生き別れの妹を演じていましたが、お金目当ての赤の他人なんです。これ以上は良心の呵責に耐えられないんで、溺愛はどうか勘弁してください。

孤児のクララは、とある噂を耳にする。王都に住む若き伯爵が、生き別れとなった妹を探しているというのだ。

振る舞われる食事目当てに顔合わせに参加したクララだが、食事会での食べっぷりを評価され、なぜか伯爵の妹として認められてしまった。

しかも伯爵は、恋人のような距離感で接してくるため、男性に免疫のないクララはつい胸がときめいてしまう。嘘をついているくせに家族以上の関係を望んでしまったことに罪悪感を覚えるクララ。

実は伯爵がお茶会を開いていたのには理由があって……。

お金を搾り取るつもりが素直ゆえにうっかり絆されたヒロインと、優しいように見えて意外と腹黒なヒーローの恋物語。

ハッピーエンドです。

この作品は他サイトにも投稿しております。

扉絵は写真ACよりチョコラテさまの作品(写真ID25382527)をお借りしております。
24h.ポイント 14pt
75
小説 31,144 位 / 195,696件 恋愛 13,918 位 / 58,102件

あなたにおすすめの小説

思い出してしまったのです

月樹《つき》
恋愛
同じ姉妹なのに、私だけ愛されない。 妹のルルだけが特別なのはどうして? 婚約者のレオナルド王子も、どうして妹ばかり可愛がるの? でもある時、鏡を見て思い出してしまったのです。 愛されないのは当然です。 だって私は…。

パーティ会場で婚約破棄を言い渡されましたが、その内容を聞き間違えたようです

水上
恋愛
私、侯爵令嬢のシェリル・パーセルです。 根暗な私は社交界を避けていたのですが、ある日、姉の代理という形でパーティに参加することになりました。 そこには、私の婚約者であるアイザック・ライデルもいました。 そして、パーティが始まるとアイザックは、壇上に立って何か言い始めました。 しかし、私は料理を食べるのに夢中で、彼の話をあまり聞いていなかったのです。 ……あれ? 気付けば周りの人たちの視線が、いつの間にか私に集まっています。 えっと、彼、何か言っていましたか? なんか……、こんにゃくを廃棄するとか言っていたような……。 捨てるくらいなら、まぁ、私が食べますけれど……。 ※こちらの作品は、旧作を加筆、修正しての再掲載となります。

婚約者に駆け落ちされた結果

下菊みこと
恋愛
婚約者に結婚式当日に駆け落ちされた結果のお話。結果的にはみんな幸せ。ざまぁなし。納得できるかは人によります。 小説家になろう様でも投稿しています。

こうして虐げられた姫君は、戦勝国の王に嫁いだ

下菊みこと
恋愛
虐げられた姫君が敵国の王に嫁ぐお話。 リゼットは願う。誰か、自分を攫ってはくれないかと。母は亡くなり、宮廷ではいじめられる毎日にいい加減飽き飽きしていたのだ。そこに現れたのは敵国の王。どうやら、いつの間にやら父王は降伏していたらしい。 小説家になろう様でも投稿しています。

婚約破棄されたのですが、その理由が信じられなく私は

mkrn
恋愛
ある朝、婚約者の第二王子殿下から婚約破棄を言い渡された。 「私は君のような女性とは結婚できない。婚約は破棄させてもらう!」 はぁ……!? ちょっと待って! なんで急にそうなった!? 「なぜですか!?」 「それは……」

【完結】婚約破棄からの絆

岡崎 剛柔
恋愛
 アデリーナ=ヴァレンティーナ公爵令嬢は、王太子アルベールとの婚約者だった。  しかし、彼女には王太子の傍にはいつも可愛がる従妹のリリアがいた。  アデリーナは王太子との絆を深める一方で、従妹リリアとも強い絆を築いていた。  ある日、アデリーナは王太子から呼び出され、彼から婚約破棄を告げられる。  彼の隣にはリリアがおり、次の婚約者はリリアになると言われる。  驚きと絶望に包まれながらも、アデリーナは微笑みを絶やさずに二人の幸せを願い、従者とともに部屋を後にする。  しかし、アデリーナは勘当されるのではないか、他の貴族の後妻にされるのではないかと不安に駆られる。  婚約破棄の話は進まず、代わりに王太子から再び呼び出される。  彼との再会で、アデリーナは彼の真意を知る。  アデリーナの心は揺れ動く中、リリアが彼女を支える存在として姿を現す。  彼女の勇気と言葉に励まされ、アデリーナは再び自らの意志を取り戻し、立ち上がる覚悟を固める。  そして――。

嫌われ王妃の一生 ~ 将来の王を導こうとしたが、王太子優秀すぎません? 〜

悠月 星花
恋愛
嫌われ王妃の一生 ~ 後妻として王妃になりましたが、王太子を亡き者にして処刑になるのはごめんです。将来の王を導こうと決心しましたが、王太子優秀すぎませんか? 〜 嫁いだ先の小国の王妃となった私リリアーナ。 陛下と夫を呼ぶが、私には見向きもせず、「処刑せよ」と無慈悲な王の声。 無視をされ続けた心は、逆らう気力もなく項垂れ、首が飛んでいく。 夢を見ていたのか、自身の部屋で姉に起こされ目を覚ます。 怖い夢をみたと姉に甘えてはいたが、現実には先の小国へ嫁ぐことは決まっており……

真の聖女は私なのに聖女を名乗る女に婚約者を取られました。私がいなくなった途端に国が滅んだ?でしょうね。

十条沙良
恋愛
あなたの隣の女は、嘘つきなのに、なぜ分からないかなぁ。