ルルの大冒険

睦月初日

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シルバーシティ

仮面の下

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ルルたちは月光姫と交戦中…
「銃撃・疾風弾!」
「遅い!そんなのが当たるか!」
月光姫は悠々とかわした。
(バカな…
疾風弾で遅いだと!?
じゃあ、何をぶつければいいんだ…)
「速さとはこういうことだ!
光速斬撃!!」
「ぐっ…     体が…」
ローガンが拳を構える。
「なら、力で勝負だ!極大・正・拳!」
「力には力で対抗してやろう。
光天大打剣!」
「ぐぁぁぁ!」
ローガンが吹っ飛ばされる。
「目には目を歯には歯を…
光には光だ!!」
アルウィンが雷光剣を頭の上で構えた。
さらにアルウィンの剣はものすごい輝きを放っている。
「雷光龍波動斬!!」
だが、
「なら、望み通りに光で対抗してやる。
光天一閃!!」
(やはり、エネルギーの量、技の速さ
力量、全てにおいてあの仮面の方が
上だ…。
しかもどの技も師匠、ルフィアにそっくりだ…。
どうしてだ…。)
アルウィンは考えていた。
「アクアフィールド!」
「アクアフィールド!?」
「ほう…」
(この女たしかナギのとこの…)
アクアフィールドはルルが使う水の魔法の威力、スピード、範囲を底上げしてくれる魔法なのである。
ただし膨大なエネルギーを消耗する為
ルルはナギの修行で身につけた際、
ピンチの時以外使わないように言いつけられていた。
(ナギさん、今最高にピンチです。
使うのをお許しください。)
「いざ!勝負!! 深海水濠波!!」
「いいだろう!反璧光天!!」
「ピシッ」
(なに!?
バカな…
反璧光天でさえ返しきれないのか…)
「ボゴゴ…      ザバーン!!」
「ぐぁぁぁぁ!!」
月光姫は壁に体を強く打ちつけられた。
「よっしゃ!さすがルル!!」
「へっ!」
「やってくれたか。」
すると月光姫の仮面にひびが入った。
「見事だ。私にダメージを与えた者は
久しぶりだ。
褒美にここからは本気で手合わせしてやろう。」
「な、なに!?
バカな…    今までは手を抜いていたというのか!?」リズが驚き、
(この女、一体何者なんだ…。)
アルウィンさえもその強さに驚きを
隠せずにいた。
すると、
「カラン…カラン…」
月光姫は刀を地面に落とした。
「え!?刀を…?どうして?」
「この刀はブライアンからの借り物だ。
これが私の真剣…。」
「な!なに!?」
「そ、そんな…
そんなはずは…」
月光姫は仮面を外した。
そこにいたのはアルウィンの師であり、
ベスト9の1人、そして剣術において
右に出るものはいないと言われたほどの
剣豪、アリーナ=ルフィアだった。
「し、師匠…    な、なぜ…」
「久しぶりね、アルウィン。
答えは後で教えてあげるわ。
私がなぜあなたたちの前に現れたのか。
まず、私に本気でかかってくることね!」
(む、無理だ…
光天真剣を手にした師匠相手じゃ
いくらルルでも勝ち目なんて…)
「やるしかなさそうだね…」
はたしてルルたちはルフィア相手に
どう戦うのだろうか…
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