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中等部
彼の変化
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翌日、いつものように目覚め車で学園へと向かう。
張り付けたような笑みを浮かべ内心疲れ名が教室へたどり着くと、そこには見覚えのある青年の姿があった。
騒がしい教室の中、日当たりのよい窓際の席で一人本を読んでいる。
眼鏡は前髪で隠れ表情が見えない。
私はそんな彼に近づいてみると、生徒たちがこちらへ注目した。
「ごきげんよう、華僑君……よね。同じクラスだったなんて知らなかったわ。ふふ、今日も良かったら来てくれると嬉しい」
一条家の令嬢らしい言葉使いで声をかけると、彼は呆けた様子で本から顔をあげ、私をじっと見つめる。
あれ、もしかして……覚えてないとか……?
どうすればいいのか言葉を探していると、華僑はボッと突然に顔を真っ赤に染める。
ゆでだこのような彼を見つめていると、なぜか委縮した様子で何度もコクコクと頷いた。
あれ……怖がらせちゃったかな。
人前で話しかけない方がよかったのかも……。
華僑の様子にごめんなさいと謝ると、そそくさと自分の席へと戻る。
カバンから教科書とノートを取り出し授業の準備を始めると、周りの生徒たちの視線が華僑に集まっていることに気が付いた。
(うそ……どうして根暗な華僑に、高貴な一条様が話しかけるのかしら)
(本当よね~、家名の釣り合いはとれても、次男で出来損ないって噂だし、一条様には似合わないわ)
(あいつの声聞いたことないぜ、いつも本の虫だからな)
(俺も俺も、前髪長すぎて表情も見えないし、何考えてるかわからねぇよな)
コソコソと聞こえてくる声に、私は頭を抱えると、軽率な行動だったと改めて自覚したのだった。
お昼休みになり、私は華僑を探していた。
授業が終わってすぐだが、彼は教室内にいない。
廊下へ出てみると、階段へ向かう彼の後姿を見つけた。
階段を上っていく彼を慌てて追いかけると、人が少ない場所を見計らって声を掛ける。
「華僑君、さっきはごめんなさい。よかったら一緒に食べない?屋上なら人もいないわ」
彼は私の言葉に動きを止めると、振り返らずにコクコクと頷いた。
並ぶように階段を上っていくと、彼は終始うつむいている。
屋上へやってくると、扉がすでに開いていた。
「おい、遅いぞ。うん、誰だそいつ?」
「二条、遅くなってごめん。昨日一緒にバスケをした華僑君だよ、同じクラスだったんだぁ」
私はいつもの口調で二条へ話しかけると、華僑は俯いたままその場で立ち尽くす。
「えーと、さっきは本当にごめんなさい。変に注目を集めさせてしまって……話しかけるべきじゃなかったよね」
「いっ、いえ、そんな……ッッ。あの、僕の方こそすみません。ちゃんとした対応ができなくて、すみません、すみません……」
「おい、そんなところに突っ立ってないで、こっちで飯食おうぜ」
入口で立ち止まっている私たちに、二条が叫んだ。
私は華僑の手を取り、屋上へ足を進める。
彼は私の後ろで、すみませんと何度も小さく呟く中、華僑に目を向けると、耳まで真っ赤に染まっていた。
フェンス近くに腰かけると、華僑は座らず立ったまま。
おもむろに顔を上げ私と二条へ顔を向けたかと思うと、突然深く頭を下げた。
「あの、僕は華僑 明彦です。自己紹介が遅くなってすみません」
「あー、ふふっ、私は一条 彩華。よろしくね。そんな畏まらなくて大丈夫だよ」
「俺は、二条 敦、改めて宜しくな」
「知っています、お二人はとても有名ですし……僕とは全然違う……」
そうボソッと呟き、彼は緊張した面持ちで私たちの向かいへ腰かけた。
食事を始めると、なんとか話を弾ませようと、華僑へ質問をしてみるが、上手く会話が続かない。
彼はずっと俯いたままだ。
あまり話が好きじゃないのかもしれないな、でもせっかくだしお話してみたいんだけど。
どうしようかと唐揚げを口に運びながら考えていると、二条が華僑の顔を覗き込んだ。
「なぁ華僑、その前髪邪魔じゃないか?長すぎて前が見えないだろう?」
華僑君は慌てて前髪を押さえると、表情を隠すように横を向いた。
「あの、えーと、僕……人と話すのが苦手で……。それで……目が合わないように……伸ばしてるんです」
「そうなのか。まぁ、本人が気にしていないなら、問題ないか」
二条はあっけらかんとした様子で、お弁当をパクパクと口へと運んでいく。
「ねぇ華僑君、朝も話したけれど、今日もあの公園でバスケするの。華僑君もぜひどうかな?」
「えーと、はい、……でも僕上手くないし、あの……邪魔じゃないですか?」
「邪魔なわけねぇよ。人数多い方が色々できるしな。一条一人じゃ俺の相手にならなくて困っていたところだ」
「聞き捨てならないわね。むー、今に見てなさいよ、絶対に抜いてやるんだから~」
二条と私の姿に、前髪の隙間からチラッと可愛らしい笑みが目に映った。
その日から、3人で食事を取ることが日常となっていった。
教室では皆の目がある為極力話はしないよう気を付けている。
お昼休みや放課後華僑と話す機会が増えると、次第に彼の緊張がほぐれていった。
授業の話や、家の話、趣味の話や、習い事、そんな何気ない会話。
萎縮した様子も見せず笑顔を見せてくれるようになった。
華僑くんは本が好きみたいでね、オススメの本を教えてくれるんだ。
彼が進めてくれる本はどれも面白くて、本を読む楽しみが増えた。
そんなある日、テストが近づくと勉強会を開き、二条の家で集まることになった。
香澄ちゃんは私の時とは違い、華僑には満面の笑みを見せるの。
うぅ……私にもその笑顔を見せて欲しいなぁ……。
そう思い香澄へ顔を向けるが、返ってきたのは冷たい眼差しだけ。
仲良くなるのには先が長そうだ……。
テストまで残り二日となった頃、お昼休み屋上集まっていると、彼の長い前髪から見える可愛い笑顔に、本音がポロッと溢れた。
「その笑顔が、もっとちゃんと見れたらいいのになぁ……」
私の言葉に二人は目を丸くし顔を向けた。
「あっ、いあ、えーと、ごめんごめん、気にしないで」
私は誤魔化すように笑いを浮かべると、華僑は黙り込んでしまった。
次の日、学園へ登校すると、華僑の前髪が短くなっていた。
今まで隠れていた端正な顔立ちが露わになり、女子生徒達がざわざわと騒いでいる。
そんな中女子達の黄色い声を気にした様子を見せない華僑と目が合うと、彼ははにかんだ可愛い笑みを見せてくれた。
張り付けたような笑みを浮かべ内心疲れ名が教室へたどり着くと、そこには見覚えのある青年の姿があった。
騒がしい教室の中、日当たりのよい窓際の席で一人本を読んでいる。
眼鏡は前髪で隠れ表情が見えない。
私はそんな彼に近づいてみると、生徒たちがこちらへ注目した。
「ごきげんよう、華僑君……よね。同じクラスだったなんて知らなかったわ。ふふ、今日も良かったら来てくれると嬉しい」
一条家の令嬢らしい言葉使いで声をかけると、彼は呆けた様子で本から顔をあげ、私をじっと見つめる。
あれ、もしかして……覚えてないとか……?
どうすればいいのか言葉を探していると、華僑はボッと突然に顔を真っ赤に染める。
ゆでだこのような彼を見つめていると、なぜか委縮した様子で何度もコクコクと頷いた。
あれ……怖がらせちゃったかな。
人前で話しかけない方がよかったのかも……。
華僑の様子にごめんなさいと謝ると、そそくさと自分の席へと戻る。
カバンから教科書とノートを取り出し授業の準備を始めると、周りの生徒たちの視線が華僑に集まっていることに気が付いた。
(うそ……どうして根暗な華僑に、高貴な一条様が話しかけるのかしら)
(本当よね~、家名の釣り合いはとれても、次男で出来損ないって噂だし、一条様には似合わないわ)
(あいつの声聞いたことないぜ、いつも本の虫だからな)
(俺も俺も、前髪長すぎて表情も見えないし、何考えてるかわからねぇよな)
コソコソと聞こえてくる声に、私は頭を抱えると、軽率な行動だったと改めて自覚したのだった。
お昼休みになり、私は華僑を探していた。
授業が終わってすぐだが、彼は教室内にいない。
廊下へ出てみると、階段へ向かう彼の後姿を見つけた。
階段を上っていく彼を慌てて追いかけると、人が少ない場所を見計らって声を掛ける。
「華僑君、さっきはごめんなさい。よかったら一緒に食べない?屋上なら人もいないわ」
彼は私の言葉に動きを止めると、振り返らずにコクコクと頷いた。
並ぶように階段を上っていくと、彼は終始うつむいている。
屋上へやってくると、扉がすでに開いていた。
「おい、遅いぞ。うん、誰だそいつ?」
「二条、遅くなってごめん。昨日一緒にバスケをした華僑君だよ、同じクラスだったんだぁ」
私はいつもの口調で二条へ話しかけると、華僑は俯いたままその場で立ち尽くす。
「えーと、さっきは本当にごめんなさい。変に注目を集めさせてしまって……話しかけるべきじゃなかったよね」
「いっ、いえ、そんな……ッッ。あの、僕の方こそすみません。ちゃんとした対応ができなくて、すみません、すみません……」
「おい、そんなところに突っ立ってないで、こっちで飯食おうぜ」
入口で立ち止まっている私たちに、二条が叫んだ。
私は華僑の手を取り、屋上へ足を進める。
彼は私の後ろで、すみませんと何度も小さく呟く中、華僑に目を向けると、耳まで真っ赤に染まっていた。
フェンス近くに腰かけると、華僑は座らず立ったまま。
おもむろに顔を上げ私と二条へ顔を向けたかと思うと、突然深く頭を下げた。
「あの、僕は華僑 明彦です。自己紹介が遅くなってすみません」
「あー、ふふっ、私は一条 彩華。よろしくね。そんな畏まらなくて大丈夫だよ」
「俺は、二条 敦、改めて宜しくな」
「知っています、お二人はとても有名ですし……僕とは全然違う……」
そうボソッと呟き、彼は緊張した面持ちで私たちの向かいへ腰かけた。
食事を始めると、なんとか話を弾ませようと、華僑へ質問をしてみるが、上手く会話が続かない。
彼はずっと俯いたままだ。
あまり話が好きじゃないのかもしれないな、でもせっかくだしお話してみたいんだけど。
どうしようかと唐揚げを口に運びながら考えていると、二条が華僑の顔を覗き込んだ。
「なぁ華僑、その前髪邪魔じゃないか?長すぎて前が見えないだろう?」
華僑君は慌てて前髪を押さえると、表情を隠すように横を向いた。
「あの、えーと、僕……人と話すのが苦手で……。それで……目が合わないように……伸ばしてるんです」
「そうなのか。まぁ、本人が気にしていないなら、問題ないか」
二条はあっけらかんとした様子で、お弁当をパクパクと口へと運んでいく。
「ねぇ華僑君、朝も話したけれど、今日もあの公園でバスケするの。華僑君もぜひどうかな?」
「えーと、はい、……でも僕上手くないし、あの……邪魔じゃないですか?」
「邪魔なわけねぇよ。人数多い方が色々できるしな。一条一人じゃ俺の相手にならなくて困っていたところだ」
「聞き捨てならないわね。むー、今に見てなさいよ、絶対に抜いてやるんだから~」
二条と私の姿に、前髪の隙間からチラッと可愛らしい笑みが目に映った。
その日から、3人で食事を取ることが日常となっていった。
教室では皆の目がある為極力話はしないよう気を付けている。
お昼休みや放課後華僑と話す機会が増えると、次第に彼の緊張がほぐれていった。
授業の話や、家の話、趣味の話や、習い事、そんな何気ない会話。
萎縮した様子も見せず笑顔を見せてくれるようになった。
華僑くんは本が好きみたいでね、オススメの本を教えてくれるんだ。
彼が進めてくれる本はどれも面白くて、本を読む楽しみが増えた。
そんなある日、テストが近づくと勉強会を開き、二条の家で集まることになった。
香澄ちゃんは私の時とは違い、華僑には満面の笑みを見せるの。
うぅ……私にもその笑顔を見せて欲しいなぁ……。
そう思い香澄へ顔を向けるが、返ってきたのは冷たい眼差しだけ。
仲良くなるのには先が長そうだ……。
テストまで残り二日となった頃、お昼休み屋上集まっていると、彼の長い前髪から見える可愛い笑顔に、本音がポロッと溢れた。
「その笑顔が、もっとちゃんと見れたらいいのになぁ……」
私の言葉に二人は目を丸くし顔を向けた。
「あっ、いあ、えーと、ごめんごめん、気にしないで」
私は誤魔化すように笑いを浮かべると、華僑は黙り込んでしまった。
次の日、学園へ登校すると、華僑の前髪が短くなっていた。
今まで隠れていた端正な顔立ちが露わになり、女子生徒達がざわざわと騒いでいる。
そんな中女子達の黄色い声を気にした様子を見せない華僑と目が合うと、彼ははにかんだ可愛い笑みを見せてくれた。
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