ルルの大冒険

シルバーシティ

いつか

ブラックキャッスルに向かうことにしたルル一行。
するとローガンが下を向いて
考えていた。


ルルたちが支度を整え始める。
ブライアンもルルたちに傷薬などを
渡してブラックキャッスルに
向かう準備が着々と進んでいた。


すると、
しばらく下を向いていたローガンが
ブライアンに話しかけた。
「あ、あの！ブライアンさん。」
「ん？どうかしたのか？」
「僕を弟子にしてください！！」
ローガンの言葉にルルたちは驚いた。
そしてブライアンはローガンに、
「その言葉がどういうことを意味してるかわかるか？」
「はい…
私はあなたの依頼を受けずに
ここに残りあなたと共に修行をするということです。」
ルルたちもそのことに察しがついていた。
「ローガン…
いいのかよ？」
「リズ、アルウィン、ルル、
この3人の戦いをここまで見てきて
実感した…
俺はこのままお前たちと旅をしていると
実力がどんどん開き追いつけなくなってしまう。
俺は男だ。負けるのは嫌いだからな！」
「ローガンくん…」


するとローガンが涙を見せながら…
「だから…

だから…
お前たちとはここでお別れだ…」


ルルは涙をこらえながら、
「いつか…
いつか必ずまた会おうよ。
約束してくれる？」

ローガンは笑いながら
「ああ。約束だ。必ずお前たちに負けないぐらい強くなって戻ってくる！」



するとリズは、
「誓いを破れば、俺がお前の体に
この弾丸を打ち込むからな…」
リズも泣いていた。
リズは自分のローガンへの思いの
強さに自分でも驚いていた。

アルウィンがブライアンに
「任せてください。
私たち3人で必ずブラックキャッスルから黄金丸を連れて帰ります！
そして、ローガンをよろしくお願いします。」
人のために滅多に頭を下げないアルウィンがブライアンに頭を下げた。
その様子を見ていたブライアンは
「そこまでいうならいいだろう。
俺のこの右拳に誓って、
この男を強き戦士に育ててやる！
だが、ローガンよ、
俺の修行は並ではないぞ！？
覚悟はできてるだろうな！？」

ローガンは涙を振り払い、
「はい！！」
と力づく返事をした。


そしてルルたちはローガンと
別れ3人でブラックキャッスルを
目指し始める。