悠遠の誓い

４章

3回目

オレの下半身に重なる体。身長差でオレの股間は海瑠の下腹のあたりにある。反応してることを悟られまいと体をねじろうとするのに抑え込まれてビクともしない。

「んっ、ぅっ―――――っはぁっ」

角度を変えて動く唇に声が漏れてしまう。やめてほしい、でもやめてほしくない。
クチュって音が部屋の中に響く。つけたままのゲームの音がうるさい。
1階には海瑠のじぃちゃんとばぁちゃんがいる。なのにベッドでこんなこと。


「わかった？」
「ぇ…？」

酸欠みたいにボーッとする。わかった？って？何がだろ。
見下ろすように見てくる顔が今日もイケメンだ。なんてボンヤリ考える。

「よそにお泊り。ダメだよ」

いたずらっ子みたいに笑う顔が眩しくて頷いてしまう。

こいつも…自慰したことあるん…あるよな、きっとその先も…
あの美女と？どこでだホテル？ラブホってやつか？駅の向こう側にあるの知ってる。あの道は通っちゃダメなんだ。なのにあんなところにいってるのか？聞きたいけど聞けない。
自慰は手でするんだって。手で？オレの手を掴んでるこの手で？お風呂で見た海瑠のちんちんを思い出そうとするがそれは小学校の頃ので中学に上がったころからはタオルで隠されて見えなかった。
どうやってるんだろう。オレはまだだけどチン毛も生えてるんだろう？邪魔にならないのか？Ｈな動画見たりしてんのか？ズルイぞ、オレは見れないのに。

「考え事？余裕だね。まだ3回目だっていうのにキス慣れしすぎじゃない？」

オレの唇を舌でなぞりながらそんな事を言わないでくれ。慣れてなんかない。
入ってきた海瑠の舌に舌をからめとられる。オレもお返しに吸い付くと嬉しそうに目を細める。唇と歯の間をグルリとなめられると腰が抜けそうだ。唾液があふれ飲み込む。はぁっ…ってそんな声出すなよ、変な気分になるじゃないか。そういうオレも声が出ちゃってる。だって…きもちい、苦しい、きもちい、もっと。
海瑠のお腹におさえつけられたおちんちんが痛い。ダメだって！そんな押しちゃ…



やっと解放してくれてもオレの股間はしばらく収まらなかった。
今日の練習は濃厚だったな。

家に帰ったらこれを思い出しながら絶対手で自慰するんだって心に決めた。