ルルの大冒険

イエローシティ

4人vs１匹

《登場人物紹介》

ルル→本編主人公。魔法使い。幼少期に
無くした母の形見のダイヤモンドを探している。

リズ→ルルの相棒。元ダイヤモンド団総長。狙撃手。行方不明になった弟を探している。

アルウィン→剣士兼魔法使い？雷光剣という剣を使う。ルルたちが仲間にしたがっている。美人。

義平→ヘンゼルと体を融合させ、さらなる力を手に入れた。
名刀を狙ってこの大会に参加した。

《ここまでのあらすじ》

魔物化した義平にルルたちは
3人で作戦をたてて実行した。
ルルの渾身の一撃「大海水豪波」は
義平に向けて放つもヘンゼルが命を
賭けて身代わりとなった。
義平はヘンゼルの体と自分の体を融合させさらなるパワーアップをしルルたちに殺意を向けた。

《本編》
義平は怒りで我を忘れた状態で攻撃を
し始めた。

「まずい！無差別に攻撃を始めてる！」

「このままじゃイエンティの外に
攻撃が漏れる！そうすれば大惨事になるぞ！」

「どうやら防御魔法を使った方が
いいみたいね。」

ルルは自分の防御魔法で会場を覆った。
「これは…」　

「マジックウォール。言わば防御するための壁みたいなものね！」

「ほう…器用だな。」

「さあリズ！アルウィン！突っ込んで！」

アルウィンが素早く飛び出した。
「雷鳴剣…」

「さっきより雷の威力が強くなりやがった…」
「くっ…」

義平の体に目ではっきりわかるレベルの電撃が当たった。　

「雷鳴剣は雷光剣と違い雷だけのエネルギーを剣にこめた技。
たしかに雷光剣ほどの速さはないが
威力は見ればわからとおりだ。」

「まあ今の状況なら威力重視が正解だな。」

「続けて攻撃するんだ！たたみかけるぞ！」

「ようし！一撃型銃弾！」

「マジックウォールをはってるから
少しだけど…
秘技・大洪水！」

3人の攻撃は義平へと全て命中。
義平の硬い体に傷を与えかなりのダメージ。

「こしゃくな！これでどうだ！」

義平は自らの巨大な手でリズに向かって
攻撃…

「リズ！危ない！」

…したかに見えた、、
「違う！ルル！俺じゃない！」

巨大な手はリズに見せかけルルへと
攻撃が向けられた。
防御魔法を解いていたルル。
絶対絶命…

「死ねー！」

「ルル！」

その時！
「キーン…」

刀の音がした。
「なに！？」

「大事な恩人をこんなところで死なせる
わけには行かないな！」

「マヨイ丸くん！」

「ヘンテコ…」

「はぁはぁ…ちときついが俺も戦わせてくれ！」

「でも…」

「さっきの礼だ…
これで貸し借りはなしだからな…」

「しかし、貴様の刀は運試しだろ？
役に立つのか？」

「アルウィン…言ってくれるな…
だが刀の力を使わなくても俺は
戦える…いや…戦うんだ…。」

「よーし！4人力合わせてあの魔物を
やっつける！みんな力を貸してね！」

「間違いなく義平の奴は限界が
近づいてる！もう少し踏ん張るんだ！」

「限界だと！？笑わせるなw最後に
勝つのはこの俺様だ！」

「いくぞ！！」