

（カルテットか…
ということはあんな化け物が
あと3人もいる…）
ルルはジャックの強さを感知していた。
（でも、リズのあの銃…
今までの銃とは格が違う…
方法はわからないけど、
敵にダメージを与えられれば
勝機はありそう…
でもあの銃…
どこで見たんだっけ…）

「闇のエネルギーを受けてみよ！！」

「ダークエリアスラッシュ！《暗黒空斬》」

ジャックの凄まじいエネルギーの技が
リズに襲い掛かる…！

（この銃…  こんなこともできるのか…）
リズは銃弾を地面に放った。

「ドゴーン…」
コンクリートが割れ煙と共にリズが視界
から消えた。
するとジャックの背後にリズの面影が…

「見えてるぜ！！下手くそがぁぁ！！」
ジャックはその面影に気づいた。
「ダークエリアスラッシュ！！」
「空中でかわすのは至難のわざ！
そして、その技を喰らえば貴様は
終わりだ！！
あっけなく死ぬがいい！！」

「リズーーー！！」

「バコオォーン！」
コンクリートの壁が粉々に砕けるほどの
威力だった。

「リズは！？」

「ふふふ…
はっはっはっ！！
まず！一匹！！」
そこにはリズの体が地面に倒れていた。

「そ、そんな！リズが…
負けるなんて…」

「さあ！残すはあと2人！
俺様が潰してやるぜ！！」

ルル、アルウィン
絶体絶命の危機である。