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侍医からの質問
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「レティシア、朝食だぞ」
不機嫌なレギアスの声で目覚めると、自室のいつものカウチソファでレギアスに抱かれて座っていた。
目の前のローテーブルには朝食と大量の分厚いステーキが並べられている。
「なんか昨日より多くない?……あら?竜王様??」
目の前のソファには悠然と竜王様が座っていた。紅茶を飲む姿も板に付いていて素敵だわ。
「あのままにしておくと弟子が皇主に何をするかわからないからな。付いてきてやったぞ」
「まあ。頼もしいですわ。ありがとうございます」
「聖印があるからレティシアから離れたくないだけだろ。ていうかレティシアの計算通りだろコレ」
竜王ほどの戦力を取り込まずしてどうするというのだ。
「ふふふ、竜王まで我が国にいるとなればなかなか手を出せないでしょ?」
「……レティシアってけっこう打算まみれだよな。女神で聖女のくせに……」
「私は国主な上に世界で一二を争う変態権力者に狙われているのよ?優しく清らかなだけじゃ生きていけないわよ」
「くくっ、お前、なかなか面白い女を嫁にするんだな」
「いい女だろ?手を出すなよ?あと俺にいじめられるのはレティシアの趣味だから邪魔もするな」
「皇主、弟子はこんな事を言ってるが本当か?」
「へ?え、えーと……」
本当ですなんて恥ずかしすぎて言えないけど、嘘だなんて言ったらそれはそれで面倒なことに……
「あの……死にそうだったら、助けてください……」
「くっ、くくくっ、本当に好きなようだ」
「え?あ、ち、違います!違いますよ?」
「レティシア、違わないだろ?諦めろ」
少し機嫌が治ったレギアスがニヤニヤしながら抱きしめてくる。
私、こんなんじゃ人のこと変態とか言ってられない気がする。
遠巻きに眺めてる侍女たちの視線も痛い……
私は心を無にして朝食に集中することにした。
竜王様は私の賓客としてヴァルグやシャリーアと一緒に城に住めるように手続きをさせて、また公務をこなした。
竜王様も見学がてら付いてきたので他の賓客たちに紹介しておいた。みんな半信半疑の様子だったけれど、只者じゃないというのは本能でか察したようだった。
これで抑止力になるといいな。時々国境近くの空を飛び回って貰うのもいいかもしれない。大きさだけで誰もが畏れるのは間違いない。
それにしても、竜王様に見つめられてるとちょっとドキドキする……私ってやっぱりセレスティア神の生まれ変わりなのかしら……今まで気が付かなかったけど実は気が多いのかもしれない。
なんか嫌だな、一途でいたいのに。
まあでも、見た目にときめくくらいは……それくらいはいいわよね。
嫉妬もちょっとした恋のスパイスだと思えば……
もしレギアスが他の女性に目を奪われたりしたらどんな気分になるのかしら……
想像して勝手に落ち込んでしまった私はバカかもしれない。
そっと隣にいるレギアスの顔を見上げると、甘やかな笑顔が返ってきて、私は胸が苦しくなった。
レギアスはいつも私しか見ていない。
ずっとこのまま、私だけを見ていて……
一日の公務を終えドラゴン達を用意が整った皇主の部屋に案内したあと、私とレギアスで自室に帰った。
部屋には侍医のクリスティーヌが待っていた。
私がカウチソファに寝そべるとクリスティーヌがお腹の上に手をかざして探査魔術を発動する。
「どう?もう何ともないでしょう?」
「ええ、月のものもだいたい終わったようですね。新しい出血はほとんどありません」
「えっとじゃあ、その……」
レギアスの方を見ると何か言いたそうにしているが、多分我慢している。自分が言うとYESもNOになりそうだとわかっているのだろう。
そういえば血塗れがどうこう言ってたけど、時間が経ったら落ち着いたのかしら?ちゃんと侍医の言うことを聞こうとしている雰囲気だ。
「レギアスと……しても大丈夫かしら?」
クリスティーヌが女性で良かった。今も恥ずかしくて顔が赤くなっている自覚があるけど、男性だったら聞ける気がしない。
あとドラゴンたちが居なくて良かった……
クリスティーヌを見ると渋い顔をしている。
「そうですねぇ……まだ完全に終わったわけではないので1日様子を見てほしいというのが正直なところですが……聖上自身は、したいのですか?」
「え!?……それは、その…………………………わたくしも、したいわ……」
な、なんでこんな辱めを受けなければいけないのかしら……顔が熱い……泣きそう。
「聖上はあんな乱暴な行為がお好きなのですか?」
「え!?ち、違うの!……レギアスはいつも乱暴なわけじゃないのよ。本当よ?」
部屋中の視線がレギアスに注がれている気がする。
レギアスはというと近くの1人がけソファで所在なさげにしながら目を逸らしている。
「そうですね、乱暴はせずにゆっくり優しくいたわった行為ができるなら少しだけ許可しましょう」
「わ、わかった。優しくする」
「いいですか?少しだけです。何回もしてはいけません。できますか?」
「……せ、せめて3回くらいは……」
「では短いのを2回だけ。これ以上は譲りません」
2回、2回か、とレギアスがブツブツ言っているけどちょっと嬉しそうだ。良かった。
「聖上。先ほどの質問ですけれど、乱暴な行為はお好きじゃないということでよろしいですか?」
「へ?」
「乱暴な行為はお嫌いと言うことですね?」
「えっと……言わなきゃ、ダメ?」
「加虐行為がエスカレートすると命を失うこともございます。侍医としては聖上陛下の嗜好をきちんと把握しておきたいのです。もし聖上が嫌がっているのなら、レギアス殿下の行為をこのままにしてはおけませんし」
「たぶん……嫌いでは……ないわ」
は、恥ずかしい……
「……そういうことでしたら、危険がないよう程々に楽しんでくださいませ。もちろん、今日はダメですよ?」
「……わかったわ」
「レギアス殿下、くれぐれも行為がエスカレートしないように。きちんとご自分をコントロールして下さいませ。わかりましたね?」
「わ、わかった」
なんかクリスティーヌが凄い迫力出していてレギアスがコクコクしてる。
クリスティーヌが下がって侍女がお茶を出してくれたけど、私は恥ずかしさにカウチの上で横になったまま髪の毛に顔を隠して丸まっていた。
「レティシア、なに可愛いことしてるの?」
「恥ずかしくて……どこかに埋まりたい気分なの」
「じゃあ俺の腕の中に埋まりなよ、ね?」
レギアスが軽々と私を持ち上げて自分の好きな体勢に持っていく。
私はレギアスの膝の上に乗って胸に顔をうずめる形になった。
「レティシアはやっぱり一昨日のも嫌じゃなかったんだ」
レギアスが嬉しそうにニコニコしている。全く反省していない。
「い、嫌だったわよ?」
「わかってるよ。嫌がってるのを無理やりされるのが好きなんだよね」
「私も、よくわからないわ……」
「今までずっと言うこと聞いてくれる相手しか居なかったからじゃない?」
「……そういえば、そうね。私の言うことを聞かない相手はレギアスが初めてだわ」
「やっぱりね」
「レギアスも王子なんだから似たようなものでしょう?」
「俺には姉貴たちがいるからね……」
「ああ……」
レギアスのお姉様達。どんな人達なんだろう?
何人居るかすらまだ聞いてなかったわ。
私の両親を思い出すから家族の話はお互いに避けてきてしまっている。レギアスのお母様のこともそういえば知らない……
「レティシアは気の強さでは姉貴たちと変わらないのに、なんでこんなに可愛いんだろ」
そう言うとレギアスは私の顔中にキスを落とした。
私はそっとレギアスを押しのけるとレギアスの肩に手をかけて体を伸ばし、唇を重ねた。
「レギアス、お風呂、いこ?」
「レティシア?」
「綺麗にして、早くレギアスに抱かれたい……」
私は恥ずかしくてレギアスの肩に顔をうずめた。
レギアスの私を抱く手に力が入る。
顔が、体が熱い……
「レティシア!」
レギアスは私の脇腹に手を差し入れると私を持ち上げ、深く口付けるときつく抱きしめた。
レギアスの舌が私の口の中を這い回ると身体中がビリビリと痺れて、感じすぎて息が、息ができない。
「んっ、レギアスっ、待って、息が、苦し、の。は、んっ、んんっ!んーー!!」
レギアスは私の苦情にお構い無しに私の口内を蹂躙し続け、私はすぐに達してしまった。
呼吸を乱しながらぐったりしている私のドレスを脱がせるとレギアスは自分も服を脱ぎ捨て、浴室に連れていかれた。
不機嫌なレギアスの声で目覚めると、自室のいつものカウチソファでレギアスに抱かれて座っていた。
目の前のローテーブルには朝食と大量の分厚いステーキが並べられている。
「なんか昨日より多くない?……あら?竜王様??」
目の前のソファには悠然と竜王様が座っていた。紅茶を飲む姿も板に付いていて素敵だわ。
「あのままにしておくと弟子が皇主に何をするかわからないからな。付いてきてやったぞ」
「まあ。頼もしいですわ。ありがとうございます」
「聖印があるからレティシアから離れたくないだけだろ。ていうかレティシアの計算通りだろコレ」
竜王ほどの戦力を取り込まずしてどうするというのだ。
「ふふふ、竜王まで我が国にいるとなればなかなか手を出せないでしょ?」
「……レティシアってけっこう打算まみれだよな。女神で聖女のくせに……」
「私は国主な上に世界で一二を争う変態権力者に狙われているのよ?優しく清らかなだけじゃ生きていけないわよ」
「くくっ、お前、なかなか面白い女を嫁にするんだな」
「いい女だろ?手を出すなよ?あと俺にいじめられるのはレティシアの趣味だから邪魔もするな」
「皇主、弟子はこんな事を言ってるが本当か?」
「へ?え、えーと……」
本当ですなんて恥ずかしすぎて言えないけど、嘘だなんて言ったらそれはそれで面倒なことに……
「あの……死にそうだったら、助けてください……」
「くっ、くくくっ、本当に好きなようだ」
「え?あ、ち、違います!違いますよ?」
「レティシア、違わないだろ?諦めろ」
少し機嫌が治ったレギアスがニヤニヤしながら抱きしめてくる。
私、こんなんじゃ人のこと変態とか言ってられない気がする。
遠巻きに眺めてる侍女たちの視線も痛い……
私は心を無にして朝食に集中することにした。
竜王様は私の賓客としてヴァルグやシャリーアと一緒に城に住めるように手続きをさせて、また公務をこなした。
竜王様も見学がてら付いてきたので他の賓客たちに紹介しておいた。みんな半信半疑の様子だったけれど、只者じゃないというのは本能でか察したようだった。
これで抑止力になるといいな。時々国境近くの空を飛び回って貰うのもいいかもしれない。大きさだけで誰もが畏れるのは間違いない。
それにしても、竜王様に見つめられてるとちょっとドキドキする……私ってやっぱりセレスティア神の生まれ変わりなのかしら……今まで気が付かなかったけど実は気が多いのかもしれない。
なんか嫌だな、一途でいたいのに。
まあでも、見た目にときめくくらいは……それくらいはいいわよね。
嫉妬もちょっとした恋のスパイスだと思えば……
もしレギアスが他の女性に目を奪われたりしたらどんな気分になるのかしら……
想像して勝手に落ち込んでしまった私はバカかもしれない。
そっと隣にいるレギアスの顔を見上げると、甘やかな笑顔が返ってきて、私は胸が苦しくなった。
レギアスはいつも私しか見ていない。
ずっとこのまま、私だけを見ていて……
一日の公務を終えドラゴン達を用意が整った皇主の部屋に案内したあと、私とレギアスで自室に帰った。
部屋には侍医のクリスティーヌが待っていた。
私がカウチソファに寝そべるとクリスティーヌがお腹の上に手をかざして探査魔術を発動する。
「どう?もう何ともないでしょう?」
「ええ、月のものもだいたい終わったようですね。新しい出血はほとんどありません」
「えっとじゃあ、その……」
レギアスの方を見ると何か言いたそうにしているが、多分我慢している。自分が言うとYESもNOになりそうだとわかっているのだろう。
そういえば血塗れがどうこう言ってたけど、時間が経ったら落ち着いたのかしら?ちゃんと侍医の言うことを聞こうとしている雰囲気だ。
「レギアスと……しても大丈夫かしら?」
クリスティーヌが女性で良かった。今も恥ずかしくて顔が赤くなっている自覚があるけど、男性だったら聞ける気がしない。
あとドラゴンたちが居なくて良かった……
クリスティーヌを見ると渋い顔をしている。
「そうですねぇ……まだ完全に終わったわけではないので1日様子を見てほしいというのが正直なところですが……聖上自身は、したいのですか?」
「え!?……それは、その…………………………わたくしも、したいわ……」
な、なんでこんな辱めを受けなければいけないのかしら……顔が熱い……泣きそう。
「聖上はあんな乱暴な行為がお好きなのですか?」
「え!?ち、違うの!……レギアスはいつも乱暴なわけじゃないのよ。本当よ?」
部屋中の視線がレギアスに注がれている気がする。
レギアスはというと近くの1人がけソファで所在なさげにしながら目を逸らしている。
「そうですね、乱暴はせずにゆっくり優しくいたわった行為ができるなら少しだけ許可しましょう」
「わ、わかった。優しくする」
「いいですか?少しだけです。何回もしてはいけません。できますか?」
「……せ、せめて3回くらいは……」
「では短いのを2回だけ。これ以上は譲りません」
2回、2回か、とレギアスがブツブツ言っているけどちょっと嬉しそうだ。良かった。
「聖上。先ほどの質問ですけれど、乱暴な行為はお好きじゃないということでよろしいですか?」
「へ?」
「乱暴な行為はお嫌いと言うことですね?」
「えっと……言わなきゃ、ダメ?」
「加虐行為がエスカレートすると命を失うこともございます。侍医としては聖上陛下の嗜好をきちんと把握しておきたいのです。もし聖上が嫌がっているのなら、レギアス殿下の行為をこのままにしてはおけませんし」
「たぶん……嫌いでは……ないわ」
は、恥ずかしい……
「……そういうことでしたら、危険がないよう程々に楽しんでくださいませ。もちろん、今日はダメですよ?」
「……わかったわ」
「レギアス殿下、くれぐれも行為がエスカレートしないように。きちんとご自分をコントロールして下さいませ。わかりましたね?」
「わ、わかった」
なんかクリスティーヌが凄い迫力出していてレギアスがコクコクしてる。
クリスティーヌが下がって侍女がお茶を出してくれたけど、私は恥ずかしさにカウチの上で横になったまま髪の毛に顔を隠して丸まっていた。
「レティシア、なに可愛いことしてるの?」
「恥ずかしくて……どこかに埋まりたい気分なの」
「じゃあ俺の腕の中に埋まりなよ、ね?」
レギアスが軽々と私を持ち上げて自分の好きな体勢に持っていく。
私はレギアスの膝の上に乗って胸に顔をうずめる形になった。
「レティシアはやっぱり一昨日のも嫌じゃなかったんだ」
レギアスが嬉しそうにニコニコしている。全く反省していない。
「い、嫌だったわよ?」
「わかってるよ。嫌がってるのを無理やりされるのが好きなんだよね」
「私も、よくわからないわ……」
「今までずっと言うこと聞いてくれる相手しか居なかったからじゃない?」
「……そういえば、そうね。私の言うことを聞かない相手はレギアスが初めてだわ」
「やっぱりね」
「レギアスも王子なんだから似たようなものでしょう?」
「俺には姉貴たちがいるからね……」
「ああ……」
レギアスのお姉様達。どんな人達なんだろう?
何人居るかすらまだ聞いてなかったわ。
私の両親を思い出すから家族の話はお互いに避けてきてしまっている。レギアスのお母様のこともそういえば知らない……
「レティシアは気の強さでは姉貴たちと変わらないのに、なんでこんなに可愛いんだろ」
そう言うとレギアスは私の顔中にキスを落とした。
私はそっとレギアスを押しのけるとレギアスの肩に手をかけて体を伸ばし、唇を重ねた。
「レギアス、お風呂、いこ?」
「レティシア?」
「綺麗にして、早くレギアスに抱かれたい……」
私は恥ずかしくてレギアスの肩に顔をうずめた。
レギアスの私を抱く手に力が入る。
顔が、体が熱い……
「レティシア!」
レギアスは私の脇腹に手を差し入れると私を持ち上げ、深く口付けるときつく抱きしめた。
レギアスの舌が私の口の中を這い回ると身体中がビリビリと痺れて、感じすぎて息が、息ができない。
「んっ、レギアスっ、待って、息が、苦し、の。は、んっ、んんっ!んーー!!」
レギアスは私の苦情にお構い無しに私の口内を蹂躙し続け、私はすぐに達してしまった。
呼吸を乱しながらぐったりしている私のドレスを脱がせるとレギアスは自分も服を脱ぎ捨て、浴室に連れていかれた。
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