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第一集 弐ノ巻
*ふたりの紫苑
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「式神招来。」
偽の紫苑がそう言うと
紫苑(....式神まで私の式神を完全に真似ているわ。いったい、あれは何ものなの...?)
偽紫苑同様、紫苑の式神にそっくりな三式が現れた。
「水蘭、あいつを攻撃しなさい!」
主人にそう命じられた式は、自身の手を空(くう)に上げると、その手を紫苑の方に向けた。すると...
真っ直ぐと、紫苑に向かって一筋の雷が放たれた。
だが。
紫苑は簡易術で身固めの術を使い、その攻撃を防御した。
「あら。中々やるじゃない。」
紫苑「そっちこそ。偽物の割には術を使うのが上手いわね。」
そう言うと、ふたりの紫苑はお互いの顔を見合い、不敵に笑った。
偽の紫苑がそう言うと
紫苑(....式神まで私の式神を完全に真似ているわ。いったい、あれは何ものなの...?)
偽紫苑同様、紫苑の式神にそっくりな三式が現れた。
「水蘭、あいつを攻撃しなさい!」
主人にそう命じられた式は、自身の手を空(くう)に上げると、その手を紫苑の方に向けた。すると...
真っ直ぐと、紫苑に向かって一筋の雷が放たれた。
だが。
紫苑は簡易術で身固めの術を使い、その攻撃を防御した。
「あら。中々やるじゃない。」
紫苑「そっちこそ。偽物の割には術を使うのが上手いわね。」
そう言うと、ふたりの紫苑はお互いの顔を見合い、不敵に笑った。
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