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四天王寺ロダンの足音がする『四天王寺ロダンの挨拶』より
その19
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(19)
「断定的に言うね、ロダン君…」
彼がその言葉に首を縦に振る。
「そりゃそうですぜぇ、田名さん。なんせ僕は翌日の金曜、そう昨日早朝に新幹線へ飛び乗り、小倉で日豊本線に乗り換えて、遥々大分県の佐伯まで行って来たんで調べて色々裏をとってきたんでさぁ」
僕は飛び上がる様に驚いた。
「君ぃ!!そこまでしたっていうの??」
ロダンが鼻下をふんと鳴らす。それから少し得意げに満面の笑顔になった。
「ですよ!!実は旅館『小松』の住所を法主から聞いたので、ここまで来たらとことこんまで足で調べてやろうって言うのが男の意地ってやつですかね。急遽職場には新幹線から大分の叔父が亡くなったと嘘をついて連絡して、昼過ぎには現地入りですよ」
驚いて開いた口が塞がらない。まるで旅空の下を身軽にあるく、股旅者みたいだ。
「君は、本当に過ごいね。空の下を行く股旅みたいだよ」
はっはっはっと調子を上げて彼がアフロヘアを撫でつけながら笑う。笑い終わるのを僕は待って聞いた。
「それで、現地はどうだったんだい?」
うん、と言って顎に手を遣る。
「海も山もあってとても風光明媚なところでした。駅から降りて少し歩くと海に浮かぶように大きな大入島が見えて海側はとても風もよく気持ち良かったです。僕はレンタルサイクルを借りて街に出たんですが、いいところでした」
彼が瞼を閉じて訪れた景色を思い浮かべるようにしているのを見て、僕は言った。
「そうかい、それは良かったけどさ、別に君さぁ…観光に行ったわけじゃないからさ…、その調べに言ったんだろう」
「そう、そうでした!!」
目が覚めるように慌てて言う。
「そこで僕は自転車で在る場所を目指したんです。それは少し行ったDというところなんで海岸が開いでいるところです。そこに僕は行ったんです。実はそこが旅館『小松』があったところで…、実は驚いたことに今でもそこで民宿をしているんです」
「そうなの?廃業したんじゃないの?」
「僕もそう思ってたんです。そしたらそこに堂々と『小松』ってあるじゃないですか?こっちこそ肝がよじれんばかりの驚きでしたよ!」
ロダンが両手を広げる。まるでその驚きの大きさを僕に伝える為に。
「それで…、君、勿論そこで聞いたんだろう?」
「ええ、聞きましたよ。外から店を眺めていたら白髪の夫人が出てこられたのです。おそらくここの方だろうと思って声をかけたんです、勿論、開口一番ここって廃業されたんじゃ?ってね」
「そしたらどうだったの?」
「はい、こう言われました。僕が尋ねた旅館『小松』はその後、白井邦夫って内地にある竹田のさる料亭の主人が屋号をついで、それで現在もこの様に続いているそうです。なんでもその当人は大の釣り好きで、当時はその方だけでなく県の方や企業の方をお連れになって週末になると良くここに泊まられたそうです。今僕が言った廃業の事は確かにこの宿の主人である佐伯一郎さんが亡くなられた頃あった話で、既に御両人は亡くなられたのでそんな話は誰も知らないことだけど、それが今でも細々と営業をしている繋がりだと言うことでした」
「へーーー!!」
僕は手を叩く。
「だから僕もそうですか?と言って目を丸くしたもんだから、店のご婦人が聞くんですよ、あなた佐伯さんのお知り合い?って」
「何て言ったの?」
「何も当て何てないから、あてずっぽうで大阪にある坂上の大宗派の寺門の蓮池法主の知り合いですと言いました。するとですね…、突然その後婦人顔色を変えられて…」
彼がアフロヘアを掻きまくる。
何かあったのか、
それを思い出す様に何度も何度も頭を掻いている。
「どうしたの?」
「ええ…」
彼が髪を掻くのやめた。
「あなたじゃぁ、佐伯さんと亡くなられた亭主の間にできた子供の事調べに来られたの?って言うんですよ」
「どういうこと?」
ロダンが静かに押し黙る。その沈黙のうちに何かが居るのだと僕は感じた。
それが何者なのか。
「実はですね。当時二人の結婚生活はあまりうまくいかなかったらしく、亭主の佐伯一郎氏は大の道楽と女好きが高じて色んな所に借金とか女をこさえていたらしのです。それだけじゃない、彼等には一人息子が居たが、よくよく佐伯一郎の酒が入ると時折暴力を振るわれて顔を腫らせていた」
ロダンが淡々と語る。
「彼女は子供や夫のそうした暴力や日常の諍いに相当頭を悩ましていたみたいで…。」
僕は眉間に皺を寄せる。
何か符牒が合わないのだ。
話の内容と僕の心の中の疑問が。
「ロダン君…それで、その話が何故、この坂上の法主さんとどんな関係があるの?」
「実はですね…、佐伯一郎と百合さんとの子供は白井邦夫氏との子供だった。つまり二人だけの間の公然の隠し子だったと蓮池法主はある時、考えられたらしいのです」
「ある時…?隠し子?」
「ええ、そうです。毎週末のように同じ郷里の竹田から来る白井邦夫氏と佐伯百合さんは同じ郷里人ということもあってか仲が良かったらしいのです。それに佐伯百合さんは旦那が羨むほどの蠱惑的な美貌です。それは法主がまだ長屋に住んでいた時に二人から直に聞いたそうです。きっと夫婦生活の相談なんかもしていたんでしょう。それでいつごろか懇ろになって…実は佐伯さんとの間の子はいつの間にか二人の間にできた子じゃないかということなんです…だから佐伯一郎氏があれほど子供の暴力をふるったのではないかと…まぁ今となっては氏が酒や女の為の自堕落な生活が原因で身体を壊し遂に死んでしまったので、そのことは謎のままですが…あくまで噂ですし…」
僕は分からない。まだ符牒が合わない。その話とこの坂上の法主とのつながりが見えないのだ。
それに彼の話し方もどこか順序だてられていない。
ロダンが言った。
「しかし、法主が最近あるものを見つけたんです」
有るもの…?
「それが気になって何でもつい最近も坂上の蓮池法主さんが佐賀にある本山に行かれた時、こちらに立ち寄られてその子供についてのその後の噂とか話とかやらを知らないかと言われたそうです。でも時代も古いし、記憶も定かでないからその子供が今もどこにいるのか良く分からないと答えたそうです。まぁ無理もありませんね、そんな昔の話ですので。その民宿のご婦人は法主にその秘密の子とやらに聞くしか事実が分からないんじゃないですかと言ったそうですが…」
僕は彼を見る。
彼の眼差しが水平に見えた。それは打ち寄せる波を見つめる旅人のようだ。どこか儚くて、悲しさに彩られている。
その水平の向こうに子供を見つけたのか、彼はぽつりと僕に言った。
「ねぇ田名さん、そのイカのあたりめ懐かしい味がしませんか?」
僕はその瞬間ぎょっとした。
彼の突然の一言に一瞬で心臓が手で絞めつけられるような苦しさがしたのだ。
彼は続ける。
「そのイカのあたりめ…、実は佐伯で買ってきたやつなんです。業務スーパーで買ってきたやつじゃありません」
僕はガタガタと震え出す。
心で声がする。
そうだ、そうだなんだ。
だからやめておけって言ったんだ!!
あのかっぱ横丁の本屋で『三四郎』を見た時、僕は入り口に貼ってある張り紙を見て『三四郎』を手に取ったんじゃない、そこに僕が仕掛けたあの『三四郎』が置いてあって真っ青になり驚いて手にしたんだ。一体誰がこんなことをしたんだ。叫びたくなるのを抑えて僕は今のようにガタガタと震えた。
一体誰が僕の作ったこの殺人の為の小道具をどうやって僕の目の届くところに置いていたんだ。
そう、燃えたと思ったんだ。この長屋が火事になった時に‼灰となって塵となって消えたと思っていたのに!!
ああ、謎はこのままにしておいてほしい。
これは『賭け』だったんだ。この『賭け』を乗り越えてこそ、僕はこの平穏な暮らしを続けていけるのではないかという、そんな思いだったんだ。
人生の誰知らぬ秘密に他人は入りこんじゃいけない!!
違うかい?
ロダン君!!
「田中さん…」
影が揺れる。
「あなたは四国の山里の生まれなんかじゃない。あなたは大分の竹田のNで生まれた佐伯百合、いや旧姓田名百合と白井邦夫との間に生まれたお子さんなんですよ。そう、あなたはあの日、さも当然のようにここにやってきた。それだけじゃない、あなたは亡くなった佐伯一郎氏から毎晩毎晩酒で白井邦夫の事を愚痴られては殴られていたかもしれないが、しかし心中恐るべき犯罪を成そうと心に秘めていた」
誰かが足音を立てて近づくと肩を叩いた。僕の瞳孔は見開いている。
「そう、『親殺し』を成す為に」
「断定的に言うね、ロダン君…」
彼がその言葉に首を縦に振る。
「そりゃそうですぜぇ、田名さん。なんせ僕は翌日の金曜、そう昨日早朝に新幹線へ飛び乗り、小倉で日豊本線に乗り換えて、遥々大分県の佐伯まで行って来たんで調べて色々裏をとってきたんでさぁ」
僕は飛び上がる様に驚いた。
「君ぃ!!そこまでしたっていうの??」
ロダンが鼻下をふんと鳴らす。それから少し得意げに満面の笑顔になった。
「ですよ!!実は旅館『小松』の住所を法主から聞いたので、ここまで来たらとことこんまで足で調べてやろうって言うのが男の意地ってやつですかね。急遽職場には新幹線から大分の叔父が亡くなったと嘘をついて連絡して、昼過ぎには現地入りですよ」
驚いて開いた口が塞がらない。まるで旅空の下を身軽にあるく、股旅者みたいだ。
「君は、本当に過ごいね。空の下を行く股旅みたいだよ」
はっはっはっと調子を上げて彼がアフロヘアを撫でつけながら笑う。笑い終わるのを僕は待って聞いた。
「それで、現地はどうだったんだい?」
うん、と言って顎に手を遣る。
「海も山もあってとても風光明媚なところでした。駅から降りて少し歩くと海に浮かぶように大きな大入島が見えて海側はとても風もよく気持ち良かったです。僕はレンタルサイクルを借りて街に出たんですが、いいところでした」
彼が瞼を閉じて訪れた景色を思い浮かべるようにしているのを見て、僕は言った。
「そうかい、それは良かったけどさ、別に君さぁ…観光に行ったわけじゃないからさ…、その調べに言ったんだろう」
「そう、そうでした!!」
目が覚めるように慌てて言う。
「そこで僕は自転車で在る場所を目指したんです。それは少し行ったDというところなんで海岸が開いでいるところです。そこに僕は行ったんです。実はそこが旅館『小松』があったところで…、実は驚いたことに今でもそこで民宿をしているんです」
「そうなの?廃業したんじゃないの?」
「僕もそう思ってたんです。そしたらそこに堂々と『小松』ってあるじゃないですか?こっちこそ肝がよじれんばかりの驚きでしたよ!」
ロダンが両手を広げる。まるでその驚きの大きさを僕に伝える為に。
「それで…、君、勿論そこで聞いたんだろう?」
「ええ、聞きましたよ。外から店を眺めていたら白髪の夫人が出てこられたのです。おそらくここの方だろうと思って声をかけたんです、勿論、開口一番ここって廃業されたんじゃ?ってね」
「そしたらどうだったの?」
「はい、こう言われました。僕が尋ねた旅館『小松』はその後、白井邦夫って内地にある竹田のさる料亭の主人が屋号をついで、それで現在もこの様に続いているそうです。なんでもその当人は大の釣り好きで、当時はその方だけでなく県の方や企業の方をお連れになって週末になると良くここに泊まられたそうです。今僕が言った廃業の事は確かにこの宿の主人である佐伯一郎さんが亡くなられた頃あった話で、既に御両人は亡くなられたのでそんな話は誰も知らないことだけど、それが今でも細々と営業をしている繋がりだと言うことでした」
「へーーー!!」
僕は手を叩く。
「だから僕もそうですか?と言って目を丸くしたもんだから、店のご婦人が聞くんですよ、あなた佐伯さんのお知り合い?って」
「何て言ったの?」
「何も当て何てないから、あてずっぽうで大阪にある坂上の大宗派の寺門の蓮池法主の知り合いですと言いました。するとですね…、突然その後婦人顔色を変えられて…」
彼がアフロヘアを掻きまくる。
何かあったのか、
それを思い出す様に何度も何度も頭を掻いている。
「どうしたの?」
「ええ…」
彼が髪を掻くのやめた。
「あなたじゃぁ、佐伯さんと亡くなられた亭主の間にできた子供の事調べに来られたの?って言うんですよ」
「どういうこと?」
ロダンが静かに押し黙る。その沈黙のうちに何かが居るのだと僕は感じた。
それが何者なのか。
「実はですね。当時二人の結婚生活はあまりうまくいかなかったらしく、亭主の佐伯一郎氏は大の道楽と女好きが高じて色んな所に借金とか女をこさえていたらしのです。それだけじゃない、彼等には一人息子が居たが、よくよく佐伯一郎の酒が入ると時折暴力を振るわれて顔を腫らせていた」
ロダンが淡々と語る。
「彼女は子供や夫のそうした暴力や日常の諍いに相当頭を悩ましていたみたいで…。」
僕は眉間に皺を寄せる。
何か符牒が合わないのだ。
話の内容と僕の心の中の疑問が。
「ロダン君…それで、その話が何故、この坂上の法主さんとどんな関係があるの?」
「実はですね…、佐伯一郎と百合さんとの子供は白井邦夫氏との子供だった。つまり二人だけの間の公然の隠し子だったと蓮池法主はある時、考えられたらしいのです」
「ある時…?隠し子?」
「ええ、そうです。毎週末のように同じ郷里の竹田から来る白井邦夫氏と佐伯百合さんは同じ郷里人ということもあってか仲が良かったらしいのです。それに佐伯百合さんは旦那が羨むほどの蠱惑的な美貌です。それは法主がまだ長屋に住んでいた時に二人から直に聞いたそうです。きっと夫婦生活の相談なんかもしていたんでしょう。それでいつごろか懇ろになって…実は佐伯さんとの間の子はいつの間にか二人の間にできた子じゃないかということなんです…だから佐伯一郎氏があれほど子供の暴力をふるったのではないかと…まぁ今となっては氏が酒や女の為の自堕落な生活が原因で身体を壊し遂に死んでしまったので、そのことは謎のままですが…あくまで噂ですし…」
僕は分からない。まだ符牒が合わない。その話とこの坂上の法主とのつながりが見えないのだ。
それに彼の話し方もどこか順序だてられていない。
ロダンが言った。
「しかし、法主が最近あるものを見つけたんです」
有るもの…?
「それが気になって何でもつい最近も坂上の蓮池法主さんが佐賀にある本山に行かれた時、こちらに立ち寄られてその子供についてのその後の噂とか話とかやらを知らないかと言われたそうです。でも時代も古いし、記憶も定かでないからその子供が今もどこにいるのか良く分からないと答えたそうです。まぁ無理もありませんね、そんな昔の話ですので。その民宿のご婦人は法主にその秘密の子とやらに聞くしか事実が分からないんじゃないですかと言ったそうですが…」
僕は彼を見る。
彼の眼差しが水平に見えた。それは打ち寄せる波を見つめる旅人のようだ。どこか儚くて、悲しさに彩られている。
その水平の向こうに子供を見つけたのか、彼はぽつりと僕に言った。
「ねぇ田名さん、そのイカのあたりめ懐かしい味がしませんか?」
僕はその瞬間ぎょっとした。
彼の突然の一言に一瞬で心臓が手で絞めつけられるような苦しさがしたのだ。
彼は続ける。
「そのイカのあたりめ…、実は佐伯で買ってきたやつなんです。業務スーパーで買ってきたやつじゃありません」
僕はガタガタと震え出す。
心で声がする。
そうだ、そうだなんだ。
だからやめておけって言ったんだ!!
あのかっぱ横丁の本屋で『三四郎』を見た時、僕は入り口に貼ってある張り紙を見て『三四郎』を手に取ったんじゃない、そこに僕が仕掛けたあの『三四郎』が置いてあって真っ青になり驚いて手にしたんだ。一体誰がこんなことをしたんだ。叫びたくなるのを抑えて僕は今のようにガタガタと震えた。
一体誰が僕の作ったこの殺人の為の小道具をどうやって僕の目の届くところに置いていたんだ。
そう、燃えたと思ったんだ。この長屋が火事になった時に‼灰となって塵となって消えたと思っていたのに!!
ああ、謎はこのままにしておいてほしい。
これは『賭け』だったんだ。この『賭け』を乗り越えてこそ、僕はこの平穏な暮らしを続けていけるのではないかという、そんな思いだったんだ。
人生の誰知らぬ秘密に他人は入りこんじゃいけない!!
違うかい?
ロダン君!!
「田中さん…」
影が揺れる。
「あなたは四国の山里の生まれなんかじゃない。あなたは大分の竹田のNで生まれた佐伯百合、いや旧姓田名百合と白井邦夫との間に生まれたお子さんなんですよ。そう、あなたはあの日、さも当然のようにここにやってきた。それだけじゃない、あなたは亡くなった佐伯一郎氏から毎晩毎晩酒で白井邦夫の事を愚痴られては殴られていたかもしれないが、しかし心中恐るべき犯罪を成そうと心に秘めていた」
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