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令嬢のとある学園生活
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ある学園に
美しい容姿をした女性がいた。
彼女は漆黒の髪を腰のあたりまで伸ばし、
目付きはきつく、常に冷たい眼差しをしていた。
話しかけるのも戸惑うほどの威圧感をもち、
回りからは悪役令嬢と呼ばれていた。
そんな彼女は第一王子の婚約者だった。
学園では王子と彼女が話しているところをみたことがなく、ただただ王子の側を歩くだけだった。
学園で彼女の笑った顔も、泣いた顔も、困った顔も・・・見たものは誰もいない。
そんな彼女が中庭にて一人読書を楽しんでいると、
見目の良い男3人を侍らせた一人の女性がこちらに向かって歩いてきた。
そして男たちを侍らせた女はさらりと男の背中に隠れ、彼らは私の前に立ち止まった。
青い髪の男が言う
「おい!彼女に嫌がらせをするのはやめろ!証拠は揃っているんだぞ。」
黒い長髪の男が言う。
「彼女は毎日あなたからの嫌がらせを受け、涙を流しているのですよ!!!」
赤い短髪の男が言う。
「王太子の婚約者であってもやってはいけないことがあるぞ」
私は本を閉じ、彼らを黙って見つめていた。
男たちの影に隠れている、ブロンドの髪に軽くウェーブがかかった、なんとも可愛らしい女性が私を怯えた目で私をみている。
なんのこと?
私がこの可愛らしい女の子に嫌がらせををしたですって!?
どうしてそんなありえない事が起きているのかしら?
「見てみろ!!!彼女のノートがボロボロだ、鞄も水に濡れ使えなくなってしまった!!!」
ボロボロのノートと鞄を私の前に投げつける。
「君は毎日彼女にひどい言葉を浴びせ、彼女を陥れる事になんとも思わないのかい?」
鋭い眼差しで私を睨む。
「お前は昨日彼女を階段の上から落としただろう!!!彼女の怪我が軽かったからよかったものの、死んでいた可能性だってあるんだ!!!!」
頭に???が浮かぶ。
そんなこと絶対にあるわけはないのに・・・なぜ?
「だんまりか・・・彼女の可愛さに嫉妬して、こんな愚かな行いをするものが妃になど、なれるはずがない!!!」
言われる罵倒に、まったく心当たりのない私は考えた。
いったどうしてこんなことに・・・?
昨日も今日も明日も・・・私に自由な時間なんてないのに・・・。
ふと足音が聞こえてきた。
彼女たちがきた方向から別の誰かがやってきたようだ。
「こんなところで何をやっているんだい」
背筋を伸ばし、ブロンドの髪を靡かせて、女性が殺到しそうな爽やかなで、そして優しそうな笑顔を浮かべたその男は現れた。
「王子様!!!」
男の後ろに隠れていた可愛らしい女の子が、
ほほを染め王子へかけより、腕を絡ませようと迫った。
彼女が王子の腕に触れようとしたが、
彼は笑顔のまま彼女をさりげなく避ける。
彼女は驚きの表情を浮かべ、今度はゆっくりと王子の元へ行き、
目に涙を浮かべ王子を見上げた。
彼は女の子に笑顔を見せ、さりげなく手をだし彼女を退かせ、
私を囲んでいた男たちから守るように私の側へときた。
「僕の婚約者に何をしているのかな?」
突然の王子の登場に動揺していた男たちだが、王子の言葉に応対していく。
「王子、この女は王子と親しく話す彼女へ嫉妬のあまり、可愛く愛らしい彼女をいじめていたのです。僕たちはそれをやめるよう注意しにきたしだいです。」
王子は私の元へゆっくりと歩みより、男どもに囲まれていた私を救いだすように、私の肩を優しく抱きよせた。
「彼女が?そんな事ありえるわけがないだろう?」
彼は笑顔を張り付けたまま、私の髪を優しくなぜ、
彼らを見据えていた。
「王子、ここに証拠がございます。彼女が階段から落とされた際彼女の髪飾りが現場におちていたのです。これを・・・」
赤い髪の男がズボンのポケットから
美しい装飾が施された髪飾りを取り出し、王子へと見せた。
この髪飾りは王子から貰った、赤い宝石をあしらった高級な髪飾りだ。普通の令嬢では手に入れることは不可能に近い・・・。
紛れもなく私の物で間違いないだろう。
王子は黙ったまま笑顔で髪飾りを手に取り、大事そうに握りしめた。
「これが証拠かい?」
男たちは焦ったように次の証拠を出してくる。
「この他にも、彼女のノートが破られていた日、その女が彼女の部屋に入るところを目撃されております。
さらにその女は麗しい彼女を見かける度にひどい言葉を浴びせ罵っていたとの報告があがっております。」
スマイル王子は笑顔のまま、
今話していた赤い髪の男をじっと見ていた。
ボソッと
どこからそんな根の葉もない噂がたつんだろうね・・・。
と私に視線を向け小さい声で呟いた。
赤い髪の男は自信満々に言いきる。
私の見た目は悪役にピッタリだからこんな噂がたってもしょうがないとは想うけど・・・。
「はっはっは、面白いことを言うね。でもね、それはありえないんだよ。絶対に・・・」
笑顔のまま、ありえないと言いきる王子に彼らは困惑した表情を浮かべた。
ひぃ・・・怖い怖い怖い。
このスマイルを崩さない彼はかなり怒っている・・・。
彼の怒りが爆発する前に皆黙って帰ってくれないかな・・・。
「しかし、王子・・・!!!」
「そんな女を庇う必要などないのです王子殿!!!」
「そんな無表情で非道な女よりも王子にはもっと相応しい女性がいるのでないでしょうか!!!」
それでもガヤガヤと異論唱えようとした3人の男たちに、
王子がとうとうスマイルを消し、冷めた目付きで男たちを見据える。
そんな王子の異変に気がつき男たちは口を閉ざした。
突然王子の側に隠れていた愛らしい彼女がしゃべりだした。
「もういいのです・・・私が・・・私が嫌がらせを我慢すれば・・・いいのです。王子様そんな方が婚約者で本当に宜しいんでしょうか・・・?」
目に涙をいっぱいにためもう一度上目遣いで彼女は王子を見上げる。
まずい・・・彼女殺されるかもしれない・・・。
もうここから去ったほうが・・・
そんな彼女にまた笑顔を作り、優しく笑いかけた。
「君のような男を侍らせ、何の罪もない彼女に勝手な罪を被せるような女が婚約者より余程良いだろう」
彼女の顔がみるみるうちに赤くなっていく。
「そんなに・・・そんな女がいいの?なんで?私の方がかわいいでしょ?私は、この世界の主人公なのよ!!!!!」
彼女に豹変ぶりに彼女を取り巻いていた男たちが後ずさる。
私の肩を抱き締めていた手がゆっくりと彼女の喉にかかる。
笑顔を消した王子は今にも殺しそうな目付きで彼女を見つめた。
男とたちは呆然とする中、彼女がいきをのむ。
「うるさい女だ、その喉を潰してやろうか・・・」
恐怖に震えた彼女は焦った様子で王子の手を振り払い
一目散へと逃げていった。
逃げていった彼女を呆然と眺めていた男たちは慌てたようすで追いかけていく。
王子はまた笑顔に戻り、私の方へ振り向く。
「やっぱりこんな事が起こる学校に君を連れて来なくてよかった。君が学園に入学するまでに、王宮の魔術師達が君の人形を完成させてくれて本当によかった。僕の思い通りに動いてくれる人形を」
私は、彼の部屋の中からその言葉を聞く。
「本当は君の意識を繋がらないようしたかったんだけど、それだと家で退屈だろうと思って、王宮魔術師にこの人形を作る際に視覚と聴覚を君に連動させたのは失敗だったかな・・・。」
私は、ただただ窓を見つめ、
自由に動かせない人形を通じて彼の言葉を聞く中、彼は優しく人形撫でた。
「怖かっただろう?でも・・・もし君がここに居たらきっと君は泣いていただろう・・・。君の泣き顔をあんな男どもに見られていたら・・・僕は彼らの目を潰しているところだった。」
笑顔で言いきる彼に恐怖をおぼえる。
表情を変えることができない人形の目を通じ、
耳を通じて彼の言葉をただただ聞くしかなかった。
「外はこんなにも危険だからね・・・僕の部屋で僕が帰るまでおとなしくしていてね、僕の愛しい婚約者殿」
私は、足をベットに繋がれ、身動きがとれない状態で、
「僕のかわいい君、君は僕だけの物だ」
美しい容姿をした女性がいた。
彼女は漆黒の髪を腰のあたりまで伸ばし、
目付きはきつく、常に冷たい眼差しをしていた。
話しかけるのも戸惑うほどの威圧感をもち、
回りからは悪役令嬢と呼ばれていた。
そんな彼女は第一王子の婚約者だった。
学園では王子と彼女が話しているところをみたことがなく、ただただ王子の側を歩くだけだった。
学園で彼女の笑った顔も、泣いた顔も、困った顔も・・・見たものは誰もいない。
そんな彼女が中庭にて一人読書を楽しんでいると、
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青い髪の男が言う
「おい!彼女に嫌がらせをするのはやめろ!証拠は揃っているんだぞ。」
黒い長髪の男が言う。
「彼女は毎日あなたからの嫌がらせを受け、涙を流しているのですよ!!!」
赤い短髪の男が言う。
「王太子の婚約者であってもやってはいけないことがあるぞ」
私は本を閉じ、彼らを黙って見つめていた。
男たちの影に隠れている、ブロンドの髪に軽くウェーブがかかった、なんとも可愛らしい女性が私を怯えた目で私をみている。
なんのこと?
私がこの可愛らしい女の子に嫌がらせををしたですって!?
どうしてそんなありえない事が起きているのかしら?
「見てみろ!!!彼女のノートがボロボロだ、鞄も水に濡れ使えなくなってしまった!!!」
ボロボロのノートと鞄を私の前に投げつける。
「君は毎日彼女にひどい言葉を浴びせ、彼女を陥れる事になんとも思わないのかい?」
鋭い眼差しで私を睨む。
「お前は昨日彼女を階段の上から落としただろう!!!彼女の怪我が軽かったからよかったものの、死んでいた可能性だってあるんだ!!!!」
頭に???が浮かぶ。
そんなこと絶対にあるわけはないのに・・・なぜ?
「だんまりか・・・彼女の可愛さに嫉妬して、こんな愚かな行いをするものが妃になど、なれるはずがない!!!」
言われる罵倒に、まったく心当たりのない私は考えた。
いったどうしてこんなことに・・・?
昨日も今日も明日も・・・私に自由な時間なんてないのに・・・。
ふと足音が聞こえてきた。
彼女たちがきた方向から別の誰かがやってきたようだ。
「こんなところで何をやっているんだい」
背筋を伸ばし、ブロンドの髪を靡かせて、女性が殺到しそうな爽やかなで、そして優しそうな笑顔を浮かべたその男は現れた。
「王子様!!!」
男の後ろに隠れていた可愛らしい女の子が、
ほほを染め王子へかけより、腕を絡ませようと迫った。
彼女が王子の腕に触れようとしたが、
彼は笑顔のまま彼女をさりげなく避ける。
彼女は驚きの表情を浮かべ、今度はゆっくりと王子の元へ行き、
目に涙を浮かべ王子を見上げた。
彼は女の子に笑顔を見せ、さりげなく手をだし彼女を退かせ、
私を囲んでいた男たちから守るように私の側へときた。
「僕の婚約者に何をしているのかな?」
突然の王子の登場に動揺していた男たちだが、王子の言葉に応対していく。
「王子、この女は王子と親しく話す彼女へ嫉妬のあまり、可愛く愛らしい彼女をいじめていたのです。僕たちはそれをやめるよう注意しにきたしだいです。」
王子は私の元へゆっくりと歩みより、男どもに囲まれていた私を救いだすように、私の肩を優しく抱きよせた。
「彼女が?そんな事ありえるわけがないだろう?」
彼は笑顔を張り付けたまま、私の髪を優しくなぜ、
彼らを見据えていた。
「王子、ここに証拠がございます。彼女が階段から落とされた際彼女の髪飾りが現場におちていたのです。これを・・・」
赤い髪の男がズボンのポケットから
美しい装飾が施された髪飾りを取り出し、王子へと見せた。
この髪飾りは王子から貰った、赤い宝石をあしらった高級な髪飾りだ。普通の令嬢では手に入れることは不可能に近い・・・。
紛れもなく私の物で間違いないだろう。
王子は黙ったまま笑顔で髪飾りを手に取り、大事そうに握りしめた。
「これが証拠かい?」
男たちは焦ったように次の証拠を出してくる。
「この他にも、彼女のノートが破られていた日、その女が彼女の部屋に入るところを目撃されております。
さらにその女は麗しい彼女を見かける度にひどい言葉を浴びせ罵っていたとの報告があがっております。」
スマイル王子は笑顔のまま、
今話していた赤い髪の男をじっと見ていた。
ボソッと
どこからそんな根の葉もない噂がたつんだろうね・・・。
と私に視線を向け小さい声で呟いた。
赤い髪の男は自信満々に言いきる。
私の見た目は悪役にピッタリだからこんな噂がたってもしょうがないとは想うけど・・・。
「はっはっは、面白いことを言うね。でもね、それはありえないんだよ。絶対に・・・」
笑顔のまま、ありえないと言いきる王子に彼らは困惑した表情を浮かべた。
ひぃ・・・怖い怖い怖い。
このスマイルを崩さない彼はかなり怒っている・・・。
彼の怒りが爆発する前に皆黙って帰ってくれないかな・・・。
「しかし、王子・・・!!!」
「そんな女を庇う必要などないのです王子殿!!!」
「そんな無表情で非道な女よりも王子にはもっと相応しい女性がいるのでないでしょうか!!!」
それでもガヤガヤと異論唱えようとした3人の男たちに、
王子がとうとうスマイルを消し、冷めた目付きで男たちを見据える。
そんな王子の異変に気がつき男たちは口を閉ざした。
突然王子の側に隠れていた愛らしい彼女がしゃべりだした。
「もういいのです・・・私が・・・私が嫌がらせを我慢すれば・・・いいのです。王子様そんな方が婚約者で本当に宜しいんでしょうか・・・?」
目に涙をいっぱいにためもう一度上目遣いで彼女は王子を見上げる。
まずい・・・彼女殺されるかもしれない・・・。
もうここから去ったほうが・・・
そんな彼女にまた笑顔を作り、優しく笑いかけた。
「君のような男を侍らせ、何の罪もない彼女に勝手な罪を被せるような女が婚約者より余程良いだろう」
彼女の顔がみるみるうちに赤くなっていく。
「そんなに・・・そんな女がいいの?なんで?私の方がかわいいでしょ?私は、この世界の主人公なのよ!!!!!」
彼女に豹変ぶりに彼女を取り巻いていた男たちが後ずさる。
私の肩を抱き締めていた手がゆっくりと彼女の喉にかかる。
笑顔を消した王子は今にも殺しそうな目付きで彼女を見つめた。
男とたちは呆然とする中、彼女がいきをのむ。
「うるさい女だ、その喉を潰してやろうか・・・」
恐怖に震えた彼女は焦った様子で王子の手を振り払い
一目散へと逃げていった。
逃げていった彼女を呆然と眺めていた男たちは慌てたようすで追いかけていく。
王子はまた笑顔に戻り、私の方へ振り向く。
「やっぱりこんな事が起こる学校に君を連れて来なくてよかった。君が学園に入学するまでに、王宮の魔術師達が君の人形を完成させてくれて本当によかった。僕の思い通りに動いてくれる人形を」
私は、彼の部屋の中からその言葉を聞く。
「本当は君の意識を繋がらないようしたかったんだけど、それだと家で退屈だろうと思って、王宮魔術師にこの人形を作る際に視覚と聴覚を君に連動させたのは失敗だったかな・・・。」
私は、ただただ窓を見つめ、
自由に動かせない人形を通じて彼の言葉を聞く中、彼は優しく人形撫でた。
「怖かっただろう?でも・・・もし君がここに居たらきっと君は泣いていただろう・・・。君の泣き顔をあんな男どもに見られていたら・・・僕は彼らの目を潰しているところだった。」
笑顔で言いきる彼に恐怖をおぼえる。
表情を変えることができない人形の目を通じ、
耳を通じて彼の言葉をただただ聞くしかなかった。
「外はこんなにも危険だからね・・・僕の部屋で僕が帰るまでおとなしくしていてね、僕の愛しい婚約者殿」
私は、足をベットに繋がれ、身動きがとれない状態で、
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