ルルの大冒険

睦月初日

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ブラックキャッスル

見えない敵

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「黄金丸を返してもらうぞ。」

「返す?ふっ…
世間知らずだな。
黄金丸という男は指揮官という
最も位の高い方を殺した罪があるのだ!
返すもなにもこのブラックキャッスルで終身刑、
あるいは死刑すら有り得る。
それを返せだと?
このブラックキャッスルを舐めるなよ」

「ふっ…
はっはっはっはっ!」
リズが笑いだした。

「なんだ?
なにがおかしい?」

「おかしいな。完全にかませ犬の
台詞だぜ。
それにな、舐めるなよ?
それはこっちのセリフだ。
ブラックキャッスル?
上等だ!!
この俺があいてになってやるぜ!!」

「ほう…
この俺を相手に一人か。
いいだろう。その覚悟だけは
誉めてやる。
俺はジャック。
貴様の名は?」

「リズだ。覚えておけ。
これから必ず有名になる男の名だ!」

「それはないな。
なぜなら貴様はここで俺にぶっ倒される
からだ。」

「ふっ…     試してみればわかるぜ!」

そして、ジャックとリズの戦いと
なった。
ルルとアルウィンは少し離れて
戦況を見ることに。

すると突然ジャックがリズの前から
姿を消した。

「な、なに!?
どこへいったんだ?」

「ふっふっふっ…
果たしてどっちがかませ犬かな?」

「ふぅ~」
不思議な風が吹いた。

「な、なんだ?」

すると次の瞬間、、

「くらえ!」

ジャックの右手がリズに当たった。

「ちっ…」
リズは一歩後ろに後退した。
(ど、どういうことだ?
全く見えなかった…
やつはどこから現れたんだ?)

「さあ、次はよけられるかな?」

すると再びジャックはリズの前から
姿を消した。

「ま、また…」

「ブゥーン…」

「うらあ!」
再びジャックの右手がリズに当たる。

「ぐっ…」
(この技速くて見えない。
だが、ダメージが浅い。
致命傷にはならない。
ならば奴が攻撃する瞬間に
タイミングを合わせて攻撃する。
かけてみる価値はあるはずだ。)

「ブゥーン…」
ジャックはまた姿を消す。

「まだまだ行くぞ!」

リズは目をつぶった。
(感じるんだ。奴の動きを。
目に頼るな。感知してそこに
今の俺のすべてをぶつける…、、)

ジャックがリズの前に…
「奥義!」

「んな!? 奥義!?
まずい!!リズ!よけて!!」
ルルが声をあげた。

「いや…    ダメだ…   間に合わない…」

「奥義・列空斬!」
ジャックの技で空間が歪んだ。

「!? あいつ…
空間を歪ませた!?」

「リズーー!」

「死にやがれ!!」

その瞬間リズの銃が銀色に光出した。
そしてリズはジャックめがけて砲弾した。

「な、なんだ!? なにをした?」

「さあな。だが、これだけはわかる。
今のこの銃は今までの銃とは明らかに
違う…」

「ふっ…
だが所詮は俺の敵でない!
行くぞ!次でテメーとの勝負にケリを
つけてやるぜ!!」

「来い…」





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