27 / 28
番外編3:だから、カミュが好き!(カミュ×ループ)
しおりを挟む
——本編後
セゾニア「どうしよう、これじゃ海を渡れないわ」
ユリア「まさかあんなに村人から警戒されるなんてね」
シピオン「これじゃ手詰まりだな。どうする、ループ?」
ループ「うーんそうだなぁ……」チラチラ
カミュ「どうした、どうした!皆、そんな暗い顔をするな!警戒されているなら信頼を勝ち取るまでだろう!口で理想を語るより、行動で示す!これしかない!」
セゾニア「そう簡単に言うけどね、カミュ?」
ユリア「そうよ、皆。貴方みたいに脳筋じゃないんだから」
シピオン「ひとまず、村人に話を聞くところから始めるか。情報収集が先だ」
セゾニア「シピオンの言うとおりね。ループ、それでいい?」
ループ「……」ぼうっ
セゾニア「ループ?」
ループ「っあ、え!?あぁ、い、いいよ!」
セゾニア「そう?何か考えがある時は言ってね?」
ループ「うん、分かった」こく
ユリア「じゃあ、とりあえず手分けして村人から情報を集めましょう」
シピオン「そうだな。日が暮れたら酒場の前に集合だ。じゃ、またあとで」
ループ「……」ぼーっ
カミュ(なんだ、ループのヤツ。いつもこのタイミングはソワソワする上に……)チラ
ループ(にこにこーーー!)
カミュ(顔!!!顔が、最高に可愛いんだが!!!!なんでだ!理由が、理由が知りたい!何がお前をそんなに最高に可愛くさせるんだ!?)
ループ「……」スタスタ
カミュはループの後をこっそり付けてみたよ!その間もループはずっとにこにこしてる!
ループ「やっぱ、かっこいいな」ぼそ
カミュ(なにがだ!?なにが格好良いって!?誰の事を言ってるんだ!まさか別の男の事じゃないだろうな!?)
ループ「【口で理想を語るより、行動で示す!】やっぱカミュは名言が多いよなぁ」ぼそ
カミュ「っっ!!!(……って俺かよ!!!)」
ループ「【口で理想を語るより、行動で示す!】……いいなぁっ!【口で理想を語るより、行動で示す!】」ぼそぼそ
カミュ(格好良いのは俺で安心したものの……何回も言われると普通に恥ずかしいんだが!?)
ループ「あ、あれも格好良いんだよな。シシューポス平原を敗走した時の」
カミュ(おいおい。そりゃ、まだ大分先の話じゃねぇか。俺、なんつったっけ)
ループ「【負けた後だからこそ、俺達はより前を向かねばなるまい!】……かっこいいっ!」
ループは噛み締めるようにカミュの名台詞(ループ選)を呟きまくったよ!
ループ「【負けた後だからこそ、俺達はより前を向かねばなるまい!】……これ、もう一回聞くの楽しみだなぁ」にこにこ
カミュ「……」
ループはけっこうエグめの敗走エピソードを、最早カミュの名言発表会みたいに思ってるみたい!
さすがゲームも合わせると200周目プレイヤーだね!
ループ「カミュは……やっぱり一番格好良いなぁ」にこにこ
カミュ「……っふーーーー」
カミュは天を仰いだ!
ループ「あれ、今って何しなきゃいけなかったっけ……あれ?」
ループはカミュの名言を脳内リピートするのに夢中ですっかりイベントをド忘れしちゃったみたい!
そんなループに、大きな影が近づいたよ!
カミュ「よお、ループ!情報収集は順調か?」
ループ「っカミュ!(あ、そうだった。村人に話を聞かなきゃだったな)」
カミュ「なぁ、良かったら俺と一緒に情報収集しないか?」
ループ「うん、いいよ!」にこ
カミュ「よし、なら村の奥の森から一緒に回ってみないか!」
ループ「森?いいけど……(村人なんか居るかな?)」
カミュ「ループ、俺は口で理想を語るより行動で示す派だ」スルリ
ループ「っ!」
カミュの声が囁くように低くなったよ!
だいたいこういう時のカミュは——!
カミュ「お前への愛を、行動で示させてくれ」
ループ「っっあ、あ……うん」てれ
カミュ「さぁ、行こうか(どうせ、ここで情報を集めてくんのはシピオンだし。別に良いだろ)」
二人はぴったり隙間なくくっ付くと、森の中に消えていき——。
シピオン「~~っ!!!カミュのやつ……!」かっ!
シピオンは見た!
二人は夕暮れ時まで、森から姿を現しませんでしたとさ!
シピオン「……カミュ、頼むから口で理想を語るより、行動で示してくれよ」
カミュ「んーー?何の事だ?(次の台詞も練習しとかないとな)」
ループ選によるカミュの名言は100を超えるらしい!
セゾニア「どうしよう、これじゃ海を渡れないわ」
ユリア「まさかあんなに村人から警戒されるなんてね」
シピオン「これじゃ手詰まりだな。どうする、ループ?」
ループ「うーんそうだなぁ……」チラチラ
カミュ「どうした、どうした!皆、そんな暗い顔をするな!警戒されているなら信頼を勝ち取るまでだろう!口で理想を語るより、行動で示す!これしかない!」
セゾニア「そう簡単に言うけどね、カミュ?」
ユリア「そうよ、皆。貴方みたいに脳筋じゃないんだから」
シピオン「ひとまず、村人に話を聞くところから始めるか。情報収集が先だ」
セゾニア「シピオンの言うとおりね。ループ、それでいい?」
ループ「……」ぼうっ
セゾニア「ループ?」
ループ「っあ、え!?あぁ、い、いいよ!」
セゾニア「そう?何か考えがある時は言ってね?」
ループ「うん、分かった」こく
ユリア「じゃあ、とりあえず手分けして村人から情報を集めましょう」
シピオン「そうだな。日が暮れたら酒場の前に集合だ。じゃ、またあとで」
ループ「……」ぼーっ
カミュ(なんだ、ループのヤツ。いつもこのタイミングはソワソワする上に……)チラ
ループ(にこにこーーー!)
カミュ(顔!!!顔が、最高に可愛いんだが!!!!なんでだ!理由が、理由が知りたい!何がお前をそんなに最高に可愛くさせるんだ!?)
ループ「……」スタスタ
カミュはループの後をこっそり付けてみたよ!その間もループはずっとにこにこしてる!
ループ「やっぱ、かっこいいな」ぼそ
カミュ(なにがだ!?なにが格好良いって!?誰の事を言ってるんだ!まさか別の男の事じゃないだろうな!?)
ループ「【口で理想を語るより、行動で示す!】やっぱカミュは名言が多いよなぁ」ぼそ
カミュ「っっ!!!(……って俺かよ!!!)」
ループ「【口で理想を語るより、行動で示す!】……いいなぁっ!【口で理想を語るより、行動で示す!】」ぼそぼそ
カミュ(格好良いのは俺で安心したものの……何回も言われると普通に恥ずかしいんだが!?)
ループ「あ、あれも格好良いんだよな。シシューポス平原を敗走した時の」
カミュ(おいおい。そりゃ、まだ大分先の話じゃねぇか。俺、なんつったっけ)
ループ「【負けた後だからこそ、俺達はより前を向かねばなるまい!】……かっこいいっ!」
ループは噛み締めるようにカミュの名台詞(ループ選)を呟きまくったよ!
ループ「【負けた後だからこそ、俺達はより前を向かねばなるまい!】……これ、もう一回聞くの楽しみだなぁ」にこにこ
カミュ「……」
ループはけっこうエグめの敗走エピソードを、最早カミュの名言発表会みたいに思ってるみたい!
さすがゲームも合わせると200周目プレイヤーだね!
ループ「カミュは……やっぱり一番格好良いなぁ」にこにこ
カミュ「……っふーーーー」
カミュは天を仰いだ!
ループ「あれ、今って何しなきゃいけなかったっけ……あれ?」
ループはカミュの名言を脳内リピートするのに夢中ですっかりイベントをド忘れしちゃったみたい!
そんなループに、大きな影が近づいたよ!
カミュ「よお、ループ!情報収集は順調か?」
ループ「っカミュ!(あ、そうだった。村人に話を聞かなきゃだったな)」
カミュ「なぁ、良かったら俺と一緒に情報収集しないか?」
ループ「うん、いいよ!」にこ
カミュ「よし、なら村の奥の森から一緒に回ってみないか!」
ループ「森?いいけど……(村人なんか居るかな?)」
カミュ「ループ、俺は口で理想を語るより行動で示す派だ」スルリ
ループ「っ!」
カミュの声が囁くように低くなったよ!
だいたいこういう時のカミュは——!
カミュ「お前への愛を、行動で示させてくれ」
ループ「っっあ、あ……うん」てれ
カミュ「さぁ、行こうか(どうせ、ここで情報を集めてくんのはシピオンだし。別に良いだろ)」
二人はぴったり隙間なくくっ付くと、森の中に消えていき——。
シピオン「~~っ!!!カミュのやつ……!」かっ!
シピオンは見た!
二人は夕暮れ時まで、森から姿を現しませんでしたとさ!
シピオン「……カミュ、頼むから口で理想を語るより、行動で示してくれよ」
カミュ「んーー?何の事だ?(次の台詞も練習しとかないとな)」
ループ選によるカミュの名言は100を超えるらしい!
121
お気に入りに追加
292
あなたにおすすめの小説
君のことなんてもう知らない
ぽぽ
BL
早乙女琥珀は幼馴染の佐伯慶也に毎日のように告白しては振られてしまう。
告白をOKする素振りも見せず、軽く琥珀をあしらう慶也に憤りを覚えていた。
だがある日、琥珀は記憶喪失になってしまい、慶也の記憶のみ失ってしまう。
今まで自分のことをあしらってきた慶也のことを忘れて、他の人と恋を始めようとするが…
「お前なんて知らないから」
初夜の翌朝失踪する受けの話
春野ひより
BL
家の事情で8歳年上の男と結婚することになった直巳。婚約者の恵はカッコいいうえに優しくて直巳は彼に恋をしている。けれど彼には別に好きな人がいて…?
タイトル通り初夜の翌朝攻めの前から姿を消して、案の定攻めに連れ戻される話。
歳上穏やか執着攻め×頑固な健気受け
藤枝蕗は逃げている
木村木下
BL
七歳の誕生日を目前に控えたある日、蕗は異世界へ迷い込んでしまった。十五まで生き延びたものの、育ててくれた貴族の家が襲撃され、一人息子である赤ん坊を抱えて逃げることに。なんとか子供を守りつつ王都で暮らしていた。が、守った主人、ローランは年を経るごとに美しくなり、十六で成人を迎えるころには春の女神もかくやという美しさに育ってしまった。しかも、王家から「末姫さまの忘れ形見」と迎えまで来る。
美形王子ローラン×育て親異世界人蕗
ムーンライトノベルズ様でも投稿しています
嫁側男子になんかなりたくない! 絶対に女性のお嫁さんを貰ってみせる!!
棚から現ナマ
BL
リュールが転生した世界は女性が少なく男性同士の結婚が当たりまえ。そのうえ全ての人間には魔力があり、魔力量が少ないと嫁側男子にされてしまう。10歳の誕生日に魔力検査をすると魔力量はレベル3。滅茶苦茶少ない! このままでは嫁側男子にされてしまう。家出してでも嫁側男子になんかなりたくない。それなのにリュールは公爵家の息子だから第2王子のお茶会に婚約者候補として呼ばれてしまう……どうする俺! 魔力量が少ないけど女性と結婚したいと頑張るリュールと、リュールが好きすぎて自分の婚約者にどうしてもしたい第1王子と第2王子のお話。頑張って長編予定。他にも投稿しています。
不幸体質っすけど役に立って、大好きなボス達とずっと一緒にいられるよう頑張るっす!
タッター
BL
ボスは悲しく一人閉じ込められていた俺を助け、たくさんの仲間達に出会わせてくれた俺の大切な人だ。
自分だけでなく、他者にまでその不幸を撒き散らすような体質を持つ厄病神な俺を、みんな側に置いてくれて仲間だと笑顔を向けてくれる。とても毎日が楽しい。ずっとずっとみんなと一緒にいたい。
――だから俺はそれ以上を求めない。不幸は幸せが好きだから。この幸せが崩れてしまわないためにも。
そうやって俺は今日も仲間達――家族達の、そして大好きなボスの役に立てるように――
「頑張るっす!! ……から置いてかないで下さいっす!! 寂しいっすよ!!」
「無理。邪魔」
「ガーン!」
とした日常の中で俺達は美少年君を助けた。
「……その子、生きてるっすか?」
「……ああ」
◆◆◆
溺愛攻め
×
明るいが不幸体質を持つが故に想いを受け入れることが怖く、役に立てなければ捨てられるかもと内心怯えている受け
私が出て行った後、旦那様から後悔の手紙がもたらされました
新野乃花(大舟)
恋愛
ルナとルーク伯爵は婚約関係にあったが、その関係は伯爵の妹であるリリアによって壊される。伯爵はルナの事よりもリリアの事ばかりを優先するためだ。そんな日々が繰り返される中で、ルナは伯爵の元から姿を消す。最初こそ何とも思っていなかった伯爵であったが、その後あるきっかけをもとに、ルナの元に後悔の手紙を送ることとなるのだった…。
初心者オメガは執着アルファの腕のなか
深嶋
BL
自分がベータであることを信じて疑わずに生きてきた圭人は、見知らぬアルファに声をかけられたことがきっかけとなり、二次性の再検査をすることに。その結果、自身が本当はオメガであったと知り、愕然とする。
オメガだと判明したことで否応なく変化していく日常に圭人は戸惑い、悩み、葛藤する日々。そんな圭人の前に、「運命の番」を自称するアルファの男が再び現れて……。
オメガとして未成熟な大学生の圭人と、圭人を番にしたい社会人アルファの男が、ゆっくりと愛を深めていきます。
穏やかさに滲む執着愛。望まぬ幸運に恵まれた主人公が、悩みながらも運命の出会いに向き合っていくお話です。本編、攻め編ともに完結済。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる