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001 クビになる
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「クルト、君はクビだ」
「……え?」
部屋に入った直後、奥の執務机の向こうに座るアレクサンダーに開口一番告げられた言葉に、僕は間抜けな返事しかできなかった。そのことが気に障ったのか、アレクサンダーは片頬を歪めて不愉快そうな表情を浮かべる。
アレクサンダー・フォン・ヴァイマル。トレードマークの先の折れ曲がったとんがり帽子と、黒い豪奢なローブに身を包んだ20歳ほどの男。僕たち冒険者パーティ『極致の魔剣』のリーダーだ。そして、僕の恋敵だった憎い男。
「【勇者の友人】なんて正体不明なギフト、最初から私のパーティには必要なかったんだ」
【ギフト】 成人と同時に神様から賜る自分だけの特別な力。そして僕を苛み、劣等感を想起させる呪いにも似た言葉。
苦虫を噛み潰したような表情で吐き捨てられたぱアレクサンダーの言葉に、僕は身を固くすることしかできなかった。そんな僕を、他のパーティメンバーが手前に置かれたソファーに座ってニヤニヤと気味の悪い笑みを浮かべて見ている。
ルドルフ・フォン・ロッツェン。【剛腕】のギフトを持つパーティの物理アタッカー。筋骨隆々とした大剣使い。30代半ばの男で、若輩者が多い僕たちパーティの頼れる兄貴分……だった。昔はよく僕の悩みを聞き、励ましてくれた気の良い兄貴分だったのに……今では僕を嫌う筆頭だ。彼に殴られると、とても痛い。心も体も。
フィリップ・フォン・リンゲン。【気配遮断】のギフトを持つパーティの斥候。軽薄そうな笑みを浮かべた全身真っ黒でタイトな装備で身を包む細身の20代前半ほどの男。パーティの目であり、罠の解除や、宝箱の解錠などを得意とする盗賊だ。彼にはあまり良い記憶が無い。
そして……。
【勇者】アンナ・フォン・キュルツィンガー、17歳。明るい茶髪に気の強そうな緑の瞳をしたパーティの紅一点。パーティの最大火力であり、盾であり、唯一のヒーラー。そして、僕の同郷の幼馴染でもある。
この3人に【勇者】を差し置いてパーティリーダーになった【魔導】のギフトを持つアレクサンダーと【勇者の友人】のギフトを持つ僕の5人が、勇者を擁する 新進気鋭のパーティ『極致の魔剣』のフルメンバーだ。いや、だった。
「これでも最初は君に期待していたのだよ?【勇者の友人】は【勇者】の力を強化するギフトだと思ったんだ」
アレクサンダーはこれ見よがしにため息を吐き、僕を蔑みの目で見た。アンナの彼氏だからリーダーになっただけの男にそんな目で見られたくないと思うのは、初恋の人を攫われた負け犬の遠吠えだろうか。
「だが、その効果は確認できなかった。ギフトの効果も分からなければ、ギフトが成長する気配も無い」
僕のギフト【勇者の友人】は、その効果が分からない謎のギフトだ。その名称から【勇者】と関係があるだろうと思われるけど、その詳細は一切不明のギフト。僕の劣等感の根源とも言える。
「今までポーターとして大目に見ていたけど、それもこれまでだ。これから私たちは、どんどん挑戦するダンジョンのレベルが上がる。そんな所に、なにもできない足手まといなんて必要無い」
“なにもできない”という言葉が僕を苛んだ。僕のギフトは【勇者の友人】。なにか効果があるのかも不明な、僕自身にはなんの恩恵も無いギフト。そのため、僕は【勇者】の余分なオマケと呼ばれ、戦力外とされ、ポーターと呼ばれる荷物持ちになった。
僕自身鍛えてはいるけど、その強さはせいぜい一般人に毛が生えた程度。戦闘系のギフト持ちに比べると、大きく見劣りしてしまうのは否めない。そんな僕が戦闘に加わっても、邪魔にしかならない。そしてポーターとしても……。
「君より優秀なポーターなんていくらでも居る。だからクルト、君はクビだ」
「………」
アレクサンダーの言葉は……正しい。僕よりポーター向きのギフト持ちの優秀なポーターはいくらでも居るだろう。僕は救いを求めるように左右に視線を送ってしまう。先程からなにも言葉を発さない3人。彼らも同じ意見なのだろうか?
「ワシは最初から反対だった。大したギフトの能力も無い奴をパーティに入れても害しかない」
ルドルフの猛獣のような顔が顰められ、岩を転がしたような重低音の声が僕を貶める。
「オレもだ。むしろ今まで2年間もよく我慢したものだと自分を褒めてやりてぇくらいだ」
フィリップはいかにも軽薄そうな声で面白がるように言った。
ルドルフとフィリップから僕へと蔑みの視線が送られる。2人が僕のことを快く思っていないのはもう知っていた。騎士の称号を得て、フォンの称号と家名を得てからは、2人は僕にそれぞれロッツェン卿、リンデン卿と呼ぶように強要したくらいだ。彼らは寄生虫と呼んで憚らないほど、僕のことを嫌っている。
2人が僕の擁護なんてするわけがないことは最初から分かっていた。僕の期待は、残るアンナへと向けられる。今までずっと一緒に居る幼馴染のアンナなら……。
「そんな目で見ないでよ。ウザったいわね」
「アンナ…?」
「気安く名前を呼ばないで。キュルツィンガー卿と呼びなさいって何度言えば分かるのよ」
アンナが吐き捨てるように言う。その目は完全に僕を蔑んでいた。
「ごめん……」
最近アンナとの関係は、上手くいっていない。でも、ここで見捨てられたら僕は生きていけない。僕1人ではダンジョンのモンスターを倒せないし、他のパーティに誘ってもらえるほど優秀でもない。故郷の村に帰ろうにも旅費がかかるし、役に立っていないからと、まともに冒険の報酬を貰っていない僕はお金を持っていない。そんな諸々の事情を知っているアンナなら……!
「私もアレクに賛成よ。私たちには、もっと優秀なポーターが必要だわ。コイツは邪魔だし、ウザいだけだもの」
「そんな!? アンナは僕に野垂れ死ねって言うの!?」
そこまで僕のことが嫌いなのか!? そこまで僕とアンナの関係は冷え込んでいたのか!?
「そうね。勝手に死ねばいいわ。もういいでしょう?」
アンナが僕から視線を外し、つまらなそうに、まるっきり興味を失くしたように言う。
「大したギフトを持っていないあなたが、私たちみたいな英雄と一緒に冒険できて、もう一生分の夢を見たでしょう?もう十分なんじゃない?」
「……え…?」
僕にはアンナが何を言っているのか、最初理解できなかった。まさか、ずっとそんなことを思っていたの…?
「これで分かっただろう? これが現実だクルト。誰も君なんて必要としていない。理解したなら、さっさと消えてくれ」
アレクサンダーが僕に向けて鬱陶しそうに手を払う。
「ま……」
「待て」
僕の声を遮って声を上げたのは、意外にもルドルフだった。もしかして、ルドルフは反対してくれるのか…?
「クルト、お前の装備を置いていけ」
「……え?」
ルドルフは何を……?
「その装備は我々が集めた宝具だ。お前のじゃない。置いていけ」
ルドルフの言葉に、面白くなったと急に生き生きとしだしたフィリップが頷く。
「そうだよなぁ? お前には過ぎた装備だぜ?」
「ふむ。次のポーターに使わせるか。クルト、装備を置いていけ」
アレクサンダーが暗い笑みを浮かべて頷く。
「そうしましょう。その方が効率的だわ」
最後にアンナが、僕のことなど心底どうでもよさそうに言ってのけた。
「……よく、分かったよ」
一瞬でも期待した僕がバカだったってことがな。
宝具なんて、べつにどうでもいい。皆が僕に、もう欠片も期待していないこと。そのことがただただ悲しかった。
僕は1つずつ宝具である装備を外していく。筋力を上げる指輪、気配を隠す首飾り、見た目以上に物が入るポシェット、荷物の重量を軽減してくれるベルト……。1つ1つ外す度に、仲間であった彼らへの情も薄れていく気がした。
「これでいいだろ?」
全ての装備を外す頃には、僕は悲しいも辛いも通り越して虚無の感情へと至っていた。
「ああ。では、今日中にここを出ていくように。以上だ。消えろ」
アレクサンダーのその言葉を最後に、僕は彼らに背を向けて部屋を後にしたのだった。
「……え?」
部屋に入った直後、奥の執務机の向こうに座るアレクサンダーに開口一番告げられた言葉に、僕は間抜けな返事しかできなかった。そのことが気に障ったのか、アレクサンダーは片頬を歪めて不愉快そうな表情を浮かべる。
アレクサンダー・フォン・ヴァイマル。トレードマークの先の折れ曲がったとんがり帽子と、黒い豪奢なローブに身を包んだ20歳ほどの男。僕たち冒険者パーティ『極致の魔剣』のリーダーだ。そして、僕の恋敵だった憎い男。
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【ギフト】 成人と同時に神様から賜る自分だけの特別な力。そして僕を苛み、劣等感を想起させる呪いにも似た言葉。
苦虫を噛み潰したような表情で吐き捨てられたぱアレクサンダーの言葉に、僕は身を固くすることしかできなかった。そんな僕を、他のパーティメンバーが手前に置かれたソファーに座ってニヤニヤと気味の悪い笑みを浮かべて見ている。
ルドルフ・フォン・ロッツェン。【剛腕】のギフトを持つパーティの物理アタッカー。筋骨隆々とした大剣使い。30代半ばの男で、若輩者が多い僕たちパーティの頼れる兄貴分……だった。昔はよく僕の悩みを聞き、励ましてくれた気の良い兄貴分だったのに……今では僕を嫌う筆頭だ。彼に殴られると、とても痛い。心も体も。
フィリップ・フォン・リンゲン。【気配遮断】のギフトを持つパーティの斥候。軽薄そうな笑みを浮かべた全身真っ黒でタイトな装備で身を包む細身の20代前半ほどの男。パーティの目であり、罠の解除や、宝箱の解錠などを得意とする盗賊だ。彼にはあまり良い記憶が無い。
そして……。
【勇者】アンナ・フォン・キュルツィンガー、17歳。明るい茶髪に気の強そうな緑の瞳をしたパーティの紅一点。パーティの最大火力であり、盾であり、唯一のヒーラー。そして、僕の同郷の幼馴染でもある。
この3人に【勇者】を差し置いてパーティリーダーになった【魔導】のギフトを持つアレクサンダーと【勇者の友人】のギフトを持つ僕の5人が、勇者を擁する 新進気鋭のパーティ『極致の魔剣』のフルメンバーだ。いや、だった。
「これでも最初は君に期待していたのだよ?【勇者の友人】は【勇者】の力を強化するギフトだと思ったんだ」
アレクサンダーはこれ見よがしにため息を吐き、僕を蔑みの目で見た。アンナの彼氏だからリーダーになっただけの男にそんな目で見られたくないと思うのは、初恋の人を攫われた負け犬の遠吠えだろうか。
「だが、その効果は確認できなかった。ギフトの効果も分からなければ、ギフトが成長する気配も無い」
僕のギフト【勇者の友人】は、その効果が分からない謎のギフトだ。その名称から【勇者】と関係があるだろうと思われるけど、その詳細は一切不明のギフト。僕の劣等感の根源とも言える。
「今までポーターとして大目に見ていたけど、それもこれまでだ。これから私たちは、どんどん挑戦するダンジョンのレベルが上がる。そんな所に、なにもできない足手まといなんて必要無い」
“なにもできない”という言葉が僕を苛んだ。僕のギフトは【勇者の友人】。なにか効果があるのかも不明な、僕自身にはなんの恩恵も無いギフト。そのため、僕は【勇者】の余分なオマケと呼ばれ、戦力外とされ、ポーターと呼ばれる荷物持ちになった。
僕自身鍛えてはいるけど、その強さはせいぜい一般人に毛が生えた程度。戦闘系のギフト持ちに比べると、大きく見劣りしてしまうのは否めない。そんな僕が戦闘に加わっても、邪魔にしかならない。そしてポーターとしても……。
「君より優秀なポーターなんていくらでも居る。だからクルト、君はクビだ」
「………」
アレクサンダーの言葉は……正しい。僕よりポーター向きのギフト持ちの優秀なポーターはいくらでも居るだろう。僕は救いを求めるように左右に視線を送ってしまう。先程からなにも言葉を発さない3人。彼らも同じ意見なのだろうか?
「ワシは最初から反対だった。大したギフトの能力も無い奴をパーティに入れても害しかない」
ルドルフの猛獣のような顔が顰められ、岩を転がしたような重低音の声が僕を貶める。
「オレもだ。むしろ今まで2年間もよく我慢したものだと自分を褒めてやりてぇくらいだ」
フィリップはいかにも軽薄そうな声で面白がるように言った。
ルドルフとフィリップから僕へと蔑みの視線が送られる。2人が僕のことを快く思っていないのはもう知っていた。騎士の称号を得て、フォンの称号と家名を得てからは、2人は僕にそれぞれロッツェン卿、リンデン卿と呼ぶように強要したくらいだ。彼らは寄生虫と呼んで憚らないほど、僕のことを嫌っている。
2人が僕の擁護なんてするわけがないことは最初から分かっていた。僕の期待は、残るアンナへと向けられる。今までずっと一緒に居る幼馴染のアンナなら……。
「そんな目で見ないでよ。ウザったいわね」
「アンナ…?」
「気安く名前を呼ばないで。キュルツィンガー卿と呼びなさいって何度言えば分かるのよ」
アンナが吐き捨てるように言う。その目は完全に僕を蔑んでいた。
「ごめん……」
最近アンナとの関係は、上手くいっていない。でも、ここで見捨てられたら僕は生きていけない。僕1人ではダンジョンのモンスターを倒せないし、他のパーティに誘ってもらえるほど優秀でもない。故郷の村に帰ろうにも旅費がかかるし、役に立っていないからと、まともに冒険の報酬を貰っていない僕はお金を持っていない。そんな諸々の事情を知っているアンナなら……!
「私もアレクに賛成よ。私たちには、もっと優秀なポーターが必要だわ。コイツは邪魔だし、ウザいだけだもの」
「そんな!? アンナは僕に野垂れ死ねって言うの!?」
そこまで僕のことが嫌いなのか!? そこまで僕とアンナの関係は冷え込んでいたのか!?
「そうね。勝手に死ねばいいわ。もういいでしょう?」
アンナが僕から視線を外し、つまらなそうに、まるっきり興味を失くしたように言う。
「大したギフトを持っていないあなたが、私たちみたいな英雄と一緒に冒険できて、もう一生分の夢を見たでしょう?もう十分なんじゃない?」
「……え…?」
僕にはアンナが何を言っているのか、最初理解できなかった。まさか、ずっとそんなことを思っていたの…?
「これで分かっただろう? これが現実だクルト。誰も君なんて必要としていない。理解したなら、さっさと消えてくれ」
アレクサンダーが僕に向けて鬱陶しそうに手を払う。
「ま……」
「待て」
僕の声を遮って声を上げたのは、意外にもルドルフだった。もしかして、ルドルフは反対してくれるのか…?
「クルト、お前の装備を置いていけ」
「……え?」
ルドルフは何を……?
「その装備は我々が集めた宝具だ。お前のじゃない。置いていけ」
ルドルフの言葉に、面白くなったと急に生き生きとしだしたフィリップが頷く。
「そうだよなぁ? お前には過ぎた装備だぜ?」
「ふむ。次のポーターに使わせるか。クルト、装備を置いていけ」
アレクサンダーが暗い笑みを浮かべて頷く。
「そうしましょう。その方が効率的だわ」
最後にアンナが、僕のことなど心底どうでもよさそうに言ってのけた。
「……よく、分かったよ」
一瞬でも期待した僕がバカだったってことがな。
宝具なんて、べつにどうでもいい。皆が僕に、もう欠片も期待していないこと。そのことがただただ悲しかった。
僕は1つずつ宝具である装備を外していく。筋力を上げる指輪、気配を隠す首飾り、見た目以上に物が入るポシェット、荷物の重量を軽減してくれるベルト……。1つ1つ外す度に、仲間であった彼らへの情も薄れていく気がした。
「これでいいだろ?」
全ての装備を外す頃には、僕は悲しいも辛いも通り越して虚無の感情へと至っていた。
「ああ。では、今日中にここを出ていくように。以上だ。消えろ」
アレクサンダーのその言葉を最後に、僕は彼らに背を向けて部屋を後にしたのだった。
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