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ブラウンシティ
シャーベル=レイラ
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《登場人物》
リズ→ 狙撃手。ルルの相棒。元ダイヤモンド団総長。行方不明になった弟を探している。
ブレイン→組織ドールの頭。
ハートの忠実な部下。幸運石を目的として動いている。
レイラ→リズの元師匠。
150年前の初代ベスト9。
銃の腕前が異次元。
《本編》
「威勢がいいのは結構だが吠えてるだけにしか聞こえないぞ…」
「うるせぇ!いくぞ!」
リズは銃を変えた。
リズが手にしたのは一撃型のバズーカのような威力の出る銃。
「一撃型銃弾!」
「フッwこれは貴様がイエローシティの
戦いで使った技、、しかも銃弾の
威力、速さともに並以下。
ふざけてるのか!?」
「俺の技を知ってるのか!?」
「私のハンマーで触れたものは
脳内から過去の戦いを読み取ることができるのだ…。」
(チッますます不利になっちまったぜ。
だが逆境を乗り越えてこそ
真の力を得られるんだ!
そうだよなぁ…レイラ、、)
8年前…レッドシティ
「ガン!」
「帰れ!テメーのような下手くそな仕事しかできない男に用はねぇ!」
「くそ!またクビになっちまった…
ルル…このままじゃ俺はお前に会わす顔がないぜ、、」
リズは当時ルルと別れてから一年ほどで驚くべき成長を遂げた。
だが強くなりすぎたリズは犯罪組織に
無理矢理入団させられることになってしまった。
しかし、リズは当時討伐を得意としていたため金を盗み出すことや
無罪の人間を殺すことなどできはしなかった。
リズはこれで五つ目の犯罪組織と関わったことになった。
(俺は…)
「ザァー、、」
「雨か…」
「あれ?お兄さん風邪ひいちゃうよ?」
1人の少女が話しかけてきた。
「ほっといてくれ、雨に濡れたい気分なんだ…。」
「何か訳ありのようだね…。
とりあえず見過ごせないからうちにきなよ。」
「ガチャ。」
「ここは…」
「安心して。怪しいもんじゃないから。」
「ああ。」
「まず名前を名乗らなきゃね。
私はシャーベル=レイラ。
ここの店の店長。
あなたは!?」
「リズだ。狙撃手をしていて得意なものは討伐。最高報酬金は100万だ。」
「フルネームは?」
「え?」
「私はフルネームを名乗ったんだから
あなたもフルネームで名乗るのが筋って
もんじゃない?」
「エドワード=リズだ…」
「声小さ!まあいいや!
じゃリズね!私はレイラでいいから!」
レイラは店の外へと出ようとした。
「おい!どこへ行くんだ。」
「外に出な。狙撃手の腕を試してやる。」
「随分上からだな。どう見ても俺の方が
年上に見えるが…」
「レディに歳の話をするなと言われたことはないのかい!?
まあいいや。どっちにしても私からしてみればあなたなんて若造だよ。
私は訳あって200歳だ。」
「ゲェ!ババアじゃねえか!」
「ドン!」
「殺すぞ!貴様!ババアだと!?」
「わ、わるかった!撃たないでくれ!」
「す、すまない。つい、、
なにせババアと言われると
銃弾をぶちかましてしまう性格なんだ。
悪く思わないでくれ。」
「しかし驚いたな…レイラも狙撃手か?」
「ああ。私はこの銃が相棒でね。
あんたも狙撃手だとわかったから外で
手合わせしようと思ってね。」
「なるほど。そう言うことか。」
2人は外に出た。
「的当て対決だ。自分の心臓の位置にある的に早く当てた方の勝ちだ。
心配するな。
水鉄砲だから撃たれても問題ない。
狙撃手としての腕を見るだけだからな」
「よし!始めようぜ!」
「慌てるな。イリヤがゴングを鳴らしてくれる。その合図でだ。」
「用意はいい?行くよ?」
「カァーン」
「ビシャー!」
「ジョロジョロ…」
「な!?この水鉄砲壊れてるぞ!」
「ビシャー」
「文句を言うな!」
「ま、マジかよ…」
「ビシャー」
レイラの水は的にあたった。
「しまった…」
「私の勝ちだな。
ああ、言い忘れたが、この勝負で私に
勝つまで飯はないぞ。」
「な、なに!?」
「グゥ~」
「リズよ。
1つお前に教えておこう。
人は逆境を乗り越えてこそ真の力を得られるんだ。」
「逆境って言ったって始めから水鉄砲が
壊れてるのに勝てる訳ないだろ!」
「グゥ~」
「くっ、腹が…」
「食べたかったら私の的に当てることだ。」
そこからリズはレイラに勝負を挑み続けた。
しかしレイラの銃の腕前は凄まじく
なかなか的に当てることが出来ずにいた。
「く、くそ。腹さえへっていなければ…」
「どうした?もう終わりか!?」
「ま、まだだ!もういっぺんだ!」
「いいだろう。」
そして勝負を挑み始めて20回目の勝負。
「ビシャー!」
「や、やったー!ついに当てたぞ…」
「バタッ」
「フッw空腹で倒れたか。」
「イリヤ。リズを部屋に連れて行ってくれ。それとごちそうを食べさせてやってくれ。」
「ふふwはい!」
リズはベットから起きると目の前に
ご馳走が並んでいた。
「め、めしだ!」
「おめでとうございます。
どうぞ。召し上がりください。」
「いっただっきまーす!!」
山のようにあったご馳走はあっという間になくなった。
リズは満腹になった。
「なぁ?イリヤさん。」
「イリヤでいいですよw」
「あのレイラって何者なんだ!?
銃の腕前がとても普通のばあさんでは
ないぜ。」
「レイラ様は今から150年前の初代
ベスト9の1人です。」
「な、なに!?ベスト9!?」
「はい。」
「そうか。どおりで強い訳だぜ。
でもそれならここで修行すれば俺も
実力者になれるってことか。」
「はいw逆境を乗り越えてこそ真の力を手に入れられる!にございますw」
「ああ!俄然やる気が湧いてきたぜ!」
現在…
(見ててくれ!レイラ!今俺は逆境を越えてみせる!」
リズ→ 狙撃手。ルルの相棒。元ダイヤモンド団総長。行方不明になった弟を探している。
ブレイン→組織ドールの頭。
ハートの忠実な部下。幸運石を目的として動いている。
レイラ→リズの元師匠。
150年前の初代ベスト9。
銃の腕前が異次元。
《本編》
「威勢がいいのは結構だが吠えてるだけにしか聞こえないぞ…」
「うるせぇ!いくぞ!」
リズは銃を変えた。
リズが手にしたのは一撃型のバズーカのような威力の出る銃。
「一撃型銃弾!」
「フッwこれは貴様がイエローシティの
戦いで使った技、、しかも銃弾の
威力、速さともに並以下。
ふざけてるのか!?」
「俺の技を知ってるのか!?」
「私のハンマーで触れたものは
脳内から過去の戦いを読み取ることができるのだ…。」
(チッますます不利になっちまったぜ。
だが逆境を乗り越えてこそ
真の力を得られるんだ!
そうだよなぁ…レイラ、、)
8年前…レッドシティ
「ガン!」
「帰れ!テメーのような下手くそな仕事しかできない男に用はねぇ!」
「くそ!またクビになっちまった…
ルル…このままじゃ俺はお前に会わす顔がないぜ、、」
リズは当時ルルと別れてから一年ほどで驚くべき成長を遂げた。
だが強くなりすぎたリズは犯罪組織に
無理矢理入団させられることになってしまった。
しかし、リズは当時討伐を得意としていたため金を盗み出すことや
無罪の人間を殺すことなどできはしなかった。
リズはこれで五つ目の犯罪組織と関わったことになった。
(俺は…)
「ザァー、、」
「雨か…」
「あれ?お兄さん風邪ひいちゃうよ?」
1人の少女が話しかけてきた。
「ほっといてくれ、雨に濡れたい気分なんだ…。」
「何か訳ありのようだね…。
とりあえず見過ごせないからうちにきなよ。」
「ガチャ。」
「ここは…」
「安心して。怪しいもんじゃないから。」
「ああ。」
「まず名前を名乗らなきゃね。
私はシャーベル=レイラ。
ここの店の店長。
あなたは!?」
「リズだ。狙撃手をしていて得意なものは討伐。最高報酬金は100万だ。」
「フルネームは?」
「え?」
「私はフルネームを名乗ったんだから
あなたもフルネームで名乗るのが筋って
もんじゃない?」
「エドワード=リズだ…」
「声小さ!まあいいや!
じゃリズね!私はレイラでいいから!」
レイラは店の外へと出ようとした。
「おい!どこへ行くんだ。」
「外に出な。狙撃手の腕を試してやる。」
「随分上からだな。どう見ても俺の方が
年上に見えるが…」
「レディに歳の話をするなと言われたことはないのかい!?
まあいいや。どっちにしても私からしてみればあなたなんて若造だよ。
私は訳あって200歳だ。」
「ゲェ!ババアじゃねえか!」
「ドン!」
「殺すぞ!貴様!ババアだと!?」
「わ、わるかった!撃たないでくれ!」
「す、すまない。つい、、
なにせババアと言われると
銃弾をぶちかましてしまう性格なんだ。
悪く思わないでくれ。」
「しかし驚いたな…レイラも狙撃手か?」
「ああ。私はこの銃が相棒でね。
あんたも狙撃手だとわかったから外で
手合わせしようと思ってね。」
「なるほど。そう言うことか。」
2人は外に出た。
「的当て対決だ。自分の心臓の位置にある的に早く当てた方の勝ちだ。
心配するな。
水鉄砲だから撃たれても問題ない。
狙撃手としての腕を見るだけだからな」
「よし!始めようぜ!」
「慌てるな。イリヤがゴングを鳴らしてくれる。その合図でだ。」
「用意はいい?行くよ?」
「カァーン」
「ビシャー!」
「ジョロジョロ…」
「な!?この水鉄砲壊れてるぞ!」
「ビシャー」
「文句を言うな!」
「ま、マジかよ…」
「ビシャー」
レイラの水は的にあたった。
「しまった…」
「私の勝ちだな。
ああ、言い忘れたが、この勝負で私に
勝つまで飯はないぞ。」
「な、なに!?」
「グゥ~」
「リズよ。
1つお前に教えておこう。
人は逆境を乗り越えてこそ真の力を得られるんだ。」
「逆境って言ったって始めから水鉄砲が
壊れてるのに勝てる訳ないだろ!」
「グゥ~」
「くっ、腹が…」
「食べたかったら私の的に当てることだ。」
そこからリズはレイラに勝負を挑み続けた。
しかしレイラの銃の腕前は凄まじく
なかなか的に当てることが出来ずにいた。
「く、くそ。腹さえへっていなければ…」
「どうした?もう終わりか!?」
「ま、まだだ!もういっぺんだ!」
「いいだろう。」
そして勝負を挑み始めて20回目の勝負。
「ビシャー!」
「や、やったー!ついに当てたぞ…」
「バタッ」
「フッw空腹で倒れたか。」
「イリヤ。リズを部屋に連れて行ってくれ。それとごちそうを食べさせてやってくれ。」
「ふふwはい!」
リズはベットから起きると目の前に
ご馳走が並んでいた。
「め、めしだ!」
「おめでとうございます。
どうぞ。召し上がりください。」
「いっただっきまーす!!」
山のようにあったご馳走はあっという間になくなった。
リズは満腹になった。
「なぁ?イリヤさん。」
「イリヤでいいですよw」
「あのレイラって何者なんだ!?
銃の腕前がとても普通のばあさんでは
ないぜ。」
「レイラ様は今から150年前の初代
ベスト9の1人です。」
「な、なに!?ベスト9!?」
「はい。」
「そうか。どおりで強い訳だぜ。
でもそれならここで修行すれば俺も
実力者になれるってことか。」
「はいw逆境を乗り越えてこそ真の力を手に入れられる!にございますw」
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