上 下
53 / 212
モブ女子新しい旅へ オーギュスト王家の確執

出発です!が、どこへ行く気ですか?

しおりを挟む


翠の森への出発の朝ーーーーーー。


昨夜も遅くまで仕事をしていたはずのお母さんが、朝食とともにお昼のお弁当までまさかの寝ずにで用意をしてくれていた。

護衛の件は怒られると覚悟をしていたが、王様からの頼みなら頑張って行ってきなさい!と、お母さんもお父さんも笑顔で賛成してくれた。

すごく嬉しかったけど、10代の結婚前の一人娘に対してそれはそれでいいのだろうか。



「お、お母さん!?こんなにたくさん、大変だったでしょう?」

「あら~~♪だって、アルフレド王子にジークフリート団長様が一緒ならこれくらいは必要かと思って、お母さん久しぶりにはりきっちゃったわ~~!」

「あ、ありがとう!!」



クローディアの目の前のテーブルには軽く見積もっても恐らく10人前以上はあろうかという、どれもすごくおいしそうだが大量過ぎるランチセットが並べられている。

おかずだけでどれだけの種類があるのか。


お母さん、旅路はたったの3人ですよ?

とても嬉しい!!が、これを持って歩くだけでも道中かなり一苦労になりそうだ。

スモー○ライトみたいな、便利な魔法が本気であればいいのに。

いやRPGによくある、いっそのこと『袋』の設定をこちらの世界にも下さい。

あれが1つあれば、各道具が99個まで持てる!!

途中からレベルアップや寄り道で溜めすぎて最終的に使わずに終わったという、文字通りの宝の持ち腐れでしたけども。






「遅い!!貴様は庶民のくせに、王子であるこの俺を待たせるとはどういうつもりだっ!!!」


待ち合わせ場所についた私を仁王立ちのアルフレド王子が、お怒りMaxで待ち構えていた。

眉間のシワが深い!!

そしてその後ろには、我が愛しのジークフリート様が!

今日も相変わらずカッコいいです~~!!



「す、すみません」


でも、この大荷物を持ってダッシュ!はさすがの私でも無理です。

いやそれよりも、アルフレド王子様こそどういうおつもりですか?


「王子・・・・その、きらびやかなお洋服はいったい??」


真っ白な光沢のある厚手の生地にゴールドのゴージャスな装飾が、キラキラキラキラ。

あなた様はこれからどこぞの国の舞踏会にでも行かれるおつもりですか?



「フン!!この俺様の魅力を引き出す、最高の衣装だ!!」

「はぁ。確かに、よくお似合いですが」



そういえばRPGのゲームとかのキャラクターで、本気でそんな格好で冒険に行くんですかっ!?

っていうキャラクターは山ほどいるし、ゲーム中はさほど違和感を感じず、守備力高ければもう何でもいいぐらいの気持ちで見てたんだけど。


実際、目の前に来られるとーーーーーー。



「い、今すぐこれにお着替え下さいっ!!」



私は『もう一人のお母さん』から、念のためにと預かっていたものを急いで王子に袋ごとつきつける。

さすがです、グレンさん!!



「な、なんだ、これは?」

「これは布の服、守備力は恐らく4か5です!」

「ぬ、ぬの?しゅ、しゅびりょく?」

「あ、間違えました!王子のそのうるさいぐらいに光ってるキラッキラのオーラをとことん消しさる、ざ・庶民の布の服です!」

「う、うるさい?この俺がしょ、庶民の服だとっ!?」



アルフレド王子の全身が怒りにワナワナ震えている。



「そうです!いいですか?昔から遠○の金さんしかり、暴れん○将軍も水戸○門もついでにバ○殿様も、城下へお忍びに来る際は庶民の服に着替えてお忍びしてるんです!!そんな見た目で誰もが王子かコスプレイヤーの痛い人かってすぐに分かるようなかっこうをしてたら、カモがネギ背負ってやってくるただのバカと同じです!!」


思わず、早口で一気に話してしまいましたが!

お父さんの晩酌時に、必ずテレビで流れていた時代劇あれこれ!!


いやぁ~~~懐かしい!!




ちゃちゃちゃちゃーーーーーん!

ちゃーちゃーちゃー、ちゃーーーーーん!!



ほら、すぐにBGMが頭に流れて白馬の暴れん坊が砂浜を駆けてます!!


あ、待って!!

まだマツ○ンサンバには変わらないでっ!!



「と、とおやま?あばれんぼう?カモが、ネギ?」


あらら、意味不明の羅列で王子様の思考ががポカンと止まってらっしゃる。


よし、ここは保育士時代のプランAで行こう!


こほん。

皆さま、ここでのポイントはいつもより高めのキーでの声で、とにかく笑顔と高いテンションで盛り上げることです。


「そうですよね~~!こんな庶民が着るような、王子のその素敵なお召し物からしたらボロボロの布きれのような服なんて、王子様は着れないですよね~~~?」


「・・・・・クローディア?」



いつもよりも少し大きな声で、大げさ気味に言うのが大事。

そして自分が思いっきりバカになったような気分で、躊躇なく!!


「あ、当たり前だっ!!」



お、復活した。



「ですよね~~!いや、どんな洋服でも着るとカッコよく着こなしになるさすがのアルフレド王子でも、こんな庶民の服を着たらどどどど・ど庶民になってしまいますもんね~~!!」


「・・・・・・なに?」



一気にアルフレド王子の眉間にシワが寄る。



「やっぱり、さすがのアルフレド王子でも着こなせない服はありますよね~~??」

「おい!この俺様に着こなせない服はないぞ!!」



よし、かかった!!



「えぇっ!?私達のような庶民が着たら、ありえないほど普通になってしまう、このオシャレ上級者にしか着こなせない布の服を、王子はまさか!まさかかっこよく着こなせるんですかっ!?」


「当たり前だっ!!こんな布きれごときで、俺様が庶民などに埋もれるわけがないだろうが!!」


「すっっごーーーーいっ!!ぜひ、今すぐ着たところが見てみたいです!!」


「ふん!!待っていろ、すぐにお前たち庶民との違いを見せてやる!!」


アルフレド王子は私から『布の服』守備力4か5の装備品を勢いよく取り上げると、すぐさまその場できらびやかな衣装を脱ぎ捨てて着替え始める。



「・・・・・わぁ~~楽しみーーー」



最後はちょっと疲れてきたので、棒読みで失礼します。


え?王子様が目の前で脱ぎだしたのに、何の反応もしないのかって?

みなさん、私が普段どこへ毎日足を運んでるかお忘れですか。


いつでもどこかで、誰かが裸を晒してる!


『イケメンだらけじゃないパラダイス』のイケパラ騎士院!!ですよ?


まことに残念ながら、まだ一瞬も見たことがない我らがジークフリート様の肉体美ならいざ知らず!!

いや、妄想しただけでもうすでに鼻血が出そうです。

あ、ちなみに本人王子の後ろにいますから。

これ今鼻血吹いたら、私が色んな意味で死ぬからね!!



「・・・・・・おい、そこの庶民の女」

「は、はい?」



よし!!

なんとか耐えた!!



「なぜ、この俺様が目の前で裸になってるのに、きさまは何も反応しないんだ?貴族の女達なら普通悲鳴をあげてその場から逃げ出すぞ?」


「あぁ!まぁ、慣れてますし」




若い男の肉体美なら、レオを始めとして嫌ってぐらい毎日勝手に見せられてますし。


もういちいちキャーキャー言うのも、さすがに疲れました。



「な、慣れてるだとっ!?なんて恥知らずな女なんだっ!!恥じらいというものがきさまにはないのか!!!」


「・・・・・・・」



見た目だけなら一応10代の若い娘の前で、なんの遠慮もなく自分からいきなり服を脱ぎだしておいて、なんて勝手な王子様なのか。


『恥じらい』なんて、なんとも可愛らしいものは前世の時に投げ捨ててきましたよ。

騎士院での下手をするとどこを見ても裸祭りなものすごい環境に、残りわずかな恥じらいの欠片が粉々に砕かれたのは間違いない。

また、騎士院に行かずともメインの仕事の方だって夜は酔った男性が半裸でよく騒いでいる。

こちとら、恥じらいなんてご丁寧に持ってたら仕事にならないんじゃい!!



「申し訳ありません、アルフレド王子。クローディアは普段から騎士院に来ることも多いもので」

「ふ、ふん!!さすがは庶民の女だな!!」



何がさすが、かは分からないけれど。

ジークフリート様からのフォローで一応の納得をした王子が、裸の上半身に布の服を身につける。


「・・・・・ッ!!」


うーーーーーん、王子というくらいだから、もっと筋肉がそんなについてないひょろっとしているイメージでいたんだけど。


アルフレド王子の筋肉もなかなか。


騎士院の若手の中でもNo. 1を誇る、かなり引き締まった肉体美のレオとはるぐらいには、無駄のないしっかりした筋肉がついていた。


ちゃんと腹も6つに割れている!


イケメンな上に細マッチョなのは、さすが乙女恋愛ゲームの世界!!

筋肉フェチではない私も、思わず目をみはるぐらいにはアルフレドの肉体は鍛えられていた。



「着替えたぞ!どうだ、庶民の女ッ!!」


「・・・・・お、おぉーーー!!」



ちょっと、いやかなり顔面のイケメン具合が服に反して浮いてますが。

とりあえず、最初のレッツゴー舞踏会!な王族・貴族丸出しな派手派手衣装よりはだいぶマシだろう。



「さ、さすがはアルフレド王子!!あの布の服を着ていても、王子の輝きは全く失われておりません!」

「ふん!!そうだろう!!」

「では、そのままでも問題は全くありませんね?」

「もちろんだっ!!・・・・・ん?」

「さっ、出発しましょ~~ジークフリート様!」

「あぁ。凄いなクローディア」

「いや~~~何のことですか?」



これは全部、保育士の時にクラスの中でも一番私とバトルになった3歳児。

流行りのキラキラネームで、見た目も中身も純日本人な一人息子で大事に甘やかされて育った『アルト君』と同じことをしただけですよ!


お、そういえば名前も似てた!



「あ!あと、アルフレド様!」

「こ、今度はなんだっ?!」

「このいち庶民に過ぎない私が、アルフレド様の真名を呼び捨てにするのは大変無礼なので、これからはせめてアルフと愛称で呼ばせて頂くことを許してくださいませんか?」

「・・・・ッ!?」



すいません、かなり無理くりで!!


『アルフレド』と本名でそのまま呼んでたら、それも凄く問題だと思ったので。

まぁ『アルフ』もそのままだし、大して変わらないかもだけど。


さすがに、これは怒られるかな?




「あ、あの~~アルフレド様?」

「・・・・・・・」


あれ?なんだかまた、面食らったような変な顔してる??




『愛しているわ、私の可愛いアルフ』




「・・・・・あ、当たり前だ!!庶民であるお前が、俺様の真名を呼び捨てにするなど100年早い!!まだ愛称で呼ばせてやるだけ、ありがたいと思え!!」



ぼけ~~っとしてたと思ったら、突然眉間に深いシワを刻んで真っ赤な顔になったアルフレド王子はいきなり怒り出すと、クローディアとジークフリートの側をズカズカと早い足取りでおい抜かし、王都の入り口へと向かっていく。



「い、一応、オッケーってこと?」

「クローディア、その荷物は俺が持とう」

「あ、ありがとうございますッ!!」

「・・・・・・ぐっ!!こ、これでよく、ここまで一人でこれたな」

「あはは~~!まぁ、慣れてますからね!」


毎日、だてに何十人分の弁当を運んじゃいませんよ!!




こうしてようやく、アルフレド王子とジークフリート様との『翠の森』への旅がスタートした。

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

悪役令嬢に転生したので、すべて無視することにしたのですが……?

りーさん
恋愛
 気がついたら、生まれ変わっていた。自分が死んだ記憶もない。どうやら、悪役令嬢に生まれ変わったみたい。しかも、生まれ変わったタイミングが、学園の入学式の前日で、攻略対象からも嫌われまくってる!?  こうなったら、破滅回避は諦めよう。だって、悪役令嬢は、悪口しか言ってなかったんだから。それだけで、公の場で断罪するような婚約者など、こっちから願い下げだ。  他の攻略対象も、別にお前らは関係ないだろ!って感じなのに、一緒に断罪に参加するんだから!そんな奴らのご機嫌をとるだけ無駄なのよ。 もう攻略対象もヒロインもシナリオも全部無視!やりたいことをやらせてもらうわ!  そうやって無視していたら、なんでか攻略対象がこっちに来るんだけど……? ※恋愛はのんびりになります。タグにあるように、主人公が恋をし出すのは後半です。 1/31 タイトル変更 破滅寸前→ゲーム開始直前

悪役令嬢でも素材はいいんだから楽しく生きなきゃ損だよね!

ペトラ
恋愛
   ぼんやりとした意識を覚醒させながら、自分の置かれた状況を考えます。ここは、この世界は、途中まで攻略した乙女ゲームの世界だと思います。たぶん。  戦乙女≪ヴァルキュリア≫を育成する学園での、勉強あり、恋あり、戦いありの恋愛シミュレーションゲーム「ヴァルキュリア デスティニー~恋の最前線~」通称バル恋。戦乙女を育成しているのに、なぜか共学で、男子生徒が目指すのは・・・なんでしたっけ。忘れてしまいました。とにかく、前世の自分が死ぬ直前まではまっていたゲームの世界のようです。  前世は彼氏いない歴イコール年齢の、ややぽっちゃり(自己診断)享年28歳歯科衛生士でした。  悪役令嬢でもナイスバディの美少女に生まれ変わったのだから、人生楽しもう!というお話。  他サイトに連載中の話の改訂版になります。

【完結】伝説の悪役令嬢らしいので本編には出ないことにしました~執着も溺愛も婚約破棄も全部お断りします!~

イトカワジンカイ
恋愛
「目には目をおおおお!歯には歯をおおおお!」   どごおおおぉっ!! 5歳の時、イリア・トリステンは虐められていた少年をかばい、いじめっ子をぶっ飛ばした結果、少年からとある書物を渡され(以下、悪役令嬢テンプレなので略) ということで、自分は伝説の悪役令嬢であり、攻略対象の王太子と婚約すると断罪→死刑となることを知ったイリアは、「なら本編にでなやきゃいいじゃん!」的思考で、王家と関わらないことを決意する。 …だが何故か突然王家から婚約の決定通知がきてしまい、イリアは侯爵家からとんずらして辺境の魔術師ディボに押しかけて弟子になることにした。 それから12年…チートの魔力を持つイリアはその魔法と、トリステン家に伝わる気功を駆使して診療所を開き、平穏に暮らしていた。そこに王家からの使いが来て「不治の病に倒れた王太子の病気を治せ」との命令が下る。 泣く泣く王都へ戻ることになったイリアと旅に出たのは、幼馴染で兄弟子のカインと、王の使いで来たアイザック、女騎士のミレーヌ、そして以前イリアを助けてくれた騎士のリオ… 旅の途中では色々なトラブルに見舞われるがイリアはそれを拳で解決していく。一方で何故かリオから熱烈な求愛を受けて困惑するイリアだったが、果たしてリオの思惑とは? 更には何故か第一王子から執着され、なぜか溺愛され、さらには婚約破棄まで!? ジェットコースター人生のイリアは持ち前のチート魔力と前世での知識を用いてこの苦境から立ち直り、自分を断罪した人間に逆襲できるのか? 困難を力でねじ伏せるパワフル悪役令嬢の物語! ※地学の知識を織り交ぜますが若干正確ではなかったりもしますが多めに見てください… ※ゆるゆる設定ですがファンタジーということでご了承ください… ※小説家になろう様でも掲載しております ※イラストは湶リク様に描いていただきました

悪役令嬢、第四王子と結婚します!

水魔沙希
恋愛
私・フローディア・フランソワーズには前世の記憶があります。定番の乙女ゲームの悪役転生というものです。私に残された道はただ一つ。破滅フラグを立てない事!それには、手っ取り早く同じく悪役キャラになってしまう第四王子を何とかして、私の手中にして、シナリオブレイクします! 小説家になろう様にも、書き起こしております。

オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!

みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した! 転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!! 前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。 とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。 森で調合師して暮らすこと! ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが… 無理そうです…… 更に隣で笑う幼なじみが気になります… 完結済みです。 なろう様にも掲載しています。 副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。 エピローグで完結です。 番外編になります。 ※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。

私はモブのはず

シュミー
恋愛
 私はよくある乙女ゲーのモブに転生をした。   けど  モブなのに公爵家。そしてチート。さらには家族は美丈夫で、自慢じゃないけど、私もその内に入る。  モブじゃなかったっけ?しかも私のいる公爵家はちょっと特殊ときている。もう一度言おう。  私はモブじゃなかったっけ?  R-15は保険です。  ちょっと逆ハー気味かもしれない?の、かな?見る人によっては変わると思う。 注意:作者も注意しておりますが、誤字脱字が限りなく多い作品となっております。

【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?

みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。 ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる 色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く

【完結】私だけが知らない

綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。 優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。 やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。 記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。 【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ 2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位 2023/12/19……番外編完結 2023/12/11……本編完結(番外編、12/12) 2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位 2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」 2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位 2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位 2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位 2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位 2023/08/14……連載開始

処理中です...