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*弐ー②
第四集:野望
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増輝「茨木童子。」
茨木童子「なーに?」
茨木童子は、13才くらいの少年の姿をした鬼だった。服装はというと童水干を身に纏っており、頭からは鬼らしく二本の角が生えている。
増輝「あそこにいる5人を攻撃して良いぞ。」
増輝の見た先には、紫苑,清秋,癒良,光留,康名の5人がいた。
茨木童子「え?遊んできていいの?!」
増輝「ああ。」
紫苑(な、何か、話し方とか顔とか藺折に似てるわね...)
茨木童子「わあ!女の子もいる!女の子の血って、美味しいんだよね~!しかも、あのこかなり霊力強いでしょ。楽しみ~!白い肌から赤い血が出る様子はすっごく美しいから、僕、大~好き!」
茨木童子はうっとりとした表情でそう言った。
紫苑(い、藺折に似てなんかないわ!全然、まったく!)
茨木童子「いっくよ~!それっ!」
茨木童子は、本物の茨でできた鞭を振り回す。紫苑達はそれを避けながら結界を張った。が、紫苑は最後の一撃を避け切る事ができず、茨鞭があたった部分は狩衣の一部が破けていた。しかも、よく見ると紫苑の肩から赤い液体が流れ出ているのがわかる。
紫苑「っ、!」
清秋,癒良,光留「「「紫苑!」」」
康名「紫苑ちゃん!」
紫苑「大丈夫....そんなに深い傷じゃないわ。」
紫苑は、右肩から伝わる痛みに顔を歪めながらも笑顔でそう答えた。
紫苑「縛!」
紫苑は左手の指で傷口を押さえながら、中指と人差し指を使い袖の中から対童子用の拘束札を取り出しそれで茨木童子の身体を拘束した。
茨木童子「ちょっと~、茨木童子をなめてもらっちゃ困るよ?たかが拘束札一枚程度でいつまでもボクを縛っておけると思ってるの?」
紫苑は茨木童子が札を取っている間に紫苑は癒良の元に行く。
紫苑「ごめん癒良、治癒術かけてくれない?いつまでも怪我したまんまだと刀印組めないから...」
癒良「ええで。」
癒良は紫苑の肩に手を置くと、治癒の言霊を唱えた。すると、傷口から淡く優しい光が発せられた。
紫苑「ありがとう。癒良。」
茨木童子「なーに?」
茨木童子は、13才くらいの少年の姿をした鬼だった。服装はというと童水干を身に纏っており、頭からは鬼らしく二本の角が生えている。
増輝「あそこにいる5人を攻撃して良いぞ。」
増輝の見た先には、紫苑,清秋,癒良,光留,康名の5人がいた。
茨木童子「え?遊んできていいの?!」
増輝「ああ。」
紫苑(な、何か、話し方とか顔とか藺折に似てるわね...)
茨木童子「わあ!女の子もいる!女の子の血って、美味しいんだよね~!しかも、あのこかなり霊力強いでしょ。楽しみ~!白い肌から赤い血が出る様子はすっごく美しいから、僕、大~好き!」
茨木童子はうっとりとした表情でそう言った。
紫苑(い、藺折に似てなんかないわ!全然、まったく!)
茨木童子「いっくよ~!それっ!」
茨木童子は、本物の茨でできた鞭を振り回す。紫苑達はそれを避けながら結界を張った。が、紫苑は最後の一撃を避け切る事ができず、茨鞭があたった部分は狩衣の一部が破けていた。しかも、よく見ると紫苑の肩から赤い液体が流れ出ているのがわかる。
紫苑「っ、!」
清秋,癒良,光留「「「紫苑!」」」
康名「紫苑ちゃん!」
紫苑「大丈夫....そんなに深い傷じゃないわ。」
紫苑は、右肩から伝わる痛みに顔を歪めながらも笑顔でそう答えた。
紫苑「縛!」
紫苑は左手の指で傷口を押さえながら、中指と人差し指を使い袖の中から対童子用の拘束札を取り出しそれで茨木童子の身体を拘束した。
茨木童子「ちょっと~、茨木童子をなめてもらっちゃ困るよ?たかが拘束札一枚程度でいつまでもボクを縛っておけると思ってるの?」
紫苑は茨木童子が札を取っている間に紫苑は癒良の元に行く。
紫苑「ごめん癒良、治癒術かけてくれない?いつまでも怪我したまんまだと刀印組めないから...」
癒良「ええで。」
癒良は紫苑の肩に手を置くと、治癒の言霊を唱えた。すると、傷口から淡く優しい光が発せられた。
紫苑「ありがとう。癒良。」
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