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Enemagra ♡
しおりを挟む自分のモノを口に咥えさせて奉仕してもらうというのは、なかなかに征服欲を満たしてくれた。顔を赤らめて一生懸命股間に舌を這わせるウィリウスはかわいいし、思っていたよりも妖艶に見える。
「はぷ……んぁ、う……あ、ぁ」
ゆらりと引き締まった腰が揺れ始めた。後ろは開発を始めたばかりだからあまり感じないかと思ったけれど、そういうゲームの人物だけあって才能はあるらしい。
「頑張らないと終わんないぞー」
「ぅん……っ、ま、って。これ……っこれ、なに」
「気持ち良いでしょ。おなか締めるとイイらしいよ?」
「は、ひ……ぁっ、無理、シン、これ無理……!」
元々さして上手ではなかったけれど、後ろで感じ始めてからは口さえ離して手を添えるだけになっている。さすがにこれでは出してやれないなぁ。コレでイくと止まんなくなるとかも聞くし……ちょっと計画変更かな。
「無理じゃない無理じゃない。ほら起きて。お口で出来ないならちんちんでご奉仕しようねー」
「んぁアッ! 駄目だめこれらめッ、あ! あぁあ
あアアアァ!」
正座に近い格好をさせたのたけど、どうも中で玩具がイイ所に当たったらしい。がくんと仰け反ったウィリウスは、大きく腰を跳ねさせながらどぷりと白濁を溢れさせた。勢いのない溢れるような射精がゆっくりと続く。
「おー! 後ろでイけたねー偉いねー」
正直まだトコロテンが見られるとは思っていなかったので、子供にするみたいに撫でて褒めてしまった。焦点の合っていない萌葱の目が、ころりと涙を溢す。
「う……ぐ、んぅ……イって……イく、イくぅ……ゔぅうーー……!」
とぷり、とろり。カクカク腰を揺らすたびに、ずしりと腫れたウィリウスのものからは白濁が溢れていた。体勢が良かったのか、じわじわずっと達しているような心地らしい。
「いっぱいイケて偉いなー。……俺のもイかせて」
背中に腕を回し、こちらへ体重をかけさせる。ぱっかり膝を開いて股間を晒してくれていたので、そのまま腰を近付けて肉棒を擦り合わせた。ぬるぬるに白で濡れたソレが、握り込んだ手の中でびくっと大きく跳ねる。
「ぉあ……、んゔッ! いま……っ、前やだ、死ぬっ死ぬからッあ! あァアアア漏れ……ッ!」
「お、潮吹き。かわいー」
びゅくっ、と勢い良く透明な液体が吐き出された。痙攣するように腰を揺らすたび溢れる潮は、2人共の下半身をぐっしょり濡らすことになる。こちらがイきそうになる頃にはシーツまでびっしょり濡れていた。出したら水分補給をさせてあげないと。
「あぁーーーー……っあ、んぁあ……でない、もぉ出ない……」
「よしよし。いっぱい出せて偉いぞー。ウィリウス、俺も出すから、キスして?」
「ふぁ……ぁ、ん。ちゅ……はむ、あむ……」
半分以上意識を飛ばしていそうなのに、目の前で舌を見せると健気に顔を寄せてくる。蕩けた奉仕は拙かったけれど、欲を吐き出すには十分だった。
「んん……イく」
「はぁっ、あぁっ……ぁ、ふ……」
自分の手の中に射精して、一旦体を離す。ほっとしたようにウィリウスが息を吐いていたけれど、陰茎は固いままだ。もう少し付き合って貰わないと。
「ふー……じゃあ、玩具抜いてセックスしよっか」
「へぁ……俺、も、無理」
「いけるいける、せっかく慣らしたんだから頑張って」
「無理だって休ませてくれよ」
「駄目。ウィリウスの中で出したい」
じりじり体勢を変えて逃げようとするウィリウスを追い掛けて距離を詰める。そのまま背を向けようとしたから、少し強めに脇腹を叩いた。
「ウィリウス、待て」
「ッ……くそが」
ぴたっ、と硬直して固まる彼は、隷属の魔法に縛られている。主人には逆らえないのだ、まあ文句の1つくらいは許すべきだろう。
「玩具抜くぞー」
「ふっ……あぁ、ああっ……!」
「あは、すげーひくひくしてる」
「見んなよぉ……」
使い込まれていなくて綺麗な色の後孔は赤く充血して、食い付く物を失い寂しがるように開閉していた。少し体の向きを変えさせ、四つん這いになって貰えば余計によく見える。たっぷりローションを足して、出し足りないと主張する自身をあてがった。
「挿れるな」
「んぅ……あっあ、でか……ぁう」
「痛い?」
「んん……腹、くるしいだけ……」
とろとろに解された孔はあっさりと陰茎を迎え入れてくれる。痛みは無いようなのでそのまま腰を押し進めると、目の前の背骨が反るのに合わせて中がぎゅうと締まった。初心者向けの玩具よりは太いので、ウィリウスには苦しく感じるのかもしれない。ゆっくりと肉壁を掻き分けて、最奥まで繋がった。
「あー……気持ち良い……ごめん、我慢できないから動くぞ」
「待っ、まだ、苦し……ッあァア!」
初めは緩く揺するくらいにしようと思っていたのだけど、熱い体内があんまり気持ち良くて我慢できなくなった。ずるりと引き抜き、また奥まで埋める。四つん這いで這ったウィリウスの腰を掴んで、後ろから突き上げるのは大変眼福だった。自分の動きで揺れる身体や、項に汗で貼り付いた赤毛や、突くたびに漏れる喘ぎがたまらない。結合部から漏れる粘着質な水音と、肌のぶつかる音がさらに興奮を煽った。
「んぁ、ぉ、ゔッ! ぁあっ! ふか、深い……ッ」
「はぁ……これやば。すぐイきそう」
欲望のまま彼を犯した。彼はゆっくり引き抜かれるのがお好みのようで、ことさら形を覚え込ませるように動かしてやれば、ぞくぞくと震えて背中に鳥肌を立てていた。無防備なそこへ、何度も口づけを落として強く吸う。真っ赤な鬱血は良く映えた。後で腹側にもたくさん付けよう。
「あっ! アッ! ひっぃあ、ああァアああ!」
「ん、キツ……イく、イくイくいく……っ」
何度目だっただろうか。収縮する中がことさらに強く締め付けられ、ウィリウスが嬌声をあげる。腰の奥から登ってきた絶頂の予感を我慢する理由はなく、そのまま強い快感に従って射精した。視界まで白に明滅する快感の向こうでシーツに液体の落ちる音が聞こえて、ウィリウスも果てたのだろうことを知る。
何度か腰を奥へ押し込み、最後まで中に精を注いだ。繋がりを解いて腰を撫でると、まだ余韻が残るのかびくりと震える。顔が見たいなと仰向けにしたら、真っ赤な顔が思い切り睨んできた。目を潤ませて喘いでいるのでかわいいだけだけれど。
「ウィリウス、気持ち良かった?」
「……イきすぎて死ぬかと思った」
「じゃあ良かったんだな。嬉しい」
「…………」
乱れた赤毛を梳いてやって、軽く頬にキス。ついでに首元にもキスマークを付けて満足した。
ぐったりしているウィリウスは、まだちょっとむっすりしている。横の棚から水とタオルを取って、まずウィリウスの方をケアしてやる。脱水とか洒落にならないからな。
「……つかれた。もーやだ」
「ごめんて」
動く元気があるウィリウスも相当だと思うが。良い子いいこと撫で回して、キスをして、ようやく頬をすり寄せてもらって安心した。
「明日はダンジョンに行くんだ。思い切り甘やかせ」
「はいはい、お坊ちゃん」
散々好き勝手してしまったから、後始末くらいは自分がするべきだ、と思った。でも、もう少し甘えていたくて、タオルを敷いた上に横になる。仕方がないと言いたげな顔で、ウィリウスは好きにさせてくれた。
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