地味令嬢は結婚を諦め、薬師として生きることにしました。口の悪い女性陣のお世話をしていたら、イケメン婚約者ができたのですがどういうことですか?

石河 翠

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 私とカラムさまの毎日は、前に比べて少し賑やかになった。

 カラムさまの口添えがあったのか、行儀見習いの腰掛けではなく、一生の仕事として王宮で働く女性も出てきているらしい。

 少しずつ変わっていく世界をカラムさまと眺めていきたい。そう願いながら、私もまた薬師として働き続けている。
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