いたずらはため息と共に

常森 楽

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3.成長

172.まだまだ終わらなかった夏

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「イきたい?」
私は頷く。
彼女の左眉が上がって、もう一度「イきたい?」と聞かれた。
「…イきたい」
彼女が満足そうに笑う。
「どうしてほしい?」
「…さわってほしい」
「どこを?」
心臓の音が、目を覚ましたように大きくなる。
「胸…とか」
「胸だけでいい?」
意地悪。…今日、永那ちゃん、すごく意地悪。
「…ここも、さわって?いつもみたいに、やって?」
自分の恥部を指で触れる。
すごく濡れていて、すぐに離してしまう。
「お願い…」
「いいよ」
彼女が四つん這いになって、顔が近づく。

くるみボタンが1つずつ外されていく。
それすら焦れったく思えて、最後の1つが外された瞬間に、私は自分で服を脱いだ。
永那ちゃんのうなじに手を回して、自分の胸元に彼女を押し付ける。
「早く…早くシてよ…」
フフッと彼女が笑って、上を向く。
「可愛いなあ、もう。…あぁ、可愛すぎ」
眉頭に力がこもる。
彼女の舌が、乳房に触れる。
熱い手に包まれて、揉まれて、それだけで「ぁああッ」と声が出た。
布なんか、いらない。早く、早く…。
さわって。
私はまた、自分で紐のビキニを脱いだ。
永那ちゃんが心底嬉しそうに笑う。
彼女は私をジッと見つめたまま、乳頭を抓った。
「フんんぅっ…!」
それだけでイッてしまいそうになる。
体が仰け反って、やっと与えられた快感に全身が恍惚とする。
足が、ガクガク震えて浮いたまま、下がってこない。
りそう…。

指を離されて、脱力する。
「ハァ、ハァ」と私は息を切らして、永那ちゃんは楽しそうにする。
「気持ちいい?」
「…うん。うん、気持ちいい。もっと…」
「可愛い、穂。私の、穂。私だけの…」
胸の突起を指で何度も弾かれる。
そのたびに腰が浮いて「ぁっ」と声が出る。
抓られて、ビクンと体が跳ねる。
先端だけを摘むように、指先で弄られる。
「んぁっ…ハァッあぁ、あっ」
ビクッビクッと痙攣して、あっという間に私はイッた。
「気持ちいい?」
同じ質問。
「気持ちいいよ…」
「もっと?」
「うん、もっと、シて?」
彼女の口元がヘニャッと緩む。
「いいよ」

乳頭を吸われては舐められ、吸われては舐められを繰り返す。
その動きに連動するように、もう片方の胸の突起は、指で弾かれる。
彼女の肩に掴まって、ギュッと指を食い込ませる。
「ハァッ、あっ、あっ…」
さらに、蕾に触れられて「んぁぁあっ…!」一際大きな声が出た。
蜜がどばっと溢れ出て、お尻の穴まで垂れる。
ハハッと永那ちゃんが笑う。
「穂の声、可愛い。エロい。好き」
永那ちゃんは自分のTシャツの裾を捲り上げた。
私は浅い呼吸を繰り返しながら、早く次の刺激がほしくて、膝立ちになっている彼女のパンツのボタンを外した。
彼女がフッと笑いながら、シャツを脱ぐ。
私がパンツをおろすと、彼女は自分で裾から足を引っこ抜いた。
ブラトップとショーツ姿になって、私を見下ろす。
彼女の胸に触れる。
やわらかくて、あったかくて、手におさまる、私の大好きな彼女の胸。

彼女がショーツを脱ぐと、細い柱が立つように、蜜が垂れていた。
自分でそれを見て「穂がエロすぎるから」と照れくさそうに笑った。
私はそれを指で絡めとって、舐めた。
永那ちゃんは唇をペロリと舐めて、妖艶に笑う。
ショーツを脱いで、私に背を向ける。
永那ちゃんが私のスカートも脱がせてくれる。
「穂は、舐めてね?…一緒に気持ちよくなろう?」
「…うん」
彼女の恥部が私の唇におりてくる。
彼女が私に覆いかぶさるようにうつ伏せになった。
私が彼女の蕾を舐めると、彼女も私のを舐める。
そして、膣に求めていたものが入ってくる。
腰が浮いて、唇が彼女の蕾から離れる。
「穂?…気持ちよくても、ちゃんと舐めて?」
「ご…めん」
なんとか舌を出して、必死に彼女のを舐めた。
「ちゃんとやったら、ご褒美あげるから」
その言葉で、頭のなかが空っぽになる。
ただ必死に、必死に彼女のを舐めた。
彼女の舌と指の動きで、腰は何度も浮いて、ビクビクと体が痙攣する。
それでも、ご褒美がほしくて、耐える。
彼女のお尻をギュッと掴んで、私から離れないようにした。

指が、気持ちいいところを撫でた。
そのたびに舌をしまいたくなる。
手が、震える。
「んっ、んっ」
もう、イきたくて、彼女の恥部を、自分の唇に押し付けた。
唇を突き出して、チュウチュウ吸う。
「んぁっ」
永那ちゃんが喘ぐ。
一瞬彼女の舌と指の動きが止まったけど、すぐに動き始める。
2人の息遣いが部屋に響く。
膣の入り口がグッグッと何度も押されながら撫でられて、気持ちいいところに触れた。
「んぅっ、んんゥッ…んっ」
ギュッとお尻を掴んでいた指に、さらに力が入る。
ビクッビクッと大きく2度痙攣して、イく。
息がしたくて、唇が彼女の割れ目から離れる。
…ご褒美、ほしい。
その思いで、唇を突き出そうとしたら、彼女から離れていった。
ベッドに手をつきながら私のほうを向いて、頬をピンク色に染める。
膝立ちのまま、こちらに近づいてくる。
私の顔に跨って、割れ目を唇に押し付けられた。
口も鼻もほとんど塞がれて、少し息苦しい。
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