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6.さんにん
338.まだ
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千陽は右手をゆっくり宙に浮かせて、迷うように手を開いたり閉じたりした。
その間にも、穂はイく。
私も、子宮がキュゥキュゥ締まってる。
後で穂に舐めてもらお。
「千陽」
名前を呼ぶと、「ハァ」と息を深く吐いてから、スカートの裾を捲る。
…エロ。
唇を舐めて、上がっていく口角を舌でさらに押し上げた。
千陽の穿いているショーツがエロくて、視線が釘付けになる。
大事なところ以外透けていて、前に見た、2人がお揃いで着けていた下着に似ていた。
私は体をずらして、穂のなかに指を挿れやすい位置に移動する。
自然と、千陽との距離も近くなる。
いつもの千陽の香水の香りがふわりと鼻を通った。
透けたショーツ越しに、千陽の指が動くのがわかる。
最高にエロいな。
穂はギュッと目を瞑っていて、千陽を見ていない。
それは、だめ。
指の動きをゆっくりにする。
「穂」
呼ぶと、彼女が薄く目を開く。
穂がすぐに千陽の手元を見た。
「穂、千陽…めっちゃエロいよね?」
穂は口を結ぶ。
でも彼女の瞳が艶めいて、同じ気持ちなのだとすぐわかった。
「千陽、おっぱい見せてよ」
「え…」
千陽は“ホントに?”と縋るように私を見てくる。
「穂が好きなんでしょ?千陽のおっぱい。…穂も見たいよね?」
穂は何も言わないけど、さっきからずっと千陽をまっすぐ見ている。
千陽が一度目を閉じて、フゥッと二酸化炭素を吐き出す。
白いニットの裾を捲り上げて、彼女のお臍が見える。
白い肌。縦長の綺麗なお臍。くびれたお腹。
唆られる。
「ぐぅ」と、私の腹の虫が鳴る。
…無視。
虫を無視?
自分で考えて、あまりにアホらしくて心の中で笑う。
視線を千陽に戻す。
あれ?なんか、視線が冷たい?
穂を見ると、目が合った。
締まりのない笑みを浮かべると、目を細められた。
穂の視線が千陽に戻って、私も千陽を見る。
「ハァ」と千陽がため息をついて、止まっていた手を動かす。
みぞおちの縦線が見えて、もうすぐブラが見える…と、いうところで、また私のお腹が鳴った。
穂が口元を手で押さえて、笑い始める。
「ご、ごめん…」
「永那ちゃん、お腹すいたんだ」
上目遣いに見られた。
…ああ、可愛い。
私は穂のなかから指を抜く。
千陽が服を戻して、立ち上がった。
指を舐めて、穂に服を着させる。
穂と立ち上がって、鍋を温めなおす。
…あーあ。せっかく3人でできそうだったのに。
自分のお腹が憎らしい。
「千陽の、もっと見てたかったなあ」
「しょうがないよ、永那ちゃんのお腹が鳴っちゃったんだもん」
穂が笑う。
「もう絶対見せない」
千陽はご飯をほっぺに詰め込みながら言う。
…絶対、ね。
「千陽、可愛かったのにな」
頬杖をついて左眉を上げると、千陽が俯いた。
単純だなあ。
ちょんちょんと脇腹を突かれて、ビクッとする。
穂が唇を尖らせていた。
「穂も最高に可愛い」
言うと、彼女が嬉しそうに微笑む。
可愛い。好き。
彼女の頭を撫でる。
「好きだよ、穂」
へへへと彼女が笑うから、ギュッと抱きしめて押し倒す。
「永那ちゃん、まだ食事中だよ」
「だって可愛いんだもん」
キスをすると、彼女が私の肩を押して、仕方なく起き上がる。
結局“ムード”は戻らず、穂と千陽が楽しそうにお喋りするのをただ眺めるだけで1日が終わった。
千陽を家まで送り届けて、2人で帰る。
夜ご飯を食べて、シャワーを浴びて、荷物のチェックをする。
チェックって言ったって…財布とスマホと服があれば、特に困りはしない。
穂と2人で、早めに布団に潜った。
「穂」
「ん?」
「“3人でする”の、ちゃんと考えてみた?」
彼女はジッと天井を見つめて、言葉を探す。
「…まだ」
「そっか」
「ごめんね」
「とりあえず、不完全燃焼だから…エッチしよ?」
「もう…」
ニシシと笑うと、笑い返してくれる。
彼女とキスをする。
なんで、こんな、気持ち良いんだろう?
溶けてしまいそうだ。
彼女の吐息が漏れるたびに、早く彼女を淫らにしたくなる。
…でも、ゆっくり楽しみたい気持ちもあって。
ああ…でも、そうだ。
今日は玩具があるんだ。
穂は、どんな反応するかなあ?
楽しみだなあ。
唇を離すと、糸が引く。
彼女の瞳が、暗闇なのにキラキラ輝いているように見えて。
星でも埋まってるのかな?
「舐めたい」
「え?」
「ああ…」
彼女が首を傾げる。
「綺麗な瞳だなって」
「そう?」
「うん。舐めたい」
「え…?なにを?」
「瞳を」
「な、なに言ってるの?永那ちゃん…」
穂が顔を引きつらせて、顔を横に向ける。
彼女の顔を追いかけるように覗き込むと、反対側を向いてしまう。
「ダメだよ…」
「わかってるよ」
「ホントに?」
へへへと笑うと、「もう!絶対ダメ!」と肩をポカポカ叩かれる。
「穂」
「なに?」
「今日ね」
「うん」
フッと笑うと、彼女はキョトンとする。
私は起き上がって、鞄の中に隠していた袋を取り出す。
布団に戻ると、穂が起き上がった。
中身を取り出す。
穂の目が大きくなる。
「え、永那ちゃん…どうしたの?これ」
「千陽に借りた」
笑うと、ジトーッと見られる。
「やってみよ?」
その間にも、穂はイく。
私も、子宮がキュゥキュゥ締まってる。
後で穂に舐めてもらお。
「千陽」
名前を呼ぶと、「ハァ」と息を深く吐いてから、スカートの裾を捲る。
…エロ。
唇を舐めて、上がっていく口角を舌でさらに押し上げた。
千陽の穿いているショーツがエロくて、視線が釘付けになる。
大事なところ以外透けていて、前に見た、2人がお揃いで着けていた下着に似ていた。
私は体をずらして、穂のなかに指を挿れやすい位置に移動する。
自然と、千陽との距離も近くなる。
いつもの千陽の香水の香りがふわりと鼻を通った。
透けたショーツ越しに、千陽の指が動くのがわかる。
最高にエロいな。
穂はギュッと目を瞑っていて、千陽を見ていない。
それは、だめ。
指の動きをゆっくりにする。
「穂」
呼ぶと、彼女が薄く目を開く。
穂がすぐに千陽の手元を見た。
「穂、千陽…めっちゃエロいよね?」
穂は口を結ぶ。
でも彼女の瞳が艶めいて、同じ気持ちなのだとすぐわかった。
「千陽、おっぱい見せてよ」
「え…」
千陽は“ホントに?”と縋るように私を見てくる。
「穂が好きなんでしょ?千陽のおっぱい。…穂も見たいよね?」
穂は何も言わないけど、さっきからずっと千陽をまっすぐ見ている。
千陽が一度目を閉じて、フゥッと二酸化炭素を吐き出す。
白いニットの裾を捲り上げて、彼女のお臍が見える。
白い肌。縦長の綺麗なお臍。くびれたお腹。
唆られる。
「ぐぅ」と、私の腹の虫が鳴る。
…無視。
虫を無視?
自分で考えて、あまりにアホらしくて心の中で笑う。
視線を千陽に戻す。
あれ?なんか、視線が冷たい?
穂を見ると、目が合った。
締まりのない笑みを浮かべると、目を細められた。
穂の視線が千陽に戻って、私も千陽を見る。
「ハァ」と千陽がため息をついて、止まっていた手を動かす。
みぞおちの縦線が見えて、もうすぐブラが見える…と、いうところで、また私のお腹が鳴った。
穂が口元を手で押さえて、笑い始める。
「ご、ごめん…」
「永那ちゃん、お腹すいたんだ」
上目遣いに見られた。
…ああ、可愛い。
私は穂のなかから指を抜く。
千陽が服を戻して、立ち上がった。
指を舐めて、穂に服を着させる。
穂と立ち上がって、鍋を温めなおす。
…あーあ。せっかく3人でできそうだったのに。
自分のお腹が憎らしい。
「千陽の、もっと見てたかったなあ」
「しょうがないよ、永那ちゃんのお腹が鳴っちゃったんだもん」
穂が笑う。
「もう絶対見せない」
千陽はご飯をほっぺに詰め込みながら言う。
…絶対、ね。
「千陽、可愛かったのにな」
頬杖をついて左眉を上げると、千陽が俯いた。
単純だなあ。
ちょんちょんと脇腹を突かれて、ビクッとする。
穂が唇を尖らせていた。
「穂も最高に可愛い」
言うと、彼女が嬉しそうに微笑む。
可愛い。好き。
彼女の頭を撫でる。
「好きだよ、穂」
へへへと彼女が笑うから、ギュッと抱きしめて押し倒す。
「永那ちゃん、まだ食事中だよ」
「だって可愛いんだもん」
キスをすると、彼女が私の肩を押して、仕方なく起き上がる。
結局“ムード”は戻らず、穂と千陽が楽しそうにお喋りするのをただ眺めるだけで1日が終わった。
千陽を家まで送り届けて、2人で帰る。
夜ご飯を食べて、シャワーを浴びて、荷物のチェックをする。
チェックって言ったって…財布とスマホと服があれば、特に困りはしない。
穂と2人で、早めに布団に潜った。
「穂」
「ん?」
「“3人でする”の、ちゃんと考えてみた?」
彼女はジッと天井を見つめて、言葉を探す。
「…まだ」
「そっか」
「ごめんね」
「とりあえず、不完全燃焼だから…エッチしよ?」
「もう…」
ニシシと笑うと、笑い返してくれる。
彼女とキスをする。
なんで、こんな、気持ち良いんだろう?
溶けてしまいそうだ。
彼女の吐息が漏れるたびに、早く彼女を淫らにしたくなる。
…でも、ゆっくり楽しみたい気持ちもあって。
ああ…でも、そうだ。
今日は玩具があるんだ。
穂は、どんな反応するかなあ?
楽しみだなあ。
唇を離すと、糸が引く。
彼女の瞳が、暗闇なのにキラキラ輝いているように見えて。
星でも埋まってるのかな?
「舐めたい」
「え?」
「ああ…」
彼女が首を傾げる。
「綺麗な瞳だなって」
「そう?」
「うん。舐めたい」
「え…?なにを?」
「瞳を」
「な、なに言ってるの?永那ちゃん…」
穂が顔を引きつらせて、顔を横に向ける。
彼女の顔を追いかけるように覗き込むと、反対側を向いてしまう。
「ダメだよ…」
「わかってるよ」
「ホントに?」
へへへと笑うと、「もう!絶対ダメ!」と肩をポカポカ叩かれる。
「穂」
「なに?」
「今日ね」
「うん」
フッと笑うと、彼女はキョトンとする。
私は起き上がって、鞄の中に隠していた袋を取り出す。
布団に戻ると、穂が起き上がった。
中身を取り出す。
穂の目が大きくなる。
「え、永那ちゃん…どうしたの?これ」
「千陽に借りた」
笑うと、ジトーッと見られる。
「やってみよ?」
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