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057 神様と過去からの訪問者②
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夜。
私は、喉の渇きを覚えてベッドの上で上体を起こす。隣では、ディアネットが静かに眠っていた。お腹の上で両手を組み、まるで死んでいるかのように身じろぎ一つせず、体をまっすぐに、姿勢正しく眠っている。微かに上下するその豊かな胸が、ディアネットが確かに生きていることを教えてくれる唯一だ。
その胸を指でつつくと、ふにゅりと優しく包まれる。どこまでも沈んでいきそうな柔らかさだ。
名残惜しいが、この胸ともしばしのお別れだな。最後にもう一度胸をつつくと、私はベッドから抜け出した。今は、喉の渇きを癒したい。まったく、人間の体とは不便なものだな。定期的に食事や飲み物を摂らなくてはいけない。まぁそれも喜びではあるのだが……どうもお腹が空いた感覚や、喉の乾いた感覚は好きになれそうにない。
私は、ディアネットを起こさないように静かに部屋を出る。階段を下りて1階へと降りると、リビングに仄かな明かりが見えた。誰かいるようだ。私はリビングのドアを静かに開ける。
「誰だい…?」
アリスの声だ。だが、その声にはいつもの覇気がない。疲れ果てたかのような声だ。
アリスは、蝋燭の仄かな明かりの中、テーブルのいつもの席に着いていた。いつもしゃきっとしたアリスが、今はワイングラスを片手に、テーブルに頬杖をついている。
「私だ。喉が渇いてね。私もご相伴に与ってもいいかな?」
「…好きにしな」
好きにすることにした。棚からワイングラスを取って、アリスの隣の席に座ると、アリスが私のワイングラスにワインを注いでくれる。赤みの穏やかなオレンジがかった赤ワインだ。
テーブルの上には、酒瓶が4つも置いてあった。かなり飲んでいるのかもしれない。蝋燭に照らされたアリスの顔は、いつもより少し赤みがかっていた。
ワイングラスを顔に近づけ、まずは香りを楽しむ。豊かな香りだ。この香りを何と表現したものか……フレッシュなフルーツのような香り……酸味はあまり感じない、甘い香りだ。例えるなら、桃が近いかもしれない。だが、それだけではない。もっと別の甘い香りも漂っている。
喉がキュッとなり、早く飲ませろと私を催促する。私はワインの香りを楽しむのもほどほどに、ワインに口を付けた。
ワインを口に含んだ瞬間、重いボリューム感を味わう。しっかりとしたコク、そして濃厚な味わいのワインだ。渋みが強く複雑な味わいは、舌を存分に楽しませてくれる。軽い口当たりの飲みやすいワインとは対極の位置にあるフルボディのワインだ。ワインを飲み慣れた上級者向けのワインと言える。
「美味いな…」
ほうと熱い吐息を吐き、しみじみと呟く。
「なんだいあんた、意外と飲めるクチだね」
「まぁな。どこのワインだ?」
このワインは当たりだ。これほどのワインだ。きっとこの辺りの有名どころのワインなのだろう。
「こいつはね、ダンジョン産のワインだよ」
聞けば、ダンジョンの階層ボスのドロップアイテムらしい。ダンジョンには、さまざまな美味な酒をドロップすることで人気の階層ボスが居るそうだ。
他にも、宝箱に入っている宝具の酒だったり、ドロップ品であるブドウから造られたワインもあるようだ。
ダンジョン産の酒は、どれも美味と評判で、愛好家の間では、驚くほど高値で取引されているらしい。その需要に対して、供給が圧倒的に少ないのだ。
ダンジョン産の酒が手に入るのは、そこそこ深い階層で、そこまで行ける冒険者は、数が限られてしまう。冒険者の中には、酒を専門に狙ってるパーティも存在するらしいが、それでもその需要には供給が追いつかないほどだと言う。
肉もダンジョン産なら、酒もダンジョン産か。ダンジョンのあるタルベナーレの街ならではだろう。文明のレベルに対して巨大すぎるタルベナーレの街は、ダンジョンの産物によって支えられているようだ。
「あんたたちの訊きたいことは、分かってるつもりだよ」
大分酒も進んだ頃、アリスがポツリと呟く。私たちの訊きたいこと。今日来た連中は何者なのか。アリスとどんな関係なのか。気にならないと言えば嘘になる。
「訊いてもよいのか?無理には訊かないが……」
夕食の時、エレオノールが尋ねた時は、アリスは答えるのを拒絶しているような印象を受けた。それだけアリスにとってデリケートな問題なのだと思ったが……。
「無理なんてことはないさね。それに、あんたたちにも知る権利はある」
アリスがグイッとワインを呷る。
「あの子たちはね……二代目【赤の女王】のメンバーなんだよ……」
予想はできていたが、やはりそうだったか。アリスが初代【赤の女王】、私たちが三代目、二代目がすっぽり抜けている。冒険者を引退したのかと思っていたが、夕食時のアリスの言葉。冒険者崩れ。二代目【赤の女王】は、冒険者になりきることができなかったのだ。
「あの子たちもね、最初は素直な良い子たちだったんだよ……」
二代目【赤の女王】は、アリスたち初代から受け継いだ技や情報、知恵、そして宝具によって、ダンジョンを順調に攻略していったらしい。
しかし、ダンジョンの第十一階層から彼女たちの攻略スピードは鈍ることになる。私たちには地図の宝具があるので平気だったが、普通は迷路のような階層に苦労するらしい。
そして、彼女たちのダンジョン攻略は、第十六階層でついに止まってしまう。いっこうにたどり着けないゴール、襲いくるモンスターとの戦闘、微々たる売値のドロップアイテム、すり減る資金。アリスは彼女たちを励まそうとしたらしいが……。
「嫌気が差したんだろうね。あの子たちは、消えるように居なくなっちまった……」
ある日、彼女たちはダンジョンに行ったまま帰って来なかったらしい。心配して調べてみれば、彼女たちは【赤の女王】の所有する宝具を全て売り払い、タルベナーレの街から姿を消した後だったと言う。その後は今日まで行方知れずだった。
「今日あの子たちが来たのはね、金の無心だったんだよ。宝具を売って大金を手にしたはずなんだけどね……今じゃ多額の借金もあるらしい」
なんでこんなことになっちまったのか……あたしが悪かったのかねぇ……。そう呟いてワインを呷るアリス。その顔には深い苦悩が見えた。
「アリスは悪くないさ」
わたしは、アリスの目を見てきっぱりと言う。
「けど、あたしがあの子たちを追い詰めちまったのかもしれない……」
「仮にそうだとしても、アリスは悪くないよ」
アリスと二代目【赤の女王】の関係がどんなものだったのかは、私には分からない。でも私にも分かることがある。アリスは良い奴だ。一緒に暮らして、アリスの優しさを日々感じている。
あの女たちのこともそうだ。宝具を勝手に売り払われ、あれだけ酷い言葉を浴びせられたというのに、まだ彼女たちのことで心を痛めている。アリスは、その少しぶっきらぼうな態度とは裏腹に、人が良すぎる。
そんなアリスが、悪意を持ってあの女たちに接したとは思えない。
「アリスは悪くない」
私は三度繰り返す。アリスが自分を許せるまで、何度でも繰り返すつもりだ。
「ありがとう…」
アリスは顔を俯かせてポツリと呟いた。
私は、喉の渇きを覚えてベッドの上で上体を起こす。隣では、ディアネットが静かに眠っていた。お腹の上で両手を組み、まるで死んでいるかのように身じろぎ一つせず、体をまっすぐに、姿勢正しく眠っている。微かに上下するその豊かな胸が、ディアネットが確かに生きていることを教えてくれる唯一だ。
その胸を指でつつくと、ふにゅりと優しく包まれる。どこまでも沈んでいきそうな柔らかさだ。
名残惜しいが、この胸ともしばしのお別れだな。最後にもう一度胸をつつくと、私はベッドから抜け出した。今は、喉の渇きを癒したい。まったく、人間の体とは不便なものだな。定期的に食事や飲み物を摂らなくてはいけない。まぁそれも喜びではあるのだが……どうもお腹が空いた感覚や、喉の乾いた感覚は好きになれそうにない。
私は、ディアネットを起こさないように静かに部屋を出る。階段を下りて1階へと降りると、リビングに仄かな明かりが見えた。誰かいるようだ。私はリビングのドアを静かに開ける。
「誰だい…?」
アリスの声だ。だが、その声にはいつもの覇気がない。疲れ果てたかのような声だ。
アリスは、蝋燭の仄かな明かりの中、テーブルのいつもの席に着いていた。いつもしゃきっとしたアリスが、今はワイングラスを片手に、テーブルに頬杖をついている。
「私だ。喉が渇いてね。私もご相伴に与ってもいいかな?」
「…好きにしな」
好きにすることにした。棚からワイングラスを取って、アリスの隣の席に座ると、アリスが私のワイングラスにワインを注いでくれる。赤みの穏やかなオレンジがかった赤ワインだ。
テーブルの上には、酒瓶が4つも置いてあった。かなり飲んでいるのかもしれない。蝋燭に照らされたアリスの顔は、いつもより少し赤みがかっていた。
ワイングラスを顔に近づけ、まずは香りを楽しむ。豊かな香りだ。この香りを何と表現したものか……フレッシュなフルーツのような香り……酸味はあまり感じない、甘い香りだ。例えるなら、桃が近いかもしれない。だが、それだけではない。もっと別の甘い香りも漂っている。
喉がキュッとなり、早く飲ませろと私を催促する。私はワインの香りを楽しむのもほどほどに、ワインに口を付けた。
ワインを口に含んだ瞬間、重いボリューム感を味わう。しっかりとしたコク、そして濃厚な味わいのワインだ。渋みが強く複雑な味わいは、舌を存分に楽しませてくれる。軽い口当たりの飲みやすいワインとは対極の位置にあるフルボディのワインだ。ワインを飲み慣れた上級者向けのワインと言える。
「美味いな…」
ほうと熱い吐息を吐き、しみじみと呟く。
「なんだいあんた、意外と飲めるクチだね」
「まぁな。どこのワインだ?」
このワインは当たりだ。これほどのワインだ。きっとこの辺りの有名どころのワインなのだろう。
「こいつはね、ダンジョン産のワインだよ」
聞けば、ダンジョンの階層ボスのドロップアイテムらしい。ダンジョンには、さまざまな美味な酒をドロップすることで人気の階層ボスが居るそうだ。
他にも、宝箱に入っている宝具の酒だったり、ドロップ品であるブドウから造られたワインもあるようだ。
ダンジョン産の酒は、どれも美味と評判で、愛好家の間では、驚くほど高値で取引されているらしい。その需要に対して、供給が圧倒的に少ないのだ。
ダンジョン産の酒が手に入るのは、そこそこ深い階層で、そこまで行ける冒険者は、数が限られてしまう。冒険者の中には、酒を専門に狙ってるパーティも存在するらしいが、それでもその需要には供給が追いつかないほどだと言う。
肉もダンジョン産なら、酒もダンジョン産か。ダンジョンのあるタルベナーレの街ならではだろう。文明のレベルに対して巨大すぎるタルベナーレの街は、ダンジョンの産物によって支えられているようだ。
「あんたたちの訊きたいことは、分かってるつもりだよ」
大分酒も進んだ頃、アリスがポツリと呟く。私たちの訊きたいこと。今日来た連中は何者なのか。アリスとどんな関係なのか。気にならないと言えば嘘になる。
「訊いてもよいのか?無理には訊かないが……」
夕食の時、エレオノールが尋ねた時は、アリスは答えるのを拒絶しているような印象を受けた。それだけアリスにとってデリケートな問題なのだと思ったが……。
「無理なんてことはないさね。それに、あんたたちにも知る権利はある」
アリスがグイッとワインを呷る。
「あの子たちはね……二代目【赤の女王】のメンバーなんだよ……」
予想はできていたが、やはりそうだったか。アリスが初代【赤の女王】、私たちが三代目、二代目がすっぽり抜けている。冒険者を引退したのかと思っていたが、夕食時のアリスの言葉。冒険者崩れ。二代目【赤の女王】は、冒険者になりきることができなかったのだ。
「あの子たちもね、最初は素直な良い子たちだったんだよ……」
二代目【赤の女王】は、アリスたち初代から受け継いだ技や情報、知恵、そして宝具によって、ダンジョンを順調に攻略していったらしい。
しかし、ダンジョンの第十一階層から彼女たちの攻略スピードは鈍ることになる。私たちには地図の宝具があるので平気だったが、普通は迷路のような階層に苦労するらしい。
そして、彼女たちのダンジョン攻略は、第十六階層でついに止まってしまう。いっこうにたどり着けないゴール、襲いくるモンスターとの戦闘、微々たる売値のドロップアイテム、すり減る資金。アリスは彼女たちを励まそうとしたらしいが……。
「嫌気が差したんだろうね。あの子たちは、消えるように居なくなっちまった……」
ある日、彼女たちはダンジョンに行ったまま帰って来なかったらしい。心配して調べてみれば、彼女たちは【赤の女王】の所有する宝具を全て売り払い、タルベナーレの街から姿を消した後だったと言う。その後は今日まで行方知れずだった。
「今日あの子たちが来たのはね、金の無心だったんだよ。宝具を売って大金を手にしたはずなんだけどね……今じゃ多額の借金もあるらしい」
なんでこんなことになっちまったのか……あたしが悪かったのかねぇ……。そう呟いてワインを呷るアリス。その顔には深い苦悩が見えた。
「アリスは悪くないさ」
わたしは、アリスの目を見てきっぱりと言う。
「けど、あたしがあの子たちを追い詰めちまったのかもしれない……」
「仮にそうだとしても、アリスは悪くないよ」
アリスと二代目【赤の女王】の関係がどんなものだったのかは、私には分からない。でも私にも分かることがある。アリスは良い奴だ。一緒に暮らして、アリスの優しさを日々感じている。
あの女たちのこともそうだ。宝具を勝手に売り払われ、あれだけ酷い言葉を浴びせられたというのに、まだ彼女たちのことで心を痛めている。アリスは、その少しぶっきらぼうな態度とは裏腹に、人が良すぎる。
そんなアリスが、悪意を持ってあの女たちに接したとは思えない。
「アリスは悪くない」
私は三度繰り返す。アリスが自分を許せるまで、何度でも繰り返すつもりだ。
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