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壱話
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1・婚約者は龍神さま?!-②従兄妹
京都、一条。そこには、かの有名な安倍晴明の末裔の屋敷がある。しかし、そのことは一部のものにしか知られていない。
その屋敷の庭を望む縁側に、高校生くらいの年齢の少女と少年が並んで座っている。
少女の名は、安倍 沙良彩(あべ さらさ)。少年の名は安倍 明優輝(あべ あきゆき)といい、2人は2歳違いのいとこである。この2人は幼い頃から仲が良く、沙良彩は明優輝を明にぃと呼び慕っている。
2人が高校生になった現在でも仲が良いのは変わらず、沙良彩と明優輝は霊力の鍛錬後に休憩がてらお茶と和菓子を楽しんでいた。
明優輝「沙良彩、誕生日おめでとう。」
明優輝は、縁側に置いていた箱を沙羅彩に渡すとそう言った。そう。この日は沙良彩の16歳の誕生日なのだ。沙良彩はお礼を言うと、プレゼントを受け取り箱を開けた。
沙良彩「うわぁ!これ、私の好きなお菓子屋さんの限定クッキーだ!嬉しい!」
箱には色とりどりのクッキーが入っており、中にはhappy birthdayと書かれてたクッキーもある。しかも、箱にもhappy birthdayの文字とかわいい絵、それに日付が書かれていた。
沙良彩は縁側に置いておいた自身のスマートフォンでクッキーを撮影すると、お茶と一緒にクッキーを頬張った。
京都、一条。そこには、かの有名な安倍晴明の末裔の屋敷がある。しかし、そのことは一部のものにしか知られていない。
その屋敷の庭を望む縁側に、高校生くらいの年齢の少女と少年が並んで座っている。
少女の名は、安倍 沙良彩(あべ さらさ)。少年の名は安倍 明優輝(あべ あきゆき)といい、2人は2歳違いのいとこである。この2人は幼い頃から仲が良く、沙良彩は明優輝を明にぃと呼び慕っている。
2人が高校生になった現在でも仲が良いのは変わらず、沙良彩と明優輝は霊力の鍛錬後に休憩がてらお茶と和菓子を楽しんでいた。
明優輝「沙良彩、誕生日おめでとう。」
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箱には色とりどりのクッキーが入っており、中にはhappy birthdayと書かれてたクッキーもある。しかも、箱にもhappy birthdayの文字とかわいい絵、それに日付が書かれていた。
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