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番外編6:カルドの論敵(カルド×ヨハン←???)※イラスト有
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番外編6:カルドの論敵(カルド×ヨハン←???)
※会話文のみ
inカルドの研究室
ヨハン(カルド、今日は雨だから傘を持っていくように伝えてたのに…最近、忘れ物が多いなぁ)スタスタ
???「おい、そこのキミ!」
ヨハン「っ!」
スタスタスタ!
???「キミ、ここは関係者以外立入禁止だ。見たところ、キミはここの生徒でも教師でもないな?」
ヨハン「っ!」オロオロ
ヨハン(っは、初めて見る人だ。それに凄く厳しそう。ど、どうしよう)オロオロ
???「学生証か教員証を見せなさい」
ヨハン(どうしよう、どうしよう)オロオロ
???「何故黙る?何か後ろめたい事でもあるのか?」ギロ
ヨハン(ふるふる!)
ヨハンは喉を指差して、喋れない事を伝えたよ!
???「口が利けない?……本当だろうな?(怪しい奴だ)」
ヨハン(あぁ、どうやってカルドの事を伝えたらいいんだろう……今はペンも紙も無いし……っそうだ!)
ヨハンは相手の手をギュッと両手で握ったよ!
???「っな、なんだ!?俺の手を離せ!(なんだなんだ、コイツ!)」
ヨハン「…」スルスル
???「っ!おいっ!」焦!
ヨハン「…」真剣
ヨハンは相手の掌に指で優しく文字を書いたよ!
???「あ、文字を書いて、いるのか…(でも、なんだ。この触り方…背筋が妙に)」ムズムズ
ヨハン(わたしは、かるどに、わすれものを、とどけに、きました)
スルスル
???「っん(ヤバいっ)」
ヨハン「?」ぱっ
???「おいっ!妙な触り方をするなっ!?(声が出てしまっただろうが!)」真っ赤!
ヨハン(っすみません!強く触りすぎたかな?じゃあ、もっと優しく…)するする
???「っぁ…」ゾクゾクッ
ヨハン(わたしの、なまえは、ヨハンです。カルドの、かぞくです。カルドに、わすれものを…ん?)
???「っぅ…はぁっ、はぁっ(な、なんだ。この感覚は…)」真っ赤
ヨハン(か、顔が真っ赤だ!……大丈夫、ですか?)するする
???「っう、ふ(クセに、なりそうだ…)」
ヨハン(どうしよう。誰か人を…)
カルド「っヨハン!」タタタ!
ヨハン「っ!(カルド!この人、具合が悪そ…)」
カルド「ヨハン!何故ソイツの手を握っている!」ばっ!
ヨハン「っ!」
???「…カルドッ!?お前、何故ここにっ!」
カルド「ヨハン!私以外の男に触れてはならない!どうしてだか分かるか!?優秀なキミなら分かるだろう!?」ガン無視!
ヨハン「っ?」ふるふる
カルド「わからないだって!?優秀なキミが!?嘘だろう!」
ヨハン(ど、どうしよう。カルドが怒ってる。でも、わからない……)フルフル
カルド「っはぁ、ヨハン!キミは俺の妻だ!そうだろう!?」
???「はぁっ!?」ばっ!
ヨハン(…コクン)真っ赤
???「っ!(なにぃ!?)」
カルド「私はキミに貞淑である事を望んでいる!いいか!?キミが他の男に触れているのを見ると、私は……!」
カルド「頭の中に浮かんだ素晴らしいアイディアを怒りの炎で全て焼き払ってしまう!だから!キミは私以外の男に触れてはならない!いいな!?」
ヨハン(コクコク!)
カルド「分かってくれればいい。それと……お前!」
ランペ「な、なんだ?(カルドの妻?こんな何の変哲もない男が……?)」
カルド「お前はいつも私の論に文句を付けてくるヤツだな?」
ランペ「…いい加減名前を覚えろ。ランペだ」
ヨハン(ランペさん、よろしくお願いします)コクコク、ぺこ
カルド「ヨハン!コイツには頷かなくていいっ!というか!キミは私以外に頷いてはならない!」キッ
ヨハン(こくこく)あせあせ
ランペ「おい、カルド。彼がキミの妻と言うのは…」
カルド「ヨハン!コイツは私の論に異議ばかりを唱える愚か者だ!今後一切関わるな!行くぞ!」グイッ!
ランペ「おいっ!カルド、まだ話は…!」
ヨハン(あっ!カルド!まだランペさんが喋って…)グイグイ!
ランペ「っおい!カルド!」
ヨハン「…コクコク」ぺこぺこ、手ふりふり
ヨハンはカルドに引っ張られながら、ボディランゲージの全てを使ってランペに、
「カルドがごめんなさい。これからも仲良くしてください。さようなら」
を伝えたよ!
ランペ「…何なんだ、アイツは」ポツン
ーーーーヨハン、君は私の妻だ!
ランペ「……カルドの、妻?」
ランペはジッと自分の掌を見つめたよ!
ランペ「あんな凡庸極まりない男が?あの、カルドの?」
ーーーするする、にこ。
ランペ「っ!」ゾクリ
同僚「ん?おーい、ランペ。学会が始まるぞー!」
ランペ「すまないっ!遅れると伝えてくれ!」
バタバタ!
同僚「…なんだぁ?ランペの奴」
教授「どうした?」
同僚「ランペが少し遅れるそうです」
教授「ランペが?生真面目なアイツにしては珍しい。どうした?」
同僚「御手洗いに行きました」
教授「そうか。なら、すぐ来るだろう」
その日、ランペは学会に30分遅刻したよ!
ランペ「…ふ、不覚」真っ赤
新キャラ、ランペ登場!
ランペ:カルドの論敵。生真面目な男で、研究一筋だよ!天才ではないけど、とても優秀!
研究室の優秀な面子はのきなみ独身主義者の……童○!
ちなみに、カルドの忘れ物は完全にわざとです。ヨハンが研究室まで忘れ物を届けに来るまでが、今やカルドの1日のルーティン(迷惑過ぎる)
※会話文のみ
inカルドの研究室
ヨハン(カルド、今日は雨だから傘を持っていくように伝えてたのに…最近、忘れ物が多いなぁ)スタスタ
???「おい、そこのキミ!」
ヨハン「っ!」
スタスタスタ!
???「キミ、ここは関係者以外立入禁止だ。見たところ、キミはここの生徒でも教師でもないな?」
ヨハン「っ!」オロオロ
ヨハン(っは、初めて見る人だ。それに凄く厳しそう。ど、どうしよう)オロオロ
???「学生証か教員証を見せなさい」
ヨハン(どうしよう、どうしよう)オロオロ
???「何故黙る?何か後ろめたい事でもあるのか?」ギロ
ヨハン(ふるふる!)
ヨハンは喉を指差して、喋れない事を伝えたよ!
???「口が利けない?……本当だろうな?(怪しい奴だ)」
ヨハン(あぁ、どうやってカルドの事を伝えたらいいんだろう……今はペンも紙も無いし……っそうだ!)
ヨハンは相手の手をギュッと両手で握ったよ!
???「っな、なんだ!?俺の手を離せ!(なんだなんだ、コイツ!)」
ヨハン「…」スルスル
???「っ!おいっ!」焦!
ヨハン「…」真剣
ヨハンは相手の掌に指で優しく文字を書いたよ!
???「あ、文字を書いて、いるのか…(でも、なんだ。この触り方…背筋が妙に)」ムズムズ
ヨハン(わたしは、かるどに、わすれものを、とどけに、きました)
スルスル
???「っん(ヤバいっ)」
ヨハン「?」ぱっ
???「おいっ!妙な触り方をするなっ!?(声が出てしまっただろうが!)」真っ赤!
ヨハン(っすみません!強く触りすぎたかな?じゃあ、もっと優しく…)するする
???「っぁ…」ゾクゾクッ
ヨハン(わたしの、なまえは、ヨハンです。カルドの、かぞくです。カルドに、わすれものを…ん?)
???「っぅ…はぁっ、はぁっ(な、なんだ。この感覚は…)」真っ赤
ヨハン(か、顔が真っ赤だ!……大丈夫、ですか?)するする
???「っう、ふ(クセに、なりそうだ…)」
ヨハン(どうしよう。誰か人を…)
カルド「っヨハン!」タタタ!
ヨハン「っ!(カルド!この人、具合が悪そ…)」
カルド「ヨハン!何故ソイツの手を握っている!」ばっ!
ヨハン「っ!」
???「…カルドッ!?お前、何故ここにっ!」
カルド「ヨハン!私以外の男に触れてはならない!どうしてだか分かるか!?優秀なキミなら分かるだろう!?」ガン無視!
ヨハン「っ?」ふるふる
カルド「わからないだって!?優秀なキミが!?嘘だろう!」
ヨハン(ど、どうしよう。カルドが怒ってる。でも、わからない……)フルフル
カルド「っはぁ、ヨハン!キミは俺の妻だ!そうだろう!?」
???「はぁっ!?」ばっ!
ヨハン(…コクン)真っ赤
???「っ!(なにぃ!?)」
カルド「私はキミに貞淑である事を望んでいる!いいか!?キミが他の男に触れているのを見ると、私は……!」
カルド「頭の中に浮かんだ素晴らしいアイディアを怒りの炎で全て焼き払ってしまう!だから!キミは私以外の男に触れてはならない!いいな!?」
ヨハン(コクコク!)
カルド「分かってくれればいい。それと……お前!」
ランペ「な、なんだ?(カルドの妻?こんな何の変哲もない男が……?)」
カルド「お前はいつも私の論に文句を付けてくるヤツだな?」
ランペ「…いい加減名前を覚えろ。ランペだ」
ヨハン(ランペさん、よろしくお願いします)コクコク、ぺこ
カルド「ヨハン!コイツには頷かなくていいっ!というか!キミは私以外に頷いてはならない!」キッ
ヨハン(こくこく)あせあせ
ランペ「おい、カルド。彼がキミの妻と言うのは…」
カルド「ヨハン!コイツは私の論に異議ばかりを唱える愚か者だ!今後一切関わるな!行くぞ!」グイッ!
ランペ「おいっ!カルド、まだ話は…!」
ヨハン(あっ!カルド!まだランペさんが喋って…)グイグイ!
ランペ「っおい!カルド!」
ヨハン「…コクコク」ぺこぺこ、手ふりふり
ヨハンはカルドに引っ張られながら、ボディランゲージの全てを使ってランペに、
「カルドがごめんなさい。これからも仲良くしてください。さようなら」
を伝えたよ!
ランペ「…何なんだ、アイツは」ポツン
ーーーーヨハン、君は私の妻だ!
ランペ「……カルドの、妻?」
ランペはジッと自分の掌を見つめたよ!
ランペ「あんな凡庸極まりない男が?あの、カルドの?」
ーーーするする、にこ。
ランペ「っ!」ゾクリ
同僚「ん?おーい、ランペ。学会が始まるぞー!」
ランペ「すまないっ!遅れると伝えてくれ!」
バタバタ!
同僚「…なんだぁ?ランペの奴」
教授「どうした?」
同僚「ランペが少し遅れるそうです」
教授「ランペが?生真面目なアイツにしては珍しい。どうした?」
同僚「御手洗いに行きました」
教授「そうか。なら、すぐ来るだろう」
その日、ランペは学会に30分遅刻したよ!
ランペ「…ふ、不覚」真っ赤
新キャラ、ランペ登場!
ランペ:カルドの論敵。生真面目な男で、研究一筋だよ!天才ではないけど、とても優秀!
研究室の優秀な面子はのきなみ独身主義者の……童○!
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