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水珠の波紋
六
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人生で初めて姉に感謝した。
暴君だったけど、彼女にマッサージをさせられ続けてなかったら、今頃趙才人に搾り取られていただろう。
姉以外の相手にするのは初めてだったけど、何とかなって本当に良かった。
思恭の生い立ちはよくわからないが、誘拐のようにして後宮に連れて来られたのは確かだ。しかも性奴隷のような扱いで、ひどい話でしかない。
無理やり連れてこられて、どれだけ大変だっただろう。
「とんでもない目にあった…」
「おい思恭、どこの妃さまのところで道草食ってたんだよ」
部屋に帰ると片膝を立てて座る柴深に話しかけられる。
汗はダラダラ、走ってきて恐ろしい形相をしているはずなのになんでそんなに平然としてるんだ。
「なんでわかるんだよ」
「おまえの顔と表情見ればわかる。あとくせえ。香の趣味がわりい人なんだな」
「うっさい」
長い銀髪が首に絡み付いて鬱陶しくて堪らない。ロングなんてしたことなかったが、女の人の大変さがよくわかった。「髪が長い方が好き」とか安易にいうのはやめようと思う。
とにかく今日で後宮の恐ろしさを思い知った。
「なあ…柴深」
「ん?」
「俺、伯正様のお付きになれなかったらどうなるんだろう?」
こんな魔境で不安になり柴深に尋ねる。
今下っぱ宦官の思恭は、試験に落ちたら都に戻ってきてどうなるのだろう。
宦官のキャリアパスなんてちっとも思いつかない。
「あー、そうだな。思恭は顔がいいから、どっかの妃様が拾ってくれるんじゃないか?」
「え、それって……」
「お前が今日やってきたことだよ」
「やってない!」
つまり、顔がいいし(アレもあるから)といった意味のご奉仕ということか?
もっとこう、後宮運営の実務っぽい仕事は回ってこないのか?
「声がでけえよ。やってないのか?夜のお相手」
「…ちょっとお話ししただけ。それに、俺たちは不具の身なんだから満足させられないでしょ」
鼻息を荒くしながら言うと、柴深が「馬鹿か?」と呆れたように言う。
「手と口でご奉仕するんだよ。上のお召しがなくてたまってる妃様方はたくさんいらっしゃるからな」
「そういう……」
あっけに取られて言葉も出ない。
「ほら、同室のじいちゃん。あいつなんかつい数年前までは美貌で名を馳せてたけど、働きすぎて今じゃすっかり枯れてるよ」
ちらりと柴深が指を指した方を見る。
奥の方に、うずくまるようにして眠る小さなかたまりがあった。
「歳が三十くらいのはずなのに老け込んでるだろ?」
顔に深く皺が刻まれ、腰は曲がりとてもじゃないが美貌の面影などなかった。
つまり、それだけ酷使されてしまってやつれたということだ。
「あれが三十なんて嘘でしょ」
「嘘じゃねえよ」
やばい。とんでもなく恐ろしい話だ。
しかも、もし性病なんてうつされたらたまったもんじゃない。医学はそこまで発展してなさそうだから、回復は見込めない。
今日はうまいこと趙才人から逃げることができたけど、何回もこんなうまくいかないに決まってる。
しかもあの帰り際の女官の期待した目!
俺は汗ばんだ体を震わせた。
あそこにはざっと十五人くらいはいた。
そこまで相手させられたら身がもたない。数ヶ月もすると、生気が無くなる自分が容易に想像できた。
「あれになるのは絶対嫌だ」
「それも顔のいい宦官の定めだな。世渡りが上手いやつはそのまま気に入られてどんどん出世するし、そうじゃないやつはおもちゃみたいにされてポイだ」
柴深が肩をすくめた。彼は余裕綽々だ。
「柴深はもう決まってていいな」
「ああ、まあな。まあ俺はどっかの妃様に仕える感じでもねえしちょうどいいけど」
柴深は金珠士として修行の日々。
金珠術とは金属を見つける技術、加工する技術が主だ。
つまり武器の加工から装飾品の加工まで幅広くやっているみたいだ。
これらは珠の力がなくても作れるものだけど、やっぱり金珠の力を持つ者が珠の力を込めて作る方がずっといいものが出来上がるらしい。
柴深は食いっぱぐれはないが、俺は李老師のもとでいろいろ教えてもらっているというのに、水珠術どころか全ての基礎になる基珠術も厳しい。
こっち方面での出世が厳しいとなると、
多分、大人しく雑用係のままいられるわけでもないだろうから、本当に何が何でも伯正様にお仕えできるようにするしかない。
とりあえず、とにかく水珠術を磨いて、伯正様のお付きになれるよう頑張らねば。
にしてもこのアニメ、リアルだとこんな世界だと思うと少し引く。
「なあ、伯正様ってどんなお方なんだ?」
「さあ?西方に行かれたのがかなり前で、俺も見たことはねえな。遊び呆けてる放蕩皇子だとか書物もろくに読むことができないとか言われてるぜ」
「せ、性格は?」
「とんでもねえわがままだとか、残虐で少し気に入らねえことがあると殺されるとか言われてる」
「え、やば」
「まあ、噂だから気にすんなよ。随分幼い時分に行かれたんだから、信憑性は怪しいぜ」
慰めるように肩を叩かれても、憂鬱な気分は晴れない。モラハラ上司より手強そうな気がする。
てっきり、優雅な皇子様を想像していたのに…。
つまり、どこに行こうが前途多難なのだ。
「碧家は代々緑珠の皇子が皇帝になるらしいけど、伯正様は緑珠の力も微妙みたいだな。あと、色事もお好みみたいだぞ。女も宦官もどっちもいけるらしい」
「勘弁して…」
ダメ押しすぎる。
遠く離れた岭州にいる訳だから、都で流れてる噂なんて面白おかしく誰かが言っているだけかもしれない。
でも、火のないところに煙はたたないとも言うし、あながち嘘じゃないかもしれない。
よくわからないけど、行ったら中々帰って来れない距離だと思うと、少しためらいもある。
(でも、思恭は岭州に行きたがってたんだよなー…)
やっぱり、元の体の願いを叶えるのが一番だし、それが改変(かどうかわからないけど)に繋がることもないだろうしいいのかもしれない。
とりあえずマッサージ戦術は使えるだろう。あと、基珠術に催眠術とか記憶の改ざんみたいな術があるかもしれない。
「柴深、按摩してやるよ」
「何だ急に。別にいいって」
「普段のお礼だよ」
練習がてら柴深の体を転がす。嫌がる体を抑えて、寝落ちに成功すると、ふう、と息を吐いた。
しばらく姉に会っていないから、腕が衰えているかもしれないと思ったけど、俺もまだまだやれるな。
柴深の横の布団に滑り込んで、瞳を閉じた。
とんでもない達成感で頭が興奮してるのか、眠りに入るのは少し手こずった。
暴君だったけど、彼女にマッサージをさせられ続けてなかったら、今頃趙才人に搾り取られていただろう。
姉以外の相手にするのは初めてだったけど、何とかなって本当に良かった。
思恭の生い立ちはよくわからないが、誘拐のようにして後宮に連れて来られたのは確かだ。しかも性奴隷のような扱いで、ひどい話でしかない。
無理やり連れてこられて、どれだけ大変だっただろう。
「とんでもない目にあった…」
「おい思恭、どこの妃さまのところで道草食ってたんだよ」
部屋に帰ると片膝を立てて座る柴深に話しかけられる。
汗はダラダラ、走ってきて恐ろしい形相をしているはずなのになんでそんなに平然としてるんだ。
「なんでわかるんだよ」
「おまえの顔と表情見ればわかる。あとくせえ。香の趣味がわりい人なんだな」
「うっさい」
長い銀髪が首に絡み付いて鬱陶しくて堪らない。ロングなんてしたことなかったが、女の人の大変さがよくわかった。「髪が長い方が好き」とか安易にいうのはやめようと思う。
とにかく今日で後宮の恐ろしさを思い知った。
「なあ…柴深」
「ん?」
「俺、伯正様のお付きになれなかったらどうなるんだろう?」
こんな魔境で不安になり柴深に尋ねる。
今下っぱ宦官の思恭は、試験に落ちたら都に戻ってきてどうなるのだろう。
宦官のキャリアパスなんてちっとも思いつかない。
「あー、そうだな。思恭は顔がいいから、どっかの妃様が拾ってくれるんじゃないか?」
「え、それって……」
「お前が今日やってきたことだよ」
「やってない!」
つまり、顔がいいし(アレもあるから)といった意味のご奉仕ということか?
もっとこう、後宮運営の実務っぽい仕事は回ってこないのか?
「声がでけえよ。やってないのか?夜のお相手」
「…ちょっとお話ししただけ。それに、俺たちは不具の身なんだから満足させられないでしょ」
鼻息を荒くしながら言うと、柴深が「馬鹿か?」と呆れたように言う。
「手と口でご奉仕するんだよ。上のお召しがなくてたまってる妃様方はたくさんいらっしゃるからな」
「そういう……」
あっけに取られて言葉も出ない。
「ほら、同室のじいちゃん。あいつなんかつい数年前までは美貌で名を馳せてたけど、働きすぎて今じゃすっかり枯れてるよ」
ちらりと柴深が指を指した方を見る。
奥の方に、うずくまるようにして眠る小さなかたまりがあった。
「歳が三十くらいのはずなのに老け込んでるだろ?」
顔に深く皺が刻まれ、腰は曲がりとてもじゃないが美貌の面影などなかった。
つまり、それだけ酷使されてしまってやつれたということだ。
「あれが三十なんて嘘でしょ」
「嘘じゃねえよ」
やばい。とんでもなく恐ろしい話だ。
しかも、もし性病なんてうつされたらたまったもんじゃない。医学はそこまで発展してなさそうだから、回復は見込めない。
今日はうまいこと趙才人から逃げることができたけど、何回もこんなうまくいかないに決まってる。
しかもあの帰り際の女官の期待した目!
俺は汗ばんだ体を震わせた。
あそこにはざっと十五人くらいはいた。
そこまで相手させられたら身がもたない。数ヶ月もすると、生気が無くなる自分が容易に想像できた。
「あれになるのは絶対嫌だ」
「それも顔のいい宦官の定めだな。世渡りが上手いやつはそのまま気に入られてどんどん出世するし、そうじゃないやつはおもちゃみたいにされてポイだ」
柴深が肩をすくめた。彼は余裕綽々だ。
「柴深はもう決まってていいな」
「ああ、まあな。まあ俺はどっかの妃様に仕える感じでもねえしちょうどいいけど」
柴深は金珠士として修行の日々。
金珠術とは金属を見つける技術、加工する技術が主だ。
つまり武器の加工から装飾品の加工まで幅広くやっているみたいだ。
これらは珠の力がなくても作れるものだけど、やっぱり金珠の力を持つ者が珠の力を込めて作る方がずっといいものが出来上がるらしい。
柴深は食いっぱぐれはないが、俺は李老師のもとでいろいろ教えてもらっているというのに、水珠術どころか全ての基礎になる基珠術も厳しい。
こっち方面での出世が厳しいとなると、
多分、大人しく雑用係のままいられるわけでもないだろうから、本当に何が何でも伯正様にお仕えできるようにするしかない。
とりあえず、とにかく水珠術を磨いて、伯正様のお付きになれるよう頑張らねば。
にしてもこのアニメ、リアルだとこんな世界だと思うと少し引く。
「なあ、伯正様ってどんなお方なんだ?」
「さあ?西方に行かれたのがかなり前で、俺も見たことはねえな。遊び呆けてる放蕩皇子だとか書物もろくに読むことができないとか言われてるぜ」
「せ、性格は?」
「とんでもねえわがままだとか、残虐で少し気に入らねえことがあると殺されるとか言われてる」
「え、やば」
「まあ、噂だから気にすんなよ。随分幼い時分に行かれたんだから、信憑性は怪しいぜ」
慰めるように肩を叩かれても、憂鬱な気分は晴れない。モラハラ上司より手強そうな気がする。
てっきり、優雅な皇子様を想像していたのに…。
つまり、どこに行こうが前途多難なのだ。
「碧家は代々緑珠の皇子が皇帝になるらしいけど、伯正様は緑珠の力も微妙みたいだな。あと、色事もお好みみたいだぞ。女も宦官もどっちもいけるらしい」
「勘弁して…」
ダメ押しすぎる。
遠く離れた岭州にいる訳だから、都で流れてる噂なんて面白おかしく誰かが言っているだけかもしれない。
でも、火のないところに煙はたたないとも言うし、あながち嘘じゃないかもしれない。
よくわからないけど、行ったら中々帰って来れない距離だと思うと、少しためらいもある。
(でも、思恭は岭州に行きたがってたんだよなー…)
やっぱり、元の体の願いを叶えるのが一番だし、それが改変(かどうかわからないけど)に繋がることもないだろうしいいのかもしれない。
とりあえずマッサージ戦術は使えるだろう。あと、基珠術に催眠術とか記憶の改ざんみたいな術があるかもしれない。
「柴深、按摩してやるよ」
「何だ急に。別にいいって」
「普段のお礼だよ」
練習がてら柴深の体を転がす。嫌がる体を抑えて、寝落ちに成功すると、ふう、と息を吐いた。
しばらく姉に会っていないから、腕が衰えているかもしれないと思ったけど、俺もまだまだやれるな。
柴深の横の布団に滑り込んで、瞳を閉じた。
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