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第98話 別れと門出
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「それじゃあな、龍炎光牙のみんな」
「ええ、皆さんもお元気で」
宴会の次の日の午後、ライミスさんたちはクランハウスを出るため僕らは彼らを見送っていた。お別れではあるけどライミスさんやアレーテさんなどは王城にいるので、何か用事や頼みたい事があれば何時でも取り次げるように取り計らってもらえるそうだ。
特に僕らの構想を聞いたライミスさんが是非殿下を後ろ盾につけるべきだ、と言って貰えたおかげか、本当に殿下が後ろ盾になることが決定している。恐らくこの国にとって非常に有益なことに繋がるため、第1王子の功績にしたいのが本音らしい。
僕らとしては別にそれで名前を売ろうとか権力を得よう、という目的はない。むしろ後々話が大きくなる可能性があるため、大きな後ろ盾があるのはありがたいことでもある。なのでサルヴァンも是非に、と答えたのだ。
「このクランハウスは君たちに有効に使って貰いたい。それと、それとドレカヴァク討伐の褒賞金と僕らからの餞別だ。金貨にして8000枚ある。大事に使ってくれ」
「8000枚!?」
サルヴァンが金貨の大袋を受け取ると、その重さに一瞬腕が下がる。その額を聞いて僕たちもビックリ仰天だった。
「これには作ってくれた武具の技術料も含まれているし、ドレカヴァクの討伐は王国存亡の危機を救ったわけだからね。このくらいの分け前はあって然るべきだよ。後、ルウには後日使いの者が来るから」
「へ?」
なんかあったっけか?
思わず変な声が出て目が点になっちゃったんだけど。
「忘れたのかい? 君の魔道具作成の技術を是非王国の技師達に伝えないと。理論上は再現可能だと言っていたじゃないか」
「ええまぁ、できますね」
少しめんどくさいけど多分できると思う。まだ実験もしてないのでなんともだけど。
「はっきり言ってあの技術は国家機密に成りうる程の物なんだ。まぁ、それは詳しい話を聞けば納得するだろう。とにかく、後世に伝えるためにも技術の保存に協力して欲しい」
「わかりました」
また随分大袈裟な気もするけど、そういや光を生み出す魔道具でさえ金貨20枚というアホみたいな値段がするんだっけ。僕が作って売るなら銀貨20枚くらいでできそうだけど。
「じゃあそろそろ行くね。サルヴァン、ルウ、アレサ、リーネ。何時でも会いに来てくれてかまわないからね」
「じゃあ達者でな。ま、なんかあったら相談に来い。遠慮はいらんからな?」
「ええ、皆さんもお元気で。今までありがとうございました」
「「「ありがとうございました!」」」
ライミスさんとアレクさんがニコッと笑って別れを告げる。でも悲しくはない。何時でも会いにいけるのだから。
僕らは見えなくなるまでずっと、この頭を下げたままだった。
「メイドの皆さん、残ってくださりありがとうございます。給金は以前と変わらぬ額を保証いたしますので、どうかよろしくお願いします」
サルヴァンを始め、僕らも頭を下げる。
そう、ここに勤めるメイドさんは6人。彼女たちは全員残ってくれることに快諾してくれたのだ。
「いえいえ、以前と変わらぬ条件ですから文句もありません。ここの給金、子爵様の相場より高いんですよ」
「むしろ次の就職先探す方が大変ですし」
「はい、よろしくお願いします」
正直メイドさんが全員残ってくれたのはありがたい。追々子供たちに教育を施す際にも協力してくれるそうなので感謝だね。
「さて、じゃあヘタイロスたちを迎えに行くか」
「そうだね。とりあえず僕らを入れてクランメンバーは16人か」
ここのクランハウスは結構大きく2人部屋が6室、1人部屋が8室、4人部屋も2つあるし会議室、談話室、大風呂、トイレ、食堂、他にも倉庫や使ってない部屋と御屋敷と呼べる程大きい。
16人とメイドさん6人でも広すぎるくらいか。メンバーは増えると思うから問題はないかな。一室当たりも広めなので頑張れば30人くらい暮らせそうな気がする。会議室も28人座ってたくらい広いし、タダでもらったから何らかの形でお返ししないとだね。
「しかしルード達も快く引き受けてくれて良かったな」
「うん、そうだね。ルード達はまだEランクだけど、恩恵と魔法も手に入ったからすぐ上に上がれるよね?」
なんならこっそり成長率の強化もやっていいかも知んない。僕らもやったけど、今のところ特にデメリットは発生してないしね。
「そうそう、言い忘れていた。ルカもうちで面倒見ることにしたぞ。魔法の才能があるんだろ? もちろん本人次第ではあるけど、声をかけようと思っている。いいよな?」
「僕は別にかまわないよ」
「私も」
「私もだ」
「そうか、なら決まりだな。先にヘタイロス達のところへ寄ってからだな」
僕らは歩きながらヘタイロス達の所へ向かった。徒歩にして20分程だろうか。それほど離れてなかったりする。
住処の方では既に皆準備を終え、僕らを待ってくれていたようだ。ヘタイロスやルード達もいる。
「おう、すまないなヘタイロス。待たせたな」
「気にすんなよ。こんないい話持ってきてもらったからな、少し待つくらいどうってことないさ」
「あんちゃん達すげーな。こないだ吟遊詩人が『英雄龍炎光牙達の詩』とか名前付けて歌ってたぞ」
も、もう完成して歌われ始めてたのか。頼むから王都でやらないで欲しいな……。
「そ、そう? まぁ吟遊詩人は色々尾ひれ付けまくるから」
レオたちが尊敬の眼差しで僕らを見ているようだ。ちょっとリアクションに困るなぁ。まぁそれで言うこと聞いてくれるならいいのかな?
「すまんな、サルヴァン。しばらくは育成を受ける側になるが、すぐに追いついてクランの主力になってみせるからな」
「おう、期待してるぜルード」
サルヴァンとルードが握手を交わす。ルードは少し照れくさそうにボサボサの頭を軽く左手で掻き、へへっ、と笑う。
「ベオグラード、ミラ、フィン。お前らもよろしく頼む」
「……ああ」
ベオグラードは寡黙な大男といった風体だけど、優しい少年だ。力も強く、ルードたちのパーティ【天鳳】の火力担当だ。木で作ったハンマーだけど先が尖っているため、かなりの威力があるそうだ。
「まぁ、よろしく頼むわ。早く読み書き覚えて魔法を使えるようになりたいわね。ちゃんと付きっきりで教えなさいよ?」
ミラは僕より少し背の高い女の子だ。まだ魔法は覚えていないけど、すばしっこく身軽なので偵察を主にやっているそうだ。少々気が強く好奇心旺盛な子でイタズラ好きな面もある。
「ミラ、頼まれたとはいえ、僕らは立場上世話になるんだ。相応の態度があるだろ?」
フィンはスラリとした長身で割と頭の回転がいい。良識もあり、正義感は強いし結構ズバズバものを言うタイプだ。もうある程度の読み書きはできるので、もうじき魔法も覚えられそうだ。
「うっさい。同じ仲間なんだし別にいいじゃない。変にかしこまられてもサルヴァンだって困るでしょ」
「まぁ、そうだな。あまり固いのは抜きにしようぜ。それに最初はそうかもしれないが、思惑は納得してくれてるだろ?」
「ほら見なさい」
ミラが勝ち誇ったようにふんぞり返る。それを見たフィンは気に入らないのか、ミラに詰め寄った。
「建前ってものがあるだろ。察しろよ」
「べー」
「このアマ……!」
フィンが拳を握りしめ、必死に怒りを堪えているようだ。手がぷるぷる震えている。
「キャー、フィンこわーい。おかされるー」
大袈裟に騒ぎ立て、なおもフィンを煽る。この2人は相変わらずらしい。どちらかと言うとミラがフィンをおちょくっているだけな気もするけど。
「こんのクソアマ!」
「いやーん。フィンが鼻息を荒くして迫ってくるー。抵抗されると興奮するタイプ?」
「おーまーえーなー!!」
逃げるミラをフィンが追う。うん、相変わらず仲がいいようで何より。ミラは本当に楽しそうだ。これから賑やかになりそうだ。
「ええ、皆さんもお元気で」
宴会の次の日の午後、ライミスさんたちはクランハウスを出るため僕らは彼らを見送っていた。お別れではあるけどライミスさんやアレーテさんなどは王城にいるので、何か用事や頼みたい事があれば何時でも取り次げるように取り計らってもらえるそうだ。
特に僕らの構想を聞いたライミスさんが是非殿下を後ろ盾につけるべきだ、と言って貰えたおかげか、本当に殿下が後ろ盾になることが決定している。恐らくこの国にとって非常に有益なことに繋がるため、第1王子の功績にしたいのが本音らしい。
僕らとしては別にそれで名前を売ろうとか権力を得よう、という目的はない。むしろ後々話が大きくなる可能性があるため、大きな後ろ盾があるのはありがたいことでもある。なのでサルヴァンも是非に、と答えたのだ。
「このクランハウスは君たちに有効に使って貰いたい。それと、それとドレカヴァク討伐の褒賞金と僕らからの餞別だ。金貨にして8000枚ある。大事に使ってくれ」
「8000枚!?」
サルヴァンが金貨の大袋を受け取ると、その重さに一瞬腕が下がる。その額を聞いて僕たちもビックリ仰天だった。
「これには作ってくれた武具の技術料も含まれているし、ドレカヴァクの討伐は王国存亡の危機を救ったわけだからね。このくらいの分け前はあって然るべきだよ。後、ルウには後日使いの者が来るから」
「へ?」
なんかあったっけか?
思わず変な声が出て目が点になっちゃったんだけど。
「忘れたのかい? 君の魔道具作成の技術を是非王国の技師達に伝えないと。理論上は再現可能だと言っていたじゃないか」
「ええまぁ、できますね」
少しめんどくさいけど多分できると思う。まだ実験もしてないのでなんともだけど。
「はっきり言ってあの技術は国家機密に成りうる程の物なんだ。まぁ、それは詳しい話を聞けば納得するだろう。とにかく、後世に伝えるためにも技術の保存に協力して欲しい」
「わかりました」
また随分大袈裟な気もするけど、そういや光を生み出す魔道具でさえ金貨20枚というアホみたいな値段がするんだっけ。僕が作って売るなら銀貨20枚くらいでできそうだけど。
「じゃあそろそろ行くね。サルヴァン、ルウ、アレサ、リーネ。何時でも会いに来てくれてかまわないからね」
「じゃあ達者でな。ま、なんかあったら相談に来い。遠慮はいらんからな?」
「ええ、皆さんもお元気で。今までありがとうございました」
「「「ありがとうございました!」」」
ライミスさんとアレクさんがニコッと笑って別れを告げる。でも悲しくはない。何時でも会いにいけるのだから。
僕らは見えなくなるまでずっと、この頭を下げたままだった。
「メイドの皆さん、残ってくださりありがとうございます。給金は以前と変わらぬ額を保証いたしますので、どうかよろしくお願いします」
サルヴァンを始め、僕らも頭を下げる。
そう、ここに勤めるメイドさんは6人。彼女たちは全員残ってくれることに快諾してくれたのだ。
「いえいえ、以前と変わらぬ条件ですから文句もありません。ここの給金、子爵様の相場より高いんですよ」
「むしろ次の就職先探す方が大変ですし」
「はい、よろしくお願いします」
正直メイドさんが全員残ってくれたのはありがたい。追々子供たちに教育を施す際にも協力してくれるそうなので感謝だね。
「さて、じゃあヘタイロスたちを迎えに行くか」
「そうだね。とりあえず僕らを入れてクランメンバーは16人か」
ここのクランハウスは結構大きく2人部屋が6室、1人部屋が8室、4人部屋も2つあるし会議室、談話室、大風呂、トイレ、食堂、他にも倉庫や使ってない部屋と御屋敷と呼べる程大きい。
16人とメイドさん6人でも広すぎるくらいか。メンバーは増えると思うから問題はないかな。一室当たりも広めなので頑張れば30人くらい暮らせそうな気がする。会議室も28人座ってたくらい広いし、タダでもらったから何らかの形でお返ししないとだね。
「しかしルード達も快く引き受けてくれて良かったな」
「うん、そうだね。ルード達はまだEランクだけど、恩恵と魔法も手に入ったからすぐ上に上がれるよね?」
なんならこっそり成長率の強化もやっていいかも知んない。僕らもやったけど、今のところ特にデメリットは発生してないしね。
「そうそう、言い忘れていた。ルカもうちで面倒見ることにしたぞ。魔法の才能があるんだろ? もちろん本人次第ではあるけど、声をかけようと思っている。いいよな?」
「僕は別にかまわないよ」
「私も」
「私もだ」
「そうか、なら決まりだな。先にヘタイロス達のところへ寄ってからだな」
僕らは歩きながらヘタイロス達の所へ向かった。徒歩にして20分程だろうか。それほど離れてなかったりする。
住処の方では既に皆準備を終え、僕らを待ってくれていたようだ。ヘタイロスやルード達もいる。
「おう、すまないなヘタイロス。待たせたな」
「気にすんなよ。こんないい話持ってきてもらったからな、少し待つくらいどうってことないさ」
「あんちゃん達すげーな。こないだ吟遊詩人が『英雄龍炎光牙達の詩』とか名前付けて歌ってたぞ」
も、もう完成して歌われ始めてたのか。頼むから王都でやらないで欲しいな……。
「そ、そう? まぁ吟遊詩人は色々尾ひれ付けまくるから」
レオたちが尊敬の眼差しで僕らを見ているようだ。ちょっとリアクションに困るなぁ。まぁそれで言うこと聞いてくれるならいいのかな?
「すまんな、サルヴァン。しばらくは育成を受ける側になるが、すぐに追いついてクランの主力になってみせるからな」
「おう、期待してるぜルード」
サルヴァンとルードが握手を交わす。ルードは少し照れくさそうにボサボサの頭を軽く左手で掻き、へへっ、と笑う。
「ベオグラード、ミラ、フィン。お前らもよろしく頼む」
「……ああ」
ベオグラードは寡黙な大男といった風体だけど、優しい少年だ。力も強く、ルードたちのパーティ【天鳳】の火力担当だ。木で作ったハンマーだけど先が尖っているため、かなりの威力があるそうだ。
「まぁ、よろしく頼むわ。早く読み書き覚えて魔法を使えるようになりたいわね。ちゃんと付きっきりで教えなさいよ?」
ミラは僕より少し背の高い女の子だ。まだ魔法は覚えていないけど、すばしっこく身軽なので偵察を主にやっているそうだ。少々気が強く好奇心旺盛な子でイタズラ好きな面もある。
「ミラ、頼まれたとはいえ、僕らは立場上世話になるんだ。相応の態度があるだろ?」
フィンはスラリとした長身で割と頭の回転がいい。良識もあり、正義感は強いし結構ズバズバものを言うタイプだ。もうある程度の読み書きはできるので、もうじき魔法も覚えられそうだ。
「うっさい。同じ仲間なんだし別にいいじゃない。変にかしこまられてもサルヴァンだって困るでしょ」
「まぁ、そうだな。あまり固いのは抜きにしようぜ。それに最初はそうかもしれないが、思惑は納得してくれてるだろ?」
「ほら見なさい」
ミラが勝ち誇ったようにふんぞり返る。それを見たフィンは気に入らないのか、ミラに詰め寄った。
「建前ってものがあるだろ。察しろよ」
「べー」
「このアマ……!」
フィンが拳を握りしめ、必死に怒りを堪えているようだ。手がぷるぷる震えている。
「キャー、フィンこわーい。おかされるー」
大袈裟に騒ぎ立て、なおもフィンを煽る。この2人は相変わらずらしい。どちらかと言うとミラがフィンをおちょくっているだけな気もするけど。
「こんのクソアマ!」
「いやーん。フィンが鼻息を荒くして迫ってくるー。抵抗されると興奮するタイプ?」
「おーまーえーなー!!」
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