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嵐 4
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連れてこられたのはオシャレな居酒屋だった。
照明にモロッコランプが使われていて、エキゾチックな雰囲気の店内は女性客を中心に賑わっている。
「依子さん、お酒イケる口?昨日はあまり飲んでなかったみたいだけど」
「あ、はい…まあ」
私の返事を聞くと、篠原さんはビールと適当に何品か注文した。
楽しそうな声のする周囲とは対照的に、ここだけピリピリとした空気が漂っている。
とりあえず乾杯すると、篠原さんはグラスを呷った。
琥珀色の液体をクッと流し込む様がいちいち艶かしい。
私は寝不足とイライラとで悪酔いしそうだったので、口を付けるフリして誤魔化した。
「依子さんって神田くんとはどういう関係なの?」
「どういうって…会社の先輩後輩です」
「抱き合ってたのに?」
「…さっきの画像、もう一回見せてもらえます?」
私の要求に素直に応じて、篠原さんはスマホを取り出した。
「ここ、見てください。私の手。肩からぶら下がったままですから。こういうの、抱き合ってるって言いませんよね」
「確かにね。でも、神田くんは依子さんのこと、好きでしょ?」
「…!」
「じゃなきゃ会社でこんなことしないだろうし。それに、昨日冬馬の事務所で飲んでる途中、帰りに冬馬と二人きりになれるようにしてって頼んだら、『依子さんが悲しむから』って断られたのよ。私と冬馬がヨリを戻したら自分にもチャンスが回ってくるのに。…バカな男」
「ヨリを戻すって…篠原さん、旦那さんいるんですよね?」
「言ったでしょ?家の為に好きでもない人と結婚したって。冬馬と一緒になれるなら幾らでも払うわ」
「何でそんなに桐嶋さんにこだわるんですか?」
「あなた、本当に冬馬の婚約者?」
「…一応…」
「もしかして依子さん、冬馬とまだシてないの?」
あっけらかんと言う彼女についていけず、つい手にとってしまったビールを口に含む。
「…私、冬馬とのセックスが忘れられないの」
キツい炭酸が空きっ腹に直撃した。
「…病みつきになるくらいいいでしょ?」
私ですら知っている桐嶋の女癖の悪さを考えれば、こんな発言は決して驚くほどのものじゃない。
肉食系の篠原さんと桐嶋との話なら尚更だ。
まだ平静を保っていられる。
だけど、次の言葉に私の心の秩序は乱された。
「それに、冬馬、私の初めての相手だったから」
頭の中で大音量の警鐘が鳴り始めた。
これ以上聞いちゃダメ。
「あの…私、ちょっと気分が…」
胃にビールしか入れてないのに吐き気がする。
震える手で鞄からハンカチを出して口許を押さえる。
一気に血の気が引いていく感覚。
フラつく足で立ち上がった時にはもう遅くて。
篠原さんは容赦なく話を続けた。
「初めてだって言ったら、すごく優しくしてくれて、気持ち良くて、本当に幸せだった」
その言葉が最後まで耳に入った直後、私の意識はテレビが消えるみたいにプツンとそこで途切れた。
消毒液の香り。
白くて固いシーツの感触。
遮蔽カーテンの向こうに誰かが居る。
夢?
さっきまで篠原さんと居酒屋に居たんじゃなかったっけ?
「…冬…馬?」
「依子?」
カーテンが開けられて、青白い蛍光灯に照らされた桐嶋が立っている。
「目、覚めた?」
「…うん…ここどこ?」
「病院。気分は?」
「…大丈夫」
「何やってた?」
「…篠原さんの昔話聞いてた」
言いながら、また気分が悪くなって来る。
「じゃ、神田とは?」
「…神田、くん?」
桐嶋がポケットから取り出したスマホの画面には、篠原さんが私に見せた給湯室での写真が映し出されている。
「これ、は…」
あの日と同じ真っ黒な怒気を孕んだ目が、私を睨み付けている。
「昨日の仕返し?」
「違っ」
桐嶋がシャッと遮蔽カーテンを乱暴に閉めた。
「いい度胸だな」
*
部屋に響くのは、ネチャネチャとした撹拌音。
「んぐっ…もう無理…」
「ほら、垂れてる」
ニヤニヤと笑いながら桐嶋が指で私の口から溢れるトロリとした液体を掬っていると、廊下から誰かが足早にこちらに向かって来る音が聞こえてきた。
「本当に、もうやめて…んむっ」
「…おい、ちゃんと飲み込めよ」
部屋の前で足音が止まり、ノックされる。
「…はぁ、誰か来た…」
『待って!!』と言いたいのに、桐嶋は阻むように容赦なくソレを私の口に捩じ込んで来て、思わず涙目になる。
「…んんっ」
「入るわよー」
という声とともにドアがスライドする音がした後、すぐにカーテンが開き、姿を現したのは母だった。
「何やってるの?あなた達」
冷たい視線が突き刺さる。
「お、お粥…食べさせてもらってます…」
「…いい大人が人の膝の上に座って?」
「…ハイ…」
「そ。仲がよろしいこと」
もう…恥ずかしくて、死んでしまいたい…。
ちょっとだけ時間を巻き戻す。
桐嶋は私を睨み付けた後、コンビニで買って来たと思われる白ご飯とミネラルウォーターを持って部屋から出て行った。
…カーテンを乱暴に閉めたのはただの脅しだったんだろうか。
10分くらいして戻って来た桐嶋の手にはホカホカのお粥の入ったお皿があった。
「食えよ。昨日の夜からまともに食ってねーんだろ」
そう言えば、昨日の夜も篠原さんの発言が気になって殆ど食べてなかったかも。
朝は朝で誰かさんの機嫌が悪くて食欲失せたし。
昼も多忙で忘れてた。
今日の晩御飯はあんなことに。
食べてないことを自覚すると、さっきの吐き気も飛んで行き、急にお腹が空いてくる。
ところが、手を伸ばしてお皿を受け取ろうとしたら、スイっと避けられた。
「…?」
「…普通に食わせたんじゃ意味ねぇだろ」
そう言った桐嶋の顔は、悪魔の笑みをたたえていた。
家のベッドのものより薄いマットレスがキシっと鳴って桐嶋が足を開いて深く腰掛け,ポンポンと足の間を叩いて促す。
「来いよ」
「は!?」
「早く」
「むりムリ無理!!」
「まだ自分の立場が分かんねぇのか」
痺れを切らした桐嶋に両脇から抱えられ、座ったまま姫抱きされる様な形になった。
もうこれだけで十分恥ずかしい。
なのに、更に桐嶋はほかほかと湯気の上がるお粥を多めにスプーンに載せて、けっこう長い間ふーふーした後
「ほら、口開けろ」
と口の前に運んで来た。
「いやっ、自分で食べられるから!!」
「言うこと聞かねぇとこの熱いの冷まさず口に突っ込むぞ」
「!!」
綺麗な顔した鬼がいるぅっ!!
「ほら、依子。あーん」
恥ずかしがる私を見て、桐嶋はニヤニヤと意地悪く笑っている。
以下、さっきの、攪拌音の部分に続く。
やっと気付いた。
これ、看病という名のお仕置きですね。
桐嶋のことだから、母が来るのも見越していたはず。
何て恐ろしい…。
わざとらしい程恭しくわたしをベッドに下ろすと、桐嶋は母の前に立った。
「あなた…桐嶋くんなの?」
「はい」
「主人から話は聞いてはいたけど依子の婚約者って…本当にあの桐嶋くん?依子の中学の同級生の?」
「はい。年末は二人ともどうしても多忙で、お母さんへのご挨拶がこんな形になって申し訳ありません。またきちんとした形で伺わせてください」
桐嶋は父の時と同じ様に折り目正しい青年風に挨拶をした。
だけど。
「依子…あなたには堂本先生の方が良いんじゃないの?」
母の一言で一気にさっきまでとは別の空気が部屋を包む。
「おか、お母さん!?」
「だって…桐嶋くんとじゃ幸せになれそうにないもの」
「…それ、どういう意味ですか?」
営業スマイルを全く崩さずに桐嶋が問う。
「だって、桐嶋くん中学生の頃から爛れた性活送ってたでしょう?女関係で苦労するの、目に見えてるじゃない。母親が娘の幸せを願うのは当然でしょう?」
その言葉に後ろめたさを感じたのは私だった。
母はいつも清く、正しく、美しくがモットーで曲がったことが嫌いな人。
父の仕事のこともあり世間体を気にするタイプでPTA会長までしていたから、当時の桐嶋のことを知っていても不思議はない。
娘である私が、今では社会的に成功しているとは言え地元の一部でプレイボーイとして有名な桐嶋と結婚だなんて。
母的には面白くないはずだ。
何より現に私は女性関係のトラブルの渦中にいる。
お粥騒動で忘れかけていた現実を思い出して、胸がザワザワし始める。
そんな私の胸中なんて露知らず、桐嶋は
「ご心配には及びません。絶対に堂本先生より幸せにしてみせますから」
と、やたら「堂本先生より」を強調して宣言しながら私の肩を強く抱いた。
「…思ったより大丈夫そうだし、今日のところは帰るわ。来客中のところ飛んできたから。ちゃんと食べてちゃんと寝るのよ?じゃあ桐嶋くん…よろしくお願いしますね」
母は頭を下げると、桐嶋の宣言には特に何も言わず病室を出て行った。
と、思ったら引き返してきてガラッとドアを開けると
「桐嶋くん、結婚前に妊娠だけはさせないでね」
と忠告して今度こそ帰って行った。
照明にモロッコランプが使われていて、エキゾチックな雰囲気の店内は女性客を中心に賑わっている。
「依子さん、お酒イケる口?昨日はあまり飲んでなかったみたいだけど」
「あ、はい…まあ」
私の返事を聞くと、篠原さんはビールと適当に何品か注文した。
楽しそうな声のする周囲とは対照的に、ここだけピリピリとした空気が漂っている。
とりあえず乾杯すると、篠原さんはグラスを呷った。
琥珀色の液体をクッと流し込む様がいちいち艶かしい。
私は寝不足とイライラとで悪酔いしそうだったので、口を付けるフリして誤魔化した。
「依子さんって神田くんとはどういう関係なの?」
「どういうって…会社の先輩後輩です」
「抱き合ってたのに?」
「…さっきの画像、もう一回見せてもらえます?」
私の要求に素直に応じて、篠原さんはスマホを取り出した。
「ここ、見てください。私の手。肩からぶら下がったままですから。こういうの、抱き合ってるって言いませんよね」
「確かにね。でも、神田くんは依子さんのこと、好きでしょ?」
「…!」
「じゃなきゃ会社でこんなことしないだろうし。それに、昨日冬馬の事務所で飲んでる途中、帰りに冬馬と二人きりになれるようにしてって頼んだら、『依子さんが悲しむから』って断られたのよ。私と冬馬がヨリを戻したら自分にもチャンスが回ってくるのに。…バカな男」
「ヨリを戻すって…篠原さん、旦那さんいるんですよね?」
「言ったでしょ?家の為に好きでもない人と結婚したって。冬馬と一緒になれるなら幾らでも払うわ」
「何でそんなに桐嶋さんにこだわるんですか?」
「あなた、本当に冬馬の婚約者?」
「…一応…」
「もしかして依子さん、冬馬とまだシてないの?」
あっけらかんと言う彼女についていけず、つい手にとってしまったビールを口に含む。
「…私、冬馬とのセックスが忘れられないの」
キツい炭酸が空きっ腹に直撃した。
「…病みつきになるくらいいいでしょ?」
私ですら知っている桐嶋の女癖の悪さを考えれば、こんな発言は決して驚くほどのものじゃない。
肉食系の篠原さんと桐嶋との話なら尚更だ。
まだ平静を保っていられる。
だけど、次の言葉に私の心の秩序は乱された。
「それに、冬馬、私の初めての相手だったから」
頭の中で大音量の警鐘が鳴り始めた。
これ以上聞いちゃダメ。
「あの…私、ちょっと気分が…」
胃にビールしか入れてないのに吐き気がする。
震える手で鞄からハンカチを出して口許を押さえる。
一気に血の気が引いていく感覚。
フラつく足で立ち上がった時にはもう遅くて。
篠原さんは容赦なく話を続けた。
「初めてだって言ったら、すごく優しくしてくれて、気持ち良くて、本当に幸せだった」
その言葉が最後まで耳に入った直後、私の意識はテレビが消えるみたいにプツンとそこで途切れた。
消毒液の香り。
白くて固いシーツの感触。
遮蔽カーテンの向こうに誰かが居る。
夢?
さっきまで篠原さんと居酒屋に居たんじゃなかったっけ?
「…冬…馬?」
「依子?」
カーテンが開けられて、青白い蛍光灯に照らされた桐嶋が立っている。
「目、覚めた?」
「…うん…ここどこ?」
「病院。気分は?」
「…大丈夫」
「何やってた?」
「…篠原さんの昔話聞いてた」
言いながら、また気分が悪くなって来る。
「じゃ、神田とは?」
「…神田、くん?」
桐嶋がポケットから取り出したスマホの画面には、篠原さんが私に見せた給湯室での写真が映し出されている。
「これ、は…」
あの日と同じ真っ黒な怒気を孕んだ目が、私を睨み付けている。
「昨日の仕返し?」
「違っ」
桐嶋がシャッと遮蔽カーテンを乱暴に閉めた。
「いい度胸だな」
*
部屋に響くのは、ネチャネチャとした撹拌音。
「んぐっ…もう無理…」
「ほら、垂れてる」
ニヤニヤと笑いながら桐嶋が指で私の口から溢れるトロリとした液体を掬っていると、廊下から誰かが足早にこちらに向かって来る音が聞こえてきた。
「本当に、もうやめて…んむっ」
「…おい、ちゃんと飲み込めよ」
部屋の前で足音が止まり、ノックされる。
「…はぁ、誰か来た…」
『待って!!』と言いたいのに、桐嶋は阻むように容赦なくソレを私の口に捩じ込んで来て、思わず涙目になる。
「…んんっ」
「入るわよー」
という声とともにドアがスライドする音がした後、すぐにカーテンが開き、姿を現したのは母だった。
「何やってるの?あなた達」
冷たい視線が突き刺さる。
「お、お粥…食べさせてもらってます…」
「…いい大人が人の膝の上に座って?」
「…ハイ…」
「そ。仲がよろしいこと」
もう…恥ずかしくて、死んでしまいたい…。
ちょっとだけ時間を巻き戻す。
桐嶋は私を睨み付けた後、コンビニで買って来たと思われる白ご飯とミネラルウォーターを持って部屋から出て行った。
…カーテンを乱暴に閉めたのはただの脅しだったんだろうか。
10分くらいして戻って来た桐嶋の手にはホカホカのお粥の入ったお皿があった。
「食えよ。昨日の夜からまともに食ってねーんだろ」
そう言えば、昨日の夜も篠原さんの発言が気になって殆ど食べてなかったかも。
朝は朝で誰かさんの機嫌が悪くて食欲失せたし。
昼も多忙で忘れてた。
今日の晩御飯はあんなことに。
食べてないことを自覚すると、さっきの吐き気も飛んで行き、急にお腹が空いてくる。
ところが、手を伸ばしてお皿を受け取ろうとしたら、スイっと避けられた。
「…?」
「…普通に食わせたんじゃ意味ねぇだろ」
そう言った桐嶋の顔は、悪魔の笑みをたたえていた。
家のベッドのものより薄いマットレスがキシっと鳴って桐嶋が足を開いて深く腰掛け,ポンポンと足の間を叩いて促す。
「来いよ」
「は!?」
「早く」
「むりムリ無理!!」
「まだ自分の立場が分かんねぇのか」
痺れを切らした桐嶋に両脇から抱えられ、座ったまま姫抱きされる様な形になった。
もうこれだけで十分恥ずかしい。
なのに、更に桐嶋はほかほかと湯気の上がるお粥を多めにスプーンに載せて、けっこう長い間ふーふーした後
「ほら、口開けろ」
と口の前に運んで来た。
「いやっ、自分で食べられるから!!」
「言うこと聞かねぇとこの熱いの冷まさず口に突っ込むぞ」
「!!」
綺麗な顔した鬼がいるぅっ!!
「ほら、依子。あーん」
恥ずかしがる私を見て、桐嶋はニヤニヤと意地悪く笑っている。
以下、さっきの、攪拌音の部分に続く。
やっと気付いた。
これ、看病という名のお仕置きですね。
桐嶋のことだから、母が来るのも見越していたはず。
何て恐ろしい…。
わざとらしい程恭しくわたしをベッドに下ろすと、桐嶋は母の前に立った。
「あなた…桐嶋くんなの?」
「はい」
「主人から話は聞いてはいたけど依子の婚約者って…本当にあの桐嶋くん?依子の中学の同級生の?」
「はい。年末は二人ともどうしても多忙で、お母さんへのご挨拶がこんな形になって申し訳ありません。またきちんとした形で伺わせてください」
桐嶋は父の時と同じ様に折り目正しい青年風に挨拶をした。
だけど。
「依子…あなたには堂本先生の方が良いんじゃないの?」
母の一言で一気にさっきまでとは別の空気が部屋を包む。
「おか、お母さん!?」
「だって…桐嶋くんとじゃ幸せになれそうにないもの」
「…それ、どういう意味ですか?」
営業スマイルを全く崩さずに桐嶋が問う。
「だって、桐嶋くん中学生の頃から爛れた性活送ってたでしょう?女関係で苦労するの、目に見えてるじゃない。母親が娘の幸せを願うのは当然でしょう?」
その言葉に後ろめたさを感じたのは私だった。
母はいつも清く、正しく、美しくがモットーで曲がったことが嫌いな人。
父の仕事のこともあり世間体を気にするタイプでPTA会長までしていたから、当時の桐嶋のことを知っていても不思議はない。
娘である私が、今では社会的に成功しているとは言え地元の一部でプレイボーイとして有名な桐嶋と結婚だなんて。
母的には面白くないはずだ。
何より現に私は女性関係のトラブルの渦中にいる。
お粥騒動で忘れかけていた現実を思い出して、胸がザワザワし始める。
そんな私の胸中なんて露知らず、桐嶋は
「ご心配には及びません。絶対に堂本先生より幸せにしてみせますから」
と、やたら「堂本先生より」を強調して宣言しながら私の肩を強く抱いた。
「…思ったより大丈夫そうだし、今日のところは帰るわ。来客中のところ飛んできたから。ちゃんと食べてちゃんと寝るのよ?じゃあ桐嶋くん…よろしくお願いしますね」
母は頭を下げると、桐嶋の宣言には特に何も言わず病室を出て行った。
と、思ったら引き返してきてガラッとドアを開けると
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