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『第2の街シドネス』

38.サメ

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 「あの槍……おっさん…ポセイドンのとこで見たやつ…」

  俺は大声を発しながら、ぐにゃりぐにゃりと湾曲し俺の名前を連呼している巨大な三叉を見ながら、少女に問いかける。

 「流石ご名答。その通りだとも。あの槍は海王神ポセイドン愛用の【グングニル】。一時的にポセイドン自身の自我を移植している為あのように自律し、声を発することが可能な訳だ」

  今思い返せば確かにポセイドンと初めて会った部屋の奥にあの三叉の槍が立て掛けてあった。あの時から少し怪しいとは思っていたが、まさかこんな形で再登場を果たすとは…流石に予想外だ。

 「彼は非常に物分かりが良い。『ノアの為』…と美辞麗句を羅列させてみたら快く協力してくれたよ」

 「んん……あのおっさん基本的に馬鹿だからな…」

  未だにこちらを向き俺の名前を連呼する三叉の大槍を見ていると、ついつい海の王の姿のポセイドンを思い出す。
  最近クラークが「ポセイドンに気を付けろ」と言う事を言ってはいたが……ただの心配損ではないだろうか。

  もしあの姿さえ演技なんだとしたら、おっさんは相当な策士と言う事になる。自分の感情を押し殺し、相手に好かれる自分を演じる。一種の才能だ。

  まぁ、今はそんなこと考えている場合じゃないか。本当に今、現在進行形ですべき事はあの鮫共を倒す事だ。

 「俺はシャンブルシャーク狙えばいいのか?」

 「話が早くて助かるよ。牙鮫と魔法鮫はこちらで十分抑えられる。君が予測していたであろう推測は見事的を得ていたという訳だ。ぱちぱち」

 「嬉しくない称賛の仕方だなぁ」

  コイツが言っている『予測していただろう推測』とは恐らく”シャンブルシャークを倒せばこのボス戦は勝利となる”というものだろうな。自分自身も全く信じていなかったが、単なる妄想が真実だったらしい。

  その証拠に”残り2匹の鮫は抑える”って言ってくれている。

  申し訳ないが頼らせてもらう事にしよう。じゃなきゃ勝てないしな。

  すぐさまに水を蹴り、弱々しく泳ぐシャンブルシャーク目掛けて泳ぎだす。
  APはほぼ回復していない。多分だがアーツの乱用により、AP回復機能が鈍足化しているのだろう。そんな事をどっかの掲示板で見た。

  まぁ、空っぽではなくなったが、精々使えて2回か3回。更に言えば、それは低コストで使用できるアーツの場合。〈ダークヒール〉やら〈マンティススライサー〉の強力なものは使えない。

  致し方ないといった具合で俺は腰から2本の黒い短剣を取り出す。

 「――――――」

  集中するために目を閉じる。水中では視覚より聴覚を優先すべきだと今回の戦闘で知った。その状態から更に一層感覚を研ぎ澄ませるために〈気配察知Ⅶ〉を強く発動する。


  ―――刹那、泳ぐ水音が聞こえた。
  ぱしゃりと――――。
  水を叩くような音が一回鼓膜を震えさせた。

  転瞬と同時に〈空中遊歩Ⅲ〉と〈瞬発Ⅶ〉を発動。

  今の時間帯的にゲーム時間は”夜”ではないから、装備効果の「夜限定身体能力UP」等は機能していない。しかし二つ同時の超速系アーツの効果は凄まじいものであり、ものの数秒でシャンブルシャークの眼前へと到達した。

  瞬刻、目をぱちくりとさせたシャンブルシャークは突如として瞬間的速度で移動した俺の存在を認知できていなかった。
  しかしそこはやはりボスとでもいうべきなのだろう。すぐさま理解し、鋭い牙で俺を噛もうと口を開きかけたが―――――――

「おい、サメ公」

 「ガギュ――――ッ!?」

  俺の右手のダガーが既に空洞となっている片目に入り込んだ。


  ―――――――――。

  酷く気持ちの悪い音が水中を這い、耳に伝わる。しかしそれと同時に自分が持つダガーからも気味の悪い感触がハッキリと伝わる。抜きたくなる気持ちを抑え、そのまま中身を抉るようにぐるりと掻きまわす。


 「シャンブルシャークの弱点は体内。
  体内は脆く、その代償として外皮が非常に硬く鉄壁を誇る。
  他にも陸での行動は海生物の鮫には非常に辛いものがあり、陸にさえ引き上げれば勝利は固い。まぁ、此処に陸なんて存在しない為、必然的にシャンブルシャークを倒す方法は例外を含め3つになる。
  一、3匹の鮫を相手取りながら、地道にボスを倒す…
 二、体内への攻撃により、HPを削り取る…
 例外として三、鮫本来の弱点である”鼻”に許容範囲外の損傷を与える。
  …とそんな事を言っている内に―――――」

  白い少女は長々たらしく紡ぎ続けた言葉を切った。
  その目は冷静な口調とは裏腹に美しい輝きを放っていた。
  妖艶にも近いその瞳の輝きは新しいおもちゃを見つけたかの様な美しい光だった。


  そんな中……

「―――っと⁉」

  不可視の斬撃が突如飛び出し、俺の身体はシャンブルシャークから引き離されそうになる。未だにこの斬撃のような衝撃波は見切れない。水のおかしな動きと、〈危険信号Ⅲ〉のお陰で自分に衝撃が直撃するコンマ数秒前に本能的に理解はするが、そこから先が無理だ。分かっていても避けられない。

  どうやら見切る事は諦めた方が良いらしい。

  不可視の斬撃型衝撃波の発動条件も分からない。どのくらいの使用頻度かも分からない。正確な衝撃速度も分からない。謎だらけにも程がある。

  不意にシャンブルシャークのHPを見ると残り5%程しか残っていない。
  あと二発…いや、目玉を抉り取るように攻撃するか、既に抉り取った方に思いっきり突き立てればその一撃で仕留められる……はず…

「よし…」

  両手に強く漆黒のダガーを握りしめ、クロスを作る。これが一番攻撃を開始しやすい態勢であり、威力が一番伝わる。

  水を蹴り、勢いよく波紋がその場に残る。その速度は全プレイヤーの中でも屈指のものであり、有名どころのプレイヤー”追跡者”(ハンチ)や”モフ獣”と同等かそれ以上のポテンシャルを持つ。二つのダガーがシャンブルシャークを撃襲する直後―――――――

「―――〈竜巻〉!」

  遠くからそんな声が聞こえた気がした。―――否、確かにはっきりと聞こえた。

  そんな事に一瞬思考回路が支配され、すぐに正常に動き出したノアの脳味噌は、その光景を認知する事がすぐには出来なかった。
  それは突如として、目の前に現れた龍のような水の竜巻だった。

 「おお……ぇ?」

  目の前に竜巻がは勢い良くシャンブルシャークのHPを削り取っていく。竜巻の中ではシャンブルシャークが苦しみながら、まるで洗濯機の中に入った服の様に回っている。哀れなり。

  少しずつ、少しずつ、HPは無くなっていき、そして―――完全に消滅した。

  その時、全てを理解した。
  後ろを振り返ると、モブルが満面の笑みを浮かべている。

  その笑顔は無性に殴りたくなるようなものだが、何故かどうして憎めない。そこがあいつの良いところなんだろう。
  そんな刹那の思考の中、出た言葉は―――

「そゆことぉ…」

 「そゆことー!」

  二人の言葉は、文字は同じでも意味は全く異なるものだった。


≪ボス討伐成功≫

 ≪ボス個体名シャンブルシャーク初討伐おめでとうございます!≫
 ≪初クリア報酬としてアイテム名【《鍛冶》鉄槌『七葉血』】を送ります≫
 ≪ボスクリア報酬としてスキルポイント20Pを譲渡します≫
 ≪休憩部屋へ転移させます。休憩部屋から出ると新たな舞台が待っています≫
 ≪是非頑張ってください!≫


 * * * * * * * * * * * * * 


 「【飛竜の飛行帽】ですよ!おおお!初クリア報酬ってすごい豪華ですね!」

  真っ白な休憩所の中で、大きな飛行帽を持ってはしゃぎまわるモブルは、見ていて馬鹿みたいだ。まぁ、口に出したら殺されると思うので言わないでおくが。

  俺も初めてゲットした時あんな感じだったんかな……

「俺は【《鍛冶》鉄槌『七葉血ななはち』】だったよ。あと称号を手に入れたな」

  俺はそう言って、手に入れたアイテムの説明欄をモブルの目の前に表示させる。

  今までは自分のスキル欄等しか見せることが出来なかったが、最近のアップデートにより手に入れたアイテムのフレーバーテキストも見せられるようになったのだ。



 【《鍛冶》鉄槌『七葉血』】
  《鍛冶》系統のスキルに恩恵を与える。
  製造者は古いにしえのドワーフ、”エッゾ”であり、この鉄槌は序盤に存在する鍛冶ハンマーの性能を遥かに凌駕する。―――しかし、エッゾにとってはこれさえも失敗作であり、彼の作品は数多…約数百から数千品存在すると一部で囁かれている。二桁ナンバー『78』を保持。
 【作品評価】???(鑑定されていません)



 「おお…なんか…意味深ですね」

 「だよなぁ」

  今までで判明しているアイテムの説明の中に誰かの名前が入ってきたことなんてないはずだ。あったのならばそれはきっと掲示板で何らかのアクションを誰かしらが起こしている筈だし…秘密主義者だったら仕方ないけど。

  それに今まで他の種族も見たことがあんま無い。確か…一回だけシドネスの宿屋でエルフを見た程度だ。それ以降は一度も見ていないし、ドワーフなんて一回も見ていない。エルフめっちゃ可愛かった。はい、すいません。

  そんでもって掲示板でも常日頃から「人間以外の種族をプレイヤーが選べない理由」について話し合われている。古のドワーフ、エッゾ。誰なのかは分からないが、この世界にドワーフと言う種族がいる事は、この説明文で明白となった。

  恐らくだが、攻略が進むうちに他種族とも頻繁に会える様になるのだろう。


 「……話は終わったかな?」

  そんな声を掛けられて後ろを向くと、そこには白い少女が立っていた。

  戦闘中もずっと気にはなっていた。この白い空間ってプレイヤー以外も来れるんだな。今度掲示板にでも書いとこうか。いや、もう書いてる奴いるか。

  そんな事を考えながら、一度白い少女から目を離し――――


「モブル、ちょっと待っててくれ」

  白い少女と話す場を設ける為、モブルにそう言ったものの手に入れたばかりの【飛竜の飛行帽】をどう改良しようか等とブツブツ呟いており、此方の言葉が聞こえていない様だ。

  まぁ、好都合なので放っておくことにする。

 「おっさんはどうした?」

  先程からずっと疑問を抱いていたことを直球でぶつける。
  あの戦闘に参加していたこの子がいるのなら、おっさんだってここに居てもおかしくない。だが辺りを見回す限り俺たち以外に影は無いし、騒がしい声も聞こえない。

 「おっさん…?ああ、海王神ポセイドンの事か。彼はこの白い空間に来れないから帰ったよ。どうやら側近の反対を押し切ってここにも来ていたようだしね。かなり急いでいたよ」

 「そうか…今度お礼しに行かなくちゃだな」

  もうここにはいないおっさんに心の中で礼を述べておく。

  とりあえず今は他にやる事がある。いや、やる事は元から結構山積みだけれども優先的に知らなくちゃいけない事がこの戦闘中に出来てしまった。


 『なんでお前がここにいるのか』。


  辛辣かもしれないが、今の俺にはそれ以外に何を聞けばいいか分からなかった。

  目の前の少女の目を見て、口を開こうとした時…言葉を紡いだのは俺ではなく眼前の白い少女だった。


 「―――さて、いつまで見ているのかな?出て来たりはしないのか」

  ―――――――――………?

  この子は何を言っているんだ?
  俺に向けての言葉ではないと言う可能性もあるが、俺の顔が動くとそれに合わせて少女の目も動くし俺以外のだれかってことは無いんだろう………でも理解はできない。謎。

 「ふむ…自我が無いのか。視覚自…………生………ていない…?だから……なにも………ぐなのか…」

 「お、おい…一体何の話を―――」

  全く理解が追い付かない。所々上手く聞こえなかった、何かそれを再度訊ける雰囲気でもない。
  ……いや、違う。追い付かないんじゃなくて、元から蚊帳の外だ。理解も何もあった物ではない。

 「…仕方ないな。君が自我を持つまで、主様あるじさまの中にいる事を許そう」

 「ん?いや、主様って?」

  そういえば戦闘中もそんな感じの事を言っていた気がする。この子ってアレだよね?メデューサの子だよな?最初のイベントで倒した…いや、倒しては無いか。

  確かあのイベントのボスは”討伐”以外にも”交渉”や”友好”とかいう様々なクリア方法があったはず。後から知った事だけど…

 ―――って事は俺がクリアしたあの迷宮のボス…つまりこの子は”討伐”ではなく”友好”で攻略したことになっている…?あんなに戦ったのに?とどめを刺さなかったから?……分からん。

  そんな事を考えてると突如、思考の海から真っ白な空虚な空間へと引き戻された。

 「さて主様、契約をしよう。誓約を結ぼう。制約を契り合おう。主様は私をどう見る?奴隷、仲間、隷属者。好きに決めると良い」


≪白竜の少女”   ”は、貴方の傍に居たい様です。ご返答を≫


 突如、自分の中に無機質な声が響き渡る。
  アレだろうか?ドラ〇エでいう『仲間になりたそうにこちらを見ている』的なヤツ。

 「―――どう見る…か」

 「どう見る、だ」

  白い…白竜の少女は即答する。
  随分な急展開だ、とついつい零しそうになる。まぁ、今までも結構急展開はあったしなんやかんやで耐性もついてきた気がする。

  こんな耐性別に要らないんだがなぁ…

 あぁ、耐性と言えば最近”耐性スキル”が見つかったらしいな。何でも状態異常攻撃を浴びまくるとたまに発現するとかしないとか……あぁ、思考がずれた。

  俺はどうにか頭を元の考え事の方向へと持って行き、静かに言葉を紡ぐ。

 「―――――んーん………それなら…『友達』?」



 「―――とも、だち…?」

  惚けた様な声が少女から漏れた。

  その声はまるで予想外の事を言われたかのような…そんな声をしており、少し笑いそうになった。しかしここが笑みを零すと雰囲気が崩れるので耐える事にする。

 「そう、友達。良いだろ?」

  別に奴隷みたいにこき使う訳ないし…そんなことする奴いたら日頃から大分ストレスが溜まっている奴だろう。
  まず日本は奴隷とか許していないんだし、そこら辺はゲームでも厳しいんじゃなかろうか。このゲームはそこらの平面ゲームとは訳が違うしな。

  んでもって”仲間”っていう言葉で行動を制限するのも柄じゃない。

  ―――――『友達』。
  良いと思う。下も上も無く対等な関係。どこまでもどこまでも、ただただ一直線上に隣で立ち続けていられる。

 「――――」

 「――――?嫌だった?」

  先程から全く反応が無くなってしまった少女を前に不安になる。
  もしかして馴れ合いが嫌いなタイプだったか?そんな風には見えなかったんだけど…やっぱり人を見た目で判断しちゃいけなかったか……?

 「…ふ」

 「…ふ?」

  自分の中で一種の不安が芽生える。
  その不安の種子は芽を出し、大きく成長し、蕾をつける。

  心の中で不安が溢れかえりそうになるのを必死に小さな掌で塞き止め、どうにか平常心を保つ。そんな中―――――

「…あははははははっ!はははは!ひー!ひー!ふふふふふふふふふ!」

  少女は笑い出した。

  やべぇ、狂気に満ちた笑いだ……危ない子だったのかもしれない。さっきまでの優しさは単なる気まぐれの可能性もある………どうする…?まずはモブルを逃がして…いや、置いてくか…うん、囮に使えばギリギリ行ける……!

  こんなところであいつとお別れか…別に寂しくはないな。うん。

  そんな事を隅で考えながら狂気の沙汰に陥ったかのように笑い続ける少女を見る。美しく輝く両目にはうっすらと涙が浮かんでおり、更に瞳を輝かせていた。そんな中、彼女は息荒く俺に話しかけてきた。

 「はーっ……はーっ……失敬、失敬…ちょっと予想外過ぎてね…はーっ…苦しい」

 「んー………?」

  良く分からない感性を持ってるなぁ……
 そんな事を片隅に考えながら目の前の少女をじっと見つめる。見れば見る程可愛らしい顔をしているが…うーん…

 良く分からないな、と思考が完全に収束し始めた時、白い少女は呼吸を整え口を開いた。

 「いいよ、いいよ。面白い。これから私と主様は”友達”だ」

  にっこりと笑いながら俺にそう言った。

  その笑顔は年相応のものであり、初めて見た本心からの笑いの様であった。今までの笑いはどこか仮初…というかなんというか、一歩遠慮している感が否めなかった。

  しかし、今目の前にいるこの少女は年相応に笑って俺を受け入れようとしている。良い子…なんだろうなぁ…

「さて、主様。名前を私に与えてくれないか」

  そう言えば最初会ったときにも「名前はまだない」とか言っていた気がする。戦闘に夢中だったので曖昧にしか覚えていない。そうか…名前か…

 なんかネトゲ時代を思い出す。
  昔はメイン職業に付与師でサブにテイマーやってたからなぁ…

 そんな思考を頭の片隅に避け、真剣に眼前の少女に名付ける名前を考え始める。

  実際のところ、俺はあまりネーミングセンスが無いらしい。
  俺自身あまりそうは思わないのだがテイルがよく俺にそう言ってくる。一時期はネーミングセンスの塊の俺への嫉妬かな、みたいな風に思ったこともあったがその他大人数からも色々と言われたので仕方なく納得した。

  その為格好つけた名前を付けると、あとあと馬鹿にされる可能性も出てくるので、申し訳ないが単純明快な名前を付けるしか俺に道は無い。

  そんな思考の迷路を辿った結果、辿り着いた少女の名前は――――

「―――シロ」

  シンプル・イズ・ベストなんて言葉すらもどこかに置き去っていく様な名前だった。

  ノアの思考は、”白い少女→白い→シロ”といった具合の直列回路にも程がある道筋を辿ってその名前へと収着した。

 「うん、良いんじゃないか。主様らしい。それじゃ今日から私は”シロ”だ。よろしく、主様」

  しかし少女は全く持って気にする素振りすら見せなかった。

  それは自らの主君を立てる為の方便だったのか、単純に気になる程のものでも無かったのか、大穴の照れ隠しだったのか……誰にも分からない。

  ただ白い少女、”シロ”の頬が薄らと赤みがかっていたのを蚊帳の外に居たモブルは後に語る。



プレイヤー:ノア
【スキル一覧】
 《ダガー・二刀流》Lv22(↑7UP)《武術》Lv32(↑4UP)
 《影魔法》Lv13(↑3UP)《熟練盗賊》Lv30(↑3UP)
 《空間機動》Lv34《万能眼》Lv41(↑5UP)《鍛冶》Lv30
《調薬》Lv30《採掘》Lv17《遊泳》Lv59(↑9UP)

 控えスキル
《釣り》Lv39

スキルポイント:93

【二つ名】
 終焉スキラー・終焉兎

 【称号】
 失敗の経験者・因縁を果たす者・真実を知る者・《怠惰》なる大罪人・歩く厄介箱・不屈・GM泣かせ・禁忌の大罪人
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