上 下
25 / 49
本編

お出かけ!!!(in無人島) ②

しおりを挟む
目を覚ますと小熊がいました
かわいい...瑠璃色の毛はすこし固いが、まだ子供だからなのか柔らかめ

空より澄んでいる目は美しく雲すらない

___

ラピスベアー

まるでラピスラズリのような色をもつ
肉は脂が乗り美味しく、毛皮は高く取引され、内蔵は薬品に、骨は固く武器に利用され、眼球や爪は高級なアクセサリーとなる
余すところがないため絶滅しそうになっている
見つけたら殺さず保護することが国で指定されている
強さはF 親はC

___


ふーん
絶滅危惧種なんだ

保護しようにもねぇ...今はサバイバル中だから


「親のところにお帰り」

お腹に乗っかっていた熊をおろして前に押す
熊は振り替えって首をかしげる

「君にもお母さんがいるだろ?それかお父さん」

話を聞かずに頭を擦り付けてくる
何をいっても通じないだろう
しばらく面倒をみてやるか

魚を焼いていると手を突っ込もうとする
ダメだよと教えると少ししゅん...となる
でも数十秒たてばまたじゃれてくる
頭に上ってきたり、腕にしがみついたりと楽しそうにしている

焼けたのを確認して魚を渡してやる

するとおなかがすいていたのかガツガツとかぶりつく
僕も食べるが調味料が欲しいなと感じる
塩か醤油が欲しい

熊は一本食べ終わるとまだ食べたいのかキラキラした目でこちらを見つめる

僕が食べる予定だったもう一本を熊に渡してやるとまたガツガツと食べる
そんなにガツガツ食べなくてもお魚は逃げないよ


ご飯を食べ終わり伸びをすると先程の臭いにつられてきたのか狼の群れが集まってきた
怯えた熊は頭にしがみついている


___

フォレストウルフ

森に生息する狼。群れで生息し、ひときわでかいのが群れのリーダーだ。臭いに敏感なので森にいるときは注意が必要
単体はE 群れはD~C

___


フォレストウルフなら楽勝だ
だがあいつらのチームプレーはすごい
気を抜くと囲まれ、食い殺される

バッと二匹が飛びかかってきたので刀で首を切る
後ろから一匹
蹴りあげて氷の槍をプレゼント
特典は死になりまーす

横から来た狼二匹をジャンプして避ける
二匹の狼はぶつかりよろける

それではさようなら
首を切り落とす。ザッと落ちた頭に他の狼達はビビっている
威圧を発動させると急いで逃げていった
はぁー弱い弱い(笑)


くまを撫でてやると安心したかのように可愛らしい声を出す


のんびりとした一日が過ぎていった



ーーー


熊が来て2日目、まぁこっちに来て3日目。夜が危ないので結界に挑戦
時空魔法で自分がいる位置から半径5mに結界をはってみる

全てを守る。吸収してしまう。そんなドーム型の壁をイメージ

「あ、できた」

バッと一瞬で壁がつくりあがる
見た目は透明で何も無いように見えるが触れると少し波紋が広がる
通る時には消さなくてはならないんだもんな…改善の余地あり

さて、今日は何をしようかな
食料は狼もいるのでもう十分だ

足元を熊が鼻ですりすりと擦る
なんだ?かまって欲しいのかぁ~?

可愛い奴め!撫で回してやる~
お腹を擦るとキャッキャしててかわいい
天使かぁ~?まぁ熊なんだけど

氷を出して転がしてやると興味津々だ
手でコロコロさせて遊んでいる
冷たいのか時々手を顔に当てている

冷たくない氷を作ってやると喜んで転がしている
犬みたいな熊
犬ならなんだろう…ポメラニアン?でも毛は日本犬よりだからなぁ…丸っこいのは同じだけど


ーーー


4日目。なんか魔力が増えてる
どうやら結界のおかげらしい…少し結界をいじくってみると使用者が認めれば自由に移動ができる結界ができた
大きさも変えることが可能に
熊が寝ているうちにゲートを使い魔獣のところへ。結界で捕獲しサイズを変えていくと魔力が送られて最終的には潰れた
血も飛び散らないのでよし。結界を解除するだけで処理入らないし、魔力が送られてくる

あとはゲートを改善したいな
故意的に消さなくてはならないからめんどくさい
放置してたら悪用されるしなー
転移ってどうやったらいいんだろうか…こんど挑戦だ


きのみとお魚のスープを飲みながら考えたけど思いつかない
ゲートはあちらとこちらをつなぐイメージだったけど
自分がとぶんだもんな…夜叉が転移つかえるんだよな…聞いてみよ

と思ったけど何処にいるのかわからん
僕が探すすべはなく諦めるしかない

あと三日かぁ
ゲートの改善とあの黒いやつなぁ…
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

魔法のせいだからって許せるわけがない

ユウユウ
ファンタジー
 私は魅了魔法にかけられ、婚約者を裏切って、婚約破棄を宣言してしまった。同じように魔法にかけられても婚約者を強く愛していた者は魔法に抵抗したらしい。  すべてが明るみになり、魅了がとけた私は婚約者に謝罪してやり直そうと懇願したが、彼女はけして私を許さなかった。

5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?

gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。 そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて 「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」 もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね? 3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。 4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。 1章が書籍になりました。

断る――――前にもそう言ったはずだ

鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」  結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。  周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。  けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。  他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。 (わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)  そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。  ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。  そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?

好きな人に『その気持ちが迷惑だ』と言われたので、姿を消します【完結済み】

皇 翼
恋愛
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」 「っ――――!!」 「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」 クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。 ****** ・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。

追放された悪役令嬢はシングルマザー

ララ
恋愛
神様の手違いで死んでしまった主人公。第二の人生を幸せに生きてほしいと言われ転生するも何と転生先は悪役令嬢。 断罪回避に奮闘するも失敗。 国外追放先で国王の子を孕んでいることに気がつく。 この子は私の子よ!守ってみせるわ。 1人、子を育てる決心をする。 そんな彼女を暖かく見守る人たち。彼女を愛するもの。 さまざまな思惑が蠢く中彼女の掴み取る未来はいかに‥‥ ーーーー 完結確約 9話完結です。 短編のくくりですが10000字ちょっとで少し短いです。

五歳の時から、側にいた

田尾風香
恋愛
五歳。グレースは初めて国王の長男のグリフィンと出会った。 それからというもの、お互いにいがみ合いながらもグレースはグリフィンの側にいた。十六歳に婚約し、十九歳で結婚した。 グリフィンは、初めてグレースと会ってからずっとその姿を追い続けた。十九歳で結婚し、三十二歳で亡くして初めて、グリフィンはグレースへの想いに気付く。 前編グレース視点、後編グリフィン視点です。全二話。後編は来週木曜31日に投稿します。

セレナの居場所 ~下賜された側妃~

緑谷めい
恋愛
 後宮が廃され、国王エドガルドの側妃だったセレナは、ルーベン・アルファーロ侯爵に下賜された。自らの新たな居場所を作ろうと努力するセレナだったが、夫ルーベンの幼馴染だという伯爵家令嬢クラーラが頻繁に屋敷を訪れることに違和感を覚える。

絶対に間違えないから

mahiro
恋愛
あれは事故だった。 けれど、その場には彼女と仲の悪かった私がおり、日頃の行いの悪さのせいで彼女を階段から突き落とした犯人は私だと誰もが思ったーーー私の初恋であった貴方さえも。 だから、貴方は彼女を失うことになった私を許さず、私を死へ追いやった………はずだった。 何故か私はあのときの記憶を持ったまま6歳の頃の私に戻ってきたのだ。 どうして戻ってこれたのか分からないが、このチャンスを逃すわけにはいかない。 私はもう彼らとは出会わず、日頃の行いの悪さを見直し、平穏な生活を目指す!そう決めたはずなのに...……。

処理中です...