【本編完結】婚約者には愛する人がいるのでツギハギ令嬢は身を引きます!
公爵令嬢のアドリアーナは血筋だけは国一番であるが平凡な令嬢だった。
魔力はなく、スキルは縫合という地味な物だった。
優しい父に優しい兄がいて幸せだった。
ただ一つの悩みごとは婚約者には愛する人がいることを知らされる。
世間では二人のロマンスが涙を誘い、アドリア―ナは悪役令嬢として噂を流されてしまう。
婚約者で幼馴染でもあるエイミールには友人以上の感情はないので潔く身を引く事を宣言するも激怒した第一皇女が王宮に召し上げ傍付きに命じるようになる。
公爵令嬢が侍女をするなど前代未聞と思いきや、アドリア―ナにとっては楽園だった。
幼い頃から皇女殿下の侍女になるのが夢だったからだ。
皇女殿下の紹介で素敵な友人を紹介され幸せな日々を送る最中、婚約者のエイミールが乗り込んで来るのだったが…。
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クズミールはどこまでいってもクズだった。
パーティでアリアを置き去りにしたのもクズの指示でしたと・・・
どこまでアリアの心を傷つければ・・・そうでした、アリアを傷つけ心を弱らせるのが
目的でしたね、そして言いなりになるように仕向け公爵家を乗っ取る計画だったわ。
そこまでの計画とは知らなかったにしても主を放置して戻れなんて
命令を聞いてしまったくせにアリアの方にもう一度雇えとか・・・
クズミールの方に行けよって思ったわー。
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