執筆徒然日記

常森 楽

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長編を書くことの難しさ

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前に、アルファポリスの24hポイントの仕組みか何かを調べた時に、考察みたいなのを書いていた方がいたんですよ。
ちょっと記憶が曖昧なので正確ではないんですが、たしか、その方は別で長編の小説を書いていて。
2年間くらいだったかな?書き続けていて、でも、そんなに読者はつかず…みたいな感じだったと思うんです。
「人気が出なくても書き続ける」っていう強い意思のもと、たしか、その2年後くらいに完結させていたように思います。
つまり、合計4年間くらい、コツコツと書き続けていたのです。
最初にアルファポリス始めた時に1度調べて、再開した時(『いたずらはため息と共に』を書き始めた)、もう1度調べて、同じ人にたどり着いたんだったと思います。
それで完結を知ったのかな?
(記憶が全部曖昧ですみません)

24hポイントについては、公式での詳細な仕組みが公表されていないので、結局わからず仕舞いだったのですが、とりあえず、1話読んでもらえる毎に何ポイントが入ることは確実みたいなんです。
あとは、お気に入り数が増えた時と感想を書いてもらえた時に、一時的にポイントが上がる。(たぶんこのポイントは1時間くらい経つと消える)
1日1話更新すると、いくらかポイントが加算される。
2話以上更新しても、ポイントには加算されない。
このポイントは、一時的に高くなったとしても、インセンティブに反映されるわけではないらしく、お気に入り数が増えたり感想をもらえたりしても、インセンティブには関係ないっぽいんですよね。
たぶんインセンティブを多くもらうためには、読んでもらえているかとエールをしてもらえるかが重要になってくる。

で、私はあまりインセンティブを重要視はしていなくて、どちらかと言うと感想をもらえることが1番の喜びだと思っている人間です(笑)
もちろん、エールをしてもらえるってことは、それだけ私のために時間を使ってくださっているということだから、それもすっごく嬉しい。
インセンティブがもらえて嬉しいのももちろんありますが、その気持ちが何より嬉しい。
趣味で楽しく書いていて、お小遣いがもらえるのも、当然嬉しいですが😎

ありがたいことに、私はたくさん嬉しい感想の言葉や応援の言葉をもらっていて、それがモチベーションに繋がって、何度も救われてきました。
でもその方は、あまり感想とかももらっていなくて、本当に自分の強い意思で書き続けて完結させたんですよね。
本当に、凄いなって思って。
私だったら絶対無理だってわかる。
どうやったらそんな風にいられるんだろう?どうやったら努力し続けられるんだろう?って、本当に疑問で。
たまにいますよね。
コツコツ、ずっと努力出来る方。
たしか、YouTubeのヒカキンさんも、最初は全然人気が出なかったけど、コツコツ努力して、YouTubeが大勢の人に見られるようになって、爆発的な人気を博したんですよね…?
私もそういう人になりたい…!!
有名になりたいとかじゃ全然なくて、自分が楽しいと思っていること、自分がやりたいと思うことを、ただ淡々とコツコツ続けられる人になりたい…!!

それはずっと思っていて、でも、本当に昔から飽き性で面倒くさがりで…。
なんで私ってこんななんだろう…って、めちゃくちゃ落ち込むんですよ。
それで、モチベーションを保ち続けるための方法が書かれた本とか、色々読み漁ったんです。
その本に書かれていることは、結構納得出来る内容で、実践してみたこともいくつかあるんですよ。
途中までは上手くいったんですけど、結局ダメで…。
その実践したことの1つが、“成功した時のことをイメージしてみる”っていうのです。
成功した時に、誰かから褒められたり喜ばれたりするところをイメージする…って内容だったんです。
誰かから褒められたり喜ばれたりして、自分が嬉しい!!って思うところまでちゃんとイメージするのが重要だと書かれていたので、イメージしたんですよ。
そしたら、確かにメキメキやる気が出てきて、結構続いたんです。
1年間くらいかな?努力し続けられて。
で、一区切りついた段階で「見てー!出来たー!」って褒めてもらいたい人に見せたら、予想と反して、全く褒められないし喜ばれなかったんですよ(笑)
そしたら、反動で、全くやる気が出なくなっちゃって😇

他にも本に載っていた方法を試したんですけど、ある程度は続くんですけど、やっぱり最後まで…自分が納得出来るところまでは到達できなくて。
本に載っていた方法のほとんどが、なんというか、他力本願的なところがあって(笑)
努力している人を、常に視界に入れるようにして、自然と自分も努力しなきゃと思えるようにするとか…。
それって、その人がいなきゃ無理じゃないですか🤣
褒められたり喜ばれたりするのも、相手がいなきゃ出来ないことじゃないですか!?
私の場合みたいに、予想と違う悪い反応をされたら、そこで心がポキッと折れちゃうんですよ(笑)

『いたずらはため息と共に』を執筆し始めて、あと2ヶ月くらいで1年になるんですけど…私、今からめちゃくちゃ恐ろしくて…。
前に小説の書き方とかを調べた時だったかな?長編は、長くなればなるほど、読者が減っていくから、モチベーションを保つのが難しいって書かれていたのを覚えていて。
実際、24hポイント、減り続けてるんですよ😇
つまり、読んでくださっている方が減っている…!
前までは900ポイントくらいが平均だったんです。
それが800ポイント代に落ち、700は一気に通過し、最近は600ポイント代のこともざらにあるんです。
仕方ない…!仕方ないの…!!わかってる…!!

カクヨムを体験してみて実感としてわかりましたが、やっぱりアルファポリスは小説家になろうとかカクヨムとかに比べて、そもそも人口が、おそらく少ない。
さらに、百合っていうジャンルは、読者数が他のジャンルに比べて少ない。
さらにさらに、異世界ものではない、現代もの?っていうのは、ネット小説では、人気があまりない…!
その上、長編。超長編。
やー!!シビアー!!

だからこそ、今、たくさん感想頂けていて、エールまでしてもらえているのが、すごく幸せなことだなって、心の底から思うんです。
…でも、でも、もし飽きられて、もし、誰も読んでくれなくなっちゃったら、きっと私、完結できない😭
完結したいのに…!!
私、この『いたずらはため息と共に』だけは、完成させたいんです!!
…でも、自力でひとりでコツコツ頑張れる自信が全くない😭

今、8章の閑話を公開していますが、栞がどんどん途中で止まっていって、「ぐおあああっ、やっぱり閑話はつまんないのかなああああああ」って、落ち込み始めてる😭
いやあああ、わかってはいた…!
だって男性との話がチョロっと出てきたし、実際カクヨムで投稿してた時「男を出すな!」みたいなコメントも書かれたくらいで、みんなが読みたいのは百合で、男性との話は、もしかしたら目にすら入れたくないのかもしれない…!!
でも…でも…どうしても書きたかったんだ…。

「あなたが男だったら付き合いたかった」って、レズビアンが言われる定番の言葉というか…。
あと、結局、結婚したいとか思うと、どんなに「好き」って言ってくれていても、振られちゃうんですよ。
現状、最終的には男性に行く人が多いんですよ。
まあ、だから、生粋のレズビアンの方からは、バイセクシャルとかパンセクシャルはあまり好まれないってのも、あるあるな話なんですけど…。
男性に行かれると、やっぱりどうしてもショックなんですよね。
ショックを受けない方もいるとは思うんですけど…仕方ないってことも頭ではわかってるんですけど、「やっぱり結婚したかったんだ…」って思っちゃうんですよ…!
思ってしまうことは、止められないんですよ…!!
そういう現実も、ちゃんと書きたかったというか…。
実際、私の周りで、バイセクシャルと言っていた方が、男性と結婚したりもしています。
「可愛い人なの~」って惚気られて、もちろん「うんうん、そうなんだ。良かったね」って言いますよ!?
でも、内心、やっぱ、ちょっと複雑な気持ちになるというか…。
同じ人ではないですが、結婚して、でもやっぱり同性が好きな気持ちが抑えきれなくなって、離婚…って人も大勢います。
離婚せずに、不倫関係を続けちゃう人もいます。
実際、私の周りにいます(笑)

永那の場合は、それを察知してるから、振ってる。
現実では察知出来ない場合が多いですけどね(笑)
あと、永那が男とシたのは、興味本位というのも嘘ではないのですが(本編の序盤で言っていた気がする)、なんとなく文章的にわかっている方もいるかもしれませんが、千陽を守るためだったんですよね。
当時の永那は、お母さんのこととかもあって、結構頭の中がぶっ飛んでいた。
もう、シッチャカメッチャカだったんですよね。
そんな中、千陽も守ってあげなきゃいけない。
いろんな状況が重なって、投げやりな感じでヤっちゃったんですよね。
結果的に、それが良い方向に働いた。
…そんな物語なのです🥲

これ、近況ボードに書こうか迷ったんですけど、書くのは…やめました。
もしかしたら閑話が終わる頃に書くかもしれませんが、ここまでの解説は、近況ボードではあんまりしたくないかな~というのが、今のところの心情。

あと、やっぱり設定年齢が幼いのかな~…と、私自身1番不安な点ではありました。…あります。
割と初期から、高校生の設定じゃダメだったかな…と迷っていたのですが。
でも、大学ってなると、穂と永那は交わらないと思うんですよね。
大学って、結構世界が広がるじゃないですか?
一応クラスがあったり、同じ学部の人は、専門科目はみんな同じように受けます。
でも、他学部との交流もたくさんあるし、クラス委員とかもないところが多いですし、まして掃除なんかしない。
人間関係も浅く広いことが多い。
みんなバイトとかするし自由度が高いから、授業に来なくなる人もいる。中退する人もいる。
もちろん狭い人間関係で大学を終える人もたくさんいるとは思いますが、それはそれで、やっぱり穂と永那は性格上交わらないと思うんですよ。
そして、永那が穂を好きになる理由が生まれにくい。
例え同性愛者がいたとしても、その環境にいる人間関係が希薄だと、そんなに注目を浴びないんじゃないかな?って思うんですよ。
つまり、クラスがザワザワするような事はないんじゃないかな?と。
まあ、アウティングされた方が亡くなってしまった事もあるので、一概にはそうとは言えませんが。

ただ、あれは2015年の事件で、日本ではまだまだLGBTが珍しいとされていた時代の話なんですよね。
(2015年って、最近のことと思っちゃうのですが、もう9年になるんですよね…)
…そう考えると、本当に、私の高校時代にゲイだとカミングアウトした子はめちゃくちゃ凄いし、それを受け入れてた同級生達もおかしかったですよね、良い意味で(笑)
やっぱり、学年に10人弱LGBTがいただけあるのかな(笑)
本当に普通の高校だったんですけどね🤣
(私が知らないだけで、もっといるかもしれない)

明確に、穂と永那の生きている時代を設定しているわけではないのですが、私の中では、「LGBTの人って当たり前に周りにいるよね」って認識が広まった世界を想定しています。
でも、まだ結婚は出来ない…みたいな。
現代の高校生がどんな雰囲気なのかは私にはわからないし、地域によっても格差があるとは思うんですけど、おそらく、若干未来の話なのかな?と思っています。
なので、SNSとかもボヤかして書いているのはそのためです。
未来にどんなSNSが流行っているのかわからないですからね(笑)
イメージとしては、アメリカで、いくつかの州では結婚出来るようになった…くらいの感じです。
まだ全土ではないけど、結婚出来る州はある…つまり、LGBTの人って結構周りにいるよね…って状態。

なんてタイトルの映画だったか忘れてしまったのですが、アメリカの映画のセリフで「男性とも女性とも付き合ってみたけれど、結局自分のセクシャリティがわからなかった」ってセリフが記憶に残っていて。
LGBTの人が当たり前にいる世界で生活すると、そういう悩みが出てくるんだなっていうのは新鮮な驚きでした。
日本でもそんな風になったらいいのに。

…あ、話が脱線してる。
言い訳をたくさん書いたから(笑)

だからね…私は、不安だったんですよ、最初から。
閑話を公開する前から。
穂出てこないし、設定年齢幼いし、男出てくるし。
不安要素たっぷりだったんですよ。
だから落ち込まないぞー!って思ってたんだけど、やっぱ落ち込む😭
例え誰に褒められなくても、例え誰に読まれなくても、書き続けられる才能が欲しい…。

書いてて楽しいって思ってる。
なのに、ひとりじゃ書き続けられる自信がない…!
実際、何度も執筆止まってるし。
その度に嬉しい感想とか応援の声をもらって、なんとか書き続けられたんだよ…。
あーあ。あーあ!
完結させたいーーーー!
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