上 下
1 / 62

皇女とドラゴンに乗った誘拐犯

しおりを挟む
「国土を守る勇敢な者たちよ。あなたたちに戦神のごとき力の宿る特別な祝福を授けます。存分に戦いなさい!」

 白馬に乗った私が声を張り上げると、白銀の鎧をまとった数千の兵たちが一斉に背筋を伸ばした。「ハッ!」という彼らの声が秋晴れの空に響きわたる。

 精鋭たちが整然と並ぶ先に見えるのは、色とりどりの豊かな山野と美しい街並み。しかし私の後ろは線で引いたように突如として草が生えなくなり、茶色い荒野が広がっている。
 遠い過去に女神が契約した土地とそうでない土地の差は、あまりにも明白だった。

 美と豊穣の女神セレスティアは眠りにつく際、子孫に祝福と結界の力を残した。
 祝福を受けたものは女神の神力しんりょくと繋がり、様々な能力が活性化する。
 小さな怪我や病気はすぐに治り、力が溢れ、気持ちまで強くなる。生まれながらに皇国に暮らす者の平均寿命は百歳を優に超えていた。

 魔術師すらも珍しい今の世界で、神がただの伝説ではないと世に知らしめる唯一の証明アンサリム皇国。その奇跡の力と豊かな国土が狙われるのは、致し方のないことかもしれなかった。

 私は手をかざし全軍に祝福術をほどこした。薄紫の花びらが突如として兵たちの頭上に現れ、ヒラヒラと舞い落ちる。やがて彼らに吸収されると、手の甲にある花びらの刻印が暗い金から紫に色を変え、輝きを増した。
 これで半日の間は通常の祝福から戦闘用に切り替わり、能力の増加量が上昇し痛覚軽減や回復力超強化などの恩恵をもたらす。

 続く将軍の鼓舞にときの声をあげる兵たちを迂回し、役目を終えた私は本陣に戻るべく、数名の近衛を引き連れゆっくりと馬を歩かせた。

 ちょうど半ばまで歩いたところで、突然何かに掴まれて体が宙に浮いた!

「「姫様!!」」

 な、何!?
 体がグングン上空に上がっていく。目に入るのは慌てる兵たちと地面ばかりで、事態が把握できない。しかも恐ろしい速度で戦場から離れていく。
 誰かが私の腰に腕を回しているようだけど、確認しようにも体勢が苦しくてできない。

 混乱しながらもどうやって逃げ出そうかと周りをできる限り見回すと、顔にかかるプラチナブロンドの隙間から黒いドラゴンが高速でこちらに飛行してくるのが見えた。
 ドラゴンの上に騎士? ということはソーマ王国の竜騎士!? もしかして私を拐っているのも??

 ソーマ王国は隣の大陸にある、世界で唯一ドラゴンが群れでむ土地だ。一騎当千の竜騎士を千人以上も抱える傭兵の国だけれど、こちらの大陸で同盟を結んでいるのは我が国だけ。
 この大陸では空を飛ぶ敵を想定することなど滅多にないのが現状だった。

 黒い竜騎士はみるみるうちに接近すると、すぐ上でドンッと音がし、私をつかむ腕が外れた。
 落ちる!!
 恐怖しながらも結界術をなんとか発動しようとした瞬間、男に抱えられ黒いドラゴンの上に乗せられた。
 その男の発する禍々しい魔力と殺気に戦慄し、体が硬直して声も出ない。

 私を乗せたドラゴンはそのまま逃げていくドラゴンに追いつき、私を左手に抱えた黒い騎士服の男が槍を軽くひと薙ぎする。
 私を拐ったと思われるドラゴンの上の男の首が胴から離れ、大量の血が噴き出した。
 こ、この竜騎士は私を助けてくれたの? それとも、獲物の奪い合いをしているの?

 目の前の凄惨な光景と自分を抱えている男への恐怖で、身体がカタカタと震え悪い想像ばかりが頭をよぎる。
 小さな戦場に出たことは何度かあるけれど、常に本陣で待機する私にとって、目の前で人が殺されるのを見るのはこれが初めてだった。





 気がつくと戦場からはかなり離れ、貴族の別荘とおぼしき山荘の前に着地していた。
 男が私を横抱きにしたままフワリと跳んでドラゴンから降りる。どういうわけか着地の衝撃が全く無い。
 地面に下ろしてもらえたけれど脚が震えて上手く立てず、男の黒い騎士服にしがみついてしまった。

「大丈夫か?」
「は、はいなんとか。申し訳ありません」

 なんとか自分自身に気合を入れて脚に力を入れる。
 脇の下を支えられ、しがみついていた手の力を抜いてずいぶん高い位置にある男の顔を見上げた。

 私をジッと見つめる男は、真っ黒のツヤツヤした髪に銀色の瞳の、恐ろしいほど整った容貌をしている。
 恐ろしいほどというか、本当に恐ろしい……悪魔のような妖しい美しさを持った年若い青年だった。表情が険しくて、なのに薄笑いを浮かべた口元に恐怖心をさらに煽られる。

 私は次期皇主としての矜持でなんとか震えながらも立ち続けたけれど、そこにいるだけで全ての生物をひれ伏させるような、そら恐ろしい威圧感というか雰囲気がその男にはあった。
 男から漏れ出る禍々しい魔力と殺気がそう思わせるのかもしれないけれど、恐怖で混乱した私には判断がつかない。

「あ、あの……た、助けて下さったこと、感謝いたします。あの、わたくしは……」
「名前は!?」
「え?」

 なんだか必死な感じで聞かれた。
 名乗れと言っているの? 今名乗ろうと思ったのだけど……でも、身分を知られればそれだけ危険が増える。
 やめたほうがいいかしら……
 この人、どう見ても邪悪そうだし……

「名前を教えてくれ! 俺はレギアス」

 レギアス、聞いたことがあるような……
 こ、こんなに見つめられたら黙るとか嘘をつくとか怖くてできない。
 皇女の名前と気づかれませんように。

「わたくしは……レティシアと申します」
「レティシア……レティシアか」

 噛み締めるようにつぶやくと、レギアスは心底嬉しそうに笑った。


 な、なんなの? この破壊力のある笑顔は。さっきまでの表情と全然違うじゃない!
 やだ、ドキドキする……

「あの……わたくしを仲間の元へ戻していただきたいのですが……お礼はいたしますので」

 すると、突然レギアスの雰囲気が不穏なものに変わり……

「ダメだ」

 キスされた。
 突然顔が近づいてきて気づいたら唇が触れていた。
 え!? な、なぜ??
 長い睫毛に囲まれた銀の瞳が妖しく光りながら私を見つめている。
 押し付けられた唇が離れていき……

「お前はもう俺のものだ」

 また唇を塞がれた。
 こ、今度はし、舌が動いてる!
 や、そんな唇を舐めないで……
 唇を舌でなぞられながら何度も吸いつかれ、何度目かには舌が口の中に侵入してくる。

「やっ、んっ、ンんっ……んーー!!」

 なんとか逃れようと足掻いたけれどレギアスの体はビクともしない。
 これってまた私、拐われてしまうのかしら……

「ん……んっ、んぅ……」

 でもどうしよう……キスが気持ちいい……
 口内を舐め回されて頭の中は混乱の極地に陥りながらも、わけの分からない心地良さに体がどんどん馴染んでいく。
 私はいつの間にか抵抗をやめてただ彼にしがみついていた。


 ずいぶんと長い時間がたった気がしてようやく唇を開放されると、満足げにこちらを眺める銀の瞳が目に入る。
 よく見ると銀のなかに細かな紫が散りばめられてキラキラと美しい。
 こんな珍しい瞳の色にまた会えるなんて……

 妖しくも美しい瞳を見つめてなんだかポーっとしている自分を自覚し、慌てて気持ちを立て直した。

「あ、あの、やめてください!」
「なぜ?」

 レギアスは薄笑いを浮かべながら首を傾げた。
 なぜって、なぜってなんなのー?
 もしかして顔がいいからって今まで好き放題して文句も言われたことが無いのかしら?
 それ以前に怖くて誰も逆らえないのかも……

「た、助けていただいたとはいえ、婚約者でもない見ず知らずの殿方とこっ、このようなっ!」

 私って助けられたのよね? そう思っていいのよね??

「嫌か?」
「いっ、嫌です!」
「そうか……」

 そう言うと、レギアスは突然強く私の手首をつかみ、玄関口の方へ引っ張っていく。

「痛っ……な、なにを!」
「お前は俺の妻にする」
「え!?」
「もう俺のものだから、諦めろ」

 なんなの? なんで私にはこんな男ばっかり寄って来るの!? 人をなんだと思っているのよ!!

「や、嫌です! 嫌っ!! 離して下さいっ!」

「嫌がられると燃えるって本当だな」

 レギアスは妖しく微笑んでこちらを見た。
 ちょ、本気なの!? もしかしてこれからこの中で犯されてしまったりするの!?
 私は全身から血の気が引いていった。

「カチッ」

 レギアスがドアの前で指を動かすと鍵が開いた音がした。
 しっかりとした造りの山荘なのに……いったいどんな魔術を??

「あ、あのっ! ……わ、わたくしは、この国を離れるわけにはいかないのです」
「俺がこの国に住めばいいか?」
「えっ!? で、では……わたくしのために……戦って下さいますか?」
「妻のために戦うのは当然だ」

 …………
 この人の服、ソーマ王国の通常の騎士服とは色違いで装飾も少し豪華だ。
 少し前に就任した竜騎士団長は恐ろしく強くて残忍で、侵略軍を単騎で皆殺しにしたとか噂を聞いた。     
 なんでも漆黒の悪魔って呼ばれているらしい……
 この人なんじゃない?

 だってこんな魔力……見た事がない。私の神聖力も女神の生まれ変わりと言われるほどだけれど、私以上かもしれない。
 たぶん私と同じでただの人間じゃない。
 それほどの戦力が私の身を捧げるだけで我が国のものになる? ……ゴクリ。

 それにこんな恐ろしい存在を敵にするわけにはいかない。これ以上敵を作るくらいなら取り込んでしまった方が……
 私の頭が打算まみれになっているあいだにレギアスは玄関を開け、強引に私の手を引いて中に入った。閉じたドアに私を押し付けて激しく唇を貪ってくる。

「ん、やっ、んんっ……ふ、は……ぁ、んっ、んんぅ」

 レギアスは口内を蹂躙しながら私の胸当ての金具に手を伸ばし外そうとする。
 服を脱がされる! やっぱりここで純潔を奪われてしまうの!?
 慄然とするものの抵抗できる気がしない。
 すべはあるにはあるのだけれど……

 胸当てを乱暴に外して投げ捨て、詰襟の上着のボタンを外してあらわになった私の胸元に何度も何度も荒々しくキスが落とされる。
 舐られ、歯を立てられて、私は身を竦ませながらも体験したことのない、体の奥から何かがじわりと広がる奇異な感覚にひたすら戸惑っていた。

 だけどただ戸惑って流されるわけにはいかない。私は皇太女としての矜恃を奮い立たせた。

「ま、待ってっ……あの、一方的なのは嫌です! わたくしが貴方のものなら、貴方もわたくしのものになって下さいますか?」

 涙目で必死に訴えると、レギアスは一瞬キョトンとしてニヤリとわらった。私の耳に唇を触れさせながら、

「ああ、俺はもうお前のものだレティシア」

 そう言ってそのまま耳に舌を這われるとゾクゾクして、私は思わず声を漏らしてしまった。

「ん……んぅ……」

 私の反応に笑いをこぼしたレギアスに執拗に耳を弄ばれ、私は立っていられなくなり彼に支えられてしまって。そのまま横抱きにされると個室に入り、ベッドにおろされた。
 これから本格的に捕食されるのだと思うと、恐怖がより現実的になり身が硬くなる。
 私は自然と自身を抱き締め後ずさった。

「あ、あの……こ、こういうことは式を挙げてから……」
「待てない」

 レギアスは嬉しそうに肉食獣のかおで笑うと覆いかぶさってきた。
 いつの間にか私はこの人とならばいいかと思い始めている自分に気づき、呆れながら抵抗を諦めた。
 何故かしら……やっぱり強くて美しいから?? それにしたって……ちょっと私、趣味が悪いのではないかしら……
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【R18】異世界で公爵家の教育係となりました〜え?教育って性教育の方ですか?〜

星型のスイカ
恋愛
特に人に誇れる才能もないけど、道を踏み外した経験もない。 平凡が一番よねって思って生きてきた、冬馬ゆき、二十二歳。 会社帰りに突然異世界転移してしまい、しかもそこは平民が性に奔放すぎるとんでも異世界だった。 助けてもらった老紳士の紹介で逃げるように公爵家の教育係の面接に向かうと、そこにはとんでもない美形兄弟がいた。 私って運が良いなぁなんて喜んでいたら、え?教育係といっても、そっちの教育ですか? 思ってた仕事じゃなかった! 絶対に無理です、だって私……処女なのに! 問題児とされる公爵家の兄弟四人に、あれよあれよと性教育をすること(されること)になるお話です。 ※魔法のあるふんわり異世界です。 ※性癖色々です。細かいことは気にしない、何でもアリな人向けです。 ※男性キャラの主人公以外との性行為描写があります。 ※主人公だいぶ天然な子です。 ※更新不定期です。

【完結】【R18】跡継ぎが生まれたら即・離縁! なのに訳あり女嫌い伯爵さまが甘すぎます!

夏琳トウ(明石唯加)
恋愛
2024.08.29 一度引き下げていましたが、再公開させていただきました。 ―― 「どうか、俺と契約結婚して跡継ぎを産んでくれ」――女嫌いと有名な上司は、ある日そんな打診をしてきた。 ローゼはシャハナー王国の貧乏な子爵家レーヴェン家の長女であり、王立騎士団に女騎士として所属している。 五人の弟妹たちのために日々身を粉にして働くローゼは、気が付けば結婚適齢期を逃した23歳になっていた。 そんな中、三つ年下の妹エリーに婚約話が持ち上がる。しかし、子爵家に持参金を用意するような財力はない。 エリーは家に迷惑をかけたくないから……と婚約話を断ろうとする。でも、ローゼは彼女には自分のような嫁き遅れになってほしくないと思った。 「姉さんが持参金は何とか用意するから」 そうエリーに告げたものの、あてなどない。 どうしようか……と悩む中、騎士団長である上司イグナーツがローゼの事情を聞きつけてひとつの打診をしてきた。 それこそ――彼と契約結婚をして、跡継ぎを産むということだった。 「跡継ぎが生まれたら、すぐに離縁しても構わない」 そう言われ、ローゼは飛びついた。どうせ嫁き遅れの自分がまともな結婚を出来るとは思えない。ならば、エリーのためにここは一肌脱ごう。 そう決意してイグナーツの元に嫁いだのだが。 「ちょ、ちょっと待ってください!」「いやだ」 彼は何故か契約妻のローゼを甘く溺愛してきて……。 訳あり女嫌いの伯爵さま(28)×貧乏な子爵家の令嬢兼女騎士(23)の契約結婚から始まる、子作りラブ ▼hotランキング 最高2位ありがとうございます♡ ―― ◇掲載先→アルファポリス、ムーンライトノベルズ、エブリスタ

謎めいたおじさまの溺愛は、刺激が強すぎます

七夜かなた
恋愛
柳瀬 旭(28)は、父の再婚相手の父親の葬儀で、故人の後妻の息子、国見 唯斗(36)と初めて出遭う。 女性関係が華やかで、問題児だった彼は、自分とは違う世界の人間だと思った。 女の敵。 若い男と駆け落ちし、自分を捨てていった母の様になるまいと、自分を押し殺してきた旭は、偶然彼と再会する。 彼のペースに巻き込まれ、旭は彼氏と思っていた男性にふられたショックで、彼のマンションで一夜を明かしてしまう。

お見合いから始まる冷徹社長からの甘い執愛 〜政略結婚なのに毎日熱烈に追いかけられてます〜

Adria
恋愛
仕事ばかりをしている娘の将来を案じた両親に泣かれて、うっかり頷いてしまった瑞希はお見合いに行かなければならなくなった。 渋々お見合いの席に行くと、そこにいたのは瑞希の勤め先の社長だった!? 合理的で無駄が嫌いという噂がある冷徹社長を前にして、瑞希は「冗談じゃない!」と、その場から逃亡―― だが、ひょんなことから彼に瑞希が自社の社員であることがバレてしまうと、彼は結婚前提の同棲を迫ってくる。 「君の未来をくれないか?」と求愛してくる彼の強引さに翻弄されながらも、瑞希は次第に溺れていき……

【実話】高1の夏休み、海の家のアルバイトはイケメンパラダイスでした☆

Rua*°
恋愛
高校1年の夏休みに、友達の彼氏の紹介で、海の家でアルバイトをすることになった筆者の実話体験談を、当時の日記を見返しながら事細かに綴っています。 高校生活では、『特別進学コースの選抜クラス』で、毎日勉強の日々で、クラスにイケメンもひとりもいない状態。ハイスペックイケメン好きの私は、これではモチベーションを保てなかった。 つまらなすぎる毎日から脱却を図り、部活動ではバスケ部マネージャーになってみたが、意地悪な先輩と反りが合わず、夏休み前に退部することに。 夏休みこそは、楽しく、イケメンに囲まれた、充実した高校生ライフを送ろう!そう誓った筆者は、海の家でバイトをする事に。 そこには女子は私1人。逆ハーレム状態。高校のミスターコンテスト優勝者のイケメンくんや、サーフ雑誌に載ってるイケメンくん、中学時代の憧れの男子と過ごしたひと夏の思い出を綴ります…。 バスケ部時代のお話はコチラ⬇ ◇【実話】高1バスケ部マネ時代、個性的イケメンキャプテンにストーキングされたり集団で囲まれたり色々あったけどやっぱり退部を選択しました◇

騎士団長のアレは誰が手に入れるのか!?

うさぎくま
恋愛
黄金のようだと言われるほどに濁りがない金色の瞳。肩より少し短いくらいの、いい塩梅で切り揃えられた柔らかく靡く金色の髪。甘やかな声で、誰もが振り返る美男子であり、屈強な肉体美、魔力、剣技、男の象徴も立派、全てが完璧な騎士団長ギルバルドが、遅い初恋に落ち、男心を振り回される物語。 濃厚で甘やかな『性』やり取りを楽しんで頂けたら幸いです!

辺境の侯爵家に嫁いだ引きこもり令嬢は愛される

狭山雪菜
恋愛
ソフィア・ヒルは、病弱だったために社交界デビューもすませておらず、引きこもり生活を送っていた。 ある時ソフィアに舞い降りたのは、キース・ムール侯爵との縁談の話。 ソフィアの状況を見て、嫁に来いと言う話に興味をそそられ、馬車で5日間かけて彼の元へと向かうとーー この作品は「小説家になろう」にも掲載しております。また、短編集〜リクエストと30日記念〜でも、続編を収録してます。

年上彼氏に気持ちよくなってほしいって 伝えたら実は絶倫で連続イキで泣いてもやめてもらえない話

ぴんく
恋愛
いつもえっちの時はイきすぎてバテちゃうのが密かな悩み。年上彼氏に思い切って、気持ちよくなって欲しいと伝えたら、実は絶倫で 泣いてもやめてくれなくて、連続イキ、潮吹き、クリ責め、が止まらなかったお話です。 愛菜まな 初めての相手は悠貴くん。付き合って一年の間にたくさん気持ちいい事を教わり、敏感な身体になってしまった。いつもイきすぎてバテちゃうのが悩み。 悠貴ゆうき 愛菜の事がだいすきで、どろどろに甘やかしたいと思う反面、愛菜の恥ずかしい事とか、イきすぎて泣いちゃう姿を見たいと思っている。

処理中です...