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3章⭐︎5歳中盤〜6歳⭐︎
武器の特徴
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-side ラインハルト-
これだけの武器…どれだけの価値があるんだろうか。想像するだけで恐ろしい。
「……。なにを想像しているか分からないけど、原材料費無料で作ってるからお金のことなら心配いらないわ。
それに、この武器を身につけていたら自動であなたに攻撃してきた相手を迎撃してくれるのよ。
それがなくても、あなたなら自分の身は自分で守れるでしょうし大丈夫だわ。」
……なにを想像してるか分からないと言いつつ、思いっきり心読またな。
これは…プライバシーの侵害ですな。
などと言っても仕方がないので一旦置いといて、はぁ…やっぱりこれ身につけてたら敵が襲ってくること想定されて作ってるっぽいですな。
そのせいで、自動迎撃機能付きとか言う無駄に高性能な武器になっていてさらに価値が跳ねあがっとりますな。
完全にやっておりますな。
「それ誰の口調を真似したのよ?」
「通りがかりの大富豪とか?」
「その割には言ってることが小心者ね。
世の大富豪があなたみたいに小心者だったら、今頃この国滅びてるわよ。」
ぐう……。俺、めっちゃ言われてる。
『お主ら。朝ご飯の準備ができたぞ。
こっちに来い。』
「へ!?そんなものまで用意してくれたのか。ありがとう。お礼は必ずするよ。」
『お主。こんなものにお礼を返されたら、我は一生お主に恩返しできないではないか。』
「もう十分貰っている気がするけど。」
ググーー。その時、俺の腹が盛大に鳴った。そういえば、昨日からなにも食べていなかったな。
「あたしもお腹が空いたわ。
早く食べましょ。」
「う、うん。それがいいね。」
……って、なんか忘れてる気がするけど。
あっ!!そうだ武器の事だ!
「ねえ、ラトリア……!!
やっぱあんなの……。」
「遅いわよ~。ラインハルト~!!」
くー。絶対わざとだあれ。
顔がニヤニヤしてる。
俺、めっちゃ煽られてる。
『キャフキャフ!』
従魔のフェンリルも励ましてくれているみたいだ。
『キャフキャフ?』
はいはい。ご飯行こうか。
ん……それって結局ご飯を食べたかったから機嫌を戻して欲しかった的なあれか?
違うよな?気のせいだよな?
--ってもういない。
「……。」
♢ ♢ ♢ ♢ ♢
俺たちがいた部屋は、フェンリル達にとって応接室みたいなものだったようだ。
いやもう、父上。あなたが作った秘密基地クオリティ高すだろ。これから拠点作る時これを超えられるだろうか?
そんなことを思いながらも昨日のリビングに着くと既にみんなでご飯を食べ始めているようだった。
「お、おはようラインハルト。ぐっすり寝れたみたいだね。」
「お、おはよう。ルイ。
あはは……お陰様で。」
ほとんど気絶に近かったですけど。
そういえば、ルイは武器を作っている最中なにやっていたんだろう?
「そういえば、ラインハルト。渡した武器どうだった?あの鎖の武器、私が考えた力作だったんだけど?」
「あ……ああ、そうなんだ。
ごめん。まだ使ってないから後で試してみるよ。」
「絶対だよ?あ、どうせなら後で、使ってるところもみたいな。」
「わ、分かった。」
これは……俺の完全敗北だよ。くう……。
だから、精霊達《おまえたち》そんなにやにやした顔しないでくれって。
-----------------------------
[お詫び]
感想でご指摘を受けて気づいたのですが、また、こちら側の転載ミスにより、最初の方に、ステータス開示と、もう一話重要な話が抜けているという恐ろしいことが発生していると判明しました。
タイトルは「オープン」と、「同盟交渉」です。
大変申し訳ございませんでした。
これだけの武器…どれだけの価値があるんだろうか。想像するだけで恐ろしい。
「……。なにを想像しているか分からないけど、原材料費無料で作ってるからお金のことなら心配いらないわ。
それに、この武器を身につけていたら自動であなたに攻撃してきた相手を迎撃してくれるのよ。
それがなくても、あなたなら自分の身は自分で守れるでしょうし大丈夫だわ。」
……なにを想像してるか分からないと言いつつ、思いっきり心読またな。
これは…プライバシーの侵害ですな。
などと言っても仕方がないので一旦置いといて、はぁ…やっぱりこれ身につけてたら敵が襲ってくること想定されて作ってるっぽいですな。
そのせいで、自動迎撃機能付きとか言う無駄に高性能な武器になっていてさらに価値が跳ねあがっとりますな。
完全にやっておりますな。
「それ誰の口調を真似したのよ?」
「通りがかりの大富豪とか?」
「その割には言ってることが小心者ね。
世の大富豪があなたみたいに小心者だったら、今頃この国滅びてるわよ。」
ぐう……。俺、めっちゃ言われてる。
『お主ら。朝ご飯の準備ができたぞ。
こっちに来い。』
「へ!?そんなものまで用意してくれたのか。ありがとう。お礼は必ずするよ。」
『お主。こんなものにお礼を返されたら、我は一生お主に恩返しできないではないか。』
「もう十分貰っている気がするけど。」
ググーー。その時、俺の腹が盛大に鳴った。そういえば、昨日からなにも食べていなかったな。
「あたしもお腹が空いたわ。
早く食べましょ。」
「う、うん。それがいいね。」
……って、なんか忘れてる気がするけど。
あっ!!そうだ武器の事だ!
「ねえ、ラトリア……!!
やっぱあんなの……。」
「遅いわよ~。ラインハルト~!!」
くー。絶対わざとだあれ。
顔がニヤニヤしてる。
俺、めっちゃ煽られてる。
『キャフキャフ!』
従魔のフェンリルも励ましてくれているみたいだ。
『キャフキャフ?』
はいはい。ご飯行こうか。
ん……それって結局ご飯を食べたかったから機嫌を戻して欲しかった的なあれか?
違うよな?気のせいだよな?
--ってもういない。
「……。」
♢ ♢ ♢ ♢ ♢
俺たちがいた部屋は、フェンリル達にとって応接室みたいなものだったようだ。
いやもう、父上。あなたが作った秘密基地クオリティ高すだろ。これから拠点作る時これを超えられるだろうか?
そんなことを思いながらも昨日のリビングに着くと既にみんなでご飯を食べ始めているようだった。
「お、おはようラインハルト。ぐっすり寝れたみたいだね。」
「お、おはよう。ルイ。
あはは……お陰様で。」
ほとんど気絶に近かったですけど。
そういえば、ルイは武器を作っている最中なにやっていたんだろう?
「そういえば、ラインハルト。渡した武器どうだった?あの鎖の武器、私が考えた力作だったんだけど?」
「あ……ああ、そうなんだ。
ごめん。まだ使ってないから後で試してみるよ。」
「絶対だよ?あ、どうせなら後で、使ってるところもみたいな。」
「わ、分かった。」
これは……俺の完全敗北だよ。くう……。
だから、精霊達《おまえたち》そんなにやにやした顔しないでくれって。
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[お詫び]
感想でご指摘を受けて気づいたのですが、また、こちら側の転載ミスにより、最初の方に、ステータス開示と、もう一話重要な話が抜けているという恐ろしいことが発生していると判明しました。
タイトルは「オープン」と、「同盟交渉」です。
大変申し訳ございませんでした。
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