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第六章
夕暮れ時の流れ星
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テスト前最後の部活動を終え、真加は暗くなり始めた校舎を小走りで歩く。
鍵当番だったため、最後一人で戸締まりをすませ、職員室へ鍵を返しにいく。
季節はすっかり秋になり、衣替えも済んでいた。しかし真加は暑がりなのでまだ長袖のシャツ一枚でしかも腕を捲って過ごしている。
職員室の前に差し掛かると、中からちょうど白川が出てくるところだった。
「あっ笠間くん…」
「久しぶりだね」
入れ替わるように職員室に入り鍵を返して出ると、まだ白川がいた。
正直白川とは薬を飲まされたパーティーの日以来だったため、気まずいところではあるが、何か話したいことがあるのかもしれないと話しかけた。
「ぶ、部活だったの?」
「え、ええ」
白川の顔がぱあっと明るくなる。
2人で校舎の外に向かって歩く。
なんだか白川がソワソワしているのが気になった。
よくよく考えれば、自分が白川の立場だったら好きな男が皇太子に抱き上げられて行ったらどうなったか気になって仕方がないに決まってる。
「あー…白川さん、ラウンジ行く?」
真加は緊張気味に白川に声をかけた。
校舎の一階にはホテルのそれにも引けを取らないラウンジがある。
寮は男女各自に分かれており、出入りも禁止されているため、男女のカップルなどがよく利用していた。
純粋に娯楽用の趣きが強い寮の談話室と違って勉強も出来るため、1人でも利用している生徒はいる。
しかも、軽食まで食べられて21時まで空いているという贅沢仕様だった。
特に下心なく誘うと照れながらも「行く」という返事だったので、さっそく向かうことにした。
「白川さん部活してるの?」
少なくとも帰宅部が校舎にいる時間じゃないのでたずねる。
「茶道部なんです」
ふわふわの小動物みたいな髪が揺れる。
本当に見た目通りの中身なんだと思った。
「遅くなる時もあるんだね」
「文化祭の打ち合わせで…」
「なんかするの?」
「お茶を出すだけですよ。……良かったら来てくださいね」
「あ、う、うん」
まだ所々会話がぎこちなくなるが、色々話しているうちにラウンジについた。
空いているソファがあったので白川にそちらを進め、自分は椅子の方に座る。
一応はドリンクコーナーに飲み物を取りに行く必要があるので、白川にも確認をとって2人分の紅茶を持って来てテーブルに置く。
18時頃という時間帯なせいか、割と生徒のグループがあちらこちらで賑わっている。
「すみません、紅茶ありがとうございます」
「いえいえ」
白川がニッコリと笑う。可愛いお嬢さんらしい笑顔だった。
真加は普段紅茶なんか、しかも熱い飲み物は飲まないが女の子の前ではかっこつけてしまった。そういえば、景の部屋で飲ませてもらって以来だと気付く。
だんだんと頭の中で景が占める割合が多くなって来てしまっていて、自分ではそれがいいのか悪いのかわからない。
「…笠間くん、その……この前のこと…お伺いしてもいいですか?」
「いいよ。俺も迷惑かけたし」
「迷惑だなんてそんな…。あの時、助けることも出来ず本当にっ……」
白川の声が詰まる。流石に泣かれると変な噂でも立てば困る。
「いやいやいや……!俺怒鳴っちゃったしさ、ごめんな。来るなとか言って」
「いえ……私も、笠間くんとおんなじなんです。だから、余計に怖くなって…」
白川が自分の体をギュッと抱きしめた。
「そうなんだ…」
わざわざ口には出さないが、白川もオメガなのだろう。あの真加の乱れように、見てるだけでもかなり恐怖を覚えたのかもしれない。
「私も体がどんなに辛いか、わかってるはずなのに足が縫い付けられたみたいに動かなくて…。情けないです。好きな人一人助けられないなんて」
「ブッ!」
「ま、まあ!大丈夫です?」
「だ、大丈夫」
白川の言葉に真加は紅茶を吹き出す。
前もこんなふうに紅茶を…それも景だった。真加は口を軽く拭う。
「その…白川さんは俺のどこが良かったの?もうわかってると思うけど……オ、オメガだしさ」
アルファ同士のカップルはよく聞くが、オメガ同士は割と珍しい。オメガの人間は強いアルファをどうしても本能的に欲してしまうせいだと言われている。
「そんな…恥ずかしくて言えません」
「そ、そうだよな!ごめんごめん」
「ただ…私はあなたがオメガだとかベータであるとかアルファかもだとかは気にしたことはありません…それは、笠間くんがオメガだとわかっても変わりません」
真っ直ぐに見つめたまま白川が言った。なんて強くて美しい魂なんだろうと思う。内面の成熟度の違いに恥ずかしくなってくる。
「そ、そっか……ありがとう」
照れながら返事をした。白川は一度断ったことでさっぱりと諦めているのか、少しの期待みたいなものは欠片も感じさせない。
「白川さん。俺たち同級生だし、敬語使わなくていいよ」
この際なので、ずっと気になっていたことを伝えた。
白川は少し困ったように首をかしげた。
「普段もこんな喋り方ですが…あまり他人行儀なのもよろしくないかと思いますので、少しずつ直していきますわね」
柔く微笑んで、白川が軽くソファに座り直す。
何かを改めるような仕草だったので不思議に思っていると、「で、それでーー」と白川が切り出す。
カップをソーサー置く仕草が様になっている。
「五鳳院さんとはどういったご関係ですの?」
「はっ…!?」
思わず声を張り上げてしまう。
もしかして、聞きたかった事そっち?
「五鳳院さんは笠間くんのことをお好きなんですよね?あの日のあの抱き上げた顔を見ればわかりますわ」
「いやいやいや、そんな……」
かなり興奮しているのか、熱弁が続く。
「私には力がないですから…出来ませんでした。羨ましくてたまりませんが詮無いことですわ」
白川さんにお姫様抱っこされる俺は申し訳ないが想像したくない。
「……笠間くんも五鳳院さんのことがお好きなんでしょう?」
「えっ、違うよ!そんな、相手は王子だよ?いや、あれ?」
なんか俺が王子を否定する不届者になってる。というか、白川の突飛な妄想だとあながちに否定できないのがつらい。
「笠間さん、最近五鳳院さんのことチラチラ見ていらっしゃいますわ。当然です。あの時の五鳳院様は颯爽と現れて…映画のようでしたもの」
白川は手を顔に当ててうっとりとする。
確かに、自分じゃなければ国の王子様が助けてくれたなんて、映画でしかないと思うだろう。
にしても、景にお礼が言いたくてモヤモヤしてた期間がこんなふうに解釈されるとは。見ていたのは事実だから否定もできない。
あまり上手く答えられない真加に素直になれないんだと勘違いした白川は胸が締めつけられるような心地だった。
「……私、応援しますわ!」
「話聞いてた?」
白川が目を大きくひらいて宣言した。席は離れているため周りの人に聞かれる心配はないが、勘弁してほしい。
すっかり自分の中でストーリーが出来上がってしまっているのか、白川が目を輝かせる。というか、吹っ切れすぎでは?
「そもそも釣り合う相手じゃないし、王子は俺のこと好きじゃないよ」
「そんな……お似合いですのに」
普通に考えて馬鹿げた話でしかないのに、白川が真剣すぎるので本当に擦れていないというか、箱入り娘というか、真っ当にきれいに育てられてるんだなと思った。
「もっとお似合いの人いるでしょ」
あくまで自然に答える。どう考えても国宝級の美少女オメガみたいな子がいいに決まっていた。
しかし、白川は首を左右に振る。
「違いますわ。笠間くん、身長はおいくつですか?」
「176とかだったかな」
4月に測った時の身長を答える。
「ほら、背も高いですしスタイルもいいですから王室のご衣装やスーツもお似合いですよ!お二人並べばきっと素敵ですわ……!」
「うお、は、はあ……そうですか」
あまりの勢いに圧倒されて、思わず敬語で答えた。
「かなりニッチな需要じゃないかな」
「そんなことはないと思いますわ!とにかく、何かあればまたお聞かせくださいな」
「あれば、ね」
そのうちこれまでの何もかも洗いざらい言わされるような気がした。
心がピュアな分、こちらもあまり強くは出られずに甘い返事になった。
まさか告白された時に初めて喋ってから、こんな仲になろうとは思いもしなかった。
鍵当番だったため、最後一人で戸締まりをすませ、職員室へ鍵を返しにいく。
季節はすっかり秋になり、衣替えも済んでいた。しかし真加は暑がりなのでまだ長袖のシャツ一枚でしかも腕を捲って過ごしている。
職員室の前に差し掛かると、中からちょうど白川が出てくるところだった。
「あっ笠間くん…」
「久しぶりだね」
入れ替わるように職員室に入り鍵を返して出ると、まだ白川がいた。
正直白川とは薬を飲まされたパーティーの日以来だったため、気まずいところではあるが、何か話したいことがあるのかもしれないと話しかけた。
「ぶ、部活だったの?」
「え、ええ」
白川の顔がぱあっと明るくなる。
2人で校舎の外に向かって歩く。
なんだか白川がソワソワしているのが気になった。
よくよく考えれば、自分が白川の立場だったら好きな男が皇太子に抱き上げられて行ったらどうなったか気になって仕方がないに決まってる。
「あー…白川さん、ラウンジ行く?」
真加は緊張気味に白川に声をかけた。
校舎の一階にはホテルのそれにも引けを取らないラウンジがある。
寮は男女各自に分かれており、出入りも禁止されているため、男女のカップルなどがよく利用していた。
純粋に娯楽用の趣きが強い寮の談話室と違って勉強も出来るため、1人でも利用している生徒はいる。
しかも、軽食まで食べられて21時まで空いているという贅沢仕様だった。
特に下心なく誘うと照れながらも「行く」という返事だったので、さっそく向かうことにした。
「白川さん部活してるの?」
少なくとも帰宅部が校舎にいる時間じゃないのでたずねる。
「茶道部なんです」
ふわふわの小動物みたいな髪が揺れる。
本当に見た目通りの中身なんだと思った。
「遅くなる時もあるんだね」
「文化祭の打ち合わせで…」
「なんかするの?」
「お茶を出すだけですよ。……良かったら来てくださいね」
「あ、う、うん」
まだ所々会話がぎこちなくなるが、色々話しているうちにラウンジについた。
空いているソファがあったので白川にそちらを進め、自分は椅子の方に座る。
一応はドリンクコーナーに飲み物を取りに行く必要があるので、白川にも確認をとって2人分の紅茶を持って来てテーブルに置く。
18時頃という時間帯なせいか、割と生徒のグループがあちらこちらで賑わっている。
「すみません、紅茶ありがとうございます」
「いえいえ」
白川がニッコリと笑う。可愛いお嬢さんらしい笑顔だった。
真加は普段紅茶なんか、しかも熱い飲み物は飲まないが女の子の前ではかっこつけてしまった。そういえば、景の部屋で飲ませてもらって以来だと気付く。
だんだんと頭の中で景が占める割合が多くなって来てしまっていて、自分ではそれがいいのか悪いのかわからない。
「…笠間くん、その……この前のこと…お伺いしてもいいですか?」
「いいよ。俺も迷惑かけたし」
「迷惑だなんてそんな…。あの時、助けることも出来ず本当にっ……」
白川の声が詰まる。流石に泣かれると変な噂でも立てば困る。
「いやいやいや……!俺怒鳴っちゃったしさ、ごめんな。来るなとか言って」
「いえ……私も、笠間くんとおんなじなんです。だから、余計に怖くなって…」
白川が自分の体をギュッと抱きしめた。
「そうなんだ…」
わざわざ口には出さないが、白川もオメガなのだろう。あの真加の乱れように、見てるだけでもかなり恐怖を覚えたのかもしれない。
「私も体がどんなに辛いか、わかってるはずなのに足が縫い付けられたみたいに動かなくて…。情けないです。好きな人一人助けられないなんて」
「ブッ!」
「ま、まあ!大丈夫です?」
「だ、大丈夫」
白川の言葉に真加は紅茶を吹き出す。
前もこんなふうに紅茶を…それも景だった。真加は口を軽く拭う。
「その…白川さんは俺のどこが良かったの?もうわかってると思うけど……オ、オメガだしさ」
アルファ同士のカップルはよく聞くが、オメガ同士は割と珍しい。オメガの人間は強いアルファをどうしても本能的に欲してしまうせいだと言われている。
「そんな…恥ずかしくて言えません」
「そ、そうだよな!ごめんごめん」
「ただ…私はあなたがオメガだとかベータであるとかアルファかもだとかは気にしたことはありません…それは、笠間くんがオメガだとわかっても変わりません」
真っ直ぐに見つめたまま白川が言った。なんて強くて美しい魂なんだろうと思う。内面の成熟度の違いに恥ずかしくなってくる。
「そ、そっか……ありがとう」
照れながら返事をした。白川は一度断ったことでさっぱりと諦めているのか、少しの期待みたいなものは欠片も感じさせない。
「白川さん。俺たち同級生だし、敬語使わなくていいよ」
この際なので、ずっと気になっていたことを伝えた。
白川は少し困ったように首をかしげた。
「普段もこんな喋り方ですが…あまり他人行儀なのもよろしくないかと思いますので、少しずつ直していきますわね」
柔く微笑んで、白川が軽くソファに座り直す。
何かを改めるような仕草だったので不思議に思っていると、「で、それでーー」と白川が切り出す。
カップをソーサー置く仕草が様になっている。
「五鳳院さんとはどういったご関係ですの?」
「はっ…!?」
思わず声を張り上げてしまう。
もしかして、聞きたかった事そっち?
「五鳳院さんは笠間くんのことをお好きなんですよね?あの日のあの抱き上げた顔を見ればわかりますわ」
「いやいやいや、そんな……」
かなり興奮しているのか、熱弁が続く。
「私には力がないですから…出来ませんでした。羨ましくてたまりませんが詮無いことですわ」
白川さんにお姫様抱っこされる俺は申し訳ないが想像したくない。
「……笠間くんも五鳳院さんのことがお好きなんでしょう?」
「えっ、違うよ!そんな、相手は王子だよ?いや、あれ?」
なんか俺が王子を否定する不届者になってる。というか、白川の突飛な妄想だとあながちに否定できないのがつらい。
「笠間さん、最近五鳳院さんのことチラチラ見ていらっしゃいますわ。当然です。あの時の五鳳院様は颯爽と現れて…映画のようでしたもの」
白川は手を顔に当ててうっとりとする。
確かに、自分じゃなければ国の王子様が助けてくれたなんて、映画でしかないと思うだろう。
にしても、景にお礼が言いたくてモヤモヤしてた期間がこんなふうに解釈されるとは。見ていたのは事実だから否定もできない。
あまり上手く答えられない真加に素直になれないんだと勘違いした白川は胸が締めつけられるような心地だった。
「……私、応援しますわ!」
「話聞いてた?」
白川が目を大きくひらいて宣言した。席は離れているため周りの人に聞かれる心配はないが、勘弁してほしい。
すっかり自分の中でストーリーが出来上がってしまっているのか、白川が目を輝かせる。というか、吹っ切れすぎでは?
「そもそも釣り合う相手じゃないし、王子は俺のこと好きじゃないよ」
「そんな……お似合いですのに」
普通に考えて馬鹿げた話でしかないのに、白川が真剣すぎるので本当に擦れていないというか、箱入り娘というか、真っ当にきれいに育てられてるんだなと思った。
「もっとお似合いの人いるでしょ」
あくまで自然に答える。どう考えても国宝級の美少女オメガみたいな子がいいに決まっていた。
しかし、白川は首を左右に振る。
「違いますわ。笠間くん、身長はおいくつですか?」
「176とかだったかな」
4月に測った時の身長を答える。
「ほら、背も高いですしスタイルもいいですから王室のご衣装やスーツもお似合いですよ!お二人並べばきっと素敵ですわ……!」
「うお、は、はあ……そうですか」
あまりの勢いに圧倒されて、思わず敬語で答えた。
「かなりニッチな需要じゃないかな」
「そんなことはないと思いますわ!とにかく、何かあればまたお聞かせくださいな」
「あれば、ね」
そのうちこれまでの何もかも洗いざらい言わされるような気がした。
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