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隣にいることが、ツラい。14
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Side翔
階段を上る音。
誰かが2階へと昇ってきた。
猛か?階段の方を見る。
少しずつ見えてきたその姿は、まぎれもなく、猛だった。
「…た、猛。」
勢いよく立ち上がる。
「猛だ、猛に会えた。…ふぇ、うぅ…。ふぅ…。ヒク……。」
猛の顔を見ただけで、涙があふれる。
別れてまだ1週間。
それでも猛のいない日々はとてもつらかった。
「お…。おい。翔??大丈夫か?
な…。なんで泣いてんだよ。俺のせいか?
やっぱり俺じゃ…。はぁ。
と…とりあえず。嫌じゃなきゃ、家入りな?
ここじゃちょっと近所の人に怪しまれる。」
猛がおどおどしててちょっとおもしろい。
猛の表情をこんなに変えて慌てさせてるのが俺だと思うと少し嬉しい。
そんなことを考えてたら、涙も止まった。
でも、お邪魔したいから、入る。
階段を上る音。
誰かが2階へと昇ってきた。
猛か?階段の方を見る。
少しずつ見えてきたその姿は、まぎれもなく、猛だった。
「…た、猛。」
勢いよく立ち上がる。
「猛だ、猛に会えた。…ふぇ、うぅ…。ふぅ…。ヒク……。」
猛の顔を見ただけで、涙があふれる。
別れてまだ1週間。
それでも猛のいない日々はとてもつらかった。
「お…。おい。翔??大丈夫か?
な…。なんで泣いてんだよ。俺のせいか?
やっぱり俺じゃ…。はぁ。
と…とりあえず。嫌じゃなきゃ、家入りな?
ここじゃちょっと近所の人に怪しまれる。」
猛がおどおどしててちょっとおもしろい。
猛の表情をこんなに変えて慌てさせてるのが俺だと思うと少し嬉しい。
そんなことを考えてたら、涙も止まった。
でも、お邪魔したいから、入る。
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