138 / 169
乙女ゲームの世界
不穏なメッセージ (歩視点)
しおりを挟む
文化祭二日目、僕は彩華よりも先に家を出ると、学園に来ていた。
今日はミスコン当日、昨日よりも来客数も増え忙しくなるだろう。
それよりも……なぜ彩華はミスコンに参加したがるのか。
ああいった目立つ行事は、苦手なはずなんだけどね。
生徒会室で一人、他の生徒たちは早々に現場へ出払っている。
僕は机に並べられたプリントを一枚手に取ると、今日の予定を改めて確認していった。
始業すぐ、9時からミスコンが開催され、午後から3年の劇やミュージカル等が体育館で行われる。
僕は生徒会の仕事が忙しいと理由をつけて、劇には参加しない。
コチコチと時計の針が進んで行く中、ふと顔を上げると、すでに8時45分を回っていた。
窓の外を眺めてみると、生徒たちが慌ただしく中庭を走っている。
そろそろミスコンが始まるな。
僕も彩華の姿を見に行こうと窓から離れた刹那、バンッと勢いよく扉が開いた。
「歩さん、一条を知りませんか?」
「どうした二条、花蓮と登校したはずだが」
「それがまだ二人とも登校していないみたいで、今探してるんですよ」
来ていない……どういうことだ。
僕はスマホを取り出すと、彩華に電話をかけてみるが……電源が入っていないようだ。
北条と書かれた名をタッチすると、こちらは繋がるが反応はない。
僕は画面を切り替えると、彩華専属の運転手へと電話かけた。
「おはようございます、一条様。どうされましたか?」
「今日彩華と花蓮を送迎したか?」
「はい、いつもと同じ時間に。学園から少し離れた場所で下ろしましたが……」
「彩華が学園にまだ来ていない。直ちに彩華のスマホの位置を特定しろ」
「……ッッ、わかりました、すぐに確認いたします」
プチッと電源ボタンを押すと、僕は深く息を吐き出した。
「歩さん、何かわかりましたか?」
「運転手はいつもと同じ時間に彩華を送迎している。なら登校途中何かあったのかもしれない。立花さくらは登校しているのか?」
「はい、あいつはもうミスコンの準備を始めてました」
「立花さくらへ会いに行く」
僕はそのまま廊下を駆け出していくと、二条を連れミスコン会場へと向かって行った。
あの女……また彩華に何かしたのか。
夏の一件以来、彩華のスマホは電源が入っていなくても、位置情報がわかるよう改造してある。
やりすぎだと自分でもわかってはいるが……あんな思いはもう二度としたくない……。
それに今は立花さくらという正体不明の敵がいる。
これぐらいしておかないと彼女を守る事なんて出来ないだろう。
僕は控室へとやってくると、人はまばらだった。
中へ目を向けると、立花さくら一人。
開始はもうすぐだというのに、控室に残っているのは彼女だけだった。
着替えはもう済ませているようで、花堂が用意したのだろうか……一般人には到底手の届かないだろう、高級ブランドのドレスを身に着けている。
そんな彼女は控室の中、ブツブツと行ったり来たり、時計を気にしながらにそわそわとしていた。
「あれ……もうすぐミスコンが始まっちゃうのに……。うーん、なんで来ないの?彩華をミスコンに参加させたし、彩華の変わりになりそうなライバル女も出てきた……。決められたイベントはちゃんと発生させた。完璧でしょ。なのにどうして?うーん、彩華が闇落ちしなかった事が原因かな。いやでも……このイベントには、そこまで関係ないはずなんだけど……」
なぜまだここにいるのか?
そんな疑問を抱くが……僕は控室の扉をノックもせずに開けると、立花さくらの前で立ち止まり、怒りのままに睨みつけた。
「立花さくら、彩華に何をした」
「へぇ、一条先輩!?突然何なんですか?知りませんよ。彩華ちゃんがどうしたんですか?まさか来てないの?そういえば……朝から見ていないかも……。嘘でしょ……困るんだけど……」
「困る?どうしてだ。彩華に負けるのが嫌で、ミスコンに参加させないようにしたんじゃないのか?」
「はぁ!?違いますよ。私は彩華ちゃんにミスコンに参加してもらわないと困るんです。それにあんな女に負けないし。ってそれよりも……だからいくら待っても私は連れ去られないのね。あぁもう、なんであの女は想定外の事ばかり仕出かすのよ」
ブツブツと意味の分からない事を呟く立花の様子に苛立つ中、僕は彼女の肩を強く掴むと無理矢理に視線をあわさせる。
「彩華に何をした。さっさと言え」
「だから知らないって言ってるでしょ。だって私が彩華ちゃんをミスコンに誘ったのよ。なのになんで参加させないようにしないといけないのよ!」
「お前が彩華をミスコンに……?」
彩華はこいつに誘われたから断る事をやめたのか……?
「えぇそうよ。絶対参加してほしいと約束したの。だから私は知らない。寧ろなんとしてでも探し出さないと……このままだとイベントが発生しないわ」
イベントとの言葉に眉を顰める中、立花さくらは焦った様子でスマホを取り出すと、どこかへ電話をかけ始める。
そんな彼女を探るようにじっと睨みつけていると、スマホがブルブルと振動した。
彩華か、そう慌てて画面を確認すると、そこには一件のメッセージが届いていた。
彩華ではなく北条と書かれた文字をタップすると、メッセージが開かれる。
【連絡が遅くなってしまいごめんなさい。体調が悪くなってしまったので、彩華様と病院へ寄ってから向かいますわ。ですがミスコンは間に合わないかもしれません】
そのメッセージに僕はすぐに北条へ連絡してみるが……すでに電源が切られていた。
体調が悪くなった……北条から彩華についての報告は電話のみと決めている。
なのにそれをしないのは、出来ないという事だ。
一体何が起こっているんだ?
この女の様子……彼女が仕組んだことじゃないとすれば……誰が?
様々な疑問が思い浮かぶ中、スマホの着信音が響くと、僕はすぐに耳へあてた。
「彩華の居場所はわかったのか?」
「いえ、それが……スマホは川に落ちておりました。川は浅く周辺を捜索しましたが見つかりません。川に彩華様のカバンがなかったところから推測するに……スマホだけを投げ捨てられたのかと……」
「ならすぐに北条のスマホの位置を特定しろ」
「わかりました。ですが……彼女の持っているスマホは普通の物です。電源を切られてしまえば特定はできません」
くそっ、北条にも持たせておくべきだったか……。
怒りにスマホを強く握りしめると、ミシッと鈍い音が響く。
「歩さん、俺は華僑と一条の登校経路を確認してきます。何かわかったら連絡下さい」
走り去っていく二条の背を眺めていると、始業のチャイムが辺りに響き渡った。
今日はミスコン当日、昨日よりも来客数も増え忙しくなるだろう。
それよりも……なぜ彩華はミスコンに参加したがるのか。
ああいった目立つ行事は、苦手なはずなんだけどね。
生徒会室で一人、他の生徒たちは早々に現場へ出払っている。
僕は机に並べられたプリントを一枚手に取ると、今日の予定を改めて確認していった。
始業すぐ、9時からミスコンが開催され、午後から3年の劇やミュージカル等が体育館で行われる。
僕は生徒会の仕事が忙しいと理由をつけて、劇には参加しない。
コチコチと時計の針が進んで行く中、ふと顔を上げると、すでに8時45分を回っていた。
窓の外を眺めてみると、生徒たちが慌ただしく中庭を走っている。
そろそろミスコンが始まるな。
僕も彩華の姿を見に行こうと窓から離れた刹那、バンッと勢いよく扉が開いた。
「歩さん、一条を知りませんか?」
「どうした二条、花蓮と登校したはずだが」
「それがまだ二人とも登校していないみたいで、今探してるんですよ」
来ていない……どういうことだ。
僕はスマホを取り出すと、彩華に電話をかけてみるが……電源が入っていないようだ。
北条と書かれた名をタッチすると、こちらは繋がるが反応はない。
僕は画面を切り替えると、彩華専属の運転手へと電話かけた。
「おはようございます、一条様。どうされましたか?」
「今日彩華と花蓮を送迎したか?」
「はい、いつもと同じ時間に。学園から少し離れた場所で下ろしましたが……」
「彩華が学園にまだ来ていない。直ちに彩華のスマホの位置を特定しろ」
「……ッッ、わかりました、すぐに確認いたします」
プチッと電源ボタンを押すと、僕は深く息を吐き出した。
「歩さん、何かわかりましたか?」
「運転手はいつもと同じ時間に彩華を送迎している。なら登校途中何かあったのかもしれない。立花さくらは登校しているのか?」
「はい、あいつはもうミスコンの準備を始めてました」
「立花さくらへ会いに行く」
僕はそのまま廊下を駆け出していくと、二条を連れミスコン会場へと向かって行った。
あの女……また彩華に何かしたのか。
夏の一件以来、彩華のスマホは電源が入っていなくても、位置情報がわかるよう改造してある。
やりすぎだと自分でもわかってはいるが……あんな思いはもう二度としたくない……。
それに今は立花さくらという正体不明の敵がいる。
これぐらいしておかないと彼女を守る事なんて出来ないだろう。
僕は控室へとやってくると、人はまばらだった。
中へ目を向けると、立花さくら一人。
開始はもうすぐだというのに、控室に残っているのは彼女だけだった。
着替えはもう済ませているようで、花堂が用意したのだろうか……一般人には到底手の届かないだろう、高級ブランドのドレスを身に着けている。
そんな彼女は控室の中、ブツブツと行ったり来たり、時計を気にしながらにそわそわとしていた。
「あれ……もうすぐミスコンが始まっちゃうのに……。うーん、なんで来ないの?彩華をミスコンに参加させたし、彩華の変わりになりそうなライバル女も出てきた……。決められたイベントはちゃんと発生させた。完璧でしょ。なのにどうして?うーん、彩華が闇落ちしなかった事が原因かな。いやでも……このイベントには、そこまで関係ないはずなんだけど……」
なぜまだここにいるのか?
そんな疑問を抱くが……僕は控室の扉をノックもせずに開けると、立花さくらの前で立ち止まり、怒りのままに睨みつけた。
「立花さくら、彩華に何をした」
「へぇ、一条先輩!?突然何なんですか?知りませんよ。彩華ちゃんがどうしたんですか?まさか来てないの?そういえば……朝から見ていないかも……。嘘でしょ……困るんだけど……」
「困る?どうしてだ。彩華に負けるのが嫌で、ミスコンに参加させないようにしたんじゃないのか?」
「はぁ!?違いますよ。私は彩華ちゃんにミスコンに参加してもらわないと困るんです。それにあんな女に負けないし。ってそれよりも……だからいくら待っても私は連れ去られないのね。あぁもう、なんであの女は想定外の事ばかり仕出かすのよ」
ブツブツと意味の分からない事を呟く立花の様子に苛立つ中、僕は彼女の肩を強く掴むと無理矢理に視線をあわさせる。
「彩華に何をした。さっさと言え」
「だから知らないって言ってるでしょ。だって私が彩華ちゃんをミスコンに誘ったのよ。なのになんで参加させないようにしないといけないのよ!」
「お前が彩華をミスコンに……?」
彩華はこいつに誘われたから断る事をやめたのか……?
「えぇそうよ。絶対参加してほしいと約束したの。だから私は知らない。寧ろなんとしてでも探し出さないと……このままだとイベントが発生しないわ」
イベントとの言葉に眉を顰める中、立花さくらは焦った様子でスマホを取り出すと、どこかへ電話をかけ始める。
そんな彼女を探るようにじっと睨みつけていると、スマホがブルブルと振動した。
彩華か、そう慌てて画面を確認すると、そこには一件のメッセージが届いていた。
彩華ではなく北条と書かれた文字をタップすると、メッセージが開かれる。
【連絡が遅くなってしまいごめんなさい。体調が悪くなってしまったので、彩華様と病院へ寄ってから向かいますわ。ですがミスコンは間に合わないかもしれません】
そのメッセージに僕はすぐに北条へ連絡してみるが……すでに電源が切られていた。
体調が悪くなった……北条から彩華についての報告は電話のみと決めている。
なのにそれをしないのは、出来ないという事だ。
一体何が起こっているんだ?
この女の様子……彼女が仕組んだことじゃないとすれば……誰が?
様々な疑問が思い浮かぶ中、スマホの着信音が響くと、僕はすぐに耳へあてた。
「彩華の居場所はわかったのか?」
「いえ、それが……スマホは川に落ちておりました。川は浅く周辺を捜索しましたが見つかりません。川に彩華様のカバンがなかったところから推測するに……スマホだけを投げ捨てられたのかと……」
「ならすぐに北条のスマホの位置を特定しろ」
「わかりました。ですが……彼女の持っているスマホは普通の物です。電源を切られてしまえば特定はできません」
くそっ、北条にも持たせておくべきだったか……。
怒りにスマホを強く握りしめると、ミシッと鈍い音が響く。
「歩さん、俺は華僑と一条の登校経路を確認してきます。何かわかったら連絡下さい」
走り去っていく二条の背を眺めていると、始業のチャイムが辺りに響き渡った。
0
お気に入りに追加
829
あなたにおすすめの小説
なりゆきで、君の体を調教中
星野しずく
恋愛
教師を目指す真が、ひょんなことからメイド喫茶で働く現役女子高生の優菜の特異体質を治す羽目に。毎夜行われるマッサージに悶える優菜と、自分の理性と戦う真面目な真の葛藤の日々が続く。やがて二人の心境には、徐々に変化が訪れ…。
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
二度目の人生は異世界で溺愛されています
ノッポ
恋愛
私はブラック企業で働く彼氏ナシのおひとりさまアラフォー会社員だった。
ある日 信号で轢かれそうな男の子を助けたことがキッカケで異世界に行くことに。
加護とチート有りな上に超絶美少女にまでしてもらったけど……中身は今まで喪女の地味女だったので周りの環境変化にタジタジ。
おまけに女性が少ない世界のため
夫をたくさん持つことになりー……
周りに流されて愛されてつつ たまに前世の知識で少しだけ生活を改善しながら異世界で生きていくお話。
マイナー18禁乙女ゲームのヒロインになりました
東 万里央(あずま まりお)
恋愛
十六歳になったその日の朝、私は鏡の前で思い出した。この世界はなんちゃってルネサンス時代を舞台とした、18禁乙女ゲーム「愛欲のボルジア」だと言うことに……。私はそのヒロイン・ルクレツィアに転生していたのだ。
攻略対象のイケメンは五人。ヤンデレ鬼畜兄貴のチェーザレに男の娘のジョバンニ。フェロモン侍従のペドロに影の薄いアルフォンソ。大穴の変人両刀のレオナルド……。ハハッ、ロクなヤツがいやしねえ! こうなれば修道女ルートを目指してやる!
そんな感じで涙目で爆走するルクレツィアたんのお話し。
変態王子&モブ令嬢 番外編
咲桜りおな
恋愛
「完璧(変態)王子は悪役(天然)令嬢を今日も愛でたい」と
「モブ令嬢はシスコン騎士様にロックオンされたようです~妹が悪役令嬢なんて困ります~」の
番外編集です。
本編で描ききれなかったお話を不定期に更新しています。
「小説家になろう」でも公開しています。
全裸で異世界に呼び出しておいて、国外追放って、そりゃあんまりじゃないの!?
猿喰 森繁
恋愛
私の名前は、琴葉 桜(ことのは さくら)30歳。会社員。
風呂に入ろうと、全裸になったら異世界から聖女として召喚(という名の無理やり誘拐された被害者)された自分で言うのもなんだけど、可哀そうな女である。
日本に帰すことは出来ないと言われ、渋々大人しく、言うことを聞いていたら、ある日、国外追放を宣告された可哀そうな女である。
「―――サクラ・コトノハ。今日をもって、お前を国外追放とする」
その言葉には一切の迷いもなく、情けも見えなかった。
自分たちが正義なんだと、これが正しいことなのだと疑わないその顔を見て、私はムクムクと怒りがわいてきた。
ずっと抑えてきたのに。我慢してきたのに。こんな理不尽なことはない。
日本から無理やり聖女だなんだと、無理やり呼んだくせに、今度は国外追放?
ふざけるのもいい加減にしろ。
温厚で優柔不断と言われ、ノーと言えない日本人だから何をしてもいいと思っているのか。日本人をなめるな。
「私だって好き好んでこんなところに来たわけじゃないんですよ!分かりますか?無理やり私をこの世界に呼んだのは、あなたたちのほうです。それなのにおかしくないですか?どうして、その女の子の言うことだけを信じて、守って、私は無視ですか?私の言葉もまともに聞くおつもりがないのも知ってますが、あなたがたのような人間が国の未来を背負っていくなんて寒気がしますね!そんな国を守る義務もないですし、私を国外追放するなら、どうぞ勝手になさるといいです。
ええ。
被害者はこっちだっつーの!
転生悪役令嬢の前途多難な没落計画
一花八華
恋愛
斬首、幽閉、没落endの悪役令嬢に転生しましたわ。
私、ヴィクトリア・アクヤック。金髪ドリルの碧眼美少女ですの。
攻略対象とヒロインには、関わりませんわ。恋愛でも逆ハーでもお好きになさって?
私は、執事攻略に勤しみますわ!!
っといいつつもなんだかんだでガッツリ攻略対象とヒロインに囲まれ、持ち前の暴走と妄想と、斜め上を行き過ぎるネジ曲がった思考回路で突き進む猪突猛進型ドリル系主人公の(読者様からの)突っ込み待ち(ラブ)コメディです。
※全話に挿絵が入る予定です。作者絵が苦手な方は、ご注意ください。ファンアートいただけると、泣いて喜びます。掲載させて下さい。お願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる