25 / 71
第二十五話『修行の前に』
しおりを挟む
「これからの課題は、しっかりパンチを当てられるようになることね!」
と、ニコはにっこり笑顔でそう言った。
僕の弱点をしっかりと分かっているニコだった。
いままではラッキーパンチがあたっているだけに過ぎない、
それは僕にもしっかりわかっていた。
「これからビシバシ鍛えるわよ!」
そう、僕の修行が始まるのだった。
この異世界は転生しても、バンバン体が動く!みたいな、サービスはついてなかった。
ただ、スキルだけが違う。
そんな感じだったので、しっかりと、トレーニングしなくてはいけない。
走ったりとか・・・。
「いつまでも、帰宅部、帰宅部、言ってられないか・・・」
と僕は呟いた。
走ったりしなくてはいけない時が、僕の人生にくるとは思わなかったな・・・。
モニタとだけ仲良くしていたかった、のだけど。
とはいえ、つまらないわけじゃない。
スキルもあるし、ゲームみたいで、面白いといえば、おもしろい。
死ななければ・・・なおいいんだけど・・・。
「さて、タカシくんの修行の前に・・・」
とヒカルが言い出した。
放っておくと今すぐ修行に入りそうだった、ニコを遮り、ヒカルが話を切り出した。
なんだろう?
忘れている手続きがあったのだろうか?
さすがにあんな簡単な書類だけじゃだめだったか?
と思ったところ
「ごはんにしましょう!」
とニッコリ笑って、ヒカルが言った。
すると、二人も目をキラキラ輝かせて返事をした。
「さんせー!!」とニコ
「賛成!」とリオンが言う。
ニコは、話を遮られたことはぜんぜん気にせず、ごはんを喜んだ。おなかすいてたのかな。と、ちょっと思った。言ったら怒られそうだから言わなかったけど。
そう、ごはんの時間だったのだ。
「そういえば、おなかすいたね」
よく考えると、働きっぱなしだ・・・。
ニコだけじゃなく、僕もそういえばお腹がすいていたことに言われて気がついた。動いていると空腹って忘れちゃうからね。
異世界に到着してから、ひたすらバトル、合成、バトル、合成だ!
なかなかのハードスケジュールだった。
体を酷使しすぎだ。明日動けるかな・・・。
と、若干心配しながら、歩みを進める。
「さて、今日は何にしようかね~?」
とヒカルが皆に聞きながら、歩き始める。
メニューのことだろう。
そういえば、この世界では何を食べるのだろうか。
と思いながら、校舎に向かって歩いて行く。
「焼き肉?」
とニコが言う。
焼き肉かぁ、それはいいかも、と思った。
そして、料理方法は、元いた世界とあまり変わらないのかな、と思った。
「そうね、それが簡単でいいかね〜。今日疲れちゃったしね〜」
と、言う、ヒカル。
切って焼くだけだからね。
そして、すごく美味しい、それが焼き肉だ!!
「よっし!決まりね!タカシの転入祝いも兼ねて、焼き肉パーティーね!」
と、ニコは言った。
と、ニコはにっこり笑顔でそう言った。
僕の弱点をしっかりと分かっているニコだった。
いままではラッキーパンチがあたっているだけに過ぎない、
それは僕にもしっかりわかっていた。
「これからビシバシ鍛えるわよ!」
そう、僕の修行が始まるのだった。
この異世界は転生しても、バンバン体が動く!みたいな、サービスはついてなかった。
ただ、スキルだけが違う。
そんな感じだったので、しっかりと、トレーニングしなくてはいけない。
走ったりとか・・・。
「いつまでも、帰宅部、帰宅部、言ってられないか・・・」
と僕は呟いた。
走ったりしなくてはいけない時が、僕の人生にくるとは思わなかったな・・・。
モニタとだけ仲良くしていたかった、のだけど。
とはいえ、つまらないわけじゃない。
スキルもあるし、ゲームみたいで、面白いといえば、おもしろい。
死ななければ・・・なおいいんだけど・・・。
「さて、タカシくんの修行の前に・・・」
とヒカルが言い出した。
放っておくと今すぐ修行に入りそうだった、ニコを遮り、ヒカルが話を切り出した。
なんだろう?
忘れている手続きがあったのだろうか?
さすがにあんな簡単な書類だけじゃだめだったか?
と思ったところ
「ごはんにしましょう!」
とニッコリ笑って、ヒカルが言った。
すると、二人も目をキラキラ輝かせて返事をした。
「さんせー!!」とニコ
「賛成!」とリオンが言う。
ニコは、話を遮られたことはぜんぜん気にせず、ごはんを喜んだ。おなかすいてたのかな。と、ちょっと思った。言ったら怒られそうだから言わなかったけど。
そう、ごはんの時間だったのだ。
「そういえば、おなかすいたね」
よく考えると、働きっぱなしだ・・・。
ニコだけじゃなく、僕もそういえばお腹がすいていたことに言われて気がついた。動いていると空腹って忘れちゃうからね。
異世界に到着してから、ひたすらバトル、合成、バトル、合成だ!
なかなかのハードスケジュールだった。
体を酷使しすぎだ。明日動けるかな・・・。
と、若干心配しながら、歩みを進める。
「さて、今日は何にしようかね~?」
とヒカルが皆に聞きながら、歩き始める。
メニューのことだろう。
そういえば、この世界では何を食べるのだろうか。
と思いながら、校舎に向かって歩いて行く。
「焼き肉?」
とニコが言う。
焼き肉かぁ、それはいいかも、と思った。
そして、料理方法は、元いた世界とあまり変わらないのかな、と思った。
「そうね、それが簡単でいいかね〜。今日疲れちゃったしね〜」
と、言う、ヒカル。
切って焼くだけだからね。
そして、すごく美味しい、それが焼き肉だ!!
「よっし!決まりね!タカシの転入祝いも兼ねて、焼き肉パーティーね!」
と、ニコは言った。
0
お気に入りに追加
177
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
魔境に捨てられたけどめげずに生きていきます
ツバキ
ファンタジー
貴族の子供として産まれた主人公、五歳の時の魔力属性検査で魔力属性が無属性だと判明したそれを知った父親は主人公を魔境へ捨ててしまう
どんどん更新していきます。
ちょっと、恨み描写などがあるので、R15にしました。
初夜に「君を愛するつもりはない」と夫から言われた妻のその後
澤谷弥(さわたに わたる)
ファンタジー
結婚式の日の夜。夫のイアンは妻のケイトに向かって「お前を愛するつもりはない」と言い放つ。
ケイトは知っていた。イアンには他に好きな女性がいるのだ。この結婚は家のため。そうわかっていたはずなのに――。
※短いお話です。
※恋愛要素が薄いのでファンタジーです。おまけ程度です。
辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
Lunaire
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
旦那様、どうやら御子がお出来になられたようですのね ~アラフォー妻はヤンデレ夫から逃げられない⁉
Hinaki
ファンタジー
「初めまして、私あなたの旦那様の子供を身籠りました」
華奢で可憐な若い女性が共もつけずに一人で訪れた。
彼女の名はサブリーナ。
エアルドレッド帝国四公の一角でもある由緒正しいプレイステッド公爵夫人ヴィヴィアンは余りの事に瞠目してしまうのと同時に彼女の心の奥底で何時かは……と覚悟をしていたのだ。
そうヴィヴィアンの愛する夫は艶やかな漆黒の髪に皇族だけが持つ緋色の瞳をした帝国内でも上位に入るイケメンである。
然もである。
公爵は28歳で青年と大人の色香を併せ持つ何とも微妙なお年頃。
一方妻のヴィヴィアンは取り立てて美人でもなく寧ろ家庭的でぽっちゃりさんな12歳年上の姉さん女房。
趣味は社交ではなく高位貴族にはあるまじき的なお料理だったりする。
そして十人が十人共に声を大にして言うだろう。
「まだまだ若き公爵に相応しいのは結婚をして早五年ともなるのに子も授からぬ年増な妻よりも、若くて可憐で華奢な、何より公爵の子を身籠っているサブリーナこそが相応しい」と。
ある夜遅くに帰ってきた夫の――――と言うよりも最近の夫婦だからこそわかる彼を纏う空気の変化と首筋にある赤の刻印に気づいた妻は、暫くして決意の上行動を起こすのだった。
拗らせ妻と+ヤンデレストーカー気質の夫とのあるお話です。
他国から来た王妃ですが、冷遇? 私にとっては厚遇すぎます!
七辻ゆゆ
ファンタジー
人質同然でやってきたというのに、出されるご飯は母国より美味しいし、嫌味な上司もいないから掃除洗濯毎日楽しいのですが!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる