ルルの大冒険

ブラウンシティ

ラーメンと麻婆豆腐

《登場人物》
ルル→魔法使い。幼少期に無くした母の形見のダイヤモンドを探して旅している

リズ→狙撃手。ルルの相棒。元ダイヤモンド団総長。行方不明になった弟を探している。

アルウィン→剣士兼魔法使い。ルルたちに仲間入りした頼れる女戦士。クール。

《本編》
「なお、前夜祭のルールとして能力の使用は厳禁と致しまーす！！」
「よーい！ドン！」

「ザバーンッ。」
「さぁ！全員一斉にスタートした！
前夜祭第一種目水泳25メートル競走。

あ、私申し遅れました。
前夜祭の全競技の実況を務めさせていただきます、ピリリと申します。
どうぞよろしくw」

「現在半分を越えた！トップは第4コースのナギ！速い！後ろをぶっちぎっている！

おっとー！そんななか、1人ナギについて行くものが現れた！第27コースルル！

情報はありませんがナギと差は僅か！
いい勝負だ！間もなくゴールだ！
さあどうかー！？

ゴール！！さぁ！一着は！？
…


ナギーーー！
さすがは次期ベスト9候補の1人であります！

しかし2着のルルも素晴らしい速さでした！

「悔しい！！あと少しだったのに！」

「仕方ないぜ。ありがとよ。ルル。
次の競技は俺も出るからさ。」

ラーメンがナギに支給された。
「ではナギ選手にラーメンの感想を聞きましょう！」

ナギは涙を流しながら…
「美味すぎる…それしか感想が思いつかない…でもとにかく美味すぎる…」　

「美味すぎると言うことです！！
さあそれでは第二競技に参りましょう！
次の競技はジャンケン大会です！
第二競技の商品は麻婆豆腐です！」

「ずいぶんと実況が贅沢だな…」
「アルウィン知ってるの？」

「なんだ？ルルは知らないのか？
実況はピリリと言ってベスト9の1人に数えられている。」

「ベスト9って？」
「ベスト9とはホワイトシティも含めた
この7大都市の中で限られた人数しかいない報酬金が億を越えている人間の
ことをまとめてベスト9とよんでいる。」

「じゃあ、あの人も億越えってことね。」

「そうみえないけどな…たしか1億4000万だった気がするが…」

《ピリリベスト9》
最高報酬金1億4000万P

「そっか。でもラーメンが…」
「まあラーメンを食べ損なったのは悔しいがまだ第一競技が終わっただけだ。
前夜祭は全部で7競技だ
まだいくらでもチャンスはある！」

「そうだよね！よーし！麻婆豆腐も
大好物だし次のジャンケン大会は絶対
勝つ！」

「今回は俺も出るぜ！」
「3人全員参加だね！」

「さあ！出場者は全部で128人です！
トーナメント方式で戦っていただきます！」

トーナメントが進み…
一回戦が全て終了。
半分の64人となった。

「全員残ったね！」
「よーし！決勝まで残るぜ！」

トーナメントはテンポよく進み
現在残り16人。
「まだ3人とも残ってる！」
「ここまで来たら優勝だ。」
準決勝残り4人

「負けた…」
「アルウィンと私が負けて残りはリズだけね。頑張って！リズ！」

「おう！絶対優勝するぜ！」

決勝…
「さあ！いよいよ決勝戦！
決勝はリズ選手vsホムラ選手！
それでは参りましょう！」
「行くぞ！ジャンケンポン！」

リズ→パー
ホムラ→グー

「勝者リズ選手！」
「優勝だー！！麻婆豆腐いただきだぜ！！」

「やったー！リズ！」
「それでは麻婆豆腐の感想はいかがですか？」

「ギャー！！
辛いー！！
辛すぎる！でも美味いぜ！！」

「美味しいと言うことで！
さあ第3競技に移りまーす！」

「残すチャンスはあと5競技。
絶対食べてやる…」

「私だって負けない！」
「第3競技はー！？
パン食い競走！！
参加者全員で商品ゲットを目指していただきます。
レースでぶら下がっているメロンパンが
そのまま商品となります！」

「絶対！とる！」
さあ第3競技です。