上 下
15 / 212
モブ女子、他キャラとそれ以外の色々な出逢い

魔法使いに転職しようと思います!

しおりを挟む

「ねぇ、君は自分で魔法を唱えて見たいとは思わない??」

「えっ?」



いつまでも人様のベットを借りているわけにもいかないと布団から出た私は、寝ていた部屋の隣にあるこれまた部屋中に怪しげな薬や道具が置いてある、天井がやたらとものすごく高い部屋へと通された。



っていうか高いにもほどがあるよね。

この螺旋階段、何段あるの?



その高い天井の上の方にも歩いて行けるようで、ぴったりと壁にそってくっついて作られている螺旋階段がかなり上の方まで続いていた。

私はその家の主であるルークとともに、その部屋の一番下にある場所で丸いテーブルを挟んで座らせてもらっている。

そして目の前に出された、見た目は普通のなんら他と変わらないお茶は今飲むかどうか本気で悩み中だ。


クソッ!!


これがグレイさんの入れてくれたものだったら、何にも考えないでおいしく頂けるのに!!




「何をたくらんでるの?」

「なにかあることが前提なんだ?僕って信用がないなぁ~~♪」

 


だって、あっちの世界での『私』は、ルークに大層ひどい目に合わされたのだ。

たとえば親切に道を教えてくれたと思ったら、凶暴なモンスターが多数徘徊する獣道だったりとか!


えぇ、一撃即死でした。


たとえば、ピンチに陥った時に助けに来てくれたと思ったら、そのまま奴隷商人に売られてしまってのバッド・エンドよこんにちは♪だったりとか!!


某RPGの主人公様のようには、耐えられません。


他にも色々たくさん、バッドという名の死のフラグがあちらこちらに渚のエトセトラ。

そりゃあゲームの『ルーク』だし、別人かもしれないのに疑ってしまうのが悪いことだとは分かってはいるのだが、選択の失敗が決してできない今の状態では身体が勝手に身構えてしまう。




「ご、ごめん」

「フフ・・・・怯えている生き物の側にいるのは、とても心地いいけどね♪」

「ひいっ!」



あなたのこういうところが、疑われてしまう原因だと思います!!




「それで、魔法を扱う力は欲しい?」

「!?」

「それとも、そんな力は少しも君にはいらない?」



ニッコリ♪



「!!??」




ルークの聞き方はずるいと思う。

魔力を使う力である魔法を私が決していらない!とは言いきれないのを、この人は知っているんだ。

あの人を守れる戦力となるならば、なんだってすると決めた!

魔法なんて現代では妄想の産物でしかなかった夢のような力なら、喉から手が出るほど欲しいに決まってるじゃないか!!



「・・・・っ!」



それに今の自分じゃ私の意思を大分無視して、勝手に癒されて助けられる力が一応はあるかもしれないが、それはいざという時にコントロールできないものかもしれない。

某漫画で、どんな大きな傷もすぐさま回復できるキャラが仲間にいる中でも関わらず、大好きなあのキャラが死んでしまった時は泣きに泣いた。

当時まだ小学生だったのに、たかだか漫画のキャラでしょ?と母親に言われてもやっぱり1日中涙が止まらなかった。

そしてサブキャラである為、その回復するキャラの気持ちにはその時多くのスポットが当てられてはいなかった。

でも今覚えばどんな気持ちでその時にいたのか、今は主人公達よりもそこが気になってならない。



「ーーーーーーしい」



それに私は守られてるだけじゃなくて、大事なヒーローと一緒に戦える、むしろ戦いの場の前線で大活躍してしまうようなヒロインが私は好きだ!大好きだ!

まぁちょっと夢中にやりすぎて、ヒロインのポジションや肩書きがなぜかいつもおかしいことになってしまうんだけど。

ちなみに最強ステータスに育て上げた、ヒロインの力・体力Maxの肉体は、実際どんな感じなんだろうか?

って今考えるのは肉体改造じゃなくて、これから魔法使いに転職するかどうかだ!

攻撃・回復と両方できるようになれば、魔法使いから上級の賢者に転職できるかもしれないし!!



よしっ!!!

転職できる神殿はどこですかっ?!




「魔法の力が私は欲しい!」

「フフ・・・・そうこなくっちゃ♪」




私の返事に、ルークは嬉しそうになんか少しルンルンしてる?様子で席を立つと、こっちだよと手招きしてなんとあの天井まで続く螺旋階段を軽やかに登り始めた。




「え?まさか、そこ登るの?」

「もちろん」

「あの、エスカレーターかエレベーターは?」

「フフ・・・・・なにそれ?」

「ですよね」




分かってますよ。
もちろんないですよね。

現代が生み出した天下無敵のエレベーター!!なんて。

毎日当たり前のように使ってたけど、本当になんて素晴らしい世界だったのか!!

だってこの螺旋階段、何段あるとおもってる??

ざっと見ただけでも、これ1000段は絶対軽くあるよね?!

これも転職への修行ですか??
レベルがたりてないですか?

でも私は魔法使いに転職するのであって、筋肉ガチムチの戦士や武闘家になるわけじゃないですよ!!




「わ、私、下で待ってようかな~」

「君は何のために魔法の力が欲しいんだっけ?」

「うっ!!」

「そんなものだったんだ~君の想いは♪」

「よ、喜んで、行かせて頂きます!」

「・・・フフ♪」



あぁ~~~くそっ!!

女は度胸だ!!


これもあなたを助けるための試練と思えば、安いもんでしょうが!!

体力が10代で本当によかった!
身体がアラサーのままだったら、確実に死んでるよわたし。








「・・・・・ぜぇ、ハァ!!ぜぇ、ハァ!!」

「まだ半分ほどだよ、クローディア」

「う、嘘、でしょッ!?」



300段・400段まではなんとか数えてたけど、500段辺りを超えてから太ももとふくらはぎがかなり悲鳴を上げてきた。

階段の上り下りなんて中学の部活動の筋トレ以来、こんなにたくさんお世話になったことがない。

しかもこれで半分って、私は室内にいたんですよね?

山登りでも、崖登りでもありませんよね??

しかも、ルークさん。
あなたなんでそんな軽やかに登ってんですかッ!!




「今日はいつにも増して、身体がかるいんだ♪不思議だよね~~~」

「そういう、ことか!」



謎は全て解けた!!!

いや、不思議でも何でもあるか!!!




って、これ本気でずるくないですかッ???

常に体力・気力を自動回復されてれば、きっと負担的にはこんな階段は平らな道を歩いてるのと同じことだよね?

っていうか、なんだか能力持ち主の私だけがすごく損してる能力じゃない??

同じ体を使ってるんだから、どうか私にも優しくしてください!

これからのためにも、おたがいに仲良くしようよ!








「お疲れ様。ここが、目的の一番上にある部屋だよ♪」

「ゼェーーーハァッ!!ゼェーーーハァ!!」



頭の先から足の先まで汗でびっしょりと濡れ、登りきったと同時に私は床に膝をつきそのまま勢いよく倒れ込んだ。

疲れすぎて、思考がおかしいことになってしまっている。



誰か!!

誰か、助けてください!!

酸素をッ!!

酸素を私にくれ!!

あと、水!!

ウォーター!!

ギブミーウォータァーー!!

キブミーラブ&ピーーーーース!!!




「フフ♪いろいろ面白いことになってるけど、大丈夫??」

「う!うる、さい!だ、だ・・・・ゼェーーーハァ!大じょう、ぶなわけ、ない、でしょっ!!」


 
これ以上はないっていくらい、心の底から怒りと憎しみを込めて睨みつけてやるが、ルークは変わらず涼しい感じでニッコリ笑顔のまま。


本当に殺意だけで人を殺せたら、この短時間で何回殺せたことか!!


心配は絶対してないだろうけど、心配するそぶりをしてるぐらいな今すぐに水をくださいッ!!




「はい、お水♪」

「ーーーーーーー」



わぁい♪

ナチュラルに心を読んでくれてのすばやい対応、どうもありがとう!

もうどこから出てきたの?とか考えるのも面倒くさい。

もう、いちいち突っ込む気力もない無くなってきました。

そしてその水にも、絶対何か入ってるんでしょうね。



「またその顔♪たまには信じてくれてもいいんじゃない??」

「ーーーーーーー」



どの面下げて、そんなことを言いやがりますか!!

だって、だって普通のお水はこんな禍々しい色はしてません!!!

あれかッ!?
某テニスの、○汁かッ!!!

どこから貰ってきた!?

今すぐ、本来のあるべき場所に戻してらっしゃいッ!!!




「どうぞ♪」

「ーーーーーーーッ!!」



危機感はしっかりと本能で感じつつ、それでも喉と生命活動が限界を感じた為、私は怪しさ満点のルークじ、、、ってそれは何か違う!

とにかく変なジュース?をどうにでもなれ!!と腹を決めて、口に入れた。






「・・・・・・・アンギャァァァーーーーーッ!!!」






本当にお約束通りの、何の期待も裏切らない展開をありがとうござます。

えぇ、真剣に死ぬかと思いました。


今一瞬、遠くにあるお花畑で幼い頃になくなったおばあちゃんが手を振ってるのが見えましたよ。



ってか、なんなのこの味!?

何を入れ合えばこんな殺人凶器物がこの世に生まれるんですかッ!!




「でも、体力が一気に回復したでしょ??」

「・・・・・ソウデスネ」




えぇ。おかげさまでフラつかずに立ち上がれるくらいには、なぜか体が回復しましたよ。

でも、もっと飲む人の気持ちを考えて作って下さい。

相手の身になって考ることって、大事ですよね??


一歩間違えば毒死してましたよ、私。

知らぬ間に死亡フラグが何本もたってるんですが、どうやったら全部折れますか?





「これからが本題だよ♪」

「うぅ、本気で逃げたい」



どうせ、『逃げる』を選んでもすぐにまわり込まれて先制攻撃されて終わるんでしょうが!

それでも『逃げる』を連打してしまいたい!!




私の長い長い1日は、
まだまだ続くーーーーーーーーーらしい。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

暗殺者から始まる異世界満喫生活

暇人太一
ファンタジー
異世界に転生したが、欲に目がくらんだ伯爵により嬰児取り違え計画に巻き込まれることに。 流されるままに極貧幽閉生活を過ごし、気づけば暗殺者として優秀な功績を上げていた。 しかし、暗殺者生活は急な終りを迎える。 同僚たちの裏切りによって自分が殺されるはめに。 ところが捨てる神あれば拾う神ありと言うかのように、森で助けてくれた男性の家に迎えられた。 新たな生活は異世界を満喫したい。

ファーストカット!!!異世界に旅立って動画を回します。

蒼空 結舞(あおぞら むすぶ)
BL
トップ高校生we tuberのまっつんこと軒下 祭(のきした まつり)、17歳。いつものように学校をサボってどんなネタを撮ろうかと考えてみれば、水面に浮かぶ奇妙な扉が現れた。スマホのカメラを回そうと慌てる祭に突然、扉は言葉を発して彼に問い掛ける。 『迷える子羊よ。我の如何なる問いに答えられるか。』 扉に話しかけられ呆然とする祭は何も答えられずにいる。そんな彼に追い打ちをかけるように扉はさらに言葉を発して言い放った。 『答えられぬか…。そのようなお前に試練を授けよう。…自分が如何にここに存在しているのかを。』 すると祭の身体は勝手に動き、扉を超えて進んでいけば…なんとそこは大自然が広がっていた。 カメラを回して祭ははしゃぐ。何故ならば、見たことのない生物が多く賑わっていたのだから。 しかしここで祭のスマホが故障してしまった。修理をしようにもスキルが無い祭ではあるが…そんな彼に今度は青髪の少女に話しかけられた。月のピアスをした少女にときめいて恋に堕ちてしまう祭ではあるが、彼女はスマホを見てから祭とスマホに興味を持ち彼を家に誘ったのである。 もちろん承諾をする祭ではあるがそんな彼は知らなかった…。 ドキドキしながら家で待っていると今度は青髪のチャイナ服の青年が茶を持ってきた。少女かと思って残念がる祭ではあったが彼に礼を言って茶を飲めば…今度は眠くなり気が付けばベットにいて!? 祭の異世界放浪奮闘記がここに始まる。

【完結】愛する人にはいつだって捨てられる運命だから

SKYTRICK
BL
凶悪自由人豪商攻め×苦労人猫化貧乏受け ※一言でも感想嬉しいです! 孤児のミカはヒルトマン男爵家のローレンツ子息に拾われ彼の使用人として十年を過ごしていた。ローレンツの愛を受け止め、秘密の恋人関係を結んだミカだが、十八歳の誕生日に彼に告げられる。 ——「ルイーザと腹の子をお前は殺そうとしたのか?」 ローレンツの新しい恋人であるルイーザは妊娠していた上に、彼女を毒殺しようとした罪まで着せられてしまうミカ。愛した男に裏切られ、屋敷からも追い出されてしまうミカだが、行く当てはない。 ただの人間ではなく、弱ったら黒猫に変化する体質のミカは雪の吹き荒れる冬を駆けていく。狩猟区に迷い込んだ黒猫のミカに、突然矢が放たれる。 ——あぁ、ここで死ぬんだ……。 ——『黒猫、死ぬのか?』 安堵にも似た諦念に包まれながら意識を失いかけるミカを抱いたのは、凶悪と名高い豪商のライハルトだった。 ☆3/10J庭で同人誌にしました。通販しています。

婚約者様は大変お素敵でございます

ましろ
恋愛
私シェリーが婚約したのは16の頃。相手はまだ13歳のベンジャミン様。当時の彼は、声変わりすらしていない天使の様に美しく可愛らしい少年だった。 あれから2年。天使様は素敵な男性へと成長した。彼が18歳になり学園を卒業したら結婚する。 それまで、侯爵家で花嫁修業としてお父上であるカーティス様から仕事を学びながら、嫁ぐ日を指折り数えて待っていた── 設定はゆるゆるご都合主義です。

【本編完結済】夫が亡くなって、私は義母になりました

木嶋うめ香
恋愛
政略で嫁いだ相手ピーターには恋人がいたそうです。 私達はお互いの家の利益のための結婚だと割りきっていたせいでしょうか、五年経っても子供は出来ず、でも家同士の繋がりの為結婚で離縁も出来ず、私ダニエラは、ネルツ侯爵家の嫁として今後の事を悩んでいました。 そんな時、領地に戻る途中の夫が馬車の事故で亡くなったとの知らせが届きました。 馬車に乗っていたのは夫と女性と子供で、助かったのは御者と子供だけだったそうです。 女性と子供、そうです元恋人、今は愛人という立場になった彼女です。 屋敷に連れてこられたロニーと名乗る子供は夫そっくりで、その顔を見た瞬間私は前世を思い出しました。 この世界は私が前世でやっていた乙女ゲームの世界で、私はゲームで断罪される悪役令嬢の母親だったのです。 娘と一緒に断罪され魔物に食われる最後を思い出し、なんとかバッドエンドを回避したい。 私の悪あがきが始まります。 第16回恋愛小説大賞 奨励賞頂きました。 応援して下さった皆様ありがとうございます。 本作の感想欄を開けました。 お返事等は書ける時間が取れそうにありませんが、感想頂けたら嬉しいです。

瀧華国転生譚 ~処刑エンド回避のために幼い病弱皇子を手懐けようとしたら見事失敗した~

飛鳥えん
BL
【病弱捨てられ皇子(幼少期)と中身現代サラリーマン(外見・黒い噂のある美貌の文官青年)】 (中盤からは成長後のお話になる予定) 社会人の芦屋は、何の前触れもなく購買した乙女ノベルゲーム「瀧華国寵姫譚(そうかこく ちょうきたん)~白虎の章~」の世界に取り込まれていた。そのうえ、現在の自分の身上は悪役として物語終盤に処刑される「蘇芳」その人。目の前には現在の上司であり、のちの国家反逆の咎で破滅する「江雪(こうせつ)」。 このままでは自分の命が危ないことを知った芦屋は、自分が陰湿に虐げていた後ろ盾のない第3皇子「花鶏(あとり)」を救い、何とか彼が国家反逆の旗振りとならぬよう、江雪の呪縛から守ろうとする。 しかし、今までの蘇芳の行いのせいですぐには信用してもらえない。 それでも何とか、保身のため表向きは改心した蘇芳として、花鶏に献身的に尽くしつつ機をうかがう。 やがて幼い花鶏の師として彼を養育する中で、ゲームの登場人物としてしか見てこなかった彼や周りの登場人物たちへの感情も変化していく。 花鶏もまた、頼る者がいない後宮で、過去の恨みや恐れを超えて、蘇芳への気持ちが緩やかに重く積み重なっていく。 成長するに従い、蘇芳をただ唯一の師であり家族であり味方と慕う花鶏。しかしある事件が起き「蘇芳が第3皇子に毒を常飲させていた」疑いがかけられ……? <第1部>は幼少期です。痛そうな描写に※を付けさせていただいております。 R18 サブタイトルも同様にさせていただきます。 (2024/06/15)サブタイトルを一部変更させていただきました。内容の変化はございません。 ◆『小説家になろう』ムーンライト様にも掲載中です◆  (HOTランキング女性向け21位に入れていただきました(2024/6/12)誠にありがとうございました!)

【完結】呪われ王子は生意気な騎士に仮面を外される

りゆき
BL
口の悪い生意気騎士×呪われ王子のラブロマンス! 国の騎士団副団長まで上り詰めた平民出身のディークは、なぜか辺境の地、ミルフェン城へと向かっていた。 ミルフェン城といえば、この国の第一王子が暮らす城として知られている。 なぜ第一王子ともあろうものがそのような辺境の地に住んでいるのか、その理由は誰も知らないが、世間一般的には第一王子は「変わり者」「人嫌い」「冷酷」といった噂があるため、そのような辺境の地に住んでいるのだろうと言われていた。 そんな噂のある第一王子の近衛騎士に任命されてしまったディークは不本意ながらも近衛騎士として奮闘していく。 数少ない使用人たちとひっそり生きている第一王子。 心を開かない彼にはなにやら理由があるようで……。 国の闇のせいで孤独に生きて来た王子が、口の悪い生意気な騎士に戸惑いながらも、次第に心を開いていったとき、初めて愛を知るのだが……。 切なくも真実の愛を掴み取る王道ラブロマンス! ※R18回に印を入れていないのでご注意ください。 ※こちらの作品はムーンライトノベルズにも掲載しております。 ※完結保証 ※全38×2話、ムーンさんに合わせて一話が長いので、こちらでは2分割しております。 ※毎日7話更新予定。

転生腹黒貴族の推し活

叶伴kyotomo
BL
屈強な辺境伯爵家の三男に転生した主人公は、家族大好き!推しも大好き! チート能力を自分の好きにしか使わないけど、案外努力系主人公です。 推し達の幸せの為なら、こっそりギルドにだって登録しちゃうし、嫌いな奴の婚約破棄に暗躍するし、ドラゴンだって仲間にするし、嫌な奴は叩き潰します! 一応R18ですが、それまで長いです。とてもとても長いです。やだもう長〜い。一応※を付けておきます。 そこからはどこそこ※になります。 エロは十分頑張ります。 ※男性同士の結婚が普通にあります。 ※男性の妊娠出産も普通にあります。 誤字や名前が違うぞ?とお気づきになられたら、ぜひ教えてください!

処理中です...