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第一章
14. 念仏
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侍女や取り巻きを引き連れず、エリザベスは一人で共同浴場にやってきていた。
もちろん、浴場の外でエリザベスの侍女が待機しているのだが、エリザベスが一人でいること自体が珍しいことだ。
しかし、フローラが驚いたことが別にあった。
それは、なんと!
エリザベスの髪型がさらっさらのストレートヘアーだったことだ!
フローラは赤髪ドリルは何もしなくても赤髪ドリルだと思っていた。
エリザベスの赤髪ドリルは侍女が必死になって整えた努力の結晶。
フローラは、
――赤髪ドリルを維持するのも大変なんだな。
と感心していた。
エリザベスはフローラを見つけると、
「ごきげんよう、フローラさん」
と挨拶をした。
赤髪ドリルではないエリザベスの表情はいつもよりも少しだけ穏やかだ。
「ごきげんよう、エリザベス様」
フローラも挨拶を返す。
しかし、フローラはなるべくエリザベスの体を見ないようにしていた。
なんとなく、見てはいけない気がしたのだ。
別にやましいことは一つもないのだが。
フローラはやはり真面目だった。
と、視線を合わせようとしないフローラに対して、エリザベスは、
――やはり嫌われていますわね。
と、思った。
エリザベスはここ数日の行動を振り返って、
――フローラさんに嫌われるようなことをたくさんしてしまいましたわ。
と、しょんぼりしていた。
このままではまずい。
そう考えたエリザベスはフローラと一対一になる機会をずっと狙っていた。
取り巻きがいると変な方向に話がこじれる。
侍女がいると、エリザベスはつい見栄を張ってしまう。
その結果、エリザベスはフローラが早朝に一人で浴場に行っていることを突き止め、偶然を装って接近したのだ。
半分、ストーカー行為である。
そういう訳でフローラと一対一の状況を作り出すことに成功した。
しかし、彼女はフローラとどんな話をすれば良いかわからなかった。
ちらちらとフローラを見る。
フローラは頑なにエリザベスと目を合わせようしない。
エリザベスはひとまず、体を洗い始めることにした。
しかし、一人でお風呂に来ることに慣れていない。
不慣れな動きで体を洗う。
いつもは侍女が洗ってくれていたのだ。
そんなエリザベスを、フローラはちらっと見た。
――手伝ってあげたほうがいいのか?
あまりにもエリザベスの動きがぎこちなかったため、フローラはどうするべきか迷った。
迷って、迷って、迷った挙げ句、
「お手伝いしましょうか?」
と提案し、エリザベスに選択を委ねた。
エリザベスはフローラ以上に悩んだ。
お友達になろうしている相手に体を洗ってもらう。
それだけ行為なのだが、エリザベスからしたら初めて経験なのだ。
だから、どうして良いかわからなかった。
さらに言えば、エリザベスの誇示が邪魔をしていた。
本位ではないにしろ、冷たい態度を取っていた相手にお願いするのは気が引けたのだ。
と、考えてからエリザベスはふと気づいた。
――裸の状態で誇示なんて関係ありませんわ。
赤髪ドリルの状態でないエリザベスはただの少女なのだ。
「はい……お願いしますわ」
弱々しくエリザベスが言うと、
「わかりました」
フローラが頷いた。
そして、彼女は浴槽から出て、エリザベスの後ろに座った。
フローラは甘い香りのするボディソープを手につける。
そして、エリザベスの背中を洗い始めた。
手慣れた動きでシャンプーもしてあげる。
まさにプロのような手付き。
その間、フローラの内心はというと、
――南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏……。
ひたすら念仏を唱えていた。
無の境地である。
フローラに邪な心は一切ない。
彼女はいま仏と一体になっていた!
エリザベスはフローラに体を洗われながら、ここ最近のことをずっと思い返していた。
偶然を装って、フローラの部屋の前で待機していたら、
「フローラ様は今、散歩されておりますよ」
とフローラの侍女に言われたり。
食事のときに隣に座ろうと思ったら、フローラの周りを男たちが占領していたり。
教室でフローラに話しかけようと思ったら、フレディに先を越されたり。
エリザベスはフローラとお近づきになれなかったのだ。
そうして、ようやく得たこの機会。
――逃してなるものですか。
エリザベスはぜひともフローラと仲良くなりたかった。
しかし、いざフローラを前にすると、何を話して良いのかわからず。
その姿はまるで恋する乙女である!
だが、エリザベスは公爵令嬢だ。
動くときには動く女である。
「ふ、フローラさん!」
「なんでしょう」
――南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏……。
フローラは未だに心のなかで念仏を唱えている。
しかし、その状態でも彼女は受け答えが可能だ。
フローラは思考と言動が直接つながっていない。
というのも思考は前世の男、体はフローラのような状態だからだ。
そのため、思考を介さずに応答できる。
便利な体である。
「お、お、おおお、おおとも、友達になってください!」
「はい、喜んで」
フローラは即答。
彼女は頭を一切働かせていないからだ!
それは人として大丈夫か心配になるところだが……。
これに対し、エリザベスは飛び上がりそうになるほど喜んだ。
エリザベスの人生初のお友達である。
「ほ、本当に良いのですか?」
「もちろんです」
エリザベスは告白に成功した乙女のように、満面の笑みを浮かべた。
一方、フローラは、
――南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏。
未だに心中で念仏を唱えている。
乙女の一世一代の告白を聞かないとは、実に罪深いフローラであった。
もちろん、浴場の外でエリザベスの侍女が待機しているのだが、エリザベスが一人でいること自体が珍しいことだ。
しかし、フローラが驚いたことが別にあった。
それは、なんと!
エリザベスの髪型がさらっさらのストレートヘアーだったことだ!
フローラは赤髪ドリルは何もしなくても赤髪ドリルだと思っていた。
エリザベスの赤髪ドリルは侍女が必死になって整えた努力の結晶。
フローラは、
――赤髪ドリルを維持するのも大変なんだな。
と感心していた。
エリザベスはフローラを見つけると、
「ごきげんよう、フローラさん」
と挨拶をした。
赤髪ドリルではないエリザベスの表情はいつもよりも少しだけ穏やかだ。
「ごきげんよう、エリザベス様」
フローラも挨拶を返す。
しかし、フローラはなるべくエリザベスの体を見ないようにしていた。
なんとなく、見てはいけない気がしたのだ。
別にやましいことは一つもないのだが。
フローラはやはり真面目だった。
と、視線を合わせようとしないフローラに対して、エリザベスは、
――やはり嫌われていますわね。
と、思った。
エリザベスはここ数日の行動を振り返って、
――フローラさんに嫌われるようなことをたくさんしてしまいましたわ。
と、しょんぼりしていた。
このままではまずい。
そう考えたエリザベスはフローラと一対一になる機会をずっと狙っていた。
取り巻きがいると変な方向に話がこじれる。
侍女がいると、エリザベスはつい見栄を張ってしまう。
その結果、エリザベスはフローラが早朝に一人で浴場に行っていることを突き止め、偶然を装って接近したのだ。
半分、ストーカー行為である。
そういう訳でフローラと一対一の状況を作り出すことに成功した。
しかし、彼女はフローラとどんな話をすれば良いかわからなかった。
ちらちらとフローラを見る。
フローラは頑なにエリザベスと目を合わせようしない。
エリザベスはひとまず、体を洗い始めることにした。
しかし、一人でお風呂に来ることに慣れていない。
不慣れな動きで体を洗う。
いつもは侍女が洗ってくれていたのだ。
そんなエリザベスを、フローラはちらっと見た。
――手伝ってあげたほうがいいのか?
あまりにもエリザベスの動きがぎこちなかったため、フローラはどうするべきか迷った。
迷って、迷って、迷った挙げ句、
「お手伝いしましょうか?」
と提案し、エリザベスに選択を委ねた。
エリザベスはフローラ以上に悩んだ。
お友達になろうしている相手に体を洗ってもらう。
それだけ行為なのだが、エリザベスからしたら初めて経験なのだ。
だから、どうして良いかわからなかった。
さらに言えば、エリザベスの誇示が邪魔をしていた。
本位ではないにしろ、冷たい態度を取っていた相手にお願いするのは気が引けたのだ。
と、考えてからエリザベスはふと気づいた。
――裸の状態で誇示なんて関係ありませんわ。
赤髪ドリルの状態でないエリザベスはただの少女なのだ。
「はい……お願いしますわ」
弱々しくエリザベスが言うと、
「わかりました」
フローラが頷いた。
そして、彼女は浴槽から出て、エリザベスの後ろに座った。
フローラは甘い香りのするボディソープを手につける。
そして、エリザベスの背中を洗い始めた。
手慣れた動きでシャンプーもしてあげる。
まさにプロのような手付き。
その間、フローラの内心はというと、
――南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏……。
ひたすら念仏を唱えていた。
無の境地である。
フローラに邪な心は一切ない。
彼女はいま仏と一体になっていた!
エリザベスはフローラに体を洗われながら、ここ最近のことをずっと思い返していた。
偶然を装って、フローラの部屋の前で待機していたら、
「フローラ様は今、散歩されておりますよ」
とフローラの侍女に言われたり。
食事のときに隣に座ろうと思ったら、フローラの周りを男たちが占領していたり。
教室でフローラに話しかけようと思ったら、フレディに先を越されたり。
エリザベスはフローラとお近づきになれなかったのだ。
そうして、ようやく得たこの機会。
――逃してなるものですか。
エリザベスはぜひともフローラと仲良くなりたかった。
しかし、いざフローラを前にすると、何を話して良いのかわからず。
その姿はまるで恋する乙女である!
だが、エリザベスは公爵令嬢だ。
動くときには動く女である。
「ふ、フローラさん!」
「なんでしょう」
――南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏……。
フローラは未だに心のなかで念仏を唱えている。
しかし、その状態でも彼女は受け答えが可能だ。
フローラは思考と言動が直接つながっていない。
というのも思考は前世の男、体はフローラのような状態だからだ。
そのため、思考を介さずに応答できる。
便利な体である。
「お、お、おおお、おおとも、友達になってください!」
「はい、喜んで」
フローラは即答。
彼女は頭を一切働かせていないからだ!
それは人として大丈夫か心配になるところだが……。
これに対し、エリザベスは飛び上がりそうになるほど喜んだ。
エリザベスの人生初のお友達である。
「ほ、本当に良いのですか?」
「もちろんです」
エリザベスは告白に成功した乙女のように、満面の笑みを浮かべた。
一方、フローラは、
――南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏。
未だに心中で念仏を唱えている。
乙女の一世一代の告白を聞かないとは、実に罪深いフローラであった。
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