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『第2の街シドネス』

36.奇跡

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「いやぁ……どうするか」

「どうするって…そりゃぁ…どうにかするんですよ」

 片目の痛みで暴れ狂っているシャンブルシャークを見ながらの会話である。

「しばらくあの調子っぽいな」

「ですね」

 先程からずっとシャンブルシャークは片目の痛みばかり気にしている。どうやら”目”と言う箇所はウィークポイント…所謂弱点だったらしい。

 しかしそれでもシャンブルシャークのHPは思ったより減っていない。大体全体HP総量の10%程が減っているだけだ。まあ、それでも減っているだけマシだろう。全く減らないとかだったら心ポッキリ折れてるしな。

「どうにか一回そちらに引き付けられませんか?」

「あ?」

 モブルは俺にそう言ってくる。何か案でもあるのだろうか。

「やってはみるが…成功率は期待すんなよ?」

 言われたからには一応する。どうせこれからどうすればいいのか手をこまねいていた所だ。なんでも手段があるならばそれに乗らないと言う手は無い。どうせ乗りかかっている船だ。どんな船にでも乗り換えてやる。

「ええ、構いませんよ」

 モブルは自信満々に言い放ち、俺から離れていった。すると後ろからは魔法詠唱が聞こえてくる。ああ、ソユコトね。大きな魔法放つから囮になれ、と。

 出来るか?敵を引き付けたりするのは、あんまりやったことないな。

 そんな事を思っている内にシャンブルシャークは片目の痛みにどうにか適応しだしたようだ。
 まずボスの癖にあそこまで痛がるのは珍しい。絶対カラクリがあると思うんだがなぁ…いや、分からない事考えていても仕方ないか。

 とりあえず、今の俺は攻撃じゃなく――――

「――――ただの身代わり人形になりゃいい話だ」

 気配隠蔽系のアーツを一応全て解除しておき、シャンブルシャークに仕掛ける。といってもこちらをターゲッティングさせるだけで良い。それならば……

「〈ダークカッター〉!」

 紅紫の刃がシャンブルシャークを襲った。
 本当は〈ダークボール〉か〈ダークランス〉にしようと思ったのだが、あの二つはあまり速度が無いので避けられる可能性がある。ココはAP消費は少し多いが確実性がある方を選ばせてもらった。

 シャンブルシャークのヒレに紅紫の刃はクリーンヒットした。
 ドゴォン!と言う音と共に派手なエフェクトが飛び散った。エフェクトが完全に消えた時、シャンブルシャークは―――、



「うひゃー…怖い」

 ギラギラと光る片方のみの眼でこちらを睨みつけていた。
 どうやらしっかりと入ったようだ。これでヤツの狙いは俺に縛られる。ダメージソース的にも俺を狙うはず。これでモブルの命令は達成…………と思ったのが束の間。


「あっ!おいッ⁉」

 シャンブルシャークは俺を一度睨みつけたらそのまま俺という存在を黙認するかのように放置し、モブルがいる方向へ一直線に向かっていった。

「―――マジか……!あの鮫ぇ!」

 シャンブルシャークのターゲットの仕方はランダムの可能性が出てきた。いや、危険分子から排除すると言う風に仕込まれている可能性もある。それとも何か他の要因が……

「―――って、そんな事、考えてる場合かぁッ!」

 すぐさま〈空中遊歩Ⅲ〉と〈瞬発Ⅴ〉を使用し、加速をつけて追い付く為に泳ぎだす。しかし、シャンブルシャークはとんでもない速度で追いつけそうにない。

「あああああ!ヤバい!ぐぅ…!〈影〉ェ!」

 俺は即座に場所指定を施し、〈影〉を発動した。
 〈影〉とは《影魔法》アーツで、簡単に言えばタンク系アーツ〈デコイ〉の下位互換で自分の実体が無い分身を一体だけ出現させるというモノだ。

 そして次の瞬間、シャンブルシャークの進行方向方面に俺の分身が出現する。しかしシャンブルシャークはそんな〈影〉をひと噛み。一瞬で俺の分身は掻き消えた。

「いやあぁぁぁあ!俺2号!」

 何て言ってる場合ではない。
 とんでもなくピンチだ。このままではシャンブルシャークはモブルに到達する。そうすると後々信頼を失うのは俺だ。ここは……仕方ない。嫌だが…心底嫌だが…使うか…



 ううぅぅ…………使いたくなかったのに…このアーツだけは…本当に…

 俺は自分のAP残量が半分以上あるのを確認する。
 色々と条件がややこしい上に面倒臭いアーツなのでそこ等辺は入念にチェックする。問題なく発動できることを確認すると、詠唱を始める。

 有難いことに《闇魔法》というスキルは全体的に詠唱時間が短い。そこだけは評価すべき点だろう。まあ、どんなに詠唱が短くても結局性能が悪いんじゃ牽制程度にしかならないのだろうが…

 そうして詠唱を終えた俺は―――――


「――――〈デビルフル〉ッ!」

 ――――――一か八かのアーツを発動した。


 刹那、俺の心臓部を中心に黒紫の核が誕生した。眼には一切見えないが発動者の俺には確かにそう感じられた。

 そして――――――――その核を中心にそれは始まった。



 ―――――――――――――――――――ッ!!!!!!!!



 言葉に出来ない音が俺の身体の中で響き渡った瞬間、心臓部にあった核が同時に破裂した。いや、もしかしたら先程の音が核が破裂した音なのかもしれない。

 核は破裂した瞬間、俺を中心として暗黒爆発を起こした。それはとんでもなく広い範囲でシャンブルシャークがその爆発に飲み込まれるのを確かに感じた。この爆発の元凶の〈デビルフル〉と言うアーツの説明文をその瞬間思い出す。


『無理矢理に自分の中に眠る闇を活性化させ、暴発させる。自分を中心に巨大な暗黒爆発を巻き起こす。しかし”無理矢理”のためAPが問答無用で全損する。その他、多数条件アリ。』


 明らかに怪しいアーツだったが、広範囲に届かせるアーツはコレくらいしか瞬時に思い付かなかった。

 〈影縫い〉は多分追い付けない。〈ダークボール〉〈ダークランス〉も同様だ。もしかしたら〈豪腕〉の一瞬形状変換による、少々の膂力増加+武器投擲は様々な要因が相まって届いていた可能性は否めないが、そんな冷静に思考する暇など無かった。こればっかりは致し方ない。

 しかし、その冷静さを欠いた判断は正解だったのだろう。

 俺はAPを全損するというデメリットを背負った代わりに、シャンブルシャークはもっと大きなものを背負った――――――。

「はぁ…はぁ…HP減ってんな…」

 そう、シャンブルシャークはあの暗黒爆発を受けた際にHPが30%近く一気に減少した。しかし、それは本来の目的と言はかけ離れたただのおまけであり、その本来の目的は―――、

「――――うし………」

 成功したと言える。
 俺は右拳をグッと握り、一瞬の高揚感を味わった。

 シャンブルシャークは確かに、確かに停滞していた。進まず、動かず、決まらず、明かさず、しかし確かにそこの存在し、俺の視界内に悠然と入り自らの存在を認知させた。

 これで一安心だ。
 ついでに恐らくだが、シャンブルシャークの弱点も分かった。本当に推測の域を出ないが多分当たっているだろう。情報は少ないが推理ゲームなどは得意分野だ。レ〇トン教授とかめっちゃ好きだから。〇転裁判とかも結構やってた方だから。

 酸素回復の目的で一度浮上し、また潜る。たった一瞬だった。その一瞬でそこには―――――――――

「そらぁ!そらぁ!水打!水打ぁ!!!〈水打地獄〉ゥ!」

「………」

 あー……空キレイ。
 やっべぇ、ホントに久々だよ。こうも現実から目を背けたくなる光景っていうのは。何だろうね。こう…絶望みたいな……プッチンプリンのプッチン部分が買ったときからもうプッチンされてたみたいな……

 こう……割り箸がとんでもなく上手く割れなかったときみたいな…

 なんか…表現しにくい感じの嫌な光景だな…

 詳しく今目の前で起きている事を説明するならば…モブルが両腕のどちらかを振り下ろした瞬間、水中の地面から突如として間欠泉の様なモノが吹き上がり、シャンブルシャーク目掛け噴出する。
 そしてその間欠泉がシャンブルシャークに当たった瞬間、謎の中規模爆発が起こり、それが連鎖的に反応し間欠泉が噴出し続ける限り中規模爆発がシャンブルシャークを襲いつづけている。

 あれ……AP持つんかな…それとも一度発動したらAPしばらく消費しない系かな…何にしてもだいぶ鬼畜な事をやっているのは分かる。

 そんな事を思いながら俺はモブルに近づく。

「成功したのか?」

「あ!ノア!成功ですよ!しばらくはあの水打の監獄に閉じ込められて身動きが取れないでしょう。ダメージも受けつつ、ね」

「すっげぇな。どうなってんだ?」

 素直に称賛しながら、俺はあのアーツが一体どうなっているのかと聞く。モブルは簡単に説明してくれた。

 あのアーツは〈水打地獄〉と言い、《水魔法》アーツの〈間欠泉〉と《風魔法》アーツの〈エアーボム〉を合わせた複合アーツらしい。地面から間欠泉が吹き上げ、その間欠泉に乗って延々と風爆弾が同時に噴出し続けると言う効果らしく。それならば先程の光景がなるほどと納得できる。許容はできそうにないが…

「あ、そうだ!酸素です。どうぞ」

 モブルはそう言って俺の目の前に〈ウィンドボール〉を出現させた。
 話によるとなんでもこのウィンドボール内の空気で酸素が補給できたらしい。そう言う方法もあるのか……そんな事を思いながら有難く補給させてもらった。

「あ、アーツが終わります」

「分かるのか?」

「ええ、一応発動者ですから」

 そして、水打の監獄はその言葉と共に消滅した。シャンブルシャークはまるで死んだようにその場を浮遊するのみである。

「一つ、お前に言っておく」

「え?」

 俺はモブルに向かってそんなことを口走る。一方モブルは突然どうしたと言わんばかりの怪訝な顔をしながら、ボスを警戒する事さえも忘れて此方を向いた。

 ここでシャンブルシャークが突然復活して襲い掛かって来たら、間違いなくモブルは死ぬな、なんてことを妄想する。

「シャンブルシャークは恐らく身体の内部が弱点だ。俺が目玉を抉った時、お前の水打が目玉付近を直撃、口内に入ったときも通常の約7~8倍のダメージが入っていた。間違いないと思う」

「……観察眼ありますねぇ…」

「まあな」

 弱点。
 そう言ってもその弱点を狙う事が難しいのだから弱点と言えないかもしれないが、それでも大きなアドバンテージになることは間違いない。
 シャンブルシャークは近づいてきた者を不可視の斬撃で撃退する他の特殊な攻撃方法は一切分からない。その不可視の斬撃さえ、モブルの召喚した低級精霊を撃退した時の一撃しか放っていない。どういう範囲でどういう発動条件かも実際のところは未知数なのだ。

 そんな中無理矢理に仮説を立て、こうして推測を行っている。少々無理難題が過ぎるというモノだ。

「ま、そういうのもまた―――」

 ―――楽しいモノだ。

 と、自らの周りの水を振動させながらシャンブルシャークが復活を果たした。真っ赤な姿に黒の斑。最初から今まで全く姿は変わらないが傷は圧倒的に増えている。ダメージを与えられている証拠だ。

 そうだ。一つモブルに言い忘れていたことがある。俺はシャンブルシャークの動向に警戒しながら横目でモブルを見て―――、

「そういやモブル、一つ言い忘れたんだが…」

「はい?」

「俺、今AP全損中だから」

「………ぱーどぅん?」

「いや、だから、俺、今、APが、空っぽなの」

 俺の告白にモブルは絶望した様な顔をして、顔を覆った。いや、シャンブルシャークに襲われるぞ。そんな無防備晒したら。なんて言いたかったが流石に憚られた。今のモブルの気持ちが分からないほど俺は馬鹿じゃない。

 ここで「どうした?」なんて聞いたら「死ね」と罵られるのが定石だ。俺は別にマゾやらMでも無いので、普通にそう言う事を言われてしまうと落ち込む。心が沈んで浮き上がらなくなっちゃう。

「はぁ…」

 そんな事を心の中で自分に言っているとモブルは溜息をついて、覆っていた手を顔から外した。その顔はまるで全てを見透かし、その上で全てを認知するような、そんな諦めを含んだ感情が見え隠れしている顔だ。

「まぁ、もういいですよ。分かってますから。ノアのする事なんて」

「いや…酷いな」

「ほら、早く警戒警戒。鮫来ますよ」

 扱いが段々と適当に、酷くなってきている気がするのは俺の気のせいだろうか。
 気のせいと願いたい。切実に。そう、切実に。純粋なほどに。なんか本当に悲しくなってきちゃうから。

「―――ぁがあぁぁぁぁぁああぁぁぁあああッ!!!」

 そんな時、シャンブルシャークが吠えた。大きく。大きく。強く。強く。弱く。弱く。そして、自分自身を超えて。


 ―――その咆哮は酷く雄々しかった。

 ―――その咆哮は酷く弱々しかった

 ―――その咆哮は酷く美しかった。

 ―――その咆哮は酷く助けを求めていた。

 ―――その咆哮は酷く醜かった。

 ―――その咆哮は。―――その咆哮は。―――その咆哮は。



 ―――その咆哮は酷く”奇跡”に近い存在だった。



「おいおい……!どうなってんだ!」

 絶望に彩られた自らの声で意識が完全覚醒を果たす。
 その絶望が見たモノとは―――、



 ―――奇跡を体現するかの如く悠々と泳ぐ一匹の血鮫と二匹の漆黒鮫だった。




【戦闘が終了していないため、スキルレベル上昇は非公開です】


* * * * * * * * * * * * * 

〈デビルフル〉APFull アクティブ
 無理矢理に自分の中に眠る闇を活性化させ、暴発させる。自分を中心に巨大な暗黒爆発を巻き起こす。しかし”無理矢理”のためAPが問答無用で全損する。その他、多数条件アリ。

〈影〉AP20 アクティブ
影を生み出す。タンク系アーツ〈デコイ〉と効果は似ている。自分をもう一人生み出すアーツだが、〈デコイ〉の様に敵を引き付ける効果は無い。少しだけ動かせる。



【様々な設定】
――アバターについての設定――
プレイヤーには一人一つずつのアバターがあります。
プレイヤーは自分のアバターしか操作することが出来ません。

※アバター格差※
アバターにはそれぞれ”適正”というモノが存在します。
”適正”とはアバターが作られた瞬間から構築され、再構築されることは一生ありません。

”適正”の例を一つ上げるとするならば、『モブル』のアバターです。
 彼のアバターは《水魔法》の複合アーツの取得可能域が非常に広く、《火魔法》の複合アーツ取得可能域は狭いです。このように他のプレイヤーが取得できないアーツでも”適正”があれば取得が可能となるのです。

 (その他適正例:《各種魔法》低.中.上.超級適正・《各種武器》低.中.上.超級適正etc…)

 他にも”体質”があります。
 付与系統が受け入れやすい体質。回復系統が受け入れやすい体質。逆に攻撃魔法を受け入れやすくなってしまう体質。その場合、前者の二つは良い方向へ作用しますが、後者の攻撃魔法受け入れ体質の場合、攻撃魔法が常人より大きなダメージとなります。

 (その他体質例:状態異常受け入れ体質・敏感体質・低.中.上.超級身体能力・魔力倉庫etc…)

ちなみに適正と体質は螺旋の様に繋がっており、体質=適正と言う事が非常に多いです。

そしてノアの場合は付与・回復受け入れ体質であり、実際は付与士や治癒術師になった方がやりやすいと言えます。


※本編ではこういう設定はあまり活かされませんので覚えなくて構いません。

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