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2人の王子

異端の存在

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マーサ王妃は、ティナ達が寛げるよう自室に招き入れ最高級のお茶と茶菓子を振る舞った。


その席になぜかモブキャラのクローディアまで同席を求められ、王妃2人とエリザベスの4人でテーブルについている。

離れた所で、ラファエル様とランディ様がアルフレドとバーチさんからいざという時の護身術を習っており、王妃様の穏やかな雰囲気の部屋はあちこちで盛り上がっていた。


それは、ティナと正面きっての会話がまだまだ緊張してしまうランディ様を気遣ってのあのアルフレドからの提案だ。

2人に接するその顔は以前のような我儘放題で疑心暗鬼の捻くれ王子ではなく、暖かく見守る『お兄さん』の顔をしている。


会えない間に、彼もまた一段と変わったようだった。




そして、この美女3人+一般人のスペシャルテーブルではティナが王との出会いについて先ほどから語ってくれている。

場違いなこの空間にいたたまれないのは、クローディア1人のみ。

その会話に、ランディ王子が興味のないフリをしつつ耳をダンボのようにして聞き耳を立てていることは皆が分かっててあえて触れていない。


ティナさんは元々グランハット国の王都からは大分離れた田舎の町で、どこにでもあるような家庭の普通の夫婦の間に生まれたそうだが、かの国で忌み嫌われてしまう魔力の強い子どもだった為、両親から幼いうちに捨てられ国の端に位置する孤児院で育ったとのことだった。


「小さい頃から感情の起伏の激しい子だったからさ、ある日近所の友達との喧嘩でつい爆発しちゃった時に魔力も暴走して・・・・そこからは一気に魔女扱い。一度開花した魔力は抑えることが中々難しくして、両親もとうとう手に負えなくなって私を捨てたのさ。わざわざ、孤児院の近くに置いていってくれたのは両親なりの最後の優しさだったのかもしれないけどね」


その孤児院の院長をしていたマリアという女性との出会いが、彼女の人生を大きく変えてくれたそうで孤児院の前に捨ててくれたことを今では心から感謝していると、ティナさんは明るく笑った。

彼女の育ての親となったマリアという女性はとても大らかで優しさの溢れる人だそうで、彼女の持つ魔力も個性の1つとして特別でもなんでもないと受け止め、他の子ども達と対等に深い愛情を注いでくれたとのことだった。

それから孤児院で仲間達と支え合いながら大きく成長した彼女は、これからの生き方をその孤児院でマリアを手助けし、将来はマリアの後を継いで院長になり自分のように親からの愛情を受けられなかった子どもたちを、マリアにしてもらったように愛していきたいと決め始めた頃。

孤児院運営に大きく関わる王宮より、視察と称して国王自らが足を運ぶという、これまでのことを考えればあまりにも異例の事態が起こった。


「グランハット国は、まだ国同士の戦争が多かった時期に魔法による他国からの攻撃で国が焼かれてそれはひどい目にあったんだ。それ以来、魔法に対する拒否反応が強くて、魔法が一切ないわけじゃないのに魔力の強い人間は魔女や化け物と呼ばれて、忌み嫌う者がとても多いんだよ。国の中心部はそこまでじゃないんだろうけど、私が生まれた田舎の町や村なんかだと魔力のあるものはほとんど生まれないから、知識や理解も本当に少なくて下手したら魔女狩りと称して殺された人達も以前は少なくなかったんだ」


「・・・・・そう、だったのですか」


「魔力は能力の1つですのに、ひどいですわ!」


王妃であるマーサと次期王妃として教育を受けていたエリザベスは、アルカンダル国と友好的な国交を続けているグランハット王国の環境は知識で知っていたとはいえ、実際に暮らす者の言葉を直接聞くことは少ない。

思っていた以上にひどい現状に心を痛め、2人の顔は悲しみにその美しい顔を歪めた。

たとえ魔力がなくとも言葉や見た目の違い、周りが持たない能力を強く持つ者が集団からは弾かれ忌み嫌われることがあることを、クローディアは前世の記憶の中でもよく知っていた。

理解できない未知なことは自分や大切な身の回りの人達を守る為に危険と判断し、私達はそのものを意識的に遠ざけてしまうことが多々ある。

また、身の回りに起きる自然災害など人間の手に余る現象への不満や恨みなどの責任を、無理やり対象を作って押し付ける事で自分達の気持ちを鎮めるなど、世界が違えど魔女狩りと呼ばれることも歴史の中で現実に行われていたことだ。

ティナさんが言うには、王族で魔力の強い者はこれまでに公式ではほとんど現れておらず、不思議な力に頼ることなく自分の力を高めて行くことこそが素晴らしいと称賛されるこの国では、それが余計に民達が魔法を嫌悪していくことに繋がっていったらしい。

だからこそ、そんな中で魔力が強く生まれたランディ王子の存在は特別なものだったのだと。




そんな時、グランハット国のセイアッド王は頻繁にティナの過ごす孤児院へと部下の兵士達を引き連れてやってきた。

それがどんな目的あってのことなのか、初めは全く分からず何か恐ろしい裏があるのかと訝しんで探りをいれていたが、ある日王のいない場所で漏らしていた兵士達の愚痴からすぐにその理由は判明する。


「兵士達は事細かに話していたさ。自分の国の王子があんな化け物でいいのかとか、この国はいずれ魔物に支配されるんじゃないか、王子を産んだ母親は魔物に取り憑かれて死んだのではないかとか。孤児院は国の端にあったし、私たちのような底辺に暮らす民にこぼしたところでなんの影響もないと気持ちが緩んだんだろうね」


ティナが唇を噛み締め眉間にしわを寄せ、その顔は一気に怒りを含む感情に溢れた。


「私は、マリアと孤児院で暮らすみんなが側にいてくれたからどんなに生活が毎日苦しくても笑っていられたし、たった1つのパンを皆で分けて食べることですらも幸せだった。けど、その子は城でどんな生活をしてるんだろう?どんな気持ちで過ごしてるんだろうって、次第に思うようになったんだ」


ティナの目線がスッと、アルフレドやバーチに向かって拳をぶつけてみたり蹴りを入れたりしながら、一生懸命『武』の動きを習うランディへと向けられる。

その目線はどこまでも優しく、まだ会ったばかりだというのに愛にあふれていた。


「だから、ある時わざとセイアッド王が近くにいる中で魔法を使ってやったのさ!その王子と同じ召喚魔法のスライムで、兵士達の周りをいっぱいにしてさ!!」


ティナがその時の光景を思い出したのか、ケラケラと笑い出す。


「うおぉっっほんっ!!!」


その笑い声の合間、遠くからはことさら大きな声が響き渡る。

声の持ち主は、王妃の部屋の入り口でジークフリートとともに護衛として見張りに立つルドラ将軍。

すでに顔だけではなく、耳まで真っ赤で震えていた。


きっと彼もその場にいたのだろう。


そして、たぶん相当恥ずかしい思いをしたのだろうことが、その姿から容易に想像がつき思わず笑いが溢れそうになるが、瞬時にそのことに気がついたルドラ将軍から恐ろしいほどの鋭いガンを飛ばされ、慌てて目線をそらして縮こまる。


「バカね、クロエ。そういうことはバレないように上手くやるものよ」

「!?」


同じく笑いを零していたらしいエレガントがドレスを着てる風のエリザベスは、扇で優雅に口元を隠しながら鈴を転がすように可愛く影で笑いを零していた。


「ずる・・・・じゃなくて、おっしゃる通りで」

「あははっ!気にしなくて大丈夫だよ!ルドラは顔が強面で威厳があるように見えるけど、ああ見えて意外と肝はちっちゃいんだから!」

「ティ、ティナ様ッ!!なんということを!!」


ティナの言葉に、ルドラ将軍はさらに顔を真っ赤にさせて全身を震わせている。

そしてそんな彼の前に、ランディ王子が召喚した青いスライムが目の前にぴょこっと現れた。


「・・・・・・か、か、か、母ちゃん!!!もう許してくれっ!!あれはほんの出来心だったんだっ!!!」


その途端、ルドラ将軍は突然現れたスライムに向かってものすごい勢いで膝を床につくと、そのスライムに向かって何度も何度も激しく土下座をして謝っている。

ランディ王子の召喚したスライムにはもれなく幻影がセットでついてくる為、ルドラ将軍にはそのスライムが彼の愛しの奥様にでも見えたのだろう。


「あはははははっ!!!これは最高だ!やるじゃないか、ランディっ!!」


すぐさま目尻に涙を浮かべながら腹を抱えてティナが大きな声で笑い出し、扇を片手にしたエリザベスとマーサまでもがコロコロと静かに笑いをこぼした。


「バカだな、ルドラ!お前なんでスライムに向かって謝ってんだよ?」

「くっ!!!きょ、今日という今日は許しませんぞ、ランディ王子ぃぃぃーーーーッ!!!」

「うわっ!逃げるぞラファエル!!」

「え!な、なんで僕までっ?!ちょっと待ってよ、ランディ!!」


ついに、頭の火山を噴火させたルドラ将軍がランディ王子を全力で追いかけ、それに巻き込まれたラファエル王子とともにランディ王子がそれはそれは楽しそうに走りながら広い王妃様の部屋中を逃げ回っていた。


「あ、ごめん!ここはマーサ様のお部屋なのに」


その光景を大笑いしながら眺めていたティナだが、すぐにハッと顔色を変えて部屋の主であるマーサ王妃に頭を下げる。


「いいのですよ、ティナ様。子どもは元気なのが一番ですわ。ほら、ご一緒しているラファエル様もあんなに嬉しそうに笑っていらっしゃる♪」


無邪気に全力ではしゃいで喜怒哀楽を素直に出し、なんの遠慮もなく子どもらしい姿を見せるラファエルとランディの姿に、その場にいた皆の心が温かくなった。


「うん、本当だ。楽しそう!セイアッド王が私をあの子の母親にって思ってくれたこと、今では心から感謝してるんだ。ただ・・・・1つだけあの子に謝らなきゃいけないことがあるんだけど」

「え?」



そのままニッコリと笑ったティナさんは席を素早く立ち上がり、ルドラ将軍から逃げ回っているランディの元にまで軽やかに飛んで駆けつけ、その背中から小さな体を力強く抱きしめた。


「な、なにっ!?」

「ごめんね、ランディ」

「!?」

「これから私はあんたのお母さんにはなれるけど、私の体は昔に色々あって子どもが産めない。どれだけ望まれても、あんたに兄弟は作ってあげられないんだ」

「!!??」



ランディの耳元で囁いたあと、彼を抱きしめる腕に力がこもる。



「ごめんね」

「・・・・・・・・」



それがなぜなのかはランディには詳しく分からなかったが、そこに込められたものが軽くないことだけは分かった。

少しすると彼女の体が小さく震えていることに気づき、ランディはティナの腕を自分から握る。


「僕は、これまでずっと1人だった」

「ランディ?」

「だから今更、他のやつがこれ以上増える方が迷惑だ!」

「・・・・・うん。その分、たっくさん私の愛情をあげるからねっ!!」

「く、苦しい!!」



顔を赤くしたランディの首に回した腕に一際強く力を込めて、喜びに頬を染めたティナはその体を全身で包みこんでその白く柔らかい頬にそっと口づけを落とした。
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