ルルの大冒険

ブラウンシティ

ブルーリッジとエンジェル

《登場人物》
ブルーリッジ→警察官。前夜祭第七競技でルルとチームになった男。足の速さが自慢。

レッグス→組織ドールの足。
本名は不明。ハートの部下。
サミーに付いている赤い幸運石が目的である。

エンジェル→ルルと第七競技でチームになった女の子。ブルーリッジの助太刀のためにかけつけた。暗いところでも目が見える。

《本編》
「ブルーリッジちゃん！指示した通りに動いて！」

「おう！頼むぜ！」
レッグスが再び攻撃。

「ストレートレッグ」

「右に避けて！」

「かわした！？
そうかどうやらその女の
能力らしいな。」

しかしブルーリッジはかわせてはいるが
すでに体にダメージを受けているため
長期戦は厳しい状況であることは
エンジェルもわかっていた。

（ブルーリッジちゃん！聞こえる？）
エンジェルは黒霧の中でブルーリッジに
触れて体内に直接話しかけた。

（そのまま聞いて。見たところブルーリッジちゃんは体中ボロボロでとても長期戦は戦えそうにない。エンジェルちゃんも
回復術は習得できて無くて回復も無理
となると相手の隙を作り出して
短期決戦で行くしかない。
今度はかわすだけじゃなくかわしながら攻撃をする、、いい？チャンスは一回
ブルーリッジちゃんたのんだよ！）


ブルーリッジは黒霧の中で小さくそしてゆっくりとうなづいた。
「いい知らせだ。ストレートレッグではらちがあかないからな別の技を使ってやろう。それでトドメだ。」　

（来るよ！ブルーリッジちゃん！）

「くらえ！天宙脚！」
（今度は上から…！？）

「一歩引いて！」
ドゴン！！と地面が割れる音がした。

「今よ！ブルーリッジちゃん！」
ブルーリッジは自分が持つ力を全て込めた。

「奥義ラストチェーン！」

「バカな！？チェーンは壊れたはず…」

「チェーンは一本じゃないのさ！」

ブルーリッジの放った鎖はレッグスの足だけでなく体全体を覆った。

そして…
「レッグス。貴様を誘拐容疑同伴者として逮捕する。」

「カチッ、」
「やったね！ブルーリッジちゃん！
かった！かった！私たち2人で！
組織の1人をやっつけた！」

「ああ。助かったぜ…。エンジェルが
きてくれなかったら俺は多分あの男に
負けていたからな。」

「それにしてもブルーリッジちゃんが
警察官だとは思はなかったw」

「む！こう見えてもちゃんと警察官なんだぞ！笑うな！」

「ごめんwでも警察官ってかっこいいからね～」

「そうだ！エンジェルも警察官にならないか？」

「エンジェルちゃんが警察官に～！？」

「ああ！暗いところでも目が見える能力
持ってるしさっきの相手に気づかれずに
心に話しかける能力もある！
エンジェルなら合格できるはずだ！」

「正しくはw暗いところでもよく目が見えるのは能力じゃなくて生まれつきなんだけどねw」

「どっちでもいいぜ！なあ！？頼む！
警察官になって俺と組んでくれ！」

「ん～まあ、でもすることないし
面白そうだからついていこうかなw」

「本当か！？やったぜ！決まりだ！」

こうして後日エンジェルは正式に
ブラウンシティの警察官となり
ブルーリッジの相棒となった。

「これからよろしくなエンジェル！」

「任せてよ！ブルーリッジちゃん！」

2人は心のこもった握手をかわした。