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10章 準備が大切、何事も
第426話 囚われのお姫さま④リフレイン
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兄さまを追い詰める? 何それ!
「誰が? どうして?」
『リディア、声が大きい。外に人がいる』
「どういうこと? 何で兄さまを追い詰めようだなんて?」
ボリュームを落として尋ねる。
『今まであったことを繋げ導き出されるのは、そういうことだと言っていた』
あいつ、もっとわかっているはずだ! 絶対、口を割らせてやる!
アダムは兄さまが姿をくらませていると言っていた。
でもそれは鵜呑みにしない方がいい。それだってアダムの推測なのだろうから。
『……たっぷり眠れたようだな、顔色がいい』
もう昼前ぐらいだよね、日の位置が高いもの。
『眠りたくても眠れない者が処方されるものだそうだ』
「何が?」
『リディアを眠らせた香だ。害はない、と。フランツが〝知る〟までに時間がかかる。その間ただ待つのは辛い。リディアにも必要なのは睡眠だと言っていたぞ。だから寝ている間に〝待つ〟時間がすぎるのが合理的だと』
わたしはググッと拳を握りしめた。
確かに一見、合理的に聞こえる。
それに〝わたしを害さない〟を守っているって言いたいわけ?
身体的にはそうでも、わたしの感情には害をなしてるんだよ!
最初は怒りが再沸騰し部屋の中をぐるぐると歩き回ったが、時間とともに少しずつ沈静化されてくる。
アダムにも頭にきていたけれど、胡散臭いと思いながらも、まんまと口車に乗ってしまった自分に腹が立っていることに気づいた。
父さまからもおとなしくしているよう言われているあの状況で、学園を抜け出してしまった。何でアダムの口車に乗ってしまったかというと……、アダムが、涼しい顔して何でもこなしてしまう人が、珍しく〝必死〟に見えたから……。
もふさまも同じだそうだ。アダムの必死さが見えた。そしてそれは自分のために向かう気持ちとは違かった。それでわたしに害をなすことでもないし、結果わたしのためになることだと思ったので、その流れにのった、と。
本当にあいつはわけのわからないやつだ。
何でアダムが兄さまの行方を探すのに〝必死〟になるのだろう?
アダムは兄さまが姿をくらましたと言った。そうしなくちゃいけない理由が。
それはどういう理由があるんだろう。いくら考えようとしても、そこから答えは導き出せなかった。
やがてノック音がして、アダムが部屋に入ってきた。
〝ご機嫌よう〟じゃないよ、まったく。
「ずいぶん、ふざけたことをしてくれたじゃない?」
わたしが低い声で凄むと、アダムはクスッと笑った。
「貴族令嬢がどこでそんな台詞を覚えてきたんだい?」
アダムは商人の子供という触れ込みで、平民寄りの服を着ているのに、品の良さは隠せていなくて、どっからどう見ても貴族だった。
「相応の説明を要求するわ」
「……それじゃあ、座って」
「あのねぇ、こんなことしている間に、囚われている兄さまに何かあったら」
「君の婚約者は髪の毛一本にだって危害は加えられないよ」
「どうしてそう言い切れるの?」
「痛めつけたって、いつかは治る。息の根を止めたらその時は苦しくても一瞬で終わる。苦痛を味わわせたかったら、本人に物理的危害は加えないさ」
は?
「今までの一連のことを考えればわかるだろう? 〝誰か〟は君の婚約者を傷つけたいんだ。身体的にではなく、心をね」
はい?
「少しは興味がでた? だったら座って。説明するから」
ノックがあって、世話をしてくれた女性が、お茶とお茶菓子を運んできた。テーブルの上と、もふさまにもお菓子をたんまりだ。床にも焼き菓子てんこ盛りのお皿を置くと、もふさまの尻尾が揺れた。
ここ数年でお茶菓子の質はかなり向上された。その代わり値段は跳ね上がっているけど。ウチの領地のお菓子はお値段据え置きにしてある。それも売れている理由のひとつだと思う。
女性が出ていくのを待って、アダムは紅茶をひと口飲んだ。
わたしは早く言えと言わんばかりに、睨みつけてやった。
「入園してから、君は何かしら危険な目に遭っていた。誰もが君が狙われていると思っていただろうけど、それは半分外れている。本当の狙いは、君の婚約者だった。婚約者に心の傷を負わせるために、君を狙ったんだ」
はい??
思考停止だ。頭がついていかない。
何だって? どういうこと?
今までわたしが危ない目にあってきたのは、わたしが憎くてではなく、兄さまの心を傷つけるため??
「……ど、どうして、そう思うの?」
「いつもやることが甘くて、行き当りばったりだからさ」
やることが、甘くて?
「……あんた、わたしが危ない目にあっていたのを、ツメが甘いとか見ていたわけ?」
低い声が出る。
「お怒りは甘んじて受けるよ。でも実際そうだろ? 聖樹さまの護りが甘かった時なら、君なんか隙だらけだからどうにでもなったと思うよ。というか、僕ならできたよ。睨まないで、僕は君を決して害さないから」
その時、わたしは何でこいつの〝害さない〟という言葉をそのまま信じているんだろうと不思議に思った。
「猫がネズミをおもちゃにしていたぶるみたいだ。君はおもちゃだったんだよ、婚約者の心を震わせるためのね」
……確かに入園してからいろいろあった。ありすぎた。アラ兄たちから誰かがそう仕向けているっていうようなことを言われた気がする。っていうか、あれら全部同じ人が? だとしたら辟易するぐらいわたしへのちょっかいが繰り返されてきた。何度も何度も執拗に繰り返された。
あれ? ルチア嬢が聞いた言葉。
【シュタイン令嬢が学園に入ってきたら、きっと憎んでしまうだろう。そして手にかけてしまうだろう】
わたしを憎む、ではなく、兄さまを憎むだったの?
「……なぜ、兄さまがそんな憎まれているの?」
「好きな相手が自分以外に思っているのが許せなくて歪んだんだろう」
こともなげに言った。
兄さまを好きな人が?
…………ロジールナ令嬢。
じゃあ、全部、ロジールナ令嬢が?
ひょっとして……ミス・スコッティーの騒動も、彼女が全部?
まさか、ロジールナ令嬢、領地の修道院に行ったのは嘘だった?
ウィットニーにやらせるのは失敗したから、罪を受け入れて修道院に行くふりをして目をごまかして、自身で兄さまを監禁した?
「寮内に届いたという公爵令嬢への脅迫状、あれが一番不可解だった」
わたしはアダムを見あげた。
「いまさら感、満載だからね。自演だと思った。そしたら学園内に侵入者だ。便乗者が試したんだなって思ったよ」
大人やアラ兄と同じ考えをしている。
「〝侵入者〟は弾かれるとわかったはずだ。でも、きっと同時に気づいた」
「何を?」
「〝弾かれない者〟を」
「弾かれない者?」
アダムは頷く。
「聖樹さまの守護する生徒なら、生徒を害することができる、そう気づく者は気づいただろう」
あ。
「君の婚約者は、何をしたら傷つくと思う? 打ちひしがれると思う?」
その考えは闇が深くてゾッとする。
「君はいたぶっても、それを力にしていいことに変えていくようなところがある。それに拐われて、外国にまで連れ去られたのに、君は、君たちは自力で逃げ出して戻ってきた。君には敵わない、おもちゃとしては機能しない、そう思ったんだろう。だから狙いを移したんだ。……護衛中に守れなかったら、きっとそれは傷になるとね」
ハッとしてアダムを見上げる。
「メロディー嬢を?」
「護衛中に公爵令嬢が傷ついたら、君の婚約者は一生癒えることのない傷を負うだろう」
確かに護衛中にメロディー嬢が傷つけられたりして、それが兄さまを傷つけるための犠牲だとしたら、……そんなことをされたら誰だって心を抉られる。
「君の〝兄さま〟もいい加減気づいただろう。自分が狙われていたとね。まだ隠れているところを見ると、公爵令嬢を守りながら姿をくらましているってところかな。でも隠れながら犯人は見つけられないだろう? 君も心配してほっぺが痩せ細っていくだけ。学園は聖樹さまの守りは強い。だけど、内側から生徒内の何かには対応できない。君から狙いは外れたと思うけど、万一があっちゃいけないと思ったから学園から連れ出した。それに君がいなくなったと耳に届けば、〝兄さま〟は出てくるよ。一番平和的な近道だろ?」
「何で最初からそう説明しなかったの?」
「聞いたからってすぐに納得できる? できないだろ? 待つ時間が長いのは酷だ。だから眠っていてもらうことにした。お遣いさまも僕が君に害さないのは本当だってわかったから、僕は制裁を受けていない、ね?」
「アダムは……犯人がわかっているのよね?」
そんな気がする。アダムは微笑むだけだ。
アダムは兄さまを頑なに傷つけようとしている人をわかっている。
それは恐らくロジールナ令嬢。でも、そう告げない。庇っているの?
……けど、何でこのことにアダムは首を突っ込んできたの?
「私の婚約者は私以外の人を慕っているようだ」
頭の中に過去のセリフが蘇った。淡々とそう言ったアダム。もしかして、アダムの婚約者はロジールナ令嬢?
ロジールナ令嬢は兄さまを慕っている。
アダムという婚約者がいるのに、兄さまを好きで。気持ちが歪んで兄さまの心を傷つけるために、わたしを傷つけようとしてきた?
そして今、一緒にいるメロディー嬢を傷つけようとしている?
「誰が? どうして?」
『リディア、声が大きい。外に人がいる』
「どういうこと? 何で兄さまを追い詰めようだなんて?」
ボリュームを落として尋ねる。
『今まであったことを繋げ導き出されるのは、そういうことだと言っていた』
あいつ、もっとわかっているはずだ! 絶対、口を割らせてやる!
アダムは兄さまが姿をくらませていると言っていた。
でもそれは鵜呑みにしない方がいい。それだってアダムの推測なのだろうから。
『……たっぷり眠れたようだな、顔色がいい』
もう昼前ぐらいだよね、日の位置が高いもの。
『眠りたくても眠れない者が処方されるものだそうだ』
「何が?」
『リディアを眠らせた香だ。害はない、と。フランツが〝知る〟までに時間がかかる。その間ただ待つのは辛い。リディアにも必要なのは睡眠だと言っていたぞ。だから寝ている間に〝待つ〟時間がすぎるのが合理的だと』
わたしはググッと拳を握りしめた。
確かに一見、合理的に聞こえる。
それに〝わたしを害さない〟を守っているって言いたいわけ?
身体的にはそうでも、わたしの感情には害をなしてるんだよ!
最初は怒りが再沸騰し部屋の中をぐるぐると歩き回ったが、時間とともに少しずつ沈静化されてくる。
アダムにも頭にきていたけれど、胡散臭いと思いながらも、まんまと口車に乗ってしまった自分に腹が立っていることに気づいた。
父さまからもおとなしくしているよう言われているあの状況で、学園を抜け出してしまった。何でアダムの口車に乗ってしまったかというと……、アダムが、涼しい顔して何でもこなしてしまう人が、珍しく〝必死〟に見えたから……。
もふさまも同じだそうだ。アダムの必死さが見えた。そしてそれは自分のために向かう気持ちとは違かった。それでわたしに害をなすことでもないし、結果わたしのためになることだと思ったので、その流れにのった、と。
本当にあいつはわけのわからないやつだ。
何でアダムが兄さまの行方を探すのに〝必死〟になるのだろう?
アダムは兄さまが姿をくらましたと言った。そうしなくちゃいけない理由が。
それはどういう理由があるんだろう。いくら考えようとしても、そこから答えは導き出せなかった。
やがてノック音がして、アダムが部屋に入ってきた。
〝ご機嫌よう〟じゃないよ、まったく。
「ずいぶん、ふざけたことをしてくれたじゃない?」
わたしが低い声で凄むと、アダムはクスッと笑った。
「貴族令嬢がどこでそんな台詞を覚えてきたんだい?」
アダムは商人の子供という触れ込みで、平民寄りの服を着ているのに、品の良さは隠せていなくて、どっからどう見ても貴族だった。
「相応の説明を要求するわ」
「……それじゃあ、座って」
「あのねぇ、こんなことしている間に、囚われている兄さまに何かあったら」
「君の婚約者は髪の毛一本にだって危害は加えられないよ」
「どうしてそう言い切れるの?」
「痛めつけたって、いつかは治る。息の根を止めたらその時は苦しくても一瞬で終わる。苦痛を味わわせたかったら、本人に物理的危害は加えないさ」
は?
「今までの一連のことを考えればわかるだろう? 〝誰か〟は君の婚約者を傷つけたいんだ。身体的にではなく、心をね」
はい?
「少しは興味がでた? だったら座って。説明するから」
ノックがあって、世話をしてくれた女性が、お茶とお茶菓子を運んできた。テーブルの上と、もふさまにもお菓子をたんまりだ。床にも焼き菓子てんこ盛りのお皿を置くと、もふさまの尻尾が揺れた。
ここ数年でお茶菓子の質はかなり向上された。その代わり値段は跳ね上がっているけど。ウチの領地のお菓子はお値段据え置きにしてある。それも売れている理由のひとつだと思う。
女性が出ていくのを待って、アダムは紅茶をひと口飲んだ。
わたしは早く言えと言わんばかりに、睨みつけてやった。
「入園してから、君は何かしら危険な目に遭っていた。誰もが君が狙われていると思っていただろうけど、それは半分外れている。本当の狙いは、君の婚約者だった。婚約者に心の傷を負わせるために、君を狙ったんだ」
はい??
思考停止だ。頭がついていかない。
何だって? どういうこと?
今までわたしが危ない目にあってきたのは、わたしが憎くてではなく、兄さまの心を傷つけるため??
「……ど、どうして、そう思うの?」
「いつもやることが甘くて、行き当りばったりだからさ」
やることが、甘くて?
「……あんた、わたしが危ない目にあっていたのを、ツメが甘いとか見ていたわけ?」
低い声が出る。
「お怒りは甘んじて受けるよ。でも実際そうだろ? 聖樹さまの護りが甘かった時なら、君なんか隙だらけだからどうにでもなったと思うよ。というか、僕ならできたよ。睨まないで、僕は君を決して害さないから」
その時、わたしは何でこいつの〝害さない〟という言葉をそのまま信じているんだろうと不思議に思った。
「猫がネズミをおもちゃにしていたぶるみたいだ。君はおもちゃだったんだよ、婚約者の心を震わせるためのね」
……確かに入園してからいろいろあった。ありすぎた。アラ兄たちから誰かがそう仕向けているっていうようなことを言われた気がする。っていうか、あれら全部同じ人が? だとしたら辟易するぐらいわたしへのちょっかいが繰り返されてきた。何度も何度も執拗に繰り返された。
あれ? ルチア嬢が聞いた言葉。
【シュタイン令嬢が学園に入ってきたら、きっと憎んでしまうだろう。そして手にかけてしまうだろう】
わたしを憎む、ではなく、兄さまを憎むだったの?
「……なぜ、兄さまがそんな憎まれているの?」
「好きな相手が自分以外に思っているのが許せなくて歪んだんだろう」
こともなげに言った。
兄さまを好きな人が?
…………ロジールナ令嬢。
じゃあ、全部、ロジールナ令嬢が?
ひょっとして……ミス・スコッティーの騒動も、彼女が全部?
まさか、ロジールナ令嬢、領地の修道院に行ったのは嘘だった?
ウィットニーにやらせるのは失敗したから、罪を受け入れて修道院に行くふりをして目をごまかして、自身で兄さまを監禁した?
「寮内に届いたという公爵令嬢への脅迫状、あれが一番不可解だった」
わたしはアダムを見あげた。
「いまさら感、満載だからね。自演だと思った。そしたら学園内に侵入者だ。便乗者が試したんだなって思ったよ」
大人やアラ兄と同じ考えをしている。
「〝侵入者〟は弾かれるとわかったはずだ。でも、きっと同時に気づいた」
「何を?」
「〝弾かれない者〟を」
「弾かれない者?」
アダムは頷く。
「聖樹さまの守護する生徒なら、生徒を害することができる、そう気づく者は気づいただろう」
あ。
「君の婚約者は、何をしたら傷つくと思う? 打ちひしがれると思う?」
その考えは闇が深くてゾッとする。
「君はいたぶっても、それを力にしていいことに変えていくようなところがある。それに拐われて、外国にまで連れ去られたのに、君は、君たちは自力で逃げ出して戻ってきた。君には敵わない、おもちゃとしては機能しない、そう思ったんだろう。だから狙いを移したんだ。……護衛中に守れなかったら、きっとそれは傷になるとね」
ハッとしてアダムを見上げる。
「メロディー嬢を?」
「護衛中に公爵令嬢が傷ついたら、君の婚約者は一生癒えることのない傷を負うだろう」
確かに護衛中にメロディー嬢が傷つけられたりして、それが兄さまを傷つけるための犠牲だとしたら、……そんなことをされたら誰だって心を抉られる。
「君の〝兄さま〟もいい加減気づいただろう。自分が狙われていたとね。まだ隠れているところを見ると、公爵令嬢を守りながら姿をくらましているってところかな。でも隠れながら犯人は見つけられないだろう? 君も心配してほっぺが痩せ細っていくだけ。学園は聖樹さまの守りは強い。だけど、内側から生徒内の何かには対応できない。君から狙いは外れたと思うけど、万一があっちゃいけないと思ったから学園から連れ出した。それに君がいなくなったと耳に届けば、〝兄さま〟は出てくるよ。一番平和的な近道だろ?」
「何で最初からそう説明しなかったの?」
「聞いたからってすぐに納得できる? できないだろ? 待つ時間が長いのは酷だ。だから眠っていてもらうことにした。お遣いさまも僕が君に害さないのは本当だってわかったから、僕は制裁を受けていない、ね?」
「アダムは……犯人がわかっているのよね?」
そんな気がする。アダムは微笑むだけだ。
アダムは兄さまを頑なに傷つけようとしている人をわかっている。
それは恐らくロジールナ令嬢。でも、そう告げない。庇っているの?
……けど、何でこのことにアダムは首を突っ込んできたの?
「私の婚約者は私以外の人を慕っているようだ」
頭の中に過去のセリフが蘇った。淡々とそう言ったアダム。もしかして、アダムの婚約者はロジールナ令嬢?
ロジールナ令嬢は兄さまを慕っている。
アダムという婚約者がいるのに、兄さまを好きで。気持ちが歪んで兄さまの心を傷つけるために、わたしを傷つけようとしてきた?
そして今、一緒にいるメロディー嬢を傷つけようとしている?
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