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026 代償
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「いてててて……」
体中を走る痛みに顔を顰めながら、王都の大通りをよろよろと歩いていく。酷い筋肉痛みたいな痛みだ。まぁ、ただの人の身で【勇者】の力を使ったのだから、当然かな。
あの後、僕の自分を【勇者】にするスキル“我欲の英雄”は、すぐに解除されてしまった。僕が【勇者】の力を扱えたのは、ほんの僅かな時間だけだった。その代償の大きさを思えば、あまりにも弱いスキルだ。
代償。“我欲の英雄”は、無償のスキルじゃない。その発動に大きな代償を要求される。
1度の“我欲の英雄”の発動で、僕は友人を強化できる“友の絆”というスキルを永久に失ってしまった。“我欲の英雄”は、スキルを生贄に捧げて発動する。
こうなることは分かっていた。“我欲の英雄”は、重いペナルティのある僕の切り札だ。そんな貴重な選択肢を警告も無視して潰してしまった僕は、とても愚かだと自分でも思う。
でも……。
今だけは、すごくスッキリした気分だ。
まるで、氷が溶けて流れ出したように、僕の心の中の昇華しきれなかった澱が洗い流されていくような心地がした。
「いてて……」
痛みに引き攣った僕の歩調に合わせて、ズボンのポケットからチャリンチャリンと音が鳴る。
この涼やかな音の正体は、23枚ものミスリル貨だ。アレクサンダーたちから慰謝料や情報料と称して巻き上げてきたアンティークなお宝である。
ミスリル貨は、ミスリルの別名が聖銀のため聖貨と呼ばれることもあるアンティークコインの一種だ。これ1枚でなんと、大金貨120枚分のくらいの価値があるらしい。なぜボカした表現なのかというと、厳密に価値が定まっていないからだ。ミスリル貨は、お金というよりもコレクションアイテム的、そして投機的な性質を帯びている。
実はミスリルで貨幣を造ったのは、遠い昔に滅んだ人族の統一国家であるザクセン帝国だけらしい。ミスリルは実用性の高い貴金属だから、普通は貨幣なんかにしない。魔法の触媒に、軽くて丈夫なため武具に、七色に輝くその美しさから装飾品に、その魔導率の高さから魔道具のコアにと実用的に使うことが一般的だ。かの滅んだ帝国でミスリルの貨幣が造られたのは、それだけ帝国が強大で、豊かなことを示しているというのが通説だ。
そんなミスリル貨が、なぜ今も高値で取引されているかというと、歴史的な価値の他にも、もう1つ理由がある。多くの人族の国が、ザクセン帝国の後継を名乗っているからだ。そのため、ザクセン帝国の遺産、帝国遺産は、アーティファクトと呼ばれ、多くの国の王族や貴族に尊ばれている。つまり、国の偉い人たちがアーティファクトの価値を認め、高めているのだ。なんでも、アーティファクトを持っていることがステータスになっているらしい。僕にはよく分からない世界だ。
そんな数あるアーティファクトの中でも、ミスリル貨は、人気の高いアーティファクトらしい。僕にとっては、見た目が綺麗なだけのコインにすぎないけどね。
「着いた」
僕の目の前にはドでかい建物がある。左右を見渡せば、家がいくつも入りそうなほど広く、見上げれば首が痛くなるほど高い。このとにかく大きな建物は、オスターマイヤー商会の本店だ。王都の大通りにこれだけ大きな店を構えられるなんて、さすがは王都で1番の呼び声高いオスターマイヤー商会だ。オスターマイヤー商会に行けばなんでも揃うと謳われることだけはある。
今でこそ、なんでも扱っているオスターマイヤー商会だが、元は宝具を扱うお店だったらしい。そのため、宝具の買取、販売にはかなり力を入れている。王都で宝具を売り買いするならオスターマイヤー商会というのが常識である。
宝具とは、ダンジョンで稀に発見される不思議な力を持ったアイテムの総称だ。炎を噴き出す剣や魔法を跳ね返す鏡の盾、雷を操る杖などの武具。魔法の威力が上がる指輪、暗闇を見通せるようになるネックレスなどの装飾品。無限に水の出る水差しに、発光する石、すさまじい切れ味のフライパン、突然笑い出すテディベアなどなど、有用な物から、なんのためにあるのかよく分からない物まで幅広い物が見つかっている。
僕はさっそく店の中に入る。大きな両開きの扉には、お仕着せをピッチリ着こなしたポルティエーが待機していて、僕を丁寧に出迎えてドアを開けてくれる。なんていうか、自分がワンランク上の人間になれたかのような、心地良い演出だ。
オスターマイヤー商会の店内は、ここが都会の一等地であることを忘れてしまうくらい広々とした静かな空間だった。僕は良い気分のままカウンターに居る美人なお姉さんに近づいていく。お姉さんも僕の接近に気が付いたようだ。ニッコリと笑って迎えてくれる。
「いらっしゃいませ。本日は買取ですか?」
「違うよ。宝具を買いに来たんだ」
「宝具を……」
お姉さんが笑顔を浮かべながら僕を計るような目で上から下まで見るのが分かった。
「失礼ですが……当店で扱っております宝具は、お値段が……」
お姉さんが困った笑みを浮かべて言い辛そうに僕に告げる。そうだね。今の僕はそんなお金持ちには見えないね。見た目よりも頑丈さや防御力を追求して作られた服は、上品さというものを欠片も持っていない。オスターマイヤー商会にドレスコードは無いけど、ちょっと浮いてる格好なのは間違いないね。
遠回しにお姉さんに断られたけど、僕は怯まない。こんな下働きの作業着みたいな見た目でも、今の僕は、王都でも有数の資産家なんだよ!
僕はゆっくりとズボンのポケットからある物を取り出して見せる。キラキラと虹色に輝く不思議な銀のコイン。ミスリル貨だ。
「ッ!?」
お姉さんが息を呑む音がここまで聞こえてきた。それでもお姉さんはプロだった。
「失礼致しました。すぐにご案内いたします」
そうすぐに笑顔で言えるお姉さんは、さすがは天下のオスターマイヤー商会で受付嬢をしているだけはあるね。切り替えの早さもバッチリだ。お姉さんが小さなベルを鳴らすと、店の奥からお仕着せを着た品の良い少女が現れる。
「ありがとう」
僕はお姉さんに礼を言うと、少女の案内に従って店の奥へと進んでいった。
体中を走る痛みに顔を顰めながら、王都の大通りをよろよろと歩いていく。酷い筋肉痛みたいな痛みだ。まぁ、ただの人の身で【勇者】の力を使ったのだから、当然かな。
あの後、僕の自分を【勇者】にするスキル“我欲の英雄”は、すぐに解除されてしまった。僕が【勇者】の力を扱えたのは、ほんの僅かな時間だけだった。その代償の大きさを思えば、あまりにも弱いスキルだ。
代償。“我欲の英雄”は、無償のスキルじゃない。その発動に大きな代償を要求される。
1度の“我欲の英雄”の発動で、僕は友人を強化できる“友の絆”というスキルを永久に失ってしまった。“我欲の英雄”は、スキルを生贄に捧げて発動する。
こうなることは分かっていた。“我欲の英雄”は、重いペナルティのある僕の切り札だ。そんな貴重な選択肢を警告も無視して潰してしまった僕は、とても愚かだと自分でも思う。
でも……。
今だけは、すごくスッキリした気分だ。
まるで、氷が溶けて流れ出したように、僕の心の中の昇華しきれなかった澱が洗い流されていくような心地がした。
「いてて……」
痛みに引き攣った僕の歩調に合わせて、ズボンのポケットからチャリンチャリンと音が鳴る。
この涼やかな音の正体は、23枚ものミスリル貨だ。アレクサンダーたちから慰謝料や情報料と称して巻き上げてきたアンティークなお宝である。
ミスリル貨は、ミスリルの別名が聖銀のため聖貨と呼ばれることもあるアンティークコインの一種だ。これ1枚でなんと、大金貨120枚分のくらいの価値があるらしい。なぜボカした表現なのかというと、厳密に価値が定まっていないからだ。ミスリル貨は、お金というよりもコレクションアイテム的、そして投機的な性質を帯びている。
実はミスリルで貨幣を造ったのは、遠い昔に滅んだ人族の統一国家であるザクセン帝国だけらしい。ミスリルは実用性の高い貴金属だから、普通は貨幣なんかにしない。魔法の触媒に、軽くて丈夫なため武具に、七色に輝くその美しさから装飾品に、その魔導率の高さから魔道具のコアにと実用的に使うことが一般的だ。かの滅んだ帝国でミスリルの貨幣が造られたのは、それだけ帝国が強大で、豊かなことを示しているというのが通説だ。
そんなミスリル貨が、なぜ今も高値で取引されているかというと、歴史的な価値の他にも、もう1つ理由がある。多くの人族の国が、ザクセン帝国の後継を名乗っているからだ。そのため、ザクセン帝国の遺産、帝国遺産は、アーティファクトと呼ばれ、多くの国の王族や貴族に尊ばれている。つまり、国の偉い人たちがアーティファクトの価値を認め、高めているのだ。なんでも、アーティファクトを持っていることがステータスになっているらしい。僕にはよく分からない世界だ。
そんな数あるアーティファクトの中でも、ミスリル貨は、人気の高いアーティファクトらしい。僕にとっては、見た目が綺麗なだけのコインにすぎないけどね。
「着いた」
僕の目の前にはドでかい建物がある。左右を見渡せば、家がいくつも入りそうなほど広く、見上げれば首が痛くなるほど高い。このとにかく大きな建物は、オスターマイヤー商会の本店だ。王都の大通りにこれだけ大きな店を構えられるなんて、さすがは王都で1番の呼び声高いオスターマイヤー商会だ。オスターマイヤー商会に行けばなんでも揃うと謳われることだけはある。
今でこそ、なんでも扱っているオスターマイヤー商会だが、元は宝具を扱うお店だったらしい。そのため、宝具の買取、販売にはかなり力を入れている。王都で宝具を売り買いするならオスターマイヤー商会というのが常識である。
宝具とは、ダンジョンで稀に発見される不思議な力を持ったアイテムの総称だ。炎を噴き出す剣や魔法を跳ね返す鏡の盾、雷を操る杖などの武具。魔法の威力が上がる指輪、暗闇を見通せるようになるネックレスなどの装飾品。無限に水の出る水差しに、発光する石、すさまじい切れ味のフライパン、突然笑い出すテディベアなどなど、有用な物から、なんのためにあるのかよく分からない物まで幅広い物が見つかっている。
僕はさっそく店の中に入る。大きな両開きの扉には、お仕着せをピッチリ着こなしたポルティエーが待機していて、僕を丁寧に出迎えてドアを開けてくれる。なんていうか、自分がワンランク上の人間になれたかのような、心地良い演出だ。
オスターマイヤー商会の店内は、ここが都会の一等地であることを忘れてしまうくらい広々とした静かな空間だった。僕は良い気分のままカウンターに居る美人なお姉さんに近づいていく。お姉さんも僕の接近に気が付いたようだ。ニッコリと笑って迎えてくれる。
「いらっしゃいませ。本日は買取ですか?」
「違うよ。宝具を買いに来たんだ」
「宝具を……」
お姉さんが笑顔を浮かべながら僕を計るような目で上から下まで見るのが分かった。
「失礼ですが……当店で扱っております宝具は、お値段が……」
お姉さんが困った笑みを浮かべて言い辛そうに僕に告げる。そうだね。今の僕はそんなお金持ちには見えないね。見た目よりも頑丈さや防御力を追求して作られた服は、上品さというものを欠片も持っていない。オスターマイヤー商会にドレスコードは無いけど、ちょっと浮いてる格好なのは間違いないね。
遠回しにお姉さんに断られたけど、僕は怯まない。こんな下働きの作業着みたいな見た目でも、今の僕は、王都でも有数の資産家なんだよ!
僕はゆっくりとズボンのポケットからある物を取り出して見せる。キラキラと虹色に輝く不思議な銀のコイン。ミスリル貨だ。
「ッ!?」
お姉さんが息を呑む音がここまで聞こえてきた。それでもお姉さんはプロだった。
「失礼致しました。すぐにご案内いたします」
そうすぐに笑顔で言えるお姉さんは、さすがは天下のオスターマイヤー商会で受付嬢をしているだけはあるね。切り替えの早さもバッチリだ。お姉さんが小さなベルを鳴らすと、店の奥からお仕着せを着た品の良い少女が現れる。
「ありがとう」
僕はお姉さんに礼を言うと、少女の案内に従って店の奥へと進んでいった。
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