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第二章 ガノ王国編
迷宮探索1日目
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朝食の後、早めに家を出た。馬車で乗って迷宮に行く訳にはいかないので少し遠いけど歩いて行くことにした。装備は魔法付加した下着をはじめ帽子も被っているし、武器はそれぞれのマジックバックに入れているのでお散歩している感じだ。ミミはメイド服にエプロンだ。他の服でもいいと言ったけど、本人がこの服を希望したのでそのままにした。美少女3人ずれだし異様に目立つ感じもするけど仕方ない。
30分ほど歩いて迷宮入口に着いた。入り口には兵士が何人か詰所みたいな場所で待機している。入り口では一般の人は入場料が必要みたい。冒険者は冒険者カードを見せるとフリーパスみたいだ。
「ん?お前達も迷宮に入るのか?Fで迷宮に潜るとは命知らずだな。自己責任ではあるが無理はするんじゃないぞ。地下1階で十分に自分達の実力を伸ばすことだ。ほら、そこの水晶に同時に触れなさい。パーティー同士ならパーティー内で一番到達階が少ない階層に転移する。個別で触ると自分で念じると好きな階層に飛べる。ただし自分が到達した階層より上の階層までだが。」
「ありがとうございます。ちなみに、そう言った情報は冒険者カードに記憶されるんですか?」
「各人のステイタスカードに直接記憶されるに決まっている。この迷宮だけじゃなく迷宮には冒険者以外の者でも潜れるからな。冒険者カードを持っている者はパーティー情報が読み取られてパーティーごとに転移出来る仕組みだ。だから転移が終わるまでちゃんと自分の冒険者カードは持っているんだぞ。」
「いろいろありがとうございます。それじゃあ行ってきます。」
そう言って地下一階に転移した。
「彩、この世界には「転移」という魔法なり理があるんだよな。」
「拓哉も気がついたんだね。私もその可能性に気がついたよ。」
「だな。で今、転移を経験して魔法のイメージを持てたかもしれない。」
「皆、ちょっと俺に掴ってくれ。」
家の玄関をイメージして、転移を発動した。
すっと風景が変わって、家の玄関についた。
「どこか身体に異常はないか?」
「凄い、拓哉、凄いよ。」
「お兄ちゃんって本当に規格外だね、本当に素敵。」
「ミミは寝ぼけてます。お家を出て歩いて迷宮に入った記憶があるんですけど。」
「ただパッシブスキル扱いみたいだな。皆に付加は出来ない感じ。」
「それは問題ないよ。多分マジックバックみたいに物に付加できるかもしれないよ。」
「そうだな、今度確かめてみよう。ただ付加する材質によって付加できるものと出来ない者があるみたいだからな。ミスリルなり希少な素材が手に入った時に試してみるよ。」
「「うん。」」「はい?」
ミミはまだ現状把握が出来てない感じだけど、もう一度皆をつかまらせて迷宮の地下一階に飛んだ。そう言えば飛んだ場所に他の人がいたら拙いな。転移については場所の確保が必要かもしれない。
「じゃあ、取り敢えず頑張って狩りをしようか。」
迷宮では魔物とのエンカウント率は結構あった。こっちから気配探知して近寄っているってこともあるんだけど。地下一階の魔物はゴブリンと一角兎だ。ほとんど単体でいるけど稀に複数体でいることもある。
「よし、今度はゴブリン2体だから、彩とアリスが一体ずつ相手にして。」
彩も今は剣をふるっている。盗賊のアジトで回収したお宝にかなり高価な剣があったので、俺と彩がそのまま使っている。ミスリル製の剣で、魔力を通すことで青く光り切れ味が格段に上がる、今では彩も骨ごと一閃できる状態だ。アリスの細身剣もいい品だ。ワイバーンの爪を使っているらしい。切れ味は抜群だ。刺突武器としてもかなり強力でアリスは獣人族の身体的特性を活かしてヒットアンドウェイの攻撃スタイルを確立している。今ではもう一本剣を持って二刀流で闘うようになっている。
「ミミは水魔法の準備。慌てなくていいからゴブリンそれぞれにウォーターボールを撃ちこんで。」
ミミには彩が使っていた魔法の杖を渡している。これには「魔力使用半減」と、「魔法威力倍化」の2つの魔法付与を行っている。もともとこの二つの魔法付与が出来ることが解ったのは、最初に召喚された時に集まっていた魔法使いが持っていた杖にこの効果がついていたのを覚えていたからだ。武器や防具にこの魔法を付与できるんだけど俺自身のスキル欄にはこの魔法スキルは出てきていない。何が問題なのか解らないけど、推察として固有スキルの「賢者」の中に含まれているんじゃないかと考えている。この固有スキルが本物のチートスキル何だろう。
さて、そんなことを考えている間にあっさりゴブリンを討伐した。ドロップアイテムはゴブリンの爪だ。ちなみに一角兎の方は、兎の肉と一角兎の角のどちらかが出るようだ。と言ってもほとんどが兎の肉の方だけど。ミミは最初兎の肉を見た時は大喜びだった。今夜はシチューにするとか言ってた。今はどれだけ取ったかわからないぐらい大量の兎の肉を取ったので淡々としてるけどね。
「多分あれが地下二階への転移水晶だと思うけど、どうする?もう帰る?」
「今お昼ぐらいかな。3時間は狩ったのかな。特に手ごたえがないし出来れば下に行きたい。」
「お兄ちゃん、アリスも物足りないよぅ。魔法も全然試してないし。」
「旦那様、ミミはお昼ごはんを食べた後ならまだまだ大丈夫ですぞ。」
「じゃあ、あの転移水晶のある部屋で一旦休憩しようか。それにしても誰にも合わなかったね、この階は本当に初心者用なのかもしれないね。」
部屋に入ると、ミミが周囲を確かめてエプロンのポケットからいろいろ取りだした。キャンプ用のテーブルとイスが欲しいって言ってたのはこのためだったのか。テーブルの上に食べ物と飲み物を並べていって、御手拭きまで準備した。メイドの仕事になると手抜きしないなミミは。でもなんで俺の膝の上に乗って食べてるの?ほらアリスが睨んでるよ。
「ミミ自分で座って食べた方がいいんじゃないのかな?」
「いえ、危険な場所で旦那さまを守るのはメイドの務めですので、旦那さまから離れるわけにはいきません。」
「お兄ちゃんを守るのは妹の役目なんだから、今度はアリスが座るからミミはこっちに座って。」
「ミミ、御茶を貰える?」
「はい、奥様ただいま。ってアリスずるい。ミミがお仕事してる間に旦那様の膝に座るなんて。」
「はいはい。ミミはちゃんとお仕事してね。ミミのお茶ってとってもおいしいんだもの。」
「えーアリス違いが分かる女なの?もう、じゃあ、お代わり入れるね。」
いつも通りの食事が終わって、部屋の隅に土魔法で簡易トイレを作ってすっきりした後地下二階に飛んだ。そう言えば昼食は家に転移して摂ればいいんじゃないって提案したけど満場一致で却下された。こうして外で食べたりするのがいいそうだ。
地下二階では、ゴブリン、一角兎の他にボアーが出てきた。単体ではなく複数、しかも3体以上で現れるようだ。
「こっちの数より相手の数が増えてきてるからね。その場合の連携の練習もしよう。まず各自初撃は魔法を放って数を減らすことを考えて、その場合どれを狙うか素早く意思を統一しないといけない。最悪俺の範囲魔法で撃破できるから彩が中心になって指示を飛ばしてね。」
「解った。アリス、ミミ集中して行こう。」
念話とかあればいいんだけどな。その辺りのアイテムなり魔法なりあるのかこんど冒険者ギルドに行った時に聞いてみよう。
その後、ボアーから猪の肉かボアーの牙、ボアーの皮を確保しながら順調に地下二階の探索を進めた。4時間ほど狩った時に地下3階への転移水晶の部屋を見つけたんで今日の探索はここで終了した。
「じゃあ、一旦家に戻ってから冒険者ギルドに行こうか。一日の狩りでどれくらいの稼ぎとポイントを稼げるか確認したいし。」
「解りました。では家に戻ってからおやつと言うことで。」
そうか、おやつ時間を忘れてた。さっきからチラチラ俺を見ていたのはおやつの催促だったのね。ごめんねミミ。
転移で家に戻った後、防具に浄化をかけてやってきれいにしてそのままお風呂に入った。ミミは先におやつを主張したけどお風呂上りの方がおいしく食べられるよって言って先にみんなでお風呂を楽しんだ。初めての迷宮は手ごたえは感じなかったけど、自分達の実力がそれなりにあることの認識はもてたようだ。俺は能力値がみれるから彩達がどれくらいの実力があるか情報としてはあったんだけどね。
「さあ、ミミこれを飲んで御覧。」
ミミに渡したのは、俺が氷魔法で冷やしておいたフルーツ牛乳だ。これも俺のオリジナルレシピ。お風呂上りのほてった体に冷たい飲み物は格別だったようで、ミミは大満足してくれたようだ。クッキーをほおばりながら、明日もフルーツ牛乳をと俺の膝の上でお願い攻撃を飛ばしている。明日はアイスを準備しているんだけどな。それは明日びっくりさせてやろう。
「じゃあ、冒険者ギルドに行こうか。帰りに食材とかも買いたいし、馬車で行こうかな。」
「ねえ拓哉、街の中では、転移は使わない方がいいよね。」
「そうだな。でも転移しやすい場所を見つけておけば大丈夫かもしれない。特に冒険者ギルドへはこれから何度も行くだろうし、転移の場所を確保しておきたいなぁ。」
「目立たない場所ですか?そう言う場所を探すのはミミは得意ですよ。お旦那様の家でもミミしか知らない隠れ場所いくつも見つけてましたし。」
「そうなの?じゃあ、冒険者ギルドの周りでよさそうな場所見つけてね。」
「了解です。ミミにお任せ下さい。」
「アリスも得意だよ、かくれんぼ。アリス探すね。」
「アリスもよろしくな。いい場所を見つけたら街の中で移動がしやすくなるからね。」
この後馬車に揺られて最初冒険者組合に出かけた。
30分ほど歩いて迷宮入口に着いた。入り口には兵士が何人か詰所みたいな場所で待機している。入り口では一般の人は入場料が必要みたい。冒険者は冒険者カードを見せるとフリーパスみたいだ。
「ん?お前達も迷宮に入るのか?Fで迷宮に潜るとは命知らずだな。自己責任ではあるが無理はするんじゃないぞ。地下1階で十分に自分達の実力を伸ばすことだ。ほら、そこの水晶に同時に触れなさい。パーティー同士ならパーティー内で一番到達階が少ない階層に転移する。個別で触ると自分で念じると好きな階層に飛べる。ただし自分が到達した階層より上の階層までだが。」
「ありがとうございます。ちなみに、そう言った情報は冒険者カードに記憶されるんですか?」
「各人のステイタスカードに直接記憶されるに決まっている。この迷宮だけじゃなく迷宮には冒険者以外の者でも潜れるからな。冒険者カードを持っている者はパーティー情報が読み取られてパーティーごとに転移出来る仕組みだ。だから転移が終わるまでちゃんと自分の冒険者カードは持っているんだぞ。」
「いろいろありがとうございます。それじゃあ行ってきます。」
そう言って地下一階に転移した。
「彩、この世界には「転移」という魔法なり理があるんだよな。」
「拓哉も気がついたんだね。私もその可能性に気がついたよ。」
「だな。で今、転移を経験して魔法のイメージを持てたかもしれない。」
「皆、ちょっと俺に掴ってくれ。」
家の玄関をイメージして、転移を発動した。
すっと風景が変わって、家の玄関についた。
「どこか身体に異常はないか?」
「凄い、拓哉、凄いよ。」
「お兄ちゃんって本当に規格外だね、本当に素敵。」
「ミミは寝ぼけてます。お家を出て歩いて迷宮に入った記憶があるんですけど。」
「ただパッシブスキル扱いみたいだな。皆に付加は出来ない感じ。」
「それは問題ないよ。多分マジックバックみたいに物に付加できるかもしれないよ。」
「そうだな、今度確かめてみよう。ただ付加する材質によって付加できるものと出来ない者があるみたいだからな。ミスリルなり希少な素材が手に入った時に試してみるよ。」
「「うん。」」「はい?」
ミミはまだ現状把握が出来てない感じだけど、もう一度皆をつかまらせて迷宮の地下一階に飛んだ。そう言えば飛んだ場所に他の人がいたら拙いな。転移については場所の確保が必要かもしれない。
「じゃあ、取り敢えず頑張って狩りをしようか。」
迷宮では魔物とのエンカウント率は結構あった。こっちから気配探知して近寄っているってこともあるんだけど。地下一階の魔物はゴブリンと一角兎だ。ほとんど単体でいるけど稀に複数体でいることもある。
「よし、今度はゴブリン2体だから、彩とアリスが一体ずつ相手にして。」
彩も今は剣をふるっている。盗賊のアジトで回収したお宝にかなり高価な剣があったので、俺と彩がそのまま使っている。ミスリル製の剣で、魔力を通すことで青く光り切れ味が格段に上がる、今では彩も骨ごと一閃できる状態だ。アリスの細身剣もいい品だ。ワイバーンの爪を使っているらしい。切れ味は抜群だ。刺突武器としてもかなり強力でアリスは獣人族の身体的特性を活かしてヒットアンドウェイの攻撃スタイルを確立している。今ではもう一本剣を持って二刀流で闘うようになっている。
「ミミは水魔法の準備。慌てなくていいからゴブリンそれぞれにウォーターボールを撃ちこんで。」
ミミには彩が使っていた魔法の杖を渡している。これには「魔力使用半減」と、「魔法威力倍化」の2つの魔法付与を行っている。もともとこの二つの魔法付与が出来ることが解ったのは、最初に召喚された時に集まっていた魔法使いが持っていた杖にこの効果がついていたのを覚えていたからだ。武器や防具にこの魔法を付与できるんだけど俺自身のスキル欄にはこの魔法スキルは出てきていない。何が問題なのか解らないけど、推察として固有スキルの「賢者」の中に含まれているんじゃないかと考えている。この固有スキルが本物のチートスキル何だろう。
さて、そんなことを考えている間にあっさりゴブリンを討伐した。ドロップアイテムはゴブリンの爪だ。ちなみに一角兎の方は、兎の肉と一角兎の角のどちらかが出るようだ。と言ってもほとんどが兎の肉の方だけど。ミミは最初兎の肉を見た時は大喜びだった。今夜はシチューにするとか言ってた。今はどれだけ取ったかわからないぐらい大量の兎の肉を取ったので淡々としてるけどね。
「多分あれが地下二階への転移水晶だと思うけど、どうする?もう帰る?」
「今お昼ぐらいかな。3時間は狩ったのかな。特に手ごたえがないし出来れば下に行きたい。」
「お兄ちゃん、アリスも物足りないよぅ。魔法も全然試してないし。」
「旦那様、ミミはお昼ごはんを食べた後ならまだまだ大丈夫ですぞ。」
「じゃあ、あの転移水晶のある部屋で一旦休憩しようか。それにしても誰にも合わなかったね、この階は本当に初心者用なのかもしれないね。」
部屋に入ると、ミミが周囲を確かめてエプロンのポケットからいろいろ取りだした。キャンプ用のテーブルとイスが欲しいって言ってたのはこのためだったのか。テーブルの上に食べ物と飲み物を並べていって、御手拭きまで準備した。メイドの仕事になると手抜きしないなミミは。でもなんで俺の膝の上に乗って食べてるの?ほらアリスが睨んでるよ。
「ミミ自分で座って食べた方がいいんじゃないのかな?」
「いえ、危険な場所で旦那さまを守るのはメイドの務めですので、旦那さまから離れるわけにはいきません。」
「お兄ちゃんを守るのは妹の役目なんだから、今度はアリスが座るからミミはこっちに座って。」
「ミミ、御茶を貰える?」
「はい、奥様ただいま。ってアリスずるい。ミミがお仕事してる間に旦那様の膝に座るなんて。」
「はいはい。ミミはちゃんとお仕事してね。ミミのお茶ってとってもおいしいんだもの。」
「えーアリス違いが分かる女なの?もう、じゃあ、お代わり入れるね。」
いつも通りの食事が終わって、部屋の隅に土魔法で簡易トイレを作ってすっきりした後地下二階に飛んだ。そう言えば昼食は家に転移して摂ればいいんじゃないって提案したけど満場一致で却下された。こうして外で食べたりするのがいいそうだ。
地下二階では、ゴブリン、一角兎の他にボアーが出てきた。単体ではなく複数、しかも3体以上で現れるようだ。
「こっちの数より相手の数が増えてきてるからね。その場合の連携の練習もしよう。まず各自初撃は魔法を放って数を減らすことを考えて、その場合どれを狙うか素早く意思を統一しないといけない。最悪俺の範囲魔法で撃破できるから彩が中心になって指示を飛ばしてね。」
「解った。アリス、ミミ集中して行こう。」
念話とかあればいいんだけどな。その辺りのアイテムなり魔法なりあるのかこんど冒険者ギルドに行った時に聞いてみよう。
その後、ボアーから猪の肉かボアーの牙、ボアーの皮を確保しながら順調に地下二階の探索を進めた。4時間ほど狩った時に地下3階への転移水晶の部屋を見つけたんで今日の探索はここで終了した。
「じゃあ、一旦家に戻ってから冒険者ギルドに行こうか。一日の狩りでどれくらいの稼ぎとポイントを稼げるか確認したいし。」
「解りました。では家に戻ってからおやつと言うことで。」
そうか、おやつ時間を忘れてた。さっきからチラチラ俺を見ていたのはおやつの催促だったのね。ごめんねミミ。
転移で家に戻った後、防具に浄化をかけてやってきれいにしてそのままお風呂に入った。ミミは先におやつを主張したけどお風呂上りの方がおいしく食べられるよって言って先にみんなでお風呂を楽しんだ。初めての迷宮は手ごたえは感じなかったけど、自分達の実力がそれなりにあることの認識はもてたようだ。俺は能力値がみれるから彩達がどれくらいの実力があるか情報としてはあったんだけどね。
「さあ、ミミこれを飲んで御覧。」
ミミに渡したのは、俺が氷魔法で冷やしておいたフルーツ牛乳だ。これも俺のオリジナルレシピ。お風呂上りのほてった体に冷たい飲み物は格別だったようで、ミミは大満足してくれたようだ。クッキーをほおばりながら、明日もフルーツ牛乳をと俺の膝の上でお願い攻撃を飛ばしている。明日はアイスを準備しているんだけどな。それは明日びっくりさせてやろう。
「じゃあ、冒険者ギルドに行こうか。帰りに食材とかも買いたいし、馬車で行こうかな。」
「ねえ拓哉、街の中では、転移は使わない方がいいよね。」
「そうだな。でも転移しやすい場所を見つけておけば大丈夫かもしれない。特に冒険者ギルドへはこれから何度も行くだろうし、転移の場所を確保しておきたいなぁ。」
「目立たない場所ですか?そう言う場所を探すのはミミは得意ですよ。お旦那様の家でもミミしか知らない隠れ場所いくつも見つけてましたし。」
「そうなの?じゃあ、冒険者ギルドの周りでよさそうな場所見つけてね。」
「了解です。ミミにお任せ下さい。」
「アリスも得意だよ、かくれんぼ。アリス探すね。」
「アリスもよろしくな。いい場所を見つけたら街の中で移動がしやすくなるからね。」
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