ルルの大冒険

シルバーシティ

黄金丸

時は今から数日前にさかのぼる。


ーシルバーシティ・焦獄の谷ー
今、強大な力と強大な力がぶつかろうとしていた。
「カタッ」
「ふっ…
どうやら総監自らがお出ましのようだな。」
「ようやく見つけたぞ。
黄金丸。いや…   マヨイ丸だったか！？」
「ブルーリッジ総監が直接出向いてくれるとは嬉しいな。
だが、何度も言うが貴様らおまわりが
探しているのは俺じゃないぞ。」
「ふっ…   そんな戯言を誰が信じると思う？」
「信じてくれないと戦うことになっちまうんだがな…」
「このブルーリッジに勝てると思っているのか？
それに、俺だけじゃない…
大幹部5人全員も貴様の逮捕任務に
加わる。
降参するしかないぞ！？」
「あいにくだが、やる前から決めつけるのは嫌いでね、、
それに、今回は前回お前が見た時とは
違って本気が出せそうだからな。」
「剣闘杯の時か？
たしか半丁刀だったな。
名前も偽名を使って出場した。
何を企んでるか知らんが、
貴様がその気になれば全員殺せたはずだ。
指揮官殺しの貴様ならな…」
「あんたはどうしても俺を指揮官殺しの
犯人にしたいんだな。
ま、今回は剣闘杯って祭りでもない。
それに俺の魂が詰まった「黒刀」も
あることだしそう簡単にやられるわけにはいかないな。」
「黒刀か、それが貴様の本来の武器。
だが、それはもはや攻略済みだ。
使うだけ無駄になるぞ！？」
「無駄になるかはやってみればわかる。」
「ふっ…
後悔するなよ。
お前ら、総監として命令する！
この男を殺すつもりでいけ！！」
「大幹部5人に総監ブルーリッジが相手か、
相手にとって不足なし！！」
黄金丸は自分の武器「黒刀」を構えた。
「行くぞ！」
「ふっ…   来い！！」