悠遠の誓い

８章

やりすぎ

結局　穴のことは聞けずじまいだった。
『しょーちゃんが知りたいことは俺が教えるから』って言ったくせに。
穴はあるって孝之も海瑠かいるも言った。
穴と言うと鼻・耳・お尻…　


お尻…？！


いやいやいや。ありえないだろう。あそこは出すとこだ。
でも海瑠かいるさわってた。オレのお尻なんて面白くもないだろうに撫でまわしてた。
けど耳の穴もしつこくなめてたぞ。穴…穴って…

『しょーちゃんはまだ知らなくていいよ』まだって

前世の記憶が戻るまではってことか？


海瑠かいるが孝之に嫉妬したって聞いた時　嬉しかった。オレのことそんなに好きなんだって。
だけどそのあと耳を舐めながら『ここ敏感だったよね』って言われたのがスゴク嫌だった。敏感だったって。オレのことじゃないよな。あの天使のことだろ？ん？じゃオレなのか？あの天使が自分だなんて思えないオレにとっちゃあの言葉は…

耳は実際スゲーきもちいかった。こんな場所も感じるんだってビックリした。
自分で耳に触れてみるけどちっともきもちくない。

はぁあ…　昼間のことを思い出しながら電気つけたままで床でする。
左手で右耳を触りながら右手でおちんちんを持ちながら。ティッシュの準備も万端だ。
最近知ったけど射精する前にさきっちょから透明なお汁が出るんだ。おしっこじゃない。
これを塗り広げるようにするとスッゴクきもちいんだ。明るい場所でするの興奮する。隣の部屋には両親が寝てるのに。興奮が最高潮に達した時、オレはペニスを見てギョッとした。

皮がむけてツルンとしたピンクの頭みたいのが見えてる―――――

あわてて皮を引っ張り元に戻すがスグにムクムクと頭をのぞかせてくる。
可愛かったオレのおちんちんが大人みたいになっちゃってる。
自慰のやりすぎ…？

怖くなってきた。どうしよう。こんな……
誰もがこうなんだったらいいけど。オレやりすぎた？覚えてからほぼ毎日して、おちんちんが痛い日もいっぱいあった。

どうしよう…相談。孝之には聞けない。

『しょーちゃんが知りたいことは俺が教えるから』

こんな…恥ずかしいことを海瑠に？


無理だ…

オレのおちんちんはすっかり縮んで皮の中に帰って行ってた。