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エピローグ
しおりを挟むそれから十年後。
アストレイ王国初の女王陛下が国を治める事となった。
その後も女性が君主であることを問題視した者はいた。
女が統治する国だと知りこれ見よがしに攻撃を仕掛け戦争しようとする国がいたが。
宣言通り、戦争は許さなかった。
どんな脅迫も屈する事無く和平に務めた。
その裏では最強の夫婦と呼ばれた北の最果てを守るジークベルト・クーヘルト辺境伯爵とその妻アリスティアは国の為に。
そして国民の為に陰から国を守るべく奔走し続けた。
運命に翻弄されながらも二人は夫婦二人三脚で戦場を駆け回り辺境地の勇者と聖女と呼ばれ多くの人からの尊名の念を集めたのだった。
――完結――
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